こんにちは、EIMEI予備校の二神です。
早稲田大学の対策を始めるとき、多くの受験生が「早稲田の英語」「早稲田の日本史」という言葉で考えます。ですが、実際の問題を並べてみると、早稲田の入試問題は学部ごとにまったくの別物です。「早稲田の傾向」と呼べるものは、ほとんどありません。
EIMEI予備校では、2024〜2026年度の早稲田大学 一般選抜の問題冊子、130冊を科目別に一冊ずつ確認し(法、政治経済、商、社会科学、文、文化構想、教育、国際教養、人間科学、基幹理工・創造理工・先進理工)、全学部・全科目の傾向と対策を1冊の「入試対策読本」にまとめて指導に使っています。この記事では、その中身をもとに、学部ごとの問題の違い・科目別の対策・おすすめ教材をお伝えします。
早稲田大学の一般選抜、まず押さえる3つの特徴
- 試験日は学部ごとに1日だけ。2027年度は2月8日(人間科学部 数学選抜方式)、2月12日(文化構想)から2月23日(スポーツ科学)まで、ほぼ毎日どこかの学部の試験があります。日程が重ならなければ何学部でも併願できますが、理工3学部は同じ2月16日なので併願できません。
- 配点の重心が学部ごとに違う。商学部(地歴公民型)は英語が200点中80点、法学部は英語60・国語50・選択40、教育学部A方式は3科目50点ずつの完全均等です。英語が突出して得意なら商、3科目まんべんなくなら教育が有利になります。
- 共通テストが合否に入る学部がある。政治経済・社会科学・国際教養・人間科学・スポーツ科学・教育C/D方式は、共通テストの点が合否に直接入ります。なお2027年度から、政治経済学部は一般選抜で使う共通テストの外国語が英語必須に変わります。
もう一つ、法学部は注意が必要です。外国語で英語以外を選ぶ場合や、選択科目で数学を選ぶ場合は、学部独自の試験ではなく共通テストの点を換算して使います。数学で受けるつもりの人は、共通テストの数学が事実上の本番になります。
問題の地図|どの学部とどの学部が同じ問題か
原則は「学部ごとに完全な別問題」です。同じ科目でも、学部が違えば大問構成も設問形式も出題範囲も違います。「早稲田の過去問」を端から解くのではなく、受ける学部の冊子に集中するほうが効きます。ただし、例外が3つあります。
- 理工3学部(基幹・創造・先進)は英語・数学・理科すべて完全な共通問題。表紙に3学部名が併記され、学系ごとの区別もありません。どの学部の過去問集を買っても中身は同じです。違うのは合格最低点だけです。
- 文学部と文化構想学部は、英語が「同じ形式の別問題」。大問構成も設問番号(1〜38)も3年とも一致し、英文だけが違います。互いの過去問を「もう一年分」として使えるので、英語は実質6年分の演習ができます。ただし国語は構成が違うので共用できません。
- 教育学部C方式(英語英文学科)の読解英文の一方は、同じ年のA方式の長文と同じ英文。C方式志望者は、A方式の過去問を読解素材として使えます。
それ以外の学部・科目は、すべて共用できません。また、社会科学部と人間科学部は2025年度入試から選抜方法が変わったため、2024年度以前の過去問には現在は課されない科目が含まれています。
併願は「受かりそうな順」ではなく「対策が重ならない順」で考えてください。文+文化構想は英語を完全に共用でき、非常に効率がよい組み合わせです。逆に法+商は、英語・国語・選択科目のすべてが別対策になり、負担は倍になります。
合格最低点を、素点のまま読まない
早稲田の対策でもっとも多い誤解がここです。法・商・文・文化構想・教育(A・B方式)などでは成績標準化による得点調整が行われていて、公表されている合格最低点は調整後の点数です。
たとえば文学部(一般)の2026年度の合格最低点は200点満点で136.0点ですが、「素点で7割取れば受かる」とは読めません。標準化は受験者全体の中での位置で点を付け直す操作なので、同じ素点でも、その年その科目の難しさで付く点が変わります。
では何を目標にするか。手がかりは、大学が素点で公表している受験者平均点です。過去問を解いたら、自分の素点をこの平均と並べてください。2026年度の英語の受験者平均点は、文学部で75点満点中34.864点(46%)、法学部で60点満点中29.873点(50%)でした。「早稲田の英語は8割取らないと話にならない」わけではありません。英語で7割取れれば、平均を大きく引き離せます。
もう一点。倍率と必要な点は別物です。商学部(地歴公民型)は倍率10.9倍で最低点の率は65%、社会科学部(総合問題型)は4.6倍で75%でした。倍率は「何人と競うか」であって「何点要るか」ではありません。
理工3学部には標準化の記載がないので、合格最低点がそのまま素点の目標になります。基幹理工の2026年度は360点満点で206〜221点。読本では235点(65%)を目標に置き、英語は120点中65〜75点でよいという設計を示しています。
科目別の傾向と対策
ここからが本題です。自分の受ける学部・科目のところだけ読んでください。
英語|法・商・社会科学:書く法、量の商、読むだけの社学
法学部(90分・60点):長文2題(1000語超)、正誤指摘、短文空所補充、そして英作文2題。英作文は語数指定なしですが、実際には1題150語前後を2本書く分量です。理由を二つ挙げて筋を通す枠は毎年共通なので、型を先に作ってください。マーク部分を60分以内に抜けないと英作文を書く時間が残りません。13択から6つ選ぶ多答型は、本文を読み切ってから選択肢に当たる順序で。
商学部(90分・地歴公民型80点/数学型60点):職場を舞台にした会話文と長文4題。差がつくのは語彙力、とくに熟語・イディオムです。語義の言い換えは全大問に散らばっています。整序英作文は出題箇所が3年で3カ所→4カ所→6カ所と増えています。長文は1題15分で抜けるのが目安です。
社会科学部(60分・60点):2026年度に正誤指摘が消え(10問→6問→0問)、長文4題のみになりました。設問は空所補充・語義・主旨選択・6択から2つ選ぶ型の4パターンだけ。英文は国際政治や経済学などの硬い論説で、速さより正確さが効きます。英作文・会話・文法の対策は不要です。
おすすめ教材:単語は『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』(KADOKAWA)、熟語は『解体英熟語』(Z会)。長文は『やっておきたい英語長文700』(河合出版)。法学部の英作文は『大学入試 英作文ハイパートレーニング 自由英作文編』(桐原書店)で型を作る。
英語|文・文化構想・教育:要約1問と、長文だけの90分
文・文化構想(90分・75点):空所補充14問、内容一致10問、文挿入7問、会話文7問、英語要約1問。両学部・3年とも構成は動いていません。要約は4〜10語で、本文から3語以上連続で借用しない条件も不変なので、練習した人が確実に取れる場所です。配点の柱の空所補充は、標準的な単語帳の外側の語彙が問われます。題材は文学部が文学・歴史・言語、文化構想が社会・現代思想寄りです。
教育学部A方式(90分・50点):長文3題のみ、全問マーク。1題の英文が非常に長く、設問は段落単位で聞いてきます。読みながら各段落の要旨を一言でメモする読み方が有効です。2025年度から複数選択、2026年度に段落整序が加わりました。
教育学部C方式(英語英文学科):2つの英文の読解、日本語論述(180〜250字)、英語論述(150語程度、引用が条件)。対立する二つの立場を表に整理しながら読む練習と、試験時間の半分以上を論述に残す時間設計が合否を分けます。
おすすめ教材:語彙の底上げに『速読英単語 上級編』(Z会)。精読は『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)、長文は『やっておきたい英語長文700』(河合出版)。
英語|国際教養・理工・人間科学:読む科目と書く科目
国際教養学部:Reading(90分)は1200〜1500語の長文3本、語義問題だけで毎年25〜30問。文脈から意味を絞る訓練が最優先です。Writing(60分)は意見論述・図表の説明・英文の日本語要約の3題で、語数指定なし。主張・理由二つ・再主張の1パラグラフ型と、グラフ描写の定型表現を先に覚えてください。
理工3学部(90分・120点):Part I〜Vの5部構成で全問マーク。Part Vの語彙パズル15問は語彙を知らなければ0点なので、理工志望でも語彙の手を抜けません。図表と数式が混じるPart IV-Bは、理系の受験生にはむしろ取りやすい場所です。和訳・英作文の練習は不要です。
人間科学部(60分・50点):短文読解、前置詞の空所補充、誤文訂正の3題。熟語込みの前置詞語法と、冠詞・時制・態の誤りを見抜く力で大問2つ分です。「入る語なし」「誤りなし」の選択肢があるので、どこまで確認したら「なし」と判断するかを過去問で決めておいてください。
おすすめ教材:語彙は『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』(KADOKAWA)。人間科学部は『英熟語ターゲット1000』(旺文社)で前置詞を含む熟語を固め、『全解説 頻出英文法・語法問題1000』(桐原書店)で誤文訂正の精度を上げる。
国語|法・商・人間科学:漢文の有無が学部で変わる
法学部(90分・50点):古文・漢文・評論2題の4題。早稲田の国語で唯一、本格的な記述(120字以上180字以内)が毎年出ます。評論は硬質な思想書系なので、180字記述に20分を残す配分を最初から固定してください。
商学部(60分・60点):評論・古文・漢文の3題。漢文は毎年出ますが、説明記述はゼロ。1題20分の速度勝負です。古文は近世作品の比率が高く、和歌の修辞が直接問われます。
人間科学部(国語英語型のみ・60分・40点):現代文2本で、古文・漢文の独立大問はありませんでした。図表やグラフの読み取りなど共通テストに近い要素があり、共通テストの実用的文章の演習がそのまま生きます。
ここに注意:法と商は漢文が3年とも独立大問で出ています。「漢文をやるべきか」の答えは、必ずやる、です。一方、この3学部で小説は1問も出ていません。社会科学部は学部独自の国語がなくなりましたが、共通テストの国語が40点分入ります。
おすすめ教材:古文単語『読んで見て覚える重要古文単語315』(桐原書店)、漢文句法『漢文早覚え速答法』(学研)、評論語彙『現代文キーワード読解』(Z会)。法学部の記述は『得点奪取現代文 記述・論述対策』(河合出版)。
国語|文・文化構想・教育:近代文語文と現古漢融合
文学部(90分・75点):評論2・古文・漢文の4題。90分が非常に厳しいので、漢文を先に短時間で回収する順序が有効です。古文は定番の物語・日記から外した出典が多く、初見を文法と文脈で読み切る力が要ります。
文化構想学部(90分・75点):大問一が必ず「現代の評論+近代文語文」の組み合わせ(明治の文語文・候文)。大問三は現古漢融合で、漢文の独立大問はなくても返り点・訓読の設問は必ず出ます。近代文語文は意識して素材を集めて読んでおく必要があります。
教育学部A方式(90分・50点):4題・全問マーク。1問の難度は低い一方、小問数が最多(最大33問)で、速度がそのまま得点になります。出典と文学史の知識問題が毎年出ます。C方式(国語国文学科)は180〜200字の記述が毎年あり、この方式だけは小説の読解が必要です。
ここに注意:文と文化構想は、英語は共用できても国語は二種類の対策が要ります。学力の芯は同じなので、分けて考えるのは解く順序と時間配分です。
おすすめ教材:『読んで見て覚える重要古文単語315』(桐原書店)、『古文上達 基礎編 読解と演習45』(Z会)、評論は『入試現代文へのアクセス 発展編』(河合出版)。教育A方式は学校配布の国語便覧で文学史を。
世界史|学部ごとに好む地域と時代がある
出題:法・商・文・文化構想・教育A方式の5学部、いずれも60分。中国史は5学部すべてで毎年1題出ます。
- 法:最後に250〜300字の論述(指定語句4つ)。テーマは3年とも近現代の非ヨーロッパ地域と欧米による支配。
- 商:語句記述13個と100〜120字の論述。経済史・交易史とアメリカ通史が軸で、用語を正確に書ける精度が要ります。
- 文:第1問は古代オリエント、最終大問は美術図版で固定。この3つを先に固めるのが効率のよい投資です。
- 文化構想:文化史と図版が最大の特徴。文化史と中国〜朝鮮の通史が二本柱。
- 教育A:全問マーク。現代史(冷戦・脱植民地化)がはっきり頻出なのは教育だけ。正誤の組み合わせと年代整序が主力。
対策:学部を問わず主力は「誤っているものを選べ」型です。人名・年代・地名の1か所だけのすり替えを見抜く精度と、出来事を因果の順で説明できる力を磨いてください。
おすすめ教材:教科書『詳説世界史』と『世界史用語集』(ともに山川出版社)、演習は『実力をつける世界史100題』(Z会)。図版は学校配布の図説で。
日本史|初見史料をどう読むか
- 法:Ⅲが近代、Ⅳが現代で固定。史料は初見で、書き手を推定させます。明治の政治史と戦後の経済・外交が先。
- 商:古代〜現代を1題ずつの完全均等配分。史料が大問4題分で5学部最大級、30字論述が毎年1問。近現代の貨幣・金融・産業が最優先。
- 文:最後の大問が美術文化史。ここと史料の2か所で差がつきます。
- 文化構想:全4題がテーマ通史で、史料も論述もなし。生活文化のテーマで原始から現代まで年表を引き直す作業が効きます。
- 教育A:史料の初見率が5学部で最高。論述が0→60字×1→50字×2と増えており、両論併記の短い論述の練習は後回しにできません。
おすすめ教材:『詳説日本史』『日本史用語集』『詳説日本史史料集』(いずれも山川出版社)。史料は現代語訳を先に読んでから原文に戻る順で、毎日1本。
政治経済・地理|論述の法、計算の商、記述の教育
政治経済・法学部:政治2題+経済1題+国際または時事1題。論述が毎年(100〜200字)。憲法・人権は毎年テーマを変えるので、判例とセットで一つずつ潰します。時事が大問1つ分あり、直近1〜3年を狙ってきます。
政治経済・商学部:経済3題・政治1題の偏重型で、論述はゼロ。代わりに計算とグラフ読み取りが毎年入り、60分で40問超の処理速度が問われます。法と商を併願する人は、二種類の準備が要ります。
地理・教育学部A方式:論述ゼロ、語句記述が多い。地形と日本地誌が3年とも出ており、前年の災害が時事的に問われます。統計表から国名を判定する練習は必ずやってください。
おすすめ教材:『政治・経済用語集』(山川出版社)と『政治・経済 標準問題精講』(旺文社)。地理は『データブック オブ・ザ・ワールド』(二宮書店)と学校の地図帳・資料集。
数学(文系型)|5つの分野で大問の8割が決まる
商学部数学型(90分):文系型でいちばん難しく、2026年度の受験者平均点は60点満点で7.805点(13%)。完答はほぼ不可能という前提で、Ⅰで取れる問題を拾い、Ⅱ・Ⅲのうち手が見えたほうを完答する順序が現実的です。数学で3割取れれば平均を大きく引き離せます。
社会科学部数学型(60分):全記述で、途中経過がない解答は採点対象外。誘導は丁寧で完答勝負。過去問は必ず答案の形で書いてください。
人間科学部数学英語型(60分):全問マークで部分点なし。標準問題を最後まで合わせ切る計算力が得点です。数学選抜方式(120分・360点)は数学Ⅲの選択もある別格の試験です。
先に固める分野:整数、数列、図形と方程式(領域)、ベクトル、微分積分(Ⅱ)。この5つで全大問の8割以上です。データの分析は3年間・全方式で0回でした。
おすすめ教材:『標準問題精講』(旺文社)で典型を固め、『文系数学の良問プラチカ』(河合出版)で記述答案の練習。
数学(理系型)|最終大問は必ず数学Ⅲの微積分
出題:理工3学部(120分・120点、大問5題)と教育学部B方式(120分・50点、大問4題)。どちらも全問記述です。数学Ⅲの比重は年度で大きく振れますが、6回とも最終大問は数学Ⅲの微分積分でした。
対策:最優先は数学Ⅲの微積分、整数、式と曲線、空間ベクトル。最初の10分で全大問に目を通し、完答できそうな2題を決めてから書き始めます。大問2〜3題の完答と、残りの(1)(2)の確保が現実的な目標です。「示せ」は途中まででも書いて部分点を取りに行ってください。
おすすめ教材:『大学への数学 1対1対応の演習』(東京出版)で典型を固め、『理系数学の良問プラチカ』(河合出版)で記述演習。
理科(物理・化学・生物)|理工共通問題と、教育学部の別問題
物理:力学と電磁気で約3分の2。原子は理工で3年間0回、教育B方式では3年中2回と学部で正反対です。教育B方式は近似式や積分など数学的な処理も要求されます。
化学:理工は小問集合・無機と理論の融合・有機高分子の3題構成が不変。高分子は3年とも出ているので後回しにしないこと。教育B方式は無機が主役で、理由を述べる短論述も毎年出ます。
生物(理工):全問記述で、理由説明の論述が過半。遺伝情報が毎年必出です。実験の意図を日本語で書く練習が最優先で、生態は3年間0回でした。
ここに注意:基幹理工学部は学系によって選べる理科の組み合わせが異なります。出願前に必ず募集要項で確認してください。
おすすめ教材:物理は『物理のエッセンス』『名問の森』(ともに河合出版)。化学は『化学重要問題集』(数研出版)と『化学の新演習』(三省堂)。生物は学校配布の『リードα 生物』(数研出版)と『生物 思考力問題精講』(旺文社)。
過去問の回し方と、全科目共通のルール
- いちばん古い年度を夏の終わりに解き、素点を受験者平均点と比べる。平均を下回った科目を、秋に「最優先」の分野から潰します。
- 2番目の年度は11〜12月に、時間配分の練習として。
- 最新年度は直前期まで取っておき、1月後半に本番と同じ時間割で解く。
- 文・文化構想の併願者は、英語をもう3年分、間に挟んで回数を増やす。
- 解き直しは「最優先」の分野の設問だけで十分です。
標準化がある学部では、1科目の大崩れの損失が大きくなります。「英語だけやれば受かる」は、配点上も標準化上も成り立ちません。国語と選択科目を後回しにしたまま直前期に入らないでください。
でも、教材と過去問だけでは合格できない
ここまで対策と教材を書いてきましたが、最後にいちばん大事なことを書きます。
教材を1冊終わらせても、過去問を何年分解いても、それだけで本番に受かるわけではありません。
本番で出るのは、見たことのない英文、見たことのない史料です。しかも早稲田は、学部ごとに型が違い、過去問の年数も限られています。過去問の答えを覚えている生徒ほど、初見の問題で崩れます。必要なのは、どんな問題が来ても読める・考えられる本質的な学力です。教材と過去問は、その学力を「その学部の形式で出し切る」ための道具にすぎません。
英語は、こうやって指導しています
私は英語科なので、英語で具体的に何をしているかをお話しします。
① 数百大学・数千問の分析から「頻出テーマ」を先に入れる
EIMEIでは、早稲田大学だけでなく数百大学・数千問の入試英文を分析し、入試で繰り返し出るテーマを整理しています。早稲田の長文にも、はっきりした偏りがあります。法・商・社会科学の9冊ではAI・生成AIが7回、環境・気候変動が4回。文・文化構想・教育では言語と文化、言語と認知のテーマが3年連続で出ています。
初めて読む英文でも「あ、この話知ってる」となる。背景知識があるだけで、難しい英文の読む速度と正確さが一段上がります。
② 最新の入試の「変化」を実物で確認する
早稲田の英語は、型は安定していても中身は少しずつ動いています。社会科学部は正誤問題が消えて長文4題だけに、商学部は整序英作文が増え、教育学部A方式は複数選択と段落整序が加わり、人間科学部は設問数が50問から40問に減りました。EIMEIでは最新年度の問題冊子を実際に確認し、その変化を指導と教材にすぐ反映しています。
③ 早稲田の予想問題を、オリジナルで作っている
最新の形式・設問数・時間配分をそのまま再現した文化構想学部 英語の予想問題(本番1回分×3セット)を、英文から設問・解説まですべてオリジナルで作成しました。文学部の英語は文化構想学部と同一形式なので、文学部志望の人もそのまま使えます。
さらに商学部 英語の段階レベル予想問題も作っています。形式はそのままに英文の難しさだけを落とした、本番レベルにまだ届かない人のための「入口」です。ここから始めて、一段ずつ本番レベルに上がっていけます。過去問を解き終わった後に「まだ誰も見ていない本番形式の問題」で仕上げられるのは、EIMEIの生徒だけです。
④ そして、君だけの予想問題へ
1対1の個別指導なので、一人ひとりの答案から「どこで時間を失っているか」「どの設問の型で落としているか」が見えます。その弱点に合わせて、その生徒のためだけの予想問題を作ることもしています。
「早稲田の英語、どの学部から考えればいい?」という段階からでも大丈夫です。今の答案を見せてもらえれば、併願の組み方から本番までの順番まで、一緒に組み立てます。
大学別の傾向と対策(ほかの大学)
EIMEI予備校では、大学ごとに入試対策読本を作成しています。併願校の記事もあわせてご覧ください。
- 慶應義塾大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 明治大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 青山学院大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 立教大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 中央大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
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- 埼玉大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
【高校別】英語の教科書レベル一覧|川越・埼玉の高校で使う教科書と正しい使い方
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※本記事の傾向分析は、2024〜2026年度の早稲田大学 一般選抜の問題冊子130冊の確認と、大学公表の2027年度入試情報・2026年度入試結果にもとづきます。入試制度・日程・配点は毎年変わります。出願前に必ず大学の最新の入学者選抜要項をご確認ください。
