【青山学院大学 一般選抜】全科目の傾向と対策|全学部日程・個別学部日程・総合問題まで、入口ごとに違う試験を整理【2027年度入試】

こんにちは、EIMEI予備校の二神です。

青山学院大学の一般選抜は、「どの入口から受けるか」で解く試験がまったく変わる入試です。同じ学科を受けるのに、全学部日程なら全問マークシートの3教科、個別学部日程なら和訳や論述、学部によっては「総合問題」ひとつだけ。ここを確かめずに問題集を始めると、出ない科目に時間を使うことになります。

EIMEI予備校では、2023〜2026年度の青山学院大学 一般選抜の問題冊子102冊を一冊ずつ確認し、大学が公表している出題意図82件(2025・2026年度実施分)と重ね合わせて、全11学部・全科目の傾向と対策を1冊の「入試対策読本」にまとめて指導に使っています。この記事では、その中身をもとに、科目ごとの特徴・対策方法・おすすめ教材をお伝えします。

青山学院大学の一般選抜、まず押さえる4つの特徴

  1. 入口は3つ。全学部日程・個別学部日程・共通テスト利用入試です。2026年度は合格者10,958人のうち5,676人が共通テスト利用で、一般方式(全学部+個別)の5,282人を上回りました。
  2. 全学部日程は11学部が同じ日・同じ問題で、全問マークシート。記述は一切ありません。外国語は80分150点で、どの学部でも最大の配点です(文系なら満点350点の43%)。
  3. 個別学部日程は「教科の試験がない」学部が多い。英語以外の教科を独自試験で課すのは、経済(地歴公民または数学)・理工(数学と理科)・社会情報B/C方式(数学)・文学部の一部(国語または日本史・世界史)の4ルートだけ。法・教育人間科学・総合文化政策・国際政治経済・地球社会共生・コミュニティ人間科学は、共通テストと、総合問題・論述・小論文で判定します。
  4. 選べない科目がある。地歴公民は世界史探究・日本史探究・政治経済の3択で、地理は使えません(文系は数学でも受験可)。理工の理科は物理か化学で、生物は使えません。物理科学科は物理が必須です。

もう一つ、国語の範囲も学科で違います。全学部日程で古文が要るのは日本文学科・史学科・比較芸術学科の3学科だけ(国語150点・400点満点)。それ以外は現代文だけの100点・350点満点です。

個別学部日程は、共通テスト併用型の倍率が2〜3倍台に収まる方式が多い一方、独自試験のみの方式、とくに経済学部は6.5〜9.3倍でした。ただし総合文化政策学部A方式(併用型で8.2倍)のような例外もあるので、自分の方式の数字を必ず確認してください。

過去問は「どの試験と同じ問題か」で選ぶ

102冊を並べて分かったのは、共有している問題と、名前は同じでも別物の問題がはっきり分かれていることです。

  • 全学部日程:英語・日本史・世界史・政治経済・物理・化学は学部によらず完全に共通。志望学部が何であれ、過去問は1種類で足ります。国語は大問Ⅲ(古文)だけが3学科向けに追加、数学は文系用と理工・社会情報B方式用の2種類です。
  • 個別学部日程で問題を共有している組み合わせ:理工学部の7学科(同一問題)/経済学部の2学科・経営学部の2学科(同じ方式なら同一問題)/英米文学科B・C方式の英語(2025年度以降は問題Ⅰ〜Ⅳが共通、Ⅴだけ分岐)/英米文学科C方式と日本文学科A方式の国語(問題一〜三が共通)。
  • 別問題なので注意:英米文学科のA方式とB・C方式の英語は、長文・和訳・英作文がすべて別。理工学部のA方式(2月10日)とB方式(2月11日)も別日・別問題です。国際政治経済学部の3学科も学科ごとに別問題です。

日程の制約もあります。2026年度は経済学部のA・B方式が同じ2月19日、法学部のA・B方式が同じ2月18日でした。文学部は2月13日と14日に分かれ、14日に多くの学科が集中します。理工学部はA・B両方に出願すれば2回受けられます。

合格最低点は「得点率」に直して読む

青山学院の入学者選抜要項には、選択科目間の得点調整の規定がありません。合格最低点は素点の実数なので、答案で取るべき点数の目安として読めます。ただし大学は入試結果を画像で公表しているため、読本の数字は旺文社パスナビと河合塾Kei-Netの集計(2026年度)で、大学発表の数字そのものではありません。受験者平均点は公表されていません。

学科によって満点が350点と400点に分かれるので、点数ではなく得点率で比べるのが基本です。2026年度の全学部日程は、文系がおおむね68〜79%(中心は72〜76%)、理工が67〜77%。高いほうは社会情報B方式80.8%、比較芸術79.0%、国際政治78.6%、低いほうは電気電子工67.0%、地球社会共生67.7%です。史学科の297点(400点満点・74.3%)は、英米文の274点(350点満点・78.3%)より得点率では低いのです。

個別学部日程では、理工A方式が59.6〜72.2%と全学部日程より低め、共通テスト併用型の法学部(64.7〜66.4%)と経営学部(65.3〜71.6%)も低い水準でした。ただし低いのは、総合問題でみんなが取れないからです。共通テスト利用はほとんどが77〜88%に収まり、理工学部物理科学科だけ71.2%でした。

募集5名の学科(全学部日程の英米文・比較芸術・国際政治経済の3学科)は倍率が跳ね上がります。2026年度は比較芸術12.4倍、英米文10.6倍でした。

EIMEIでは、志望方式の最低点の得点率に5ポイント足したものを目標にしています。たとえば法学部法学科の全学部日程(73.7%)なら目標79%、350点満点で278点。そのうえで、どの科目も6割は切らないことを条件にします。

科目別の傾向と対策

ここからが本題です。自分の受ける日程・方式のところだけ読んでください。

英語(全学部日程)|40問・全問マークの型が4年間不変

出題:Ⅰ長文読解10問/Ⅱ長文の空所補充15問/Ⅲ誤り指摘5問+文法語法5問/Ⅳ会話文5問の計40問。2023〜2026年度で配列も設問数も変わっていません。長文は2024年度以降、抽象度の高い論説(生成AIとアート、合成生物学など)が定着しています。

拾う問題:Ⅲの10問とⅣの5問。文法は標準的な問題集の範囲を出ず、数年を置いて同じ項目が再び出ることがあります。会話文は口語表現の言い換えだけなので、慣用表現を100〜200個覚えれば取り切れます。Ⅱは句動詞と前置詞のコロケーションがそのまま得点になります。

対策:誤り指摘は、可算・不可算、比較級と原級、受動態、助動詞の後ろの形、熟語の前置詞、相関語句といった定番エラーが中心。文法問題集の正誤問題の章を回せば安定します。長文は速読より「設問に対応する箇所を探して照合する」練習に絞ってかまいません。

時間配分:Ⅰ25分/Ⅱ25分/Ⅲ12分/Ⅳ8分/見直し10分。ⅢとⅣを20分以内で片づけられるかが勝負です。

ここに注意:整序英作文は2023年度だけで、2024年度から誤り指摘に変わりました。並べ替えの練習は後回しでかまいません。大問Ⅱは3年続いた人物伝が、2026年度は技術記事に変わっています。

おすすめ教材:単語『システム英単語』(駿台文庫)、熟語『英熟語ターゲット1000』(旺文社)、文法と会話表現は『Vintage』(いいずな書店)。長文は『やっておきたい英語長文500』(河合出版)で時間を計る練習。

英語(経済学部)|80問超を捌く「量」の試験

出題:5大問で、マークは2023年度75問から2026年度84問まで増えています。これに記述が2〜4問。文章+グラフの読み取り、短文の要旨、文法語彙と和文付きの語句整序5題、長文+下線部和訳、会話文+30語程度の自由英作文という構成です。

対策:大問1で毎年グラフが出るので、増減・ピーク・横ばいなどグラフを説明する英語表現を一度まとめておいてください。全学部日程では消えた整序が、経済では毎年5題あります。30語の英作文は2025・2026年度で定着しました。

時間配分:大問1〜3を15分程度で抜け、長文と英作文に時間を残すこと。整序で詰まるのがいちばん危険です。和文英訳と発音アクセントは4年間出ていません。

おすすめ教材:『やっておきたい英語長文500』(河合出版)で量に慣れ、英作文は『大学入試 英作文ハイパートレーニング 自由英作文編』(桐原書店)で型を作る。

英語(経営学部)|すでに実質的な「総合問題」

出題:4年間同じ5本立てで、マークはつねに40問。長文+下線部和訳、和文英訳、語彙セット(2025年度から)、語句補充型の長文、そして図表付き長文を読んで日本語150〜200字で記述する大問5です。題材は一貫してビジネス・社会科学です。

対策:大問5の失点の多くは、英語力ではなく設問条件の読み違いです。2025年度は「共通点は答えず相違点だけ」という条件でした。答案を書く前に条件を線で囲む習慣をつけてください。会話文と自由英作文は4年間出ていません。

ここに注意:2027年度から独自試験は「総合問題」(90分150点、共通テストの国語100・地歴公民または数学100・英語50と合わせて400点)になります。大学の説明は「英語の長文読解を中心として…企業・社会に関して思考力や表現力を日本語で問う」もので、これまでの英語そのものです。2023〜2026年度の英語の過去問がそのまま最良の教材です。公表されているサンプル問題も必ず確認してください。

おすすめ教材:和訳は『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)、和文英訳は『ドラゴン・イングリッシュ基本英文100』(講談社)。

英語(文学部英米文学科)|2025年度に大改編。全方式に和訳と英作文

出題(2025年度以降):A方式はⅠ長文(約1,250〜1,450語)/Ⅱ下線部和訳2か所/Ⅲ英作文50語/Ⅳ文法語法5問。B方式はこれに第2長文、C方式はリスニング(10問・音声2回)が加わります。題材は英米の歴史・文化・言語が中心です。

対策:「A方式は共通テスト併用だから独自試験は軽い」は誤りです。和訳と50語英作文は全方式で必ず出ます。和訳は2025年度から2か所に増えました。構文の複雑な箇所を訳す練習を毎週続けてください。

ここに注意:2025年度に、A・B方式のリスニングと会話イディオムの大問が廃止されました。2024年度以前の過去問のリスニングと会話イディオムは飛ばしてかまいません。2026年度は長文の設問が疑問文型になり、英作文に「本文で触れられていない具体例を挙げよ」という条件が付きました。

おすすめ教材:構文は『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)、長文は『やっておきたい英語長文700』(河合出版)、英作文は『大学入試 英作文ハイパートレーニング 自由英作文編』(桐原書店)。

英語(理工学部・社会情報学部)|理工は和訳と綴り、社会情報は全問マーク

理工学部:長文+和訳2か所、英英定義から単語を綴る10語、文法20問、会話文10問、整序4問。確認できた3年分で構成が小問番号まで同じでした。綴りには直径・重力・圧力といった理科系の語が毎年混ざります。和訳には「代名詞が指す対象を明示」「カタカナを使わない」などの条件が付きます。

社会情報学部:全50問マークで記述ゼロ。語彙10・空所補充10・誤り指摘10・長文3本15・会話文5。長文は学術論文そのものが多く、本文中の数値を一つずつ照合させる設問が出ます。語彙レベルは理工よりはっきり高めです。

おすすめ教材:両学部とも文法は『Next Stage 英文法・語法問題』(桐原書店)。社会情報志望は語彙を『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』(KADOKAWA)で上積み。

国語|漢文の独立大問は4年間ゼロ。古文が要るのは3学科

出題:全学部日程は現代文2題(全受験者)+古文1題(日本文・史・比較芸術のみ)、全問マーク・70分。現代文は11冊すべて評論で、科学技術・AI論、哲学、文化人類学、言語論、日本文化論が中心です。古文は平安中期〜鎌倉初期、近年は鎌倉初期の説話・歌論・物語評論が増えています。

個別学部日程:英米文学科C方式は「現代文→古文→現代文」で、記述は漢字や短い抜き出し中心の3〜5問。日本文学科A方式は同じ冊子の問題四(古文)も解くので古文が2題。日本文学科B方式は、古文や和歌を大量に引用した国文学系の評論が一本だけという特殊な形で、30〜70字の記述と文学史が毎年出ます。

対策:漢文は書き下し文が読めれば十分です。その時間を、評論の語彙・漢字と、古文の助動詞・敬語・和歌の修辞に回してください。全学部日程だけなら記述対策は不要です。

ここに注意:2026年度の英米文学科C方式では、ベン図を使った図表の読み取りが初めて出ました。

おすすめ教材:現代文『入試現代文へのアクセス 基本編』(河合出版)、漢字『入試漢字マスター1800+』(河合出版)、古文単語『読んで見て覚える重要古文単語315』(桐原書店)。

日本史・世界史|全学部日程は全問マーク、史学科は論述

出題:全学部日程は3大問・全問マーク。日本史は「原始古代〜中世前期/中世後期〜近世/近代・現代」の3分割で、2025・2026年度は戦後まで踏み込みました。史料は大問Ⅲに集中します。世界史は地域で分担し、大問Ⅲは必ず19世紀以降。ただし年によって前近代が6割を超えます。

史学科:日本史か世界史を90分150点で解き、大問Ⅳが論述(2題から1題、日本史は300字程度、世界史は350字以内、どちらも指定語句を全部使う)。大問Ⅰ〜Ⅲも地図・写真・資料の読み取りが主力です。求められているのは、教科書の内容をテーマに沿って組み直す力です。

経済学部A方式:一つの大問が古代から戦後まで縦断するテーマ史型(感染症史、沖縄史など)。記述は語句・人名・西暦の記入で、表記の指定が細かく付きます。

ここに注意:文化史が大問まるごと出ます。「文化史は最後に回す」は青学では通用しません。

おすすめ教材:教科書『詳説日本史』『詳説世界史』(山川出版社)を軸に、『日本史用語集』『世界史用語集』(山川出版社)で用語を確認。史料・地図は学校配布の史料集・図説で。

政治・経済|資料の量が年ごとに大きく動く

出題:全学部日程は3大問(2025年度のみ4)・50問・全問マーク。資料は2023年度ゼロ、2025年度最多、2026年度ゼロと大きく振れています。経済学部A方式は4年とも「経済2大問・政治1大問」で、国際経済が4年連続。記述は字数指定の語句・数値の記入で、文章を書かせる設問はありません。

対策:需給と価格弾力性、為替と国際収支、比較優位、財政、金融政策、統治機構を先に固めてください。経済学部A方式は計算が毎年出ます(弾力性、相対的貧困率、ドント式など)。時事は前年夏から当年初めまでの話題が出るので、白書と時事の確認は必須です。

おすすめ教材:『政治・経済用語集』(山川出版社)と学校配布の資料集。統計は最新の白書で確認。

数学|全学部文系は最終大問が3年連続「放物線の接線と面積」

出題:全学部日程の文系は4大問・全問マーク・数学Ⅲなし。大問Ⅳが3年連続で放物線の接線・法線と面積でした。整数とデータの分析は3年とも出ていません。理工は数学Ⅲの微分積分が6冊中6冊。個別学部日程は問題3〜5が記述で、過程を書かないと正解とみなされません

社会情報学部:個別B方式は数学Ⅲなし、C方式は数学Ⅲあり。どちらも全問記述です。全学部B方式は理工用と文系用の2つを解きます。

対策:文系は「微分積分(Ⅱ)+図形と方程式」と場合の数・確率を最優先。理系は数学Ⅲの微積とベクトル。複素数平面と式と曲線は理工で6冊中1冊ずつなので後回しでよいですが、出るときは大問まるごとです。

ここに注意:経済学部B方式は2025年度から5大問になり、統計的推測が独立した大問で出ました。難度が低いわりに配点があるので最優先で一周を。2027年度からは経済学部A方式にマーク式の数学(章末問題レベル中心)も加わります。

おすすめ教材:『基礎問題精講』(旺文社)で典型を固め、文系は『文系数学の良問プラチカ』(河合出版)、理工は学校配布の『チャート式』(数研出版)で記述の答案作りまで。

物理|力学・電磁気・波動で21大問中20

出題:7冊21大問のうち、力学・電磁気・波動が毎回1題ずつ。熱力学は1回、原子はゼロでした。ただし全学部日程の2026年度にはコンプトン散乱が出ています。全学部日程は60分で33〜38問の速度勝負です。

対策:3分野を先に固め、原子は「捨てる」のではなく最後に光電効果・コンプトン効果・ボーアの原子模型の公式だけ一周。理工A方式は答えのみを書く記述が中心ですが、グラフや軌道の作図が2年連続で出ています。

おすすめ教材:『物理のエッセンス』で考え方を固め、『良問の風』(ともに河合出版)で誘導問題に慣れる。

化学|全学部日程は天然高分子が必須

出題:全学部日程は大問Ⅰ有機・Ⅱ無機・Ⅲ理論の型で、全問マーク。天然高分子が4年中3年出ています(2026年度はペプチドの構造決定で大問1つ分)。一方、理工の個別学部日程は5冊すべて高分子ゼロ。A方式は大問Ⅲが4年とも有機の構造決定(構造式を書く記述)です。

対策:有機の構造決定、理論の量的計算(中和滴定、反応速度と平衡など)、電気化学の順に。全学部日程も受けるなら天然高分子を追加。合成高分子は確認した9冊すべてで出ていないので最後で構いません。

おすすめ教材:学校配布の『セミナー化学』(第一学習社)を周回し、『化学重要問題集』(数研出版)で入試レベルへ。

総合問題・論述・小論文|大学の「出題意図」がいちばんの教材

出題:同じ「総合問題」でも中身はばらばらです。法学部A方式は現代文と地歴公民の融合、B方式は『歴史総合』『公共』の内容が名指しされ英文読解も含みます。総合文化政策学部A方式は択一式のみ、フランス文学科は日本語の文章の読解と漢字、英米文学科B方式は英語のリスニングとライティングです。

論述・小論文:教育学科は図表の読み取り200〜300字、要約200字、600字の論述(複数の具体例が条件)。心理学科は白書のデータを読んで提案まで書かせ、自分で問いを立てることも求めます。比較芸術学科は芸術史の基礎知識、国際政治経済学部は英文資料とグラフの読み取りが明示されています。

対策:大学が公表する「解答又は解答例及び出題意図」を使い、①先に出題意図を読む ②時間を計って解く ③大学が挙げた観点を満たしているかで照合する ④足りなかった観点を書き出す、の順で回します。具体例のストックを作り、週に1本、時間を計って書くことを夏から続けてください。

おすすめ教材:大学公表の問題・解答例・出題意図。法学部B方式は『歴史総合』『公共』の教科書を通読。心理学科は官公庁の白書のグラフで練習。

全科目共通のルールと過去問の回し方

  • 過去問は、どの日程・どの方式のものかを確かめてから買う。同じ学部でも方式が違えば完全に別問題です。
  • 1年分目は点数を気にせず、形と時間の感覚をつかむ。そのあと目標点との差を出し、いちばん落としている大問だけを集中して埋めます。
  • 3回分を並べて、毎回落としている大問を見つける。1回だけ悪かった科目は放っておいてかまいません。落とした原因は「知識/時間/読み違い」のどれかで記録します。
  • 直前期に1年分目へ戻る。全学部日程の英語は数年前の文法項目が再び出ることがあるので、文法パートは反復が効きます。

古い過去問を使うときは、英米文学科の2024年度以前のリスニング・会話イディオム、経済学部B方式数学の2024年度以前の大問構成、全学部日程英語の2023年度の整序英作文が、現行の形式と違う点に気をつけてください。

でも、教材と過去問だけでは合格できない

ここまで対策と教材を書いてきましたが、最後にいちばん大事なことを書きます。

教材を1冊終わらせても、過去問を何年分解いても、それだけで本番に受かるわけではありません。

本番で出るのは、見たことのない英文、見たことのない資料です。青山学院は、大学自身が「初めて接する形式および内容の問題であっても」解けることを求めると書いている大学です。過去問の答えを覚えている生徒ほど、初見の問題で崩れます。必要なのは、どんな問題が来ても読める・考えられる本質的な学力です。教材と過去問は、その学力を「青学の、自分の受ける方式の形式で出し切る」ための道具にすぎません。

英語は、こうやって指導しています

私は英語科なので、英語で具体的に何をしているかをお話しします。

① 数百大学・数千問の分析から「頻出テーマ」を先に入れる

EIMEIでは、青山学院大学だけでなく数百大学・数千問の入試英文を分析し、入試で繰り返し出るテーマを整理しています。青学の全学部日程では生成AI、合成生物学、テクノロジー企業と大学の関係といった論説が続き、英米文学科は英米の歴史・文化・言語、社会情報学部は情報・社会科学の学術論文が中心です。どれも、テーマの語彙と背景知識がそのまま読む速さに効く英文です。

初めて読む英文でも「あ、この話知ってる」となる。これが、長文を速く正確に読むための最短ルートです。

② 最新の入試の「変化」を実物で確認する

青学の英語は、ここ数年で確実に動いています。全学部日程は2024年度に整序英作文が誤り指摘に変わり、英米文学科は2025年度にリスニングと会話イディオムが大きく整理され、2026年度には設問の問い方も変わりました。経営学部は2027年度から「総合問題」になります。市販の過去問集や古い情報だけでは、この変化に気づけません。EIMEIでは最新年度の問題冊子を実際に確認し、その変化を指導と教材にすぐ反映しています。

③ 青山学院大学の予想問題を、オリジナルで作っている

全学部日程の40問・80分の型をそのまま再現した青山学院大学 全学部日程 英語の予想問題(本番1回分×3セット)を、英文から設問・解説まですべてオリジナルで作成しました。誤り指摘も、句動詞の空所補充も、会話文の言い換えも、本番と同じ配列です。過去問を解き終わった後に「まだ誰も見ていない本番形式の問題」で仕上げられるのは、EIMEIの生徒だけです。

④ そして、君だけの予想問題へ

1対1の個別指導なので、一人ひとりの答案から「どこで時間を失っているか」「どの設問の型で落としているか」が見えます。その弱点に合わせて、その生徒のためだけの予想問題を作ることもしています。

「青学の英語、どの方式から考えればいい?」という段階からでも大丈夫です。今の答案を見せてもらえれば、本番までに何をどの順番でやるかを一緒に組み立てます。

大学別の傾向と対策(ほかの大学)

EIMEI予備校では、大学ごとに入試対策読本を作成しています。併願校の記事もあわせてご覧ください。

【高校別】英語の教科書レベル一覧|川越・埼玉の高校で使う教科書と正しい使い方

大学別 一般選抜の傾向と対策 まとめページはこちら

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※本記事の傾向分析は、2023〜2026年度の青山学院大学 一般選抜の問題冊子102冊と、大学が公表した「解答又は解答例及び出題意図」82件(2025・2026年度実施分)にもとづきます。倍率・合格最低点は大学発表ではなく、旺文社パスナビおよび河合塾Kei-Netの集計(2026年9月時点)です。入試制度・日程・配点は毎年変わります。出願前に必ず大学の最新の入学者選抜要項をご確認ください。

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二神大輝