武蔵野大学 総合型選抜Ⅱ期(基礎学力型)2027|11/10締切までの手続きと1次試験の準備

この記事は、武蔵野大学の総合型選抜Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)を受けるかどうか迷っている高校3年生・既卒生と保護者の方に向けたものです。2026年11月3日時点で出願期間中で、締切は11月10日(火)の消印有効です。残り1週間で済ませる手続きと、11月29日(日)の1次試験までの準備を順番にまとめます。

まず日程を確認する

公式の2027年度入試ページに書かれている日程は次のとおりです。出願から入学手続まで、年内に大きな山が2回あります。

項目 日程(2027年度入試)
出願期間 10月28日(水)〜11月10日(火)郵送・消印有効
1次 受験票公開 11月25日(水)
1次試験(基礎学力検査) 11月29日(日)
1次 合格発表 12月4日(金)
2次 受験票公開 12月9日(水)
2次試験(書類審査・面接) 12月13日(日)
2次 合格発表 12月18日(金)
入学手続(一括納入) 12月18日(金)〜1月13日(水)
入学手続(2段階手続) 第一次 12月18日(金)〜1月13日(水)、第二次 1月14日(木)〜3月9日(火)

受験票は郵送されず、公式サイトのオンライン受験票ページから取得する形です。11月25日以降に自分で開いて、試験場を確認することを予定に入れておいてください。

この入試のしくみ

1次は基礎学力検査、2次は書類と面接

1次試験は基礎学力検査(マークシート方式、各科目60分)です。公式ページには「各科目の得点を偏差値換算し合否を判定します」と書かれています。科目ごとの素点をそのまま足すのではなく、受験者全体の中での位置に直して比べる、という意味です。

1次を通過した人だけが2次に進みます。2次は書類審査(エントリーシート、調査書類など)と面接(10分程度)で、志望学科の修学キャンパス(有明か武蔵野)で行われます。国際データサイエンス学部データサイエンス学科(通信制)は2次がオンラインです。

科目は学科ごとに違う

試験科目は英語・国語・数学・理科の組み合わせで、学科によって必須科目や判定のしかたが異なります。公式の「学科別試験概要」では、多くの学科が英語と高得点の1科目による2科目判定で、一部の学科は化学を含む3科目判定、満点も学科によって違うことが示されています。自分の志望学科の行は、必ず学科別試験概要の画像・PDFで確かめてください。

出題範囲について、公式資料から読み取れる注意点は次のとおりです。

  • 国語は古文の独立問題を選べる。漢文の独立問題は出題されない
  • 数学は選択式で、数学を2科目選ぶことはできない
  • 時間割は1時限10:30〜11:30、2時限12:40〜13:40、3時限14:30〜15:30

第2志望制で2学科に出願できる

この入試は第2志望制の対象で、1回分の検定料で2つの学科に出願できます。ただし、1次で両方の学科を通過した場合、2次は第1志望学科だけ受験できます。組み合わせられる学科は受験科目で決まり、公式の「併願可能学科一覧」に載っています。薬学科と看護学科は他学科との併願ができません。

他大学との併願と、入学手続の期限

2027年度の入試ガイドには、ガイドに載っているすべての入試で他大学との併願が可能と書かれています。総合型選抜Ⅱ期もこの中に含まれます。年内入試の「専願」「併願」の考え方は年内入試の併願ルールで整理しています。

入学手続には一括納入と2段階手続があります。公式ページには、入学金を納めておけば第二次手続期間内まで他大学の受験結果を待つことができるとあります。2月の一般選抜も受けるつもりなら、12月18日の発表のあとに家族でどちらの手続にするかを決めておくと慌てずに済みます。

申請型奨学金の対象になる入試

この方式は名前のとおり「奨学金対象」で、申請型奨学金制度の対象入試です。公式の制度ページによると、給付内容は次の3パターンから選んで申し込みます。

  • パターンA:授業料全額免除(最大4年間、薬学科は最大6年間)
  • パターンB:授業料半額免除(最大4年間、薬学科は最大6年間)
  • パターンC:授業料半額免除(最大2年間)

押さえておきたい条件は次のとおりです。

  • 出願時に「申請型奨学金制度申込書」を提出する。申し込めるのは第1志望学科だけ
  • 合否は奨学金の申請の有無と関係なく判定される。合格後に入試成績などで奨学金の採用審査がある
  • 不採用でも一般の合格者として入学できる
  • 入学後は1年ごとに、学科・学年内の成績順位で継続を判定する(パターンAは上位15%以内、パターンB・Cは上位30%以内)
  • 国際データサイエンス学部データサイエンス学科(通信制)は対象外

申し込んでも合否には影響しないと明記されているので、家庭で話し合ったうえで、出したい人は出願書類と一緒にそろえるのが現実的です。申込書は公式の「入学試験要項・出願書類」ページからダウンロードできます。

11月10日の締切までにやること

武蔵野大学の2027年度入試は、すべてインターネット出願です。紙の願書や冊子の要項はなく、要項はダウンロードします。11月3日から11月10日の締切までの1週間は、次の順で進めると漏れが出にくくなります。

  1. 11/3〜11/4:要項を読む。公式の「2027年度入学試験要項」をダウンロードし、出願資格・出願書類・出願方法のページを確認します。既卒生や、学校以外の書類が必要になりそうな人は特に早めに。
  2. 11/4まで:調査書を高校に依頼する。発行に数日かかる学校もあります。既卒生は出身校への申請方法を先に確認してください。
  3. 11/4〜11/7:エントリーシートを書く。公式のエントリーシートには「志望する理由・動機・きっかけ」「入学後何を学びたいか、どのような学生生活を過ごしたいか」「将来の目標」の3つの設問と、写真欄、部活動欄があります。第2志望制を使う場合は両学科分が必要です。
  4. 同じ時期:資格の証明書をそろえる。エントリーシートの資格欄に書く場合は証明書のコピーが必要で、提出がないと記載が無効になります。英語外部検定活用方式を使う場合も、出願時に成績証明書などを出します。
  5. 11/8ごろ:Web出願の登録と検定料の支払い。試験場(有明か武蔵野)は出願時に選びます。第1・第2志望の学科、奨学金の申し込み、受験科目の選択を登録画面で間違えないように確認します。
  6. 11/9〜11/10:郵送。消印有効なので、最終日に郵便局の窓口で出すと消印の日付を確実にできます。ただ、余裕を持って前日までに出すのが安全です。

登録の締切時刻や、Web登録と郵送の期限の関係は、募集要項で確認してください。エントリーシートは、設問ごとに「きっかけ→学びたいこと→将来」の順で話がつながっているかを、書き終えてから読み返すとよいでしょう。

英語外部検定活用方式を使うか決める

総合型選抜Ⅱ期は英語外部検定活用方式の対象です。公式ページの内容をまとめると次のとおりです。

  • 指定の検定のスコアを換算表に当てはめ、英語のみなし得点(95点〜65点)に換算する(グローバルビジネス学科は上限が70点)
  • 出願後も当日に英語の筆記試験を受けられ、その場合はどちらか得点の高い方で判定する
  • スコアは2024年8月1日以降に受験・取得したものが有効
  • 対象は英検(準2級以上、S-CBT・S-Interviewを含む)、GTEC(Advanced・CBT)、IELTS、TOEFL iBT、TOEIC、TEAPなど。対象外の形式もあるので一覧で確認する

当日も受けられて高い方が使われるので、条件に合うスコアがある人は証明書を出しておき、当日も英語を受けるのが損のない形です。自分のスコアが何点に換算されるかは、公式の換算表で確かめてください。外部スコアの使い方の全体像は英検などの外部スコアにまとめています。

11月29日の1次試験までの準備

出願が終わると、試験までは約3週間です。ここからは大学の公式サイトで公開されている過去問を中心に進めます。公式の過去問ページでは、総合型選抜Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)の2026年度分が、英語・国語・数学・化学の科目ごとに公開されています(公開は過去1年分のみで、著作権の許諾が下りなかった問題は掲載されていません)。

3週間の進め方の例

  1. 11/11〜11/14:過去問を1回分、時間を計って解く。各科目60分を本番と同じ時間割で解き、どの大問で時間を使いすぎたかをメモします。
  2. 11/15〜11/23:弱点の単元を戻って練習する。間違えた問題を「知識が足りない」「時間が足りない」「読み違え」に分け、知識不足の単元だけ教科書・問題集に戻ります。
  3. 11/24〜11/27:過去問の解き直しと、同じ形式の問題演習。1回目に間違えた問題が解けるかを確認し、マークの塗り方と見直しの時間も含めて練習します。
  4. 11/28:軽めの確認だけ。単語・古文単語・公式など、短時間で見返せるものに絞り、早めに寝ます。

科目ごとの練習のしかた

英語:60分のマーク式なので、文法・語彙の問題で迷う時間を減らし、長文に時間を残すのが基本の考え方です。過去問で大問ごとの所要時間を計り、目安を決めておきます。時間内に解き終わらない人は、長文1題を何分で読めているかを先に測り、設問を先に見るかどうかなど解く順番を決めてから演習します。

国語:古文の独立問題を選ぶかどうかは、過去問で現代文と古文の両方を一度解いてから決めるのがおすすめです。古文単語と助動詞が固まっていない人は、残り3週間で無理に古文を選ばず、現代文の選択肢を根拠で切る練習に時間を回す判断もあります。漢文の独立問題は出ないので、漢文の勉強時間は不要です。

数学:選択できる数学は学科ごとに決まっていて、2科目は選べません。公開されている過去問の科目区分は「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列)・C(ベクトル)」と「数学Ⅰ・A」です。どちらを受けるかを出願時に決めたら、その範囲の典型問題を教科書の例題レベルから確認し、計算ミスを減らす見直しの手順を決めておきます。

化学(化学を課す学科のみ):公開されている過去問の区分は「化学基礎・化学」です。物質量や濃度の計算など、どの単元でも土台になる基本問題から固めておくと安心です。

偏差値換算を意識した戦い方

得点が偏差値換算されるということは、受験者の多くが取れる問題を落とすと差が開きやすいということです。難問で粘るより、基本問題を確実に取って見直しの時間を残すほうが合理的です。2科目判定の学科では英語と高得点の1科目で判定されるため、得意な科目を1つ決めて伸ばす考え方も取れます。どの科目が判定に使われるかは、志望学科の試験概要で確認してください。

当日の段取りや直前期の過ごし方は基礎学力テスト型入試の勉強法でも詳しく扱っています。

1次の発表から2次の面接までの9日間

1次の発表は12月4日(金)、2次は12月13日(日)です。間が9日しかないので、面接の準備は1次の前から少しずつ始めておくと楽になります。2次の書類審査ではエントリーシートと調査書類が見られ、面接は10分程度です。

  • エントリーシートのコピーを取っておき、書いた内容を自分の言葉で1分程度で話せるようにする
  • 「なぜこの学科か」「入学後に何を学びたいか」「将来の目標」の3つは、エントリーシートの設問と同じなので答えをそろえる
  • 修学キャンパスが会場なので、有明か武蔵野か、行き方と所要時間を事前に調べる

面接での話し方の基本は面接対策にまとめています。

一般選抜との両立をどう考えるか

11月下旬から12月中旬は、年内入試と一般選抜の勉強が重なる時期です。基礎学力検査の対策は、英語・国語・数学の基礎の確認なので、一般選抜の勉強と大きくずれません。過去問演習で見つかった弱点は、そのまま一般選抜の対策にもつながります。

なお、Ⅱ期に出願した人は、一般選抜C日程に出願する際の検定料割引の対象になると要項に書かれています(割引は同じ年度内の出願に限る)。結果がどうであれ、武蔵野大学の一般選抜も視野に入れている人は確認しておくとよいでしょう。年内入試の結果が出なかった場合の切り替え方は総合型・推薦に落ちたらを読んでおくと、12月以降の計画が立てやすくなります。

基礎学力テスト型の対策を相談したい方へ

EIMEI予備校では、基礎学力テスト型の年内入試について、試験までに何をどの順番で進めるかを個別に相談できます。各校舎の公式LINEから「基礎学力テスト 相談」と送ってください。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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EIMEI予備校について

EIMEI予備校は川越・ふじみ野・鶴瀬の3校舎で、大学受験の1対1個別指導をしています。中高一貫校の中学生から、高校生・既卒生までが対象です。大学ごとに入試対策読本を自作していて、志望校が決まっている人には、その大学の出題に合わせて何をどの順番で進めるかを一緒に決めていきます。

  • 川越校舎(2026年6月開校)川越駅から徒歩5分、本川越駅から徒歩8分。自習室は朝7時から使えます。
  • ふじみ野校舎 ふじみ野駅東口から徒歩1分。
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二神大輝