文教大学 一般選抜2027の日程と方式|全国入試・A日程・B日程・C日程・共通テスト利用の違いと併願

この記事は、文教大学の一般選抜(2027年度入試)を受けようと考えている高校生・既卒生と保護者の方に向けて書いています。入口が多い大学なので、「どれを、何回、どの順番で受けるか」を決める材料を、公式サイトで確認できた範囲で整理しました。

2027年度の一般選抜は7つの入口がある

方式 中身
全国入試 全学部。全国15会場で行う3教科型のマークシート方式
A日程 全学部。3教科型のマークシート方式で、試験日を自由に選べる
B日程 文・情報・健康栄養・国際・経営の5学部。1教科型
C日程 全学部。3月に行う2教科型または1教科型
共通テスト利用1期 全学部。個別学力検査なし
共通テスト利用2期 文・情報・健康栄養・国際・経営の5学部
共通テスト利用3期 全学部

注意したいのは、教育学部と人間科学部はB日程と共通テスト利用2期を実施しないことです。この2学部は2月前半の全国入試・A日程が中心になります。

2027年度の日程を時系列で並べる

公式サイトに出ている2027年度の主な日程です(出願期間は消印有効)。全国入試と共通テスト利用1期の出願も1月4日に始まります。

時期 内容
1月4日(月)〜1月25日(月) A日程の出願期間
2月1日(月) 全国入試 試験日
2月2日(火)〜2月10日(水) B日程の出願期間
2月6日(土) 全国入試 合格発表
2月7日(日)〜2月10日(水) A日程 試験日
2月15日(月)〜2月24日(水) C日程・共通テスト利用3期の出願期間
2月16日(火) 共通テスト利用1期 合格発表
2月20日(土) A日程・共通テスト利用2期 合格発表
2月24日(水) B日程 試験日
3月3日(水) B日程 合格発表
3月4日(木) C日程 試験日
3月9日(火) C日程・共通テスト利用3期 合格発表

大事なのは、全国入試の合格発表(2月6日)がA日程の出願締切(1月25日)より後だということです。A日程まで受けるなら、1月中に出願を済ませておく必要があります。

一方、B日程は全国入試の結果を見てから出願できます。C日程と共通テスト利用3期は2月24日まで出願できるので、A日程の発表(2月20日)を見てから判断できます。

入学手続は、全国入試・A日程・共通テスト利用1期・2期が2段階で、1次締切までに入学金を納め、残りの学納金は3月11日(木)までに納めます。1次締切は全国入試が2月15日(月)、A日程が2月27日(土)です。他大学の発表日と並べて、入学金をいつ払うことになるかを先に家族で話しておくと安心です。

全国入試:2月1日、地方会場でも受けられる3教科型

全国入試は2月1日(月)の1日だけです。会場は全国15か所で、越谷・東京・高崎・千葉・横浜などが含まれます。

科目は全学部とも外国語・国語・選択科目の3教科で、配点は各科目100点です。外国語は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ、国語は現代の国語、言語文化(近代以降の文章)。選択科目は地理歴史、公民、数学、理科(生物基礎・生物/化学基礎・化学)から1科目です。

ここで大事なのが2点です。1つは、全国入試の国語は近代以降の文章で、古文・漢文が範囲に入っていないこと。もう1つは、全国入試の理科は生物と化学だけで、物理がないことです。物理で受けたい理系寄りの人は、全国入試では別の選択科目を使うか、A日程の物理の日を使うことになります。

判定は、各科目の得点を偏差値に換算し、3科目の偏差値合計で行います。文学部日本語日本文学科は国語の偏差値を2倍、英米語英米文学科と外国語学科は外国語の偏差値を2倍にします。教育学部学校教育課程の音楽専修は、出願時に実技課題を提出します。

全国入試は、すべての学部・学科・課程の間で同一日併願ができます。

A日程:2月7日〜10日、試験日を選べる3教科型

A日程は2月7日(日)・8日(月)・9日(火)・10日(水)の中から試験日を選ぶ方式です(2月10日を除いて複数日の併願ができます)。会場は越谷・湘南・東京あだちの3キャンパスから選びます。なお2月10日は、教育学部学校教育課程の音楽専修(実技試験)と美術専修【方式2】、文学部中国語中国文学科【方式2】だけを越谷キャンパスで行う日です。

3教科型マークシートで、配点は各科目100点。判定は各科目の得点を偏差値換算し、試験日ごとに偏差値合計で行います。

理科と地理は受けられる日が決まっている

A日程で見落としやすいのが、選択科目の日付の制限です。公式の科目詳細では、次の日だけ受験できるとされています。

  • 生物基礎・生物:2月7日
  • 物理基礎・物理:2月8日
  • 化学基礎・化学:2月9日
  • 地理総合・地理探究:2月7日

つまり、生物や地理で受ける人が2月8日・9日を選ぶと、その日は別の選択科目で受けることになります。複数日を同じ科目で受けたいなら、選択科目は日本史・世界史・公民・数学のどれかにしておくほうが組みやすくなります。

文学部・情報学部などは国語②(古典)を選択科目にできる

全国入試と違い、A日程では学部によって古典が選べます。文学部の英米語英米文学科・中国語中国文学科【方式1】・外国語学科、情報学部、国際学部、経営学部は、選択科目の中に国語②(言語文化〈古典(古文・漢文)〉)が入っています。国語②は古文2問・漢文1問から2問を選んで解答します。日本語日本文学科は外国語①・国語①・国語②の3つがすべて必須です。

教育学部・人間科学部・健康栄養学部のA日程の選択科目には、国語②は入っていません。

文学部英米語英米文学科と外国語学科のA日程は、外国語の偏差値を2倍にし、国語または選択科目のうち偏差値の高い方を合否判定に使います。

B日程:2月24日、1教科で受けられる入試

B日程は2月24日(水)の1日で、文学部・情報学部・健康栄養学部・国際学部・経営学部が実施します。会場は、文学部・国際学部・経営学部が東京あだちキャンパス、情報学部・健康栄養学部が湘南キャンパスです。

科目は1教科です。英米語英米文学科は外国語のみ、それ以外の実施学科(中国語中国文学科、情報学部の3学科、管理栄養学科、国際学部の2学科、経営学科)は外国語・国語・数学から1科目を選びます。文学部の中では日本語日本文学科と外国語学科はB日程の募集の表に載っていないので、この2学科を志望する人はB日程を当てにしないでください。

情報学部のデータサイエンス学科とメディア表現学科は、B日程の同じ日に両方へ出願できます。

C日程:3月4日、最後の個別試験

C日程は3月4日(木)で、全学部が実施します。会場は教育学部・人間科学部・文学部が越谷キャンパス、情報学部・健康栄養学部が湘南キャンパス、国際学部・経営学部が東京あだちキャンパスです。

教育学部と人間科学部は2教科型で、多くは外国語・国語です(教育学部の数学・理科専修は外国語・数学、音楽・美術専修は国語・実技試験)。文学部は学科ごとに国語のみ・外国語のみ・外国語と国語に分かれ、情報学部・健康栄養学部・経営学部は外国語・国語・数学から1科目、国際学部の方式1は外国語・国語から1科目です。

C日程は2月の結果を見てから出願できますが、募集人員は少なめです。C日程を「本命」にする組み方はおすすめしません。

共通テスト利用1期・2期・3期

共通テスト利用入試は個別学力検査がなく、共通テストの成績だけで判定します。

1期(全学部、出願1月4日〜15日、発表2月16日)は、学科ごとに3教科3科目または2教科2科目の成績で判定します。

出願は1月15日締切なので、共通テストを受ける前に出願することになり、「自己採点がよかったら出す」という使い方はできません。共通テストを受けるなら、12月のうちに1期に出すかどうかを決めておきましょう。

2期(文・情報・健康栄養・国際・経営の5学部、出願1月25日〜2月3日、発表2月20日)は、共通テストの自己採点を見てから出願できます。3期(全学部、出願2月15日〜24日、発表3月9日)は最後の出願機会です。学科ごとの科目の組み合わせは各期のページで必ず確認してください。

学部ごとに、どの方式で何を使うか

教育学部(学校教育課程・発達教育課程)

教育学部が使える個別試験は全国入試・A日程・C日程の3つで、共通テスト利用は1期と3期です。全国入試とA日程は外国語・国語・選択1科目。A日程の募集人員は学校教育課程(国語・社会・数学・理科・体育・家庭・英語専修)が84名、発達教育課程が66名で、全国入試(学校教育課程20名、発達教育課程15名)よりかなり大きい枠です。教育学部志望ならA日程が中心と考えてよいでしょう。

数学専修・理科専修を志望して、選択科目を数学で受ける人は、A日程では「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C」を選ぶよう指定されています。数学Ⅰ・Aだけの問題では受けられないので注意してください。

また、文教受験応援割のページでは、教育学部は同じ課程の中で専修どうしの同一日併願ができないとされています。専修の志望順位は早めに決めておきましょう。

人間科学部(人間科学科・臨床心理学科・心理学科)

全国入試・A日程は外国語・国語・選択1科目です。注意点は、A日程(2月7日〜9日)では人間科学部の中で同一日併願ができないことです。臨床心理学科と心理学科の両方を受けたい場合は、別の日に分けて受けるか、全国入試(同一日併願ができる)で両方に出すことを考えます。

文学部

日本語日本文学科は国語の比重が、英米語英米文学科と外国語学科は外国語の比重が大きい学科です。中国語中国文学科にはA日程の方式2(中国語、または国語③から1科目)があります。文学部はC日程で日本語日本文学科と中国語中国文学科の同一日併願ができます。

情報学部・国際学部・経営学部

A日程は選択科目に国語②(古典)が入ります。B日程・C日程は1教科で受けられるので、2月後半から3月にかけても出願の選択肢が残る学部です。情報学部はC日程で3学科の同一日併願ができます。

英語外部検定のスコアを使える

全国入試とA日程では、大学が指定する英語外部検定試験のスコアを外国語の得点(みなし得点)に換算できます。対象は実用英語技能検定とGTECで、外部検定を申請しても当日の英語を受けることができ、両方ある場合は高い方を採用するとされています。資格の取得日が出願締切日から2年以内という条件があります。換算の基準は公式の「英語外部検定試験の利用について」のページで確認してください。

検定料の仕組み(文教受験応援割)

文教大学には「文教受験応援割」という検定料の割引制度があります。一般選抜も共通テスト利用も、同じ日・同じ期に何学科を志願しても検定料は定額です。さらに一般選抜(全国入試・A・B・C日程)は、異なる日程で複数回受ける場合、2回目(2日目)以降の検定料が割り引かれます。この複数回受験割引は、WEB出願の同じマイページから出願した場合に限られ、共通テスト利用入試は対象外です。金額は大学の「文教受験応援割」のページで確認してください。

家族で出願を手伝う場合も、マイページは1つにまとめるようにしてください。

併願の組み方:志望別の具体例

ここからは公式の日程をもとにした組み方の例です。私立の日程全体の組み方は私大入試の日程の組み方にもまとめています。

教育学部が第一志望の場合

  1. 共通テストを受けるなら、1期に出すかを12月中に決める(1月15日締切)。
  2. 全国入試(2月1日)で第一志望の課程に出す。同一日併願で人間科学部などを加えることもできる。
  3. A日程は2月7日〜9日から2日程度を選ぶ。選択科目が理科・地理なら、その科目の日に合わせる。
  4. 2月20日のA日程発表で結果が出なければ、C日程(3月4日)と共通テスト利用3期を検討する。

教育学部はB日程がないので、A日程のあと3月4日のC日程まで、文教大学の教育学部の試験はありません。教育・心理系の大学の比べ方は教育・心理・社会・福祉系の学部比較を参考にしてください。

文学部・国際学部・経営学部などが第一志望の場合

全国入試とA日程は3教科、B日程とC日程は多くの学科で1教科です。古文が得意ならA日程の国語②を使える学科、英語が得意なら外国語の比重が大きい学科、というように得意科目から日程を選びます。

併願校との並べ方

文教大学を併願校にするなら、全国入試かA日程で1〜2回受けておき、本命の発表後はB日程・C日程・共通テスト利用3期を考える形が組みやすいです。併願校の選び方そのものは併願校の決め方で詳しく書いています。

今から本番までにやること

11月のいま、まずやってほしいのは選択科目と受験日の確定です。

  • 11〜12月:英語外部検定の証明書を確認し、共通テスト利用1期に出すか決める。
  • 1月:全国入試・A日程・1期に出願(1月4日から)。自己採点を見て2期を判断する。
  • 2月:発表を見ながらB日程・C日程・3期への出願を判断する。

英語の外部スコアについては英検などの外部スコアの使い方、共通テスト利用の考え方は共通テスト利用入試にまとめています。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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二神大輝