東京国際大学AO入試(基礎学力型)12月回2027:出願の流れと試験までの対策

この記事は、東京国際大学のAO入試(基礎学力型)12月回を、英語・国語・数学の学力試験で受けようと考えている高校3年生・既卒生と保護者の方に向けたものです。2026年11月3日時点で、12月回の出願(11月30日〜12月4日)はこれからです。

出願までに決めておくこと、試験の形式、一般選抜との両立、残り期間の勉強の進め方を順に整理します。日程や条件は大学の公式サイトで確認できた範囲だけを書いています。

AO入試(基礎学力型)はどんな入試か

東京国際大学のAO入試(基礎学力型)は、総合型選抜の一つです。公式の総合型選抜ページでは、教科・科目の個別テストで総合的に評価する方式として紹介されています。小論文やプレゼンテーションではなく、マーク式の基礎学力テストが評価の中心になります。

実施は年2回で、公式ページには「AO入試(基礎学力型)は10月、および12月のみの実施です。」とあります。10月回はすでに試験が終わり、残っているのは12月回です。

2027年度からは試験科目に数学が新しく加わりました。これまで英語と国語で受けるものと考えていた人も、学部によっては数学を選べるようになっています。

出願資格は、大学入学資格があり、さらに「本学のアドミッション・ポリシーを理解し、本学での勉学に高い意欲をもつ者」とされています。公式ページに評定平均の基準は書かれていません。現役生だけでなく既卒生も出願できます。

12月回の日程

項目 内容(公式の記載)
出願・書類郵送期間 11月30日(月)〜12月4日(金)(期間内消印有効)
試験日 募集要項で確認してください
合格発表 募集要項で確認してください
入学手続[1次] 12月18日(金)〜2月22日(月)
入学手続[2次] 12月18日(金)〜3月5日(金)

入学試験要項では、出願期間のWeb登録は初日の10時から最終日の16時までで、郵送書類は最終日の消印まで有効と説明されています。合格発表は発表日の13時に受験ポータルサイトで行われます。試験会場について、要項には「試験会場はすべて池袋キャンパスです」と書かれています。

12月回の試験日と合格発表日は、大学の公式ページの日程表で基礎学力型の欄が空欄になっていて、この記事では確定できませんでした。出願前に入学試験要項の日程表で試験日と合格発表日を確認し、学校行事や模試と重ならないかを見ておいてください。

学部ごとの科目と選び方

試験は2科目です。どの2科目で受けるかは学部で決まっています。

学部 受験する科目
商学部・経済学部・人間社会学部 英語・国語・数学から2科目を選択
国際関係学部・言語コミュニケーション学部 英語と国語(数学は受験なし)
医療健康学部 数学(必須)+英語または国語から1科目

商・経済・人間社会学部は3科目から選べるので、どれを選ぶかで準備の中身が変わります。決めるときは次の順で考えるとよいでしょう。

  1. 一般選抜で使う科目と重なるか:一般選抜でも英語・国語で受ける予定なら、その2科目にしておくと勉強が分散しません。
  2. 短期間で点が安定するか:数学の基本的な計算問題で毎回同じように点が取れる人は、数学を入れる選択肢があります。逆に、国語の点が模試ごとに上下する人は、早めに練習量を増やすか、数学に替えるかを考えます。
  3. 1科目にかけられる時間:60分で2科目を解くので、1科目あたりは30分前後です。長い文章を読むのに時間がかかる人は、その点も選択に入れます。

同じ学部の中なら2学科まで併願できます。志望する学部に複数の学科がある場合は、出願前に学科ごとの学ぶ内容を見比べておきましょう。

試験の形式と配点

入学試験要項に書かれている形式は次のとおりです。

  • 基礎学力テストは60分で2科目を解答するマークシート方式
  • 出題範囲は「高等学校3年生の前半までに学修する内容」
  • 配点は書類審査50点、基礎学力テスト100点。書類審査は調査書と志望理由書で行われます
  • 医療健康学部は、試験日にグループ面接があります(時間などの詳細は要項で確認してください)

注意したいのは、2科目の時間が分かれていない点です。60分の中で、どちらの科目から解くか、どこで切り替えるかを自分で決める必要があります。この時間の使い方は、本番までに練習で決めておくものです。

また、書類審査に50点あるので、志望理由書も得点の一部です。テストの勉強だけに集中して、志望理由書を出願直前に慌てて書くことのないようにしましょう。

出願書類と志望理由書の準備

出願は受験ポータルサイトから行います。要項に挙がっている主な提出物は、志願票(郵送)、調査書(郵送、開封無効)、志望理由書(Web入力)です。在留資格「留学」の方は経費支弁書も必要です。

志望理由書は受験ポータルサイトで720〜800字を入力します。字数の幅が狭いので、書いてから削ったり足したりする時間を見込んでおきましょう。進め方の例です。

  1. 11月中旬まで:学部・学科のページを読み、学びたい内容を2〜3点に絞ります。
  2. 11月下旬:「なぜその分野か」「なぜこの学科か」「入学後に何をするか」の順に下書きを作ります。
  3. 出願の数日前:学校の先生など第三者に読んでもらい、字数を720〜800字に整えます。

調査書は学校に発行を頼んでから受け取るまでに日数がかかることがあります。11月中に担任の先生へ依頼しておくと、出願週に慌てずに済みます。志望理由書の書き方は志望理由書の書き方の記事も参考にしてください。

併願と入学手続:一般選抜との両立

AO入試(基礎学力型)は併願が可能です。合格しても入学が義務づけられる専願ではないので、一般選抜と並行して受けられます。要項では、同じ入試区分の中であれば、併願の出願や入学検定料の割引も受けられると説明されています。

12月回で合格した場合の手続は2段階です。公式の入学手続きページによると、[1次]で入学金を、[2次]で入学金を除いた春学期分の学費等を納めます。12月回の締切は、[1次]が2月22日(月)、[2次]が3月5日(金)です。

つまり、12月回で合格した場合も、入学金の納入は2月22日まで待つことができます。2月上旬から中旬に一般選抜を受ける場合、その結果の一部を見てから決められる可能性があります。ただし、自分が受ける一般選抜の合格発表日と、この締切の前後関係は人によって違います。受験予定の大学の発表日を表にして、どこで判断するかを家族と決めておきましょう。年内入試の併願の考え方は年内入試の併願ルール、勉強の両立は推薦と一般の両立にまとめています。

残り期間の勉強の進め方

11月3日から出願締切の12月4日までは約1か月、その後に試験があります。期間は短いですが、出題範囲が高3前半までの内容と示されているので、新しい単元を広げるより、基本の取りこぼしを減らすことを優先します。ここからは提案として、時期ごとの進め方を書きます。

11月前半:今の位置を測る

最初に、受ける2科目で60分のセット演習を1回やってみます。過去問やサンプル問題を使い、時間内に最後まで解けたか、どの大問で時間を使いすぎたかを記録します。点数よりも、時間が足りなかった原因(読むのが遅い、計算で止まる、選択肢で迷う)を書き出すことが目的です。

11月後半:科目ごとに弱点を埋める

英語は、単語・熟語と文法の基本問題を毎日短時間でも回し、長文は1日1題を時間を計って読むとよいでしょう。解き終わったら、分からなかった単語と、根拠を本文のどこで見つけたかを確認します。時間内に読み終わらない人は英語が時間内に解き終わらないときも参考になります。

国語は、漢字・語句の問題を確実に取れるようにし、評論文は段落ごとに要点を一言でメモしながら読む練習をします。選択肢を選んだら、本文の根拠になる行に線を引いて確かめる習慣をつけると、点のぶれが小さくなります。

数学は、まず公開されているサンプル問題を解いて、どの分野からどのくらいの難しさの問題が出るのかをつかみます。そのうえで、該当する分野の基本的な計算と典型問題を、教科書の例題レベルから解き直します。途中式を省かずに書き、計算ミスがあった問題は印をつけて2日後にもう一度解きます。数学は過去問題がなくサンプル問題だけなので、あとは基本問題の量で補います。

基礎学力テスト型の勉強法全般については、基礎学力テスト型入試の勉強法でも詳しく書いています。

60分2科目の時間配分を決める

時間が科目ごとに区切られていないので、自分の配分を決めておきます。目安としては次のような形が考えられます。

  • 得意な科目から先に解き、25分前後で終える
  • 苦手な科目に30分前後を使う
  • 残りの5分前後でマークのずれと空欄を確認する

1つの問題で手が止まったら、印をつけて先に進むと決めておくと、最後まで解き切れないことが減ります。演習のたびに、どこで何分使ったかを書き残し、本番の配分を固めていきましょう。

過去問とサンプル問題の使い方

大学の公式サイトでは、2026年度入試の英語・国語の過去問題と解答例の閲覧先が案内され、数学はサンプル問題と解答例が公開されています(数学は2027年度からの新しい科目のため、過去問題はありません)。量は多くないので、次の順で使うと無駄が少なくなります。

  1. 11月前半に1回、時間を計って解く(位置を測る)
  2. 間違えた問題を解き直し、同じ形式の問題を問題集で補う
  3. 試験の1週間ほど前に、もう一度時間を計って解き直す(配分の確認)

出願週と試験直前1週間

出願週(11月30日〜12月4日)は、Web登録と書類の郵送を最優先にします。勉強は普段の量を少し減らしても構いません。締切日の16時と、郵送の消印の両方を意識しておきましょう。

試験直前の1週間は、新しい問題集に手を出さず、これまで間違えた問題の解き直しと、60分のセット演習を1〜2回にとどめます。試験の時間帯に合わせて朝型の生活に戻し、池袋キャンパスまでの経路と所要時間も確認しておきます。

東京国際大学のほかの年内入試と学力試験

東京国際大学の年内入試のうち、英語・国語・数学のテストが選考の中心になるのは、公式ページで確認できる範囲ではAO入試(基礎学力型)です。たとえば公募制推薦(併願可)は、書類審査と面接・口頭試問で選考され、全体の評定平均値3.2以上などの出願条件があります。評定の基準を満たしているかどうかも、方式選びの材料になります。

12月に学力試験で受けられる年内入試は、ほかの大学にもあります。日程が近い大学を組み合わせる場合は、試験日が重ならないかを各大学の要項で確かめてください。

高1・高2の人へ

出題範囲が高3前半までと示されているので、高1・高2のうちに英語の単語・文法と、国語の漢字・語句、数学の基本を固めておくと、高3の秋に慌てずに済みます。評定の基準はAO入試(基礎学力型)には書かれていませんが、公募制推薦のように評定が条件になる方式もあるので、定期テストの成績も大切にしましょう。

基礎学力テスト型の対策を相談したい方へ

EIMEI予備校では、基礎学力テスト型の年内入試について、試験までに何をどの順番で進めるかを個別に相談できます。各校舎の公式LINEから「基礎学力テスト 相談」と送ってください。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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EIMEI予備校について

EIMEI予備校は川越・ふじみ野・鶴瀬の3校舎で、大学受験の1対1個別指導をしています。中高一貫校の中学生から、高校生・既卒生までが対象です。大学ごとに入試対策読本を自作していて、志望校が決まっている人には、その大学の出題に合わせて何をどの順番で進めるかを一緒に決めていきます。

  • 川越校舎(2026年6月開校)川越駅から徒歩5分、本川越駅から徒歩8分。自習室は朝7時から使えます。
  • ふじみ野校舎 ふじみ野駅東口から徒歩1分。
  • 鶴瀬校舎 鶴瀬駅西口から徒歩3分。

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二神大輝