日本大学文理学部 一般選抜2027|A個別・N方式の日程と配点

日本大学文理学部の2027年度一般選抜は、A個別方式(人文系・社会系は2月3日(水)、理学系は2月4日(木))、N全学統一方式(第1期2月1日(月)・第2期3月4日(木))、C共通テスト利用方式の3つです。法学部・経済学部などが実施するAN共通日程方式は、文理学部では実施されません。

募集人員が最も多いのはA個別方式で、社会学科だけで100名です。2026年度のA個別方式には文理学部全体で7,249人が志願し2,464人が合格しました。

以下、日本大学の2027年度一般選抜の資料で確認できた日程・科目・配点・募集人員と、2026年度の学科別の入試結果、18学科ある文理学部での学科選びと併願の組み方を整理します。

1. 基本情報(2027年度 文理学部 一般選抜)

方式 試験日・出願締切・合格発表
N全学統一方式 第1期 試験2月1日(月)/締切1月22日(金)/発表2月12日(金)
A個別方式 人文系・社会系 試験2月3日(水)/締切1月22日(金)/発表2月12日(金)
A個別方式 理学系 試験2月4日(木)/締切1月22日(金)/発表2月12日(金)
C共通テスト利用方式 共通テスト1月16日(土)・17日(日)/締切1月15日(金)/発表2月12日(金)
N全学統一方式 第2期 試験3月4日(木)/締切2月25日(木)/発表3月12日(金)
入学手続締切 A方式・N方式第1期・C方式は2月19日(金)、N方式第2期は3月18日(木)
出願方法 インターネット出願(書類の提出方法などの詳細は募集要項で確認)

合格発表は10時です。A個別方式とN方式第1期は出願締切も合格発表も同じ日なので、1月22日までに受ける方式をまとめて決めます。

日本大学全体の方式と学部ごとの違いは日本大学 一般選抜2027年度|方式・日程・入試結果まとめ、経済学部のAN方式への切り替えは日本大学経済学部 AN方式2027で整理しています。

2. 3つの方式の違い

A個別方式

文理学部が独自に作る問題で受ける、募集人員が最も多い方式です。人文系・社会系(哲学科〜地理学科の12学科)と理学系(地球科学科〜化学科の6学科)で試験日が分かれます。

N全学統一方式

全学部共通の問題で、同じ試験日・同じ問題で複数の学部・学科に併願できる方式です。入学検定料は18,000円です。方式全体の仕組みは日本大学N全学統一方式2027で詳しく書いています。

C共通テスト利用方式

大学入学共通テストの得点で判定し、文理学部独自の試験はありません。出願締切が1月15日(金)で、共通テストの前に出願を済ませる必要があります。

3. 科目と配点

A個別方式 人文系・社会系(2月3日)

  • 国語 100点:必須問題(現代の論理的な文章・文学的な文章)と、選択問題(現代の論理的な文章か古典〈漢文を除く〉から1題)
  • 地理歴史・公民・数学・情報から1科目 100点:地理総合・地理探究、歴史総合・日本史探究、歴史総合・世界史探究、公共・政治経済、公共・倫理、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、情報Ⅰ
  • 外国語 100点

合計300点で、体育・心理・地理学科も同じです。国文学科は国語の選択問題で古典を選ぶ必要があり、選ばないと国文学科の判定では選択問題が0点になります。国文学科と他学科を両方出す人は、古典を選んでおけば両方で使えます。

A個別方式 理学系(2月4日)

数学・理科(または情報)・外国語の3教科です。数学科・情報科学科・物理学科は数学Ⅲを含む出題を選ぶ必要があります。要項には学科別の配点表があり、数学科・情報科学科・物理学科と、地球科学科・生命科学科・化学科で数字が異なるので、理学系を受ける人は要項の表で確認してください。

N全学統一方式(第1期・第2期)

  • 人文系・社会系(哲学科〜教育学科):国語100点、地理歴史・公民・数学①から1科目100点、外国語100点
  • 体育学科・心理学科・地理学科:国語・数学①・数学②から1科目100点、地理歴史・公民・理科から1科目100点、外国語100点
  • 理学系(地球科学科〜化学科):数学②100点、理科100点、外国語100点

数学①は数学Ⅰ・Ⅱ・A(図形の性質、場合の数と確率)・B(数列)・C(ベクトル)、数学②はこれに数学Ⅲと数学Cの平面上の曲線と複素数平面が加わります。心理学科・体育学科・地理学科は、N方式なら国語を使わずに数学と理科で受ける組み方もできるのが、A個別方式との大きな違いです。

C共通テスト利用方式

  • 哲学・史学・国文・中国語中国文化・英文・ドイツ文学・社会福祉・教育学科:国語200点、地歴・公民・数学・理科・情報から1科目200点、外国語200点(リーディング・リスニング各100点)
  • 社会学科:国語200点、地歴・公民・数学・理科から1科目100点、情報100点(必須)、外国語200点の4教科4科目
  • 体育・心理・地理学科:国語か数学から1科目100点、地歴・公民・理科・情報から1科目100点、外国語200点

社会学科のC方式だけは共通テストで情報を受けていないと出願の意味がありません。理学系の科目は要項で確認してください。

英語外部試験と判定

A個別方式とN方式では、英語資格・検定試験のスコアを外国語の得点に換算でき、換算点と当日の外国語の得点のうち高い方が使われます。A個別方式の換算は基準①が95点、②が80点、③が65点で、基準①は英検CSE 2,304以上、GTEC 1,180以上、TEAP 309以上、IELTS 5.5以上などです。2025年1月以降に受けたスコアが対象です。外国語以外の選択科目などは標準化得点で判定されます。

4. 学科別の募集人員(2027年度)

学科 A個別/N第1期/N第2期/C
哲学科 28/5/2/9
史学科 68/3/2/6
国文学科 45/10/2/10
中国語中国文化学科 23/3/2/3
英文学科 51/4/3/10
ドイツ文学科 23/2/2/5
社会学科 100/10/2/6
社会福祉学科 19/2/1/3
教育学科 49/3/3/8
体育学科 55/7/3/10
心理学科 55/3/2/8
地理学科 32/2/2/6
地球科学科 29/2/1/6
数学科 25/2/2/6
情報科学科 30/5/2/8
物理学科 25/5/2/8
生命科学科 32/3/2/5
化学科 30/5/3/5

2026年度と比べると、A個別方式は心理学科が50名から55名、国文学科が40名から45名に増え、体育学科は65名から55名に減りました。N方式第1期は体育学科が3名から7名、哲学科が3名から5名に増えています。

5. 2026年度入試の結果(学科別)

日本大学が公表した2026年度一般選抜の結果から、A個別方式とN方式第1期を並べます(倍率は受験者÷合格者)。

学科 A個別:志願・合格(倍率)/N第1期:志願・合格(倍率)
哲学科 411・108(3.6倍)/333・64(5.0倍)
史学科 747・260(2.7倍)/511・132(3.7倍)
国文学科 461・132(3.3倍)/377・138(2.6倍)
中国語中国文化学科 174・45(3.8倍)/132・49(2.3倍)
英文学科 519・192(2.6倍)/351・136(2.4倍)
ドイツ文学科 156・68(2.2倍)/171・65(2.5倍)
社会学科 1,266・399(3.1倍)/772・191(3.8倍)
社会福祉学科 211・68(3.0倍)/187・51(3.5倍)
教育学科 473・194(2.4倍)/303・71(4.1倍)
体育学科 363・120(3.0倍)/221・43(4.5倍)
心理学科 712・186(3.7倍)/481・65(6.6倍)
地理学科 293・92(3.1倍)/189・29(5.8倍)
地球科学科 262・96(2.6倍)/129・33(3.5倍)
数学科 241・74(3.1倍)/164・38(4.1倍)
情報科学科 302・100(2.9倍)/204・62(3.2倍)
物理学科 171・89(1.8倍)/148・68(2.1倍)
生命科学科 247・123(1.9倍)/179・50(3.2倍)
化学科 240・118(1.9倍)/148・72(1.9倍)

文理学部全体では、A個別方式が志願者7,249人・合格者2,464人、N方式第1期が5,000人・1,357人、C方式が4,365人・1,476人でした。N方式第2期は志願者1,641人に対し合格者86人で、社会学科は受験181人・合格8人(22.6倍)、心理学科は受験91人・合格3人(30.3倍)です。第2期を併願の受け皿として当てにするのは難しいと考えてください。

N方式第1期は心理学科6.6倍、地理学科5.8倍と、募集人員の少なさがそのまま倍率に出ています。

6. 学科選びと併願の組み方

同じ学科をA個別とN方式で出す

日本大学では、同じ学部・学科をA方式とN方式に同時出願すると、N方式の検定料が0円になります。第一志望の学科はA個別方式(2月3日)とN方式第1期(2月1日)の両方で出すのが基本形です。

N方式で他学科・他学部を足す

N方式第1期は1回の試験で複数の学科に出せます。たとえば社会学科を軸にして、N方式で社会福祉学科や教育学科、他学部の学科を足す組み方です。日大・駒澤・専修をまとめて受けるときの日程の考え方は日大・駒澤・専修の入試、日程で問題が変わる大学の受け方は日東駒専は日程で問題が変わるを参照してください。

学科を選ぶときの基準

  • A個別方式は人文系・社会系の12学科が同じ日・同じ科目なので、学科を変えても準備は変わりません。違うのは国文学科の古典の条件だけです
  • 心理学科・地理学科はN方式第1期の倍率が高めでした。A個別方式を主に考える方が計画を立てやすい学科です

文学部・人文系の学部をほかの大学とあわせて考える人は文学部・人文系を受けるならも参考にしてください。

7. 出願までのチェックリスト

  • 第一志望学科をA個別方式とN方式に同時出願する(N方式の検定料0円)か決めたか
  • 国文学科を出すなら、国語の選択問題で古典を選ぶ準備をしているか
  • N方式で足す学科・学部を決めたか
  • C方式を出すなら1月15日の締切、社会学科なら共通テストの情報の受験を確認したか
  • A・N第1期・Cの出願を1月22日(金)までに終えられるか
  • 2月12日の発表と2月19日の手続締切を、他大学の日程と重ねて確認したか

8. よくある質問

Q. 文理学部にAN共通日程方式はありますか?

2027年度の科目一覧では、AN共通日程方式の実施学部に文理学部は入っていません。文理学部はA個別方式・N全学統一方式・C共通テスト利用方式です。

Q. 心理学科はA個別方式とN方式のどちらが受けやすいですか?

2026年度の受験倍率はA個別方式3.7倍、N方式第1期6.6倍でした。募集人員もA個別方式55名に対しN方式第1期3名なので、A個別方式を主に考える方が現実的です。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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