明星大学スカラシップ選抜2027|学費免除型の日程・科目と1か月の準備

この記事は、明星大学のスカラシップ選抜(2027年度入試)をこれから出願しようか考えている高校3年生・既卒生と保護者の方に向けたものです。出願期間は2026年11月12日(木)から11月26日(木)まで、試験は12月6日(日)です。残りおよそ1か月で、何を確認し、どの順番で準備するかをまとめます。

スカラシップ選抜は、総合型選抜や学校推薦型選抜とは別の、年内に行う学力試験型の入試です。志望理由の記述と、国語・外国語・数学または地理歴史・公民のマークシート式の適性テストで判定されます。成績によって「学費免除合格」か「一般選抜免除合格」になるしくみで、一般選抜の準備と並行して受けやすい日程になっています。

スカラシップ選抜のしくみ

2027年度の学生募集要項では、スカラシップ選抜は「学費免除型」と「一般選抜免除型」の2つの合格の形があると説明されています。

学費免除合格(スカラシップ特待生)

スカラシップ特待生に選ばれると、要項の表現では「入学金と最大4年間の学費(授業料・施設維持費・教育充実費)が免除」となります。免除の対象になる費目がはっきり書かれているので、保護者の方は要項のこの部分を一度読んでおくと、家計の見通しを立てやすくなります。一方で、学友会費・育星会費など、免除の対象外として入学手続時に納める費用もあると大学のページに書かれています。2年次以降の継続の条件は今回確認した範囲では見当たらなかったので、気になる方は募集要項と大学のアドミッションセンターで確認してください。

一般選抜免除合格

特待生に届かなくても、一般選抜で合格するのに相当する成績であれば「一般選抜免除合格」として合格になります。この場合は入学金が半額免除されると要項に書かれています。つまり、学費免除まで届かなくても、合格そのものを年内に確保できる可能性がある入試です。

出願の条件と受けられる学科

  • 実施学科は全学科等です。
  • 出願できるのは1学科等のみで、複数の学科等を併願することはできません。
  • 総合型選抜・学校推薦型選抜に出願した人も受けられますが、状況によって出願できる学科等が異なるとされています。すでに明星大学の年内入試を受けている人は、要項の該当ページで自分が出せる学科を確認してください。
  • 大学のスカラシップ選抜のページのQ&Aでは、現役・既卒の区別なく受験でき、世帯収入や高校での成績などの出願基準はないと説明されています。
  • 他大学との併願の扱いは、確認した範囲では明記がありませんでした。募集要項で確認してください。

日程と出願の流れ

項目 2027年度の日程(公式の入試日程より)
出願期間 2026年11月12日(木)〜11月26日(木)消印有効
試験日 2026年12月6日(日)
試験会場 日野キャンパス
合格発表 2026年12月12日(土)
入学手続締切 一次締切 12月21日(月)/最終締切 2027年2月19日(金)

出願はインターネット出願で、要項ではUCARO(ウカロ)のマイページから出願登録し、検定料を支払い、書類を郵送する流れが案内されています。締切は消印有効ですが、出願登録・支払い・郵送の3つがそろって初めて出願完了になるので、11月26日の数日前には郵送まで終えるつもりで動くと安心です。

入学手続には一次締切と最終締切があります。それぞれの締切で何を納め、何を提出するのかは、合格者に案内される入学手続要項で決まっています。合格したら、12月21日までに何が必要かを最初に確認してください。最終締切が2月19日なので、一般選抜の結果と見比べながら考える時間がとれる日程ですが、細かい扱いは必ず手続要項で確かめましょう。

なお、同じ2027年度の明星大学一般選抜は、Ⅰ期の出願が1月5日(火)〜1月20日(水)、試験が1月29日(金)・1月30日(土)です。スカラシップ選抜の結果が12月12日に出るので、結果を見てから一般選抜の出願校を決めることができます。年内入試と一般選抜の組み合わせ方は年内入試の併願ルールと私大入試の日程の組み方も参考にしてください。

試験の内容と時間割

要項に載っている試験当日の時間割と配点は次のとおりです。

時間・科目 内容・配点
10:00〜10:30 志望理由 400字程度(300字以上は必須)を当日記述、50点
11:15〜12:15 国語 「現代の国語」、100点、マークシート
13:15〜14:15 外国語 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ、100点、マークシート
15:00〜16:00 数学または地理歴史・公民 学科等によって指定、100点、マークシート

合否は、志望理由と適性テストの合計で判定されます。要項には、いずれかの教科を欠席した場合は合否判定の対象にならないとも書かれています。朝から夕方まで4つの試験がある1日なので、体力配分も準備のうちです。

3科目めは学科によって決まっている

3科目めが数学か地理歴史・公民かは、要項の学科等ごとの指定科目の表で決まっています。表では、国際コミュニケーション学科・日本文化学科・人間社会学科・社会福祉学科・経済学科・経営学科が地理歴史・公民の欄に、総合理工学科・情報学科・デザイン学科・心理学科・建築学科・データサイエンス学環などが数学の欄に載っています。地理歴史・公民は「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」「公共、政治・経済」から1科目を選びます。出題POINTでは、数学は数学①(数学Ⅰ・A)・数学②(数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C)・数学③(数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C・Ⅲ)の3種類があり、志望する学科等によって指定が決まっていると説明されています。教育学科のようにコースによって扱いが分かれる学科もあるので、志望学科の行を要項の表で必ず確認してください。

公式の「出題POINT」が公開されている

明星大学は2027年度向けに「出題者が教える!スカラシップ選抜 出題POINT」という特設ページを公開しています。科目ごとに問題形式・出題内容・レベル・対策が紹介されていて、たとえば国語は現代文2題のマーク式、英語は5つの大問で長文・Eメール・語彙・語順整序・会話を扱う、と説明されています。数学については、基本的な知識と計算に加え、条件を正しく読み取って思考の流れをたどる力を見るもので、難問やひらめきは求めない方針と書かれています。スカラシップ選抜そのものの過去問が公開されているとは書かれていませんが、多くの科目で本学の一般選抜と同程度のレベルと説明されているので、明星大学の一般選抜の過去問を練習に使うとよいでしょう。対策を始める前に、このページを科目ごとに一度読むのが最初の作業です。

試験までの約1か月の準備

ここからは記事としての提案です。11月上旬から12月6日まではおよそ4週間あります。全体を次の3段階に分けると進めやすくなります。

  1. 11月上旬〜中旬(1週目):要項と出題POINTを読み、志望学科と3科目めを確定させる。出願登録を済ませる。各科目で「どの形式の問題が出るか」を書き出す。
  2. 11月中旬〜下旬(2〜3週目):科目ごとの弱点を一つずつ埋める。志望理由の下書きを作り、直しを重ねる。
  3. 12月第1週(最終週):本番と同じ時間割で通し演習をし、新しい教材には手を出さない。

一般選抜も視野に入れている人は、この1か月を「スカラシップのためだけの勉強」にしないことが大切です。国語の現代文、英語の長文・文法、数学の基礎や社会の通史は、そのまま一般選抜の土台になります。年内入試の準備がそのまま一般の準備になるように組み立てましょう。勉強の進め方そのものは基礎学力テスト型入試の勉強法でも整理しています。

科目ごとの練習手順

志望理由(30分・400字程度)

志望理由は当日、試験会場で書く形式です。出題POINTでは、大学のアドミッション・ポリシーを把握したうえで、将来像・自分の適性・必要な力・明星大学を選ぶ根拠を踏まえた自己分析が求められると説明されています。この4つを材料として先に用意しておくと、当日は組み立てるだけで済みます。

  1. 志望学科のアドミッション・ポリシーを読み、キーワードを3つほど書き出す。
  2. 将来像・自分の適性・必要な力・明星大学を選ぶ理由を、それぞれ2〜3文のメモにする。
  3. 30分を計って400字で書く。300字に届かないと条件を満たさないので、まず字数を守ることを優先する。
  4. 書いたものを読み直し、「どの学科でも言えること」になっていないかを確認して直す。

週に2〜3回、時間を計って書くと、本番で書き出しに迷わなくなります。直し方の考え方は志望理由書の直し方も参考になります。

国語(60分)

出題POINTによれば、現代文2題で、漢字の知識と、傍線部の説明・理由を選択肢から吟味する読解が中心です。練習は次の順で進めるとよいでしょう。

  • 漢字は毎日10〜15分、読みと書きを確認する。マーク式でも同音異義語の区別が問われる前提で覚える。
  • 評論文を1日1題、時間を計って解き、間違えた選択肢は「本文のどこと食い違うか」を線で示せるまで見直す。
  • 60分で2題なので、1題25分前後で解き終え、残りを見直しに回す配分を練習しておく。

選択肢の見分け方は現代文の選択肢の切り方にまとめています。

英語(60分)

出題POINTでは、長文読解、図表や数値を読み取るEメール、語彙・慣用句、語順整序、会話の状況把握が挙げられています。範囲は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰです。

  • 最初の1週間で単語帳と文法の総復習を1周し、語順整序で落とす文法項目を洗い出す。
  • 図表つきのメールや案内文の問題は、設問を先に読んでから本文と表を見る練習をする。
  • 長文は1日1題、時間を計って解き、解いたあとに音読して読む速さを上げる。
  • 会話問題は、空所の前後のやりとりだけで答えを決めず、場面全体を確認してから選ぶ。

数学(60分)

数学は学科等によって出題範囲が違うので、まず要項で自分の範囲を確定させます。出題POINTでは難問やひらめきは求めず、基本的な知識・計算と、条件を読み取る力を見ると説明されています。そのため、教科書の例題・章末問題レベルを、時間内に正確に解き切る練習が中心になります。

  • 範囲の単元ごとに典型問題を1つずつ解き、解けなかった単元をリストにする。
  • リストの単元を1日1〜2つずつ、教科書と問題集の基本問題で埋める。
  • マーク式は途中の計算ミスがそのまま失点になるので、検算の習慣をつける。

地理歴史・公民(60分)

出題POINTによると、日本史探究は古代から近現代まで扱い近現代と近世を重視、世界史探究は全時代・全地域から、公共・政治経済は空欄補充と下線部の正誤、時事への関心も問われると紹介されています。歴史総合は日本史・世界史で共通の大問があります。

  • まず教科書の目次に沿って、時代ごとの流れを1枚にまとめ、抜けている時代を確認する。
  • 日本史は近現代・近世から先に固め、世界史は地域ごとの流れと時代整序を練習する。
  • 公共・政治経済は、教科書の用語確認と並行して、最近のニュースの用語を週に数回確認する。
  • 歴史総合の範囲(近代化以降)は、日本と世界の出来事を同じ年表に並べて覚える。

直前1週間と当日の過ごし方

  • 11月29日(日)か前後の休日に、本番と同じ時間割(10:00から志望理由、11:15国語、13:15英語、15:00数学または地歴公民)で通し演習をする。
  • 最後の1週間は新しい問題集に手を出さず、これまで間違えた問題だけを解き直す。
  • 志望理由は、用意した4つの材料を見ずに書けるかを最後に確認する。
  • 日野キャンパスまでの経路と所要時間を事前に調べ、受験票・筆記用具・昼食を前日に用意する。
  • 4科目すべての受験が判定の条件なので、途中で体調を崩さないよう、前日は早めに休む。

合格発表は12月12日です。結果がどうであっても、翌日からは一般選抜に向けた勉強に戻れるよう、12月以降の計画も試験前に作っておくと切り替えがスムーズです。

高1・高2の人へ

スカラシップ選抜は、評定などの出願基準がなく、学力試験の結果で判定される入試です。来年以降に受けることを考えているなら、現代文の読解、英語の語彙と文法、数学または社会の基礎を高2のうちに一通り固めておくことが、そのまま準備になります。志望理由も、オープンキャンパスなどで学科の内容を知っておくと書きやすくなります。入試の内容は年度によって変わることがあるので、受ける年度の要項で必ず確認してください。

基礎学力テスト型の対策を相談したい方へ

EIMEI予備校では、基礎学力テスト型の年内入試について、試験までに何をどの順番で進めるかを個別に相談できます。各校舎の公式LINEから「基礎学力テスト 相談」と送ってください。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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EIMEI予備校について

EIMEI予備校は川越・ふじみ野・鶴瀬の3校舎で、大学受験の1対1個別指導をしています。中高一貫校の中学生から、高校生・既卒生までが対象です。大学ごとに入試対策読本を自作していて、志望校が決まっている人には、その大学の出題に合わせて何をどの順番で進めるかを一緒に決めていきます。

  • 川越校舎(2026年6月開校)川越駅から徒歩5分、本川越駅から徒歩8分。自習室は朝7時から使えます。
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二神大輝