こんにちは、EIMEI予備校の二神です。
中央大学の一般選抜には、ほかの大学にない特徴があります。学部ごとに問題がまったく違うのです。2026年度は英語だけで11種類の問題が作られ、試験時間も80分の学部と90分の学部に分かれていました。「中央大学の英語の傾向」ではなく、「中央大学法学部の英語の傾向」を知らないと、点は伸びません。
EIMEI予備校では、2024〜2026年度の中央大学 一般選抜の問題冊子139冊を全科目ぶん読み、大学が公表している「出題の意図」51科目分と公式の入試結果データを突き合わせて、10学部・全科目の傾向と対策を1冊の「入試対策読本」にまとめて指導に使っています。この記事では、その中身をもとに、科目ごとの特徴・対策方法・おすすめ教材をお伝えします。
中央大学の一般選抜、まず押さえる4つの特徴
- 問題冊子は11種類。3年分を突き合わせても、同じ年度に二つの学部が同じ問題を使った例は一つもありませんでした。同じ問題を使うのは、「5学部共通選抜(法・経済・商・文・総合政策)」と「理工系3学部(基幹理工・社会理工・先進理工)」だけです。
- 5学部共通選抜は、2月9日の1日で最大6出願。2出願目以降は15,000円で、6出願しても110,000円。全問マークシートです。文系で中央大学を狙うなら、使わない理由はほとんどありません。
- 学部別選抜は、同じ学部・同じ日なら3方式とも同じ問題。一般方式・英語外部試験利用方式・共通テスト併用方式に出しても、対策は1つで足ります。
- 5学部共通選抜の出願締切は1月23日と、中央大学のなかで最も早い。共通テストの自己採点をしている時期に締切が来るので、出し忘れがいちばん起きやすい場所です。
過去問は「学部名」ではなく「冊子」で選ぶ
中央大学で最初にやるべきことは、自分が受ける試験がどの問題冊子に当たるかを確定させることです。ここを間違えると、半分は自分に関係ない過去問を解くことになります。
- 5学部共通選抜と学部別選抜は別問題。法学部を2月9日と2月12日の両方で受けるなら、過去問も2種類必要です。
- 経済学部はⅠ(2/14)とⅡ(2/15)で別問題、商学部もA(2/11 会計・国際マーケティング)とB(2/13 経営・金融)で別問題。「経済学部の過去問」と言うときは、どちらの日程かを必ず確かめてください。
- 理工系3学部は1つの冊子。基幹理工志望でも先進理工志望でも同じ過去問です。旧「理工学部」の過去問もそのまま使えます。ただし2/8(共通テスト併用)と2/15(一般・英語外部)は別問題です。
- 総合政策・国際経営・国際情報の一般方式は英語と国語の2科目だけ。文学部では政治・経済を選べません。
なお、書店の過去問集で表紙に「6学部共通選抜」とあるのは2024年版までのもので、いまは理工学部が抜けた「5学部共通選抜」です。問題そのものは演習に使えますが、制度の説明は現在と違います。
合格最低点は「*印」の有無で読み方が変わる
中央大学は「偏差点」で得点を調整する学部があり、公表される合格最低点には偏差点で示されたもの(*印あり)と素点のもの(*印なし)が混ざっています。偏差点の数字は、自分が過去問で取った点と比べても意味がありません。偏差点の計算方法も公表されていません。
- 素点で語れる学部(2026年度・一般方式):総合政策71.2%、国際情報70.0%、国際経営67.7%、理工系3学部は57.7〜66.0%。英語外部試験利用方式の理工系は55.5〜64.5%。
- 偏差点の学部:5学部共通選抜の全学部と、一般方式の法・経済・商・文など。
いちばん間違えやすいのが総合政策学部で、5学部共通選抜では偏差点、一般方式では素点です。学部名ではなく、学部と方式の組み合わせで判断してください。
偏差点の学部では、まず倍率から「上位何分の1に入ればいいか」をつかみ、過去問の素点は合格最低点ではなく過去の自分と比べます。目安は「どの科目も7割」。得意科目で稼いで苦手を捨てる作戦は、科目ごとの調整で効きにくくなります。
倍率では、法学部の一般方式4教科型が2.6倍(3教科型は4.2倍)、法学部の共通テスト併用方式が2.2〜2.9倍と、負担の重い入口ほど空いています。逆に2科目で受けられる総合政策の一般方式は7.6倍と、2026年度の全学部・全方式で最高でした。「科目が少ない=入りやすい」ではありません。
科目別の傾向と対策
ここからが本題です。自分の受ける学部・科目のところだけ読んでください。
英語(5学部共通選抜)|80分で2,300語超。マークだけでも分量は最重量級
出題:80分・150点・全マーク。文法語彙15問、会話、誤り指摘、長文3題(1題700〜900語)。総語数は2,300語を超え、80分の試験のなかでいちばん厳しい設計です。
拾う問題:文法語彙と誤り指摘は知識で決まる問題です。ここを短時間で終わらせ、長文に時間を残すのが基本方針です。
対策:長文の題材は科学・環境・テクノロジーが最も多く、社会・言語・心理が続きます。英字新聞や科学雑誌がもとの時事性の高い文章なので、環境・AI・言語・心理の背景知識を日本語で持っておくだけで読む速度が変わります。
ここに注意:2025年度だけ会話文が消えて多義語問題が入りましたが、2026年度は2024年度の形に戻りました。
おすすめ教材:単語はテーマ別に英文ごと覚えられる『速読英単語 必修編』(Z会)か『システム英単語』(駿台文庫)。文法は『Vintage』(いいずな書店)。長文は『やっておきたい英語長文500』から『700』(河合出版)へ、必ず時間を計って。
英語(法・経済・商)|英語で「書かせる」のはこの3学部だけ
法学部:90分・150点のうち、和訳30点+和文英訳20点+語彙記述10点で記述が60点。中央大学で最も重い英語です。和訳は大学の出題の意図でも「自然な日本語」が求められ、英訳は使う語3語と書き出しが指定されるパズル型。誤り指摘も10問20点あります。2025年度から和文英訳が20点に増え、語彙記述は「2文に共通する1語を入れる」型に変わりました。
経済学部Ⅰ・Ⅱ:90分・150点。語彙・語法の小問が多く、長文3題+下線部和訳+和文英訳。ⅠとⅡは大問構成と配点が同じ別問題なので、対策は共通で構いません。2025年度に同意文書き換えが廃止され、2026年度に和訳の大問が長文の中に吸収されています。
商学部A・B:80分・150点。長文2題(1題900〜1,100語)で105点、そして中央大学で商学部だけの自由英作文(80語以上・15点)。テーマは金融教育や海外経験を必修にすべきか、といった社会的な二択です。立場→理由2つ→結論の型を一つ持っておけば書けます。
対策:記述は自分では採点できません。週に1本、和訳か英訳を書いて人に見てもらう習慣を早めに作ってください。
おすすめ教材:和訳は『英文解釈の技術100』(桐原書店)、上を目指すなら『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)。英訳・自由英作文は『大学入試 英作文ハイパートレーニング』の和文英訳編・自由英作文編(桐原書店)。
英語(文・総合政策・国際経営・国際情報・理工系)|全問マーク、でも中身はばらばら
文学部:80分・大問4つ。1,400語級の長文1題に70点が乗る独特の設計です。この1題を落とすと挽回できません。逆に言えば、ここに全力を注げばいい構造です。
総合政策:90分。設問文がすべて英語で、対談1題+1,100語級の長文2題(国内の話題と海外の話題)。大学が英語の基準点を76.84点(150点満点)と公表しているほど重い試験です。裏を返せば、ここで平均を大きく超えられれば合格に近づきます。3年間形式は変わっていません。
国際経営:90分・200点で、国語の2倍。発音・アクセント、綴り、プレゼン原稿とスライドの読み取り、簡単な計算まで入るビジネス実務型。他学部と同じ準備では足りません。
国際情報:90分。設問文が英語で、メニューや旅行サイトなどの実用資料+統計グラフ+長文2題。2025年度に形式が最も大きく変わった学部で、発音問題が廃止され、実用資料読解が新設、文法語法が30点に増えました。2024年度の過去問では発音問題を飛ばしてください。
理工系3学部:80分・100点で中央大学で最も軽い英語。600〜800語の長文、文法語彙、2文の内容一致判定、手紙・メールの実用文。
おすすめ教材:長文は『やっておきたい英語長文700』(河合出版)、理工系は『やっておきたい英語長文500』(同)。国際経営の発音・アクセントは『Vintage』(いいずな書店)の発音・アクセントの章で。総合政策・国際情報は、過去問で「英語の設問文」に慣れておくことが何よりの対策です。
国語|古文と漢文が「出るか出ないか」が学部で分かれる
出題:これだけは間違えないでください。
- 古文(30点固定)が出る:5学部共通選抜・法・文・経済・商
- 漢文(20点)が出る:文学部だけ。他学部では3年間1度も出ていません
- 現代文だけ:総合政策・国際経営・国際情報。古典の学習は要りません
拾う問題:国際情報は大問一がまるごと知識問題(漢字・慣用句・四字熟語など約15問・30点)。商学部は漢字の「読み」をひらがなで書かせるので、書き取りだけでは足りません。
対策:現代文の出典は学部の学問分野にはっきり寄せてあります。法は国家・法思想、国際情報は情報・AI、国際経営は経済・経営、総合政策は政治学・文化人類学。志望学部の分野の新書を数冊読んでおくと本番で有利です。小説は3年間で1題も出ていません。古文は平安〜鎌倉の日記・物語・説話が中心で、敬語から主語を判定する設問が定番です。
ここに注意:自分の言葉で書く説明記述は法学部だけで、2026年度に1問から2問(50〜60字・20〜30字)に増えました。総合政策は70分ですが、5,000字+3,500字+3,500字の評論を読む密度の高い試験です。最も時間が厳しいのは、現代文・古文・漢文を60分で解く文学部です。
おすすめ教材:古文単語『読んで見て覚える重要古文単語315』(桐原書店)、古文読解『古文上達 基礎編 読解と演習45』(Z会)、現代文『入試現代文へのアクセス 基本編』(河合出版)。文学部は漢文に『漢文早覚え速答法』(学研)を。
日本史|学部の色が最も出る科目
出題:すべて60分・100点。法学部は法制史・外交史で、2025年度には憲法・民法・工場法・治安維持法など法令の条文を並べた大問も。経済Ⅰは通貨・金融・貿易などの経済史にグラフと統計表、経済Ⅱは社会史・地域史(アイヌ・沖縄)も。商学部は大問Ⅲが5冊中4冊で現代史(会計学科は戦後経済一色)、大問Ⅰは40点の大型文化史。文学部は史料の量が全学部で最多。5学部共通選抜は古代から現代まで時代順に網羅します。
対策:全学部で必ず出て配点も大きい近現代の政治・経済を最初に固め、次に史料・グラフの読解、最後に志望学部の色を仕上げる順番です。論述は法学部だけ(20〜70字×2問)で、教科書の内容を一文で因果まで言い切る練習が効きます。
ここに注意:2026年度から文学部だけ大問Ⅰが【歴史総合】(20点)になり、日本史選択者と世界史選択者が同じ問題を解きます。5学部共通選抜は「すべて選べ」が多く、選択肢の全部を正誤判断できる必要があります。
おすすめ教材:教科書『詳説日本史』と『日本史用語集』(ともに山川出版社)。史料は『詳説日本史史料集』(山川出版社)か学校配布の史料集・図説で。
世界史|経済学部Ⅰの世界史は、本当に経済史
出題:経済Ⅰ(2/14)は銀の流通、恐慌、ハンザ同盟、大豆のグローバル史、金銀比価と、経済史に特化。ただし毎年1題は文化史が置かれます。経済Ⅱ(2/15)は政治・外交・文化中心で、別の対策が要ります。法学部は非ヨーロッパの比重が大きく、10〜80字の論述が3〜5問。商学部は4冊中3冊で文化史(思想史・ロマン主義・科学技術史)が大問まるごと1つ。文学部は原典と図像の史学科型。5学部共通選抜は史料・切手・地図・貨幣換算まで資料を総動員します。
対策:法学部は感染症・踊り・綿のようなテーマ史(一つのモノで古代から現代まで貫く問題)が定番です。商学部志望者は文化史を大問単位で仕上げてください。共通選抜は新ローマ教皇や最新の考古学的発見など、直近のニュースを入口に作られます。
ここに注意:法学部は2026年度に「2つ選べ」「正誤の組み合わせ」形式が急増し、消去法が効きにくくなりました。商学部は「該当するものがない」選択肢が仕込まれます。
おすすめ教材:教科書『詳説世界史』と『世界史用語集』(ともに山川出版社)。テーマ史対策に『タテから見る世界史』(学研)。
政治・経済|計算が出るのは経済学部だけ
出題:5学部共通選抜は4大問×25点・全マークで、毎年きれいに政治50:経済50。法学部と経済学部は記述とマークの併用で、解答用紙が2枚。商学部は全マーク。3年間で計算問題が出たのは経済学部Ⅰ・Ⅱだけです。
対策:経済学部志望者は、需給均衡、GDPと経済成長率、信用創造、単利と複利、為替換算、ジニ係数の計算6パターンを電卓なしで処理できるように。経済学部でも政治が毎年40点あり、捨てられません。法学部は年によって政治と経済の比重が逆転します。全方式共通で、憲法・統治機構と判例、国際経済(為替・国際収支)を先に固めてください。
ここに注意:科目名は「政治・経済」のままですが、金融リテラシーやデジタル社会など公共的なテーマが増えています。時事は試験の1年前から直前までが射程で、2026年度は鮮度が一段上がりました。
おすすめ教材:『政治・経済用語集』(山川出版社)と学校配布の資料集。計算は過去問の該当問題を集めて繰り返すのが最短です。
数学(文系)|大問ごとに「定位置」がある
出題:すべて60分・100点。マーク式は5学部共通選抜だけで、学部別選抜はすべて記述(経済学部の大問Ⅰ小問集合は結果のみ)。定位置は、商学部の大問Ⅳ=場合の数・確率(4/4)、共通選抜の大問Ⅰ=図形と計量、大問Ⅳ=3次関数の微分積分(ともに3/3)、経済学部の大問Ⅰ=小問集合(5/5)です。
対策:二大主戦場は微分積分Ⅱ(17冊中12冊)と場合の数・確率(11冊)。次に図形と方程式、数列。大学の出題の意図は「理解度と計算力」を繰り返しており、ひらめきより典型の処理が問われています。
ここに注意:統計的推測は3年間・全22冊でゼロ。一方、期待値が2026年度に文学部と共通選抜で同時に登場しました。文学部志望者は、2025年度に30点の独立大問で出たデータの分析を捨てられません。
おすすめ教材:『基礎問題精講』(旺文社)で典型を固め、『文系数学の良問プラチカ』(河合出版)で記述答案の練習。抜けは学校配布の『チャート式』(数研出版)で埋める。
数学(理系)|2つの方式はまったく別の試験
出題:学部別選抜(2/15)は100分・4題必答・ⅠⅡがマーク、ⅢⅣが記述。共通テスト併用方式(2/8)は100分・4題中3題選択・全問記述・1題50点。数Ⅲの極限・微積分が全体の55%で、全5冊に2題以上出ています。
対策:定積分の漸化式、区分求積、はさみうち、部分積分を最優先で。併用方式は「示せ/証明せよ」がほぼ全題に入るので、論証答案を書き切る訓練が最優先です。2026年度の学部別でも、有名不等式を自力で証明させる問題が出ました。
ここに注意:式と曲線と(理系の)ベクトルは3年間ゼロ、複素数平面は2年に1度のペース。併用方式の選択欄で4題すべてに○をつけると全無効です。数学科は数学200点、ビジネスデータサイエンス学科は150点換算です。
おすすめ教材:『数学Ⅲ 基礎問題精講』(旺文社)で数Ⅲの典型を固め、『理系数学の良問プラチカ』(河合出版)で記述と証明の答案を練習。
物理・化学|物理は時間に余裕、化学は枠が完全固定
出題:学部別選抜は出願時に科目登録で90分・100点。物理はⅠ力学(記述40点)、Ⅱ電磁気、Ⅲ熱力学か波動(ともにマーク)の並びが4冊すべて共通で、原子は0/4。化学は「Ⅰマーク小問集合40点/Ⅱマーク20点/Ⅲ記述20点/Ⅳ記述20点」の枠が3年間まったく同じで、Ⅲに無機、Ⅳに有機か高分子が来ます。
対策:物理は力学と電磁気を固めれば60〜70点が見込め、差がつくのはⅠの記述40点。化学は小問集合10題を1題約3分で処理する時間の訓練がそのまま点になる科目です。無機の工業的製法(製鉄・ソーダ工業・硝酸)は繰り返し出ています。
ここに注意:2026年度から熱化学がエンタルピー表記に変わりました。併用方式(2/8)は当日に9題から3題を選ぶ全問記述の試験で、描図や導出過程も書かせる一段重い形式です。4題以上に○をつけると理科全体が無効になります。
おすすめ教材:物理は『物理のエッセンス』で考え方を固め、『良問の風』(ともに河合出版)で誘導問題に慣れる。化学は学校配布の『セミナー化学』(第一学習社)を周回し、『化学重要問題集』(数研出版)で入試レベルへ。
生物|計算は少ないが、論述が毎回5問前後
出題:学部別選抜は4大問×25点・90分で、設問ごとにマークと記述が指定されます。論述は30〜80字。遺伝情報・生態・進化系統がそれぞれ5冊中4冊。植物の反応は0/5でした。
対策:後回しにされがちな生態と進化系統を先に。論述は「◯◯の語を必ず用いて」という語句指定が多く、指定語の抜けは減点になります。書き終えたら指定語の確認を習慣に。二価染色体の模式図のような描図も出ています。
ここに注意:併用方式では100〜120字の論述が出ます。また併用方式では、数学科・物理学科・都市環境学科の受験者は生物を選べません(解答しても無効)。
おすすめ教材:学校配布の『リードα 生物』(数研出版)で知識を網羅し、『生物重要問題集』(数研出版)で考察と論述の型に慣れる。
全科目共通のルール/過去問の回し方
中央大学は、全科目の問題・解答例に加えて「出題の意図」を公表しています。大学自身が「この問題で何を測ったか」を書いた文書で、これ以上に信頼できる対策資料はありません。国語では出典の書名、総合政策では文章の字数まで書かれています。
- 出題の意図は3回読む。過去問を解く前、解いた後(落とした設問で何を測られていたか)、直前期。
- 3年分は3回に分けて回す。9〜10月に最も古い年度を時間を計らずに解き、1月に2年目を本番どおりの時間で、2月上旬に最新年度を最後の予行演習に。
- 記録するのは3つだけ。科目ごとの素点と得点率、どの大問で何点落としたか、時間が足りたか。比べる相手は合格最低点ではなく過去の自分です。
- 記述は必ず人に見てもらう。模範解答と見比べて「だいたい合っている」は、多くが点になりません。
- 直前期に解答用紙の形式を確認する。法・経済の政治経済は用紙2枚、理工系併用方式は選択欄の○×。ここでの事故がいちばん惜しい失点です。
2027年度は、経済学部の共通テスト併用方式の廃止、商学部・文学部の英語外部試験利用方式でスコアを合否判定に含める変更、スポーツ情報学部・情報農学部(ともに仮称)の開設予定など、変更点が多い年です。出願前に必ず最新の要項で確認してください。
でも、教材と過去問だけでは合格できない
ここまで対策と教材を書いてきましたが、最後にいちばん大事なことを書きます。
教材を1冊終わらせても、過去問を何年分解いても、それだけで本番に受かるわけではありません。
中央大学は学部ごとに問題が違い、本番で出るのは見たことのない英文、見たことのない史料です。過去問の答えを覚えている生徒ほど、初見の問題で崩れます。必要なのは、どんな問題が来ても読める・考えられる本質的な学力です。教材と過去問は、その学力を「志望学部の形式で出し切る」ための道具にすぎません。
英語は、こうやって指導しています
私は英語科なので、英語で具体的に何をしているかをお話しします。
① 数百大学・数千問の分析から「頻出テーマ」を先に入れる
EIMEIでは、中央大学だけでなく数百大学・数千問の入試英文を分析し、入試で繰り返し出るテーマを整理しています。中央大学の長文は、AIの合成データ、垂直農業、言語の消滅、努力のパラドックスのように、科学・環境・テクノロジー・言語・心理の時事性の高い話題が中心です。まさに入試頻出テーマの語彙と背景知識がそのまま効く英文です。
1,000語の長文でも、知っている話題なら読む時間がまるで違います。「あ、この話知ってる」を本番で何度も起こす。これが、分量の多い中央大学の英語を時間内に読み切るための最短ルートです。
② 最新の入試の「変化」を実物で確認する
中央大学の英語は、学部ごとに形式が動いています。国際情報学部は2025年度に発音問題が消えて実用資料読解が入り、法学部は和文英訳の配点と語彙記述の型が変わり、5学部共通選抜は2025年度に一度だけ大問が入れ替わって2026年度に元に戻りました。市販の過去問集や古い情報だけでは、この動きは追えません。EIMEIでは最新年度の問題冊子を実際に確認し、その変化を指導と教材にすぐ反映しています。
③ 5学部共通選抜の英語の予想問題を、オリジナルで作っている
最新の形式・設問数・時間配分をそのまま再現した中央大学 5学部共通選抜 英語(法・経済・商・文・総合政策)の予想問題(本番1回分×3セット)を、英文から設問・解説まですべてオリジナルで作成しました。2月9日の1日で最大6出願できる、文系受験生にとっていちばん大事な試験です。過去問を解き終わった後に「まだ誰も見ていない本番形式の問題」で仕上げられるのは、EIMEIの生徒だけです。
④ そして、君だけの予想問題へ
1対1の個別指導なので、一人ひとりの答案から「どこで時間を失っているか」「どの設問の型で落としているか」が見えます。法学部の和訳で点が伸びないのか、文学部の1,400語の長文で集中が切れるのか。その弱点に合わせて、その生徒のためだけの予想問題を作ることもしています。
「中央大の英語、学部ごとに違うって、何から始めればいい?」という段階からでも大丈夫です。今の答案を見せてもらえれば、本番までに何をどの順番でやるかを一緒に組み立てます。
大学別の傾向と対策(ほかの大学)
EIMEI予備校では、大学ごとに入試対策読本を作成しています。併願校の記事もあわせてご覧ください。
- 慶應義塾大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 早稲田大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 明治大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 青山学院大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 立教大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 法政大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 学習院大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 成蹊大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 東洋大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 東京電機大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
- 埼玉大学 一般選抜 全科目の傾向と対策
【高校別】英語の教科書レベル一覧|川越・埼玉の高校で使う教科書と正しい使い方
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※本記事の傾向分析は、2024〜2026年度の中央大学 一般選抜の問題冊子139冊、大学が公表した2026年度「出題の意図」51科目分、2026年度の入試結果データと入学試験要項にもとづきます。入試制度・日程・配点は毎年変わります。出願前に必ず大学の最新の入学試験要項をご確認ください。
