総合型選抜はいつから始めるべきか|高1・高2・高3別に塾長が本音で答えます【2026年版】

「総合型選抜って、高3の夏から始めれば間に合いますか?」——毎年、この質問を何十回と受けます。そのたびに私は正直に答えます。「間に合う場合もある。でも、余裕を持って合格できる準備は、もうできていない」と。

これは脅しではありません。10年間、毎年この時期に焦りながら駆け込んでくる生徒を見てきた、現場の実感です。この記事では、学年別に「今から何をすべきか」を具体的にお伝えします。今の学年がどこであっても、読み終えたら動けるはずです。

なぜ総合型選抜は早めに始めるべきなのか

総合型選抜の準備が「早いほど有利」な理由は、必要なものの多くが「一夜漬けで作れないもの」だからです。志望理由書に書く原体験、面接で語るエピソード、評定平均、英検の取得——これらはすべて、積み上げに時間がかかります。高3の夏に気づいても、遡って経験を作ることはできません。

特に評定平均は、高1の1学期から積み上げるものです。多くの大学が総合型選抜の出願条件に「評定平均3.5以上」などを設けています。高3になってから「推薦で行きたい」と気づいても、高1・高2の評定は変えられません。これが、早期スタートが有効な最大の理由です。

高校1年生が今すぐやるべきこと

高1の今の行動が、2年後の選択肢の広さを決めます。この時期にやるべきことは3つです。

①評定を高く保つ
高1の評定も評定平均に含まれます。定期テストを軽視せず、常に意識して取り組みましょう。

②自分が熱中できる活動を見つける
部活・ボランティア・資格取得・探究活動——何でも構いません。「本気で取り組んだ経験」が、後に志望理由書と面接の核になります。今の時点では、何が将来使えるかは分かりません。だからこそ、興味があることに全力で飛び込むことが大切です。

③英検を取得する
高1のうちに英検2級を取っておくと、推薦入試でも一般入試でも有利になります。英語は積み上げの科目なので、早ければ早いほど楽になります。

高校2年生が今すぐやるべきこと

高2は「方向性を固める」時期です。ぼんやりと「推薦もありかな」という段階から、「どの大学のどの学部を、どの方式で目指すか」を具体化し始めましょう。

①志望大学のアドミッション・ポリシーを調べる
大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)を読み、自分との一致点を探します。「この大学が自分を求めているか」「自分はここで学びたいか」を真剣に考える時期です。

②オープンキャンパスに参加する
高2のうちにできるだけ多くのオープンキャンパスに参加しましょう。実際に大学の雰囲気を感じ、先生や在校生と話すことで、志望動機が具体的になります。これが後の面接で「なぜこの大学か」を語るときの、本物のエピソードになります。

③自己分析を始める
「なぜ自分はその分野に興味があるのか」を掘り下げ始めましょう。高2のうちに自己分析の土台を作っておくと、高3での志望理由書作成がスムーズになります。自己分析の具体的なやり方はこちらの記事で詳しく解説しています。

高校3年生が今すぐやるべきこと

高3は時間との勝負です。多くの大学の総合型選抜は7〜9月に出願し、9〜11月に選考が行われます。逆算すると、今すぐ動かないと間に合いません。

①志望理由書の作成を今すぐ始める
志望理由書は1回で完成しません。最低でも5〜10回は書き直します。出願まで時間がないと思っているなら、今日から書き始めてください。書き方の詳細は志望理由書の書き方の記事をご覧ください。

②模擬面接を早めに始める
面接は場数が命です。夏のうちから模擬面接を繰り返し、本番までに少なくとも10回以上は実践練習をしましょう。面接で落ちる人・受かる人の差については面接対策の記事で詳しく解説しています。

③一般選抜の勉強も並行して続ける
総合型選抜は必ず合格するとは限りません。万が一に備えて、一般選抜の勉強も止めないことが重要です。総合型選抜だけに絞るのは、リスクが高いです。

「遅すぎた」はない。でも「早いに越したことはない」

正直に言います。高3の秋から始めて合格した生徒も、私は見てきました。だから「もう遅い」とは言いません。でも同時に、高1・高2のうちから準備していた生徒の方が、圧倒的に余裕を持って合格しているのも事実です。

今が何年生であっても、動き出すなら今日が一番早いです。「まだ早い」と思っている高1・高2も、「もう遅いかも」と焦っている高3も、まずは一度話を聞きに来てください。今の状況から逆算して、何をすべきかを一緒に考えます。

総合型選抜対策の全体像は推薦入試対策ゼミの解説記事をご覧ください。志望理由書・小論文・面接・書類作成まで、EIMEIが提供するサポートの詳細を解説しています。

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二神大輝