東京理科大学 理学部第一部 B方式2027|科目・配点・倍率

東京理科大学 理学部第一部のB方式は、2027年2月5日(金)に6学科そろって実施されます。出願期間は1月7日(木)〜1月21日(木)、合格発表は2月23日(火)午前10時です。

試験は数学・英語・学科ごとの選択科目の3教科で、各100点の300点満点(化学科・応用化学科は化学が150点で350点満点)。2026年度入試のB方式では、理学部第一部全体で6,752人が志願し、1,926人が合格しました。

以下、2027年度一般選抜要項で確認できた学科別の科目・配点・募集人員と、2026年度の学科別の結果、同じ理学部第一部で行われるA方式との違いを整理します。

1. 基本情報(2027年度 B方式・理学部第一部)

項目 内容
試験日 2027年2月5日(金)
対象学科 数学科・物理学科・化学科・応用数学科・応用化学科・科学コミュニケーション学科
出願期間 1月7日(木)〜1月21日(木)
合格発表 2月23日(火)午前10時
入学手続 1次手続 2月24日(水)〜3月1日(月)、2次手続締切 3月11日(木)
試験科目 数学・英語・事前選択科目(学科で異なる)
満点 300点(化学科・応用化学科は350点)
入学検定料 1学科35,000円、同じ試験日に2学科出願する場合は55,000円
試験会場 神楽坂キャンパスほか(会場ごとの実施日は要項で確認)

B方式は東京理科大学独自の試験で、全学部・全学科で実施されます。試験会場はWeb出願で選び、入学検定料を支払った時点で確定します。会場は定員に達すると選べなくなることがあるので、出願は早めに済ませましょう。

2. 学科別の科目と配点

3つの時間帯で試験を行います。1回目と2回目は6学科共通で、3回目が学科ごとの「事前選択科目」です。

時間割と共通の科目

  • 1回目(10:00〜11:40)数学 100点:数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C
  • 2回目(12:50〜13:50)英語 100点:英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ、論理・表現Ⅰ〜Ⅲ。リスニング・スピーキングは課しません
  • 3回目(14:50〜16:10)事前選択科目:学科ごとに下の表のとおり

3回目の科目と満点

学科 3回目の科目/満点
数学科 数学/300点満点
物理学科 物理(物理基礎・物理)/300点満点
化学科 化学(化学基礎・化学)150点/350点満点
応用数学科 数学/300点満点
応用化学科 化学(化学基礎・化学)150点/350点満点
科学コミュニケーション学科 物理または化学/300点満点(化学は150点満点の採点結果を100点に換算)

数学科と応用数学科は、1回目と3回目の2つの時間帯で数学を受ける形です。300点のうち200点が数学になるので、数学の記述・計算の両方を時間内に仕上げる練習が中心になります。

化学科と応用化学科は、化学だけが150点です。数学・英語より化学の比重が大きいので、理論・無機・有機をまんべんなく仕上げておく必要があります。理科大の数学・理科の出題の比べ方は理系の大学別 数学・理科で整理しています。

英語は100点で、どの学科でも3分の1弱の比重です。理科大の英語の位置づけは早慶上理の英語で他大学と比べています。

3. 募集人員(2027年度)

学科 B方式の募集人員
数学科 40名
物理学科 40名
化学科 40名
応用数学科 45名
応用化学科 45名
科学コミュニケーション学科 24名

理学部第一部の一般選抜では、B方式の枠が最も大きい入口です。たとえば数学科は、A方式4教科型20名・3教科型10名・2教科+英語資格検定5名に対し、B方式が40名です。

4. 2026年度 B方式の学科別入試結果

大学公表の2026年度入学試験結果(一般選抜)から、理学部第一部のB方式の数字を抜き出しました。倍率は受験者数÷合格者数、合格者数と合格最低点は追加合格者を含む数字です。

学科 2026年度の結果
数学科 志願1,052人・受験1,005人・合格278人(3.6倍)/合格最低点169点
物理学科 志願1,844人・受験1,763人・合格420人(4.1倍)/合格最低点196点
化学科 志願1,217人・受験1,171人・合格380人(3.0倍)/合格最低点220点(350点満点)
応用数学科 志願649人・受験622人・合格217人(2.8倍)/合格最低点147点
応用化学科 志願1,379人・受験1,322人・合格401人(3.2倍)/合格最低点227点(350点満点)
科学コミュニケーション学科 志願611人・受験579人・合格230人(2.5倍)/合格最低点171点
理学部第一部 計 志願6,752人・受験6,462人・合格1,926人

2025年度の倍率は、数学科2.6倍・物理学科3.2倍・化学科2.9倍・応用数学科2.5倍・応用化学科3.5倍でした。2026年度は数学科と物理学科の倍率が大きく上がっています。科学コミュニケーション学科は2025年度の数字がありません。

合格最低点を満点に対する割合で見ると、数学科は約56%、物理学科は約65%、応用数学科は約49%です。学科による差が大きいので、過去問の自己採点は学科の最低点と比べて目標を決めましょう。合格最低点は年によって動きます。

5. 理学部第一部で行われる他の方式との違い

2027年度の一般選抜要項に載っている方式はA方式・B方式・S方式です。理学部第一部ではS方式は実施されません(S方式は創域理工学部の数理科学科と電気電子情報工学科のみ)。また、要項にC方式・グローバル方式の記載はありません。

A方式(大学入学共通テスト利用)

  • 4教科型(700点):外国語200点(リーディング100・リスニング100)、数学200点(数学Ⅰ・A 100、数学Ⅱ・B・C 100)、理科200点、国語または情報Ⅰ 100点(国語は200点を100点に換算)
  • 3教科型(600点):外国語200点、数学200点、理科200点
  • 2教科+英語資格検定:英語資格のスコアは出願資格で、加点はありません。数学科・応用数学科は600点、他の4学科は400点満点
  • 出願期間:4教科型・3教科型は1月7日(木)〜1月15日(金)、2教科+英語資格検定は1月7日(木)〜2月9日(火)(締切の扱いは要項で確認してください)
  • 合格発表:4教科型・3教科型は2月16日(火)午前10時、2教科+英語資格検定は3月3日(水)午前10時

A方式の理科は学科で指定が異なります(理科を2科目受験する場合、物理学科は物理、応用化学科は化学を第1解答科目にする必要があり、そうしないと理科は0点になります)。2教科+英語資格検定の出願資格は、たとえば英検(CSE)1950以上、TEAP225以上、GTEC930以上で、すべて4技能の受験が必要です。

2026年度 A方式の結果(理学部第一部・計)

方式 2026年度の結果
4教科型(700点満点) 志願2,318人・合格1,009人
3教科型(600点満点) 志願2,256人・合格672人
2教科+英語資格検定 志願608人・合格250人

3教科型は2026年度から始まった方式で、応用化学科は4.3倍、化学科は3.8倍でした。A方式とB方式の組み合わせ方は東京理科大学のB方式・S方式・A方式の違いで詳しく扱っています。

6. 併願の組み方

同じ日に出せるのは2学科まで

B方式は、試験日が同じで1〜3回目の科目が同じ学科なら、2学科まで出願できます。理学部第一部は6学科とも2月5日なので、たとえば数学科と応用数学科、化学科と応用化学科のように、3回目の科目が同じ学科どうしを組み合わせます。検定料は2学科で55,000円です。

他学部のB方式と日程をずらす

B方式は学部ごとに試験日が違います。2027年度は創域理工学部の一部の学科が2月3日(水)、先進工学部が2月4日(木)、理学部第一部が2月5日(金)、薬学部が2月7日(日)、工学部が2月8日(月)です。試験日が違えば複数の学科に出せますが、検定料は35,000円×出願学科数になります。

  • 2月3日〜5日の3日連続で受けると、体力と復習の時間が足りなくなりがち
  • 物理学科を本命にするなら、先進工学部・創域理工学部で物理を使える学科を組み合わせる
  • A方式(共通テスト利用)を出しておくと、2月5日を受ける前に1つ結果が出る可能性がある(発表は2月16日)

国公立大学を併願する人は、要項に「国公立大学中後期日程」受験者向けの延納申請の記載があります。2次手続の扱いは要項で確認してください。理科大と並べやすい理工系の私大は東京電機大学 理工学部2027や芝浦工業大学の前期日程・全学統一日程も参考にしてください。

7. 出願までのチェックリスト

  • 受ける学科の3回目の科目(数学・物理・化学)を確認した
  • 化学科・応用化学科は化学150点の350点満点であることを踏まえて、過去問の採点をしている
  • 同じ日に2学科出すなら、3回目の科目が同じ組み合わせになっている
  • 1月21日(木)までに出願を終える段取りを決めた
  • 試験会場を早めに選び、検定料を払って確定させた
  • A方式も出すなら、1月15日(金)の締切を予定に入れた
  • 合格発表(2月23日)と1次手続(3月1日まで)の日程を、他大学の手続日と並べて確認した

8. 本番までの準備スケジュール

  • 11月:過去問を1年分、時間を計って解く。学科の合格最低点と比べて、どの教科で何点足りないかを出す
  • 12月:数学は1回目の100分を想定した演習、理科は苦手分野の穴埋め。英語は60分で読み切る練習
  • 1月:共通テスト(A方式を出す人)と並行して、B方式の過去問を2〜3年分
  • 2月上旬:2月5日の本番。前日までに時間割どおりの通し練習を1回入れておく

理系の数学・理科の進め方の全体像は理系の数学・理科にまとめています。

9. よくある質問

Q. 応用物理学科はB方式で受けられますか?

2027年度の一般選抜要項で、理学部第一部のB方式の対象として載っているのは数学科・物理学科・化学科・応用数学科・応用化学科・科学コミュニケーション学科の6学科です。

Q. 英検のスコアはB方式で使えますか?

B方式の英語は大学独自の試験です。英語資格のスコアを使うのはA方式の2教科+英語資格検定で、出願資格としての利用です(加点はありません)。

Q. 数学科と物理学科を同じ日に併願できますか?

同じ日に2学科まで出せるのは、1〜3回目の科目が同じ場合です。数学科(3回目が数学)と物理学科(3回目が物理)は3回目の科目が違います。組み合わせの一覧は要項の同日併願のページで確認してください。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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二神大輝