成蹊大学 理工学部 一般選抜2027年度|方式・配点・倍率

成蹊大学理工学部(理工学科)の2027年度一般選抜は、A方式・E方式・C方式・S方式の4つで受けられます。学部の問題で受けるA方式は2月10日(水)、全学部統一のE方式は2月3日(水)です。

募集人員は5専攻の合計でA方式145名・E方式40名・C方式90名・S方式20名です。A方式は数学・理科・英語が各120点(360点満点)、E方式は数学300点・外国語300点(600点満点)で、どの方式も数学が軸になります。

2026年度入試では、理工学部の一般選抜に5,135人が志願し、1,254人が合格しました(専攻別の数字を合計し、受験者÷合格者で計算した目安で約3.8倍)。ここでは方式ごとの日程・科目・配点と、専攻別の2026年度の結果をまとめます。

1. 基本情報(2027年度 成蹊大学理工学部 一般選抜)

項目 内容
学科・専攻 理工学科:データ数理専攻/コンピュータ科学専攻/機械システム専攻/電気電子専攻/応用化学専攻
受けられる方式 A方式(3教科型学部個別)/E方式(2教科型全学部統一)/C方式(共通テスト利用3教科型)/S方式(共通テスト利用4教科6科目型奨学金付)
募集人員(5専攻計) A方式145名・E方式40名・C方式90名・S方式20名(計295名)
試験日 A方式 2月10日(水)
E方式 2月3日(水)
C・S方式 共通テスト(1月16日(土)・17日(日))のみ
出願期間(消印有効) A方式 1月5日(火)〜1月26日(火)
E・S方式 1月5日(火)〜1月20日(水)
C方式 1月5日(火)〜1月15日(金)
合格発表 A方式 2月19日(金)
E・C・S方式 2月9日(火)
入学手続締切 A方式 3月1日(月)/E方式 2月26日(金)/C方式 2月16日(火)/S方式 3月11日(木)
入学検定料 A方式・E方式 35,000円/C方式・S方式 15,000円
1回の出願で2つ目以降は1つにつき10,000円割引

P方式(共通テスト・独自併用5科目型)は理工学部では実施しません。逆にS方式は理工学部だけの方式です。

2. 専攻別の募集人員

専攻 A方式/E方式/C方式/S方式
データ数理 25名/7名/16名/4名
コンピュータ科学 33名/9名/20名/4名
機械システム 33名/9名/20名/4名
電気電子 25名/7名/16名/4名
応用化学 29名/8名/18名/4名

3. A方式(2月10日)の科目と配点

科目 配点・時間
数学(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A、数学B〈数列〉、数学C〈ベクトル、平面上の曲線と複素数平面〉) 120点・90分(10:30〜12:00)
理科(物理・化学・生物から1科目) 120点・80分(13:15〜14:35)
外国語(英語) 120点・60分(15:20〜16:20)
合計 360点
  • 数学は全問記述式です。外国語と理科は一部記述を含むマークシート方式です。
  • 数学Aは全分野が出題範囲です。
  • 理科は選択科目なので、得点調整が行われる場合があります。
  • 会場は成蹊大学(東京・吉祥寺)だけです。
  • 2専攻まで併願できます。

3科目が同じ120点なので、苦手科目を1つ抱えたままだと取り返しにくい配点です。特に数学は90分の記述式で、途中の式や説明まで採点の対象になると考えて準備しておく必要があります。計算の精度を上げる練習は計算ミスを減らす方法も参考にしてください。

4. E方式(2月3日)の科目と配点

科目 配点・時間
外国語(独自の英語、または英語外部検定試験の換算点) 300点・90分(12:30〜14:00)
数学(A方式と同じ範囲) 300点・75分(14:55〜16:10)
合計 600点

E方式は理科がなく、数学と英語の2教科で判定します。全科目マークシート方式です。英語外部検定試験のスコアを出すと、基礎換算点(最高100点)が3倍されて300点満点になり、独自の英語も受けた場合は高いほうが使われます。

  • 英検CSE2600以上(GTEC1350以上、IELTS7.0以上など)は基礎換算点100点で、3倍すると300点
  • 英検CSE2300〜2599(GTEC1180〜1349、IELTS5.5〜6.5)は90点で、3倍すると270点
  • 英検CSE1950〜2299(GTEC930〜1179、IELTS4.0〜5.0)は70点で、3倍すると210点
  • 英検CSE1825〜1949(GTEC805〜929)は45点で、3倍すると135点

スコアは2025年1月以降に受けたものが対象で、使える検定は1つだけです。

注意したいのは併願のルールです。E方式は1回の試験で複数の学部に出願できますが、理工学部の中で2つの専攻を併願することはできません。国語を課す学科との併願もできません。会場は成蹊大学のほか、仙台・さいたま・千葉・横浜・静岡・福岡にもあります。

5. C方式・S方式(共通テストを使う方式)

C方式(共通テスト利用3教科型)

  • 数学「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅱ,数学B,数学C」 200点
  • 理科(物理・化学・生物から1科目) 200点(100点を換算)
  • 国語または英語の高得点1科目 200点(国語は110点を換算。英語はリーディング+リスニングの合計を換算した点と、リーディングだけを換算した点の高いほう)
  • 合計600点。大学での個別試験はなく、全専攻に併願できます

出願締切は1月15日(金)で、共通テストより前です。共通テストの結果を見てから出すことはできません。

S方式(共通テスト利用4教科6科目型奨学金付)

  • 数学「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅱ,数学B,数学C」 200点
  • 理科(物理・化学・生物・地学から2科目) 400点(1科目100点を200点に換算)
  • 地理歴史・公民・情報Ⅰから高得点の1科目 100点
  • 国語または英語の高得点1科目 200点
  • 合計900点。理工学部の全専攻に併願できます

S方式の入学者は全員が「成蹊大学入学試験特別奨学金」の対象で、1年次の年間授業料の半額相当が給付されます。共通テストのあとに出願でき(締切1月20日)、入学手続締切も3月11日(木)なので、国公立大学の理系学部が第一志望の人に合う方式です。共通テスト利用入試の全体像は共通テスト利用入試の使い方にまとめています。

6. 2026年度入試の結果(理工学部)

大学公表の2026年度入試結果です。倍率は大学の表の値(受験者÷合格者)です。

A方式(360点満点)

専攻 志願者・受験者・合格者・倍率・最低点
データ数理 376人・324人・45人・7.2倍・210点
コンピュータ科学 426人・363人・77人・4.7倍・196点
機械システム 385人・324人・108人・3.0倍・161点
電気電子 400人・334人・67人・5.0倍・183点
応用化学 380人・325人・57人・5.7倍・201点

E方式(600点満点)

専攻 志願者・受験者・合格者・倍率・最低点
データ数理 210人・207人・32人・6.5倍・435点
コンピュータ科学 204人・202人・33人・6.1倍・435点
機械システム 127人・125人・32人・3.9倍・390点
電気電子 127人・124人・23人・5.4倍・402点
応用化学 169人・165人・27人・6.1倍・420点

C方式(600点満点)・S方式(900点満点)

専攻 C方式/S方式(志願者・合格者・倍率・最低点)
データ数理 C 374人・105人・3.6倍・399点
S 77人・34人・2.3倍・581点
コンピュータ科学 C 390人・100人・3.9倍・405点
S 85人・40人・2.1倍・602点
機械システム C 302人・95人・3.2倍・371点
S 62人・31人・2.0倍・560点
電気電子 C 467人・131人・3.6倍・379点
S 72人・34人・2.1倍・564点
応用化学 C 391人・125人・3.1倍・409点
S 111人・58人・1.9倍・595点

方式ごとに専攻を合計すると、志願者はA方式1,967人・E方式837人・C方式1,924人・S方式407人です。表から計算した目安の倍率(受験者÷合格者)はA方式4.7倍・E方式5.6倍・C方式3.4倍・S方式2.1倍でした。

  • A方式の合格最低点は360点中161〜210点(得点率で約45〜58%)。専攻による差が大きく、データ数理と応用化学が高めです。
  • E方式は最低点が600点中390〜435点(約65〜73%)と、A方式より高い得点率が求められました。

ほかの学部と比べたいときは成蹊大学 一般選抜2027年度のまとめを見てください。

7. 方式の選び方

  1. A方式を中心に考える。枠が最も大きく、2専攻まで併願できます。記述式の数学に慣れておくことが前提です。
  2. E方式は2月3日の「もう1回」。理科がない分、数学と英語の完成度で決まります。英検CSE2300以上などのスコアがあれば、英語で270点以上を先に確保できます。ただし理工学部内の専攻併願はできないので、1専攻に絞って出します。
  3. A方式とE方式は両方出せる。試験日が別で、1回の出願でまとめれば2つ目は10,000円割引です。
  4. 共通テストを受ける私大理系志望ならC方式。締切は1月15日で、共通テストの前に出願します。
  5. 国公立志望ならS方式。理科2科目が400点と重く、国公立型の勉強がそのまま生きます。自己採点を見てから出願できます。

理工系の他大学と比べる場合は理工・情報・建築系の学部の比較も役に立ちます。

8. 本番までの準備スケジュール

  • 11月:A方式の過去問を1年分解き、数学90分・理科80分・英語60分の時間配分を確かめる。英検などのスコアの有無と受験日を確認する。
  • 12月:数学の記述答案を、途中式まで書く形で毎日1〜2題仕上げる。E方式のマーク式数学(75分)も1回は時間を計って解く。
  • 1月5日〜:出願開始。C方式は15日、E・S方式は20日、A方式は26日が締切。
  • 2月3日:E方式。2月10日:A方式。

英語の出題の特徴は成蹊大学の英語で扱っています。

9. よくある質問

Q. E方式で2つの専攻に出願できますか?

A. できません。E方式は学部内の学科・専攻の併願ができない決まりです。2専攻を併願したい場合はA方式(2専攻まで)か、全専攻に併願できるC方式・S方式を使います。

Q. 数学は記述式ですか、マーク式ですか?

A. A方式の数学は全て記述式、E方式は全科目マーク式です。同じ範囲でも答え方が違うので、両方の過去問で練習しておくと安心です。

Q. 合格発表はいつですか?

A. E・C・S方式は2月9日(火)、A方式は2月19日(金)です。E方式の入学手続締切(2月26日)はA方式の発表後なので、両方の結果を見てから判断できます。締切までに延期手続をすれば、入学金だけを納めて手続期間を延ばすこともできます。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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二神大輝