日本大学経済学部は、2027年度からA個別方式を行わず、新しい「AN共通日程方式」で学部独自日程の一般選抜を実施します。第1期は2月3日(水)・4日(木)・5日(金)から試験日を選ぶ方式、第2期は2月20日(土)で、どちらも国語・選択科目・外国語の3科目300点です。
2026年度のA個別方式第1期は、経済学科の競争率が3.9倍(受験者3,487人・合格者903人)でした。この記事では、AN方式の日程・科目・募集人員、N全学統一方式との違い、2026年度の結果を順に整理します。
日本大学の一般選抜全体の流れは日本大学 一般選抜2027年度ハブにまとめています。
1. 基本情報(2027年度 AN共通日程方式)
経済学部の公式ページと日本大学の一般選抜スケジュールで確認できた内容です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 方式名 | AN共通日程方式(2027年度から導入。経済学部はA個別方式を実施しない) |
| 第1期 試験日 | 2027年2月3日(水)・4日(木)・5日(金)から自由に選択 |
| 第1期 出願期間 | 2027年1月5日(火)〜1月22日(金) |
| 第1期 合格発表 | 2月17日(水)13時 |
| 第1期 入学手続締切 | 2月24日(水)、二段階の最終締切は3月18日(木) |
| 第2期 試験日 | 2027年2月20日(土) |
| 第2期 出願期間 | 2027年1月5日(火)〜2月10日(水) |
| 第2期 合格発表 | 3月3日(水)13時 |
| 第2期 入学手続締切 | 3月10日(水)、二段階の最終締切は3月18日(木) |
| 試験科目 | 国語、地理歴史・公民・数学から1科目、外国語(各60分・各100点、計300点) |
| 試験場 | 東京、三島(第1期の三島は2月3日のみ) |
| 入学検定料 | 1学科目35,000円。第1期で複数日程に同時出願する場合、2学科目10,000円、3学科目以降1学科につき5,000円 |
出願は締切日までの郵送必着です。インターネットで手続きしたあとに書類を送るので、締切日に慌てないよう日程に余裕を持たせてください。
2. A個別方式からAN共通日程方式へ。何が変わったか
2026年度まで、経済学部は学部独自のA個別方式(第1期・第2期)を行っていました。2027年度はこれに代わり、法学部・経済学部・商学部・国際関係学部・危機管理学部・スポーツ科学部の6学部と短期大学部ビジネス教養学科が共同で実施するAN共通日程方式になります。
第1期は試験日を選べる
第1期は2月3日・4日・5日の3日間から、自分の日程に合わせて試験日を選べます。試験日が違えば、複数の学部・学科に出願できます。一方で、同じ試験日のなかで複数の学部・学科を併願することはできません(法学部は例外あり)。
また、同じ学部・学科に試験日を変えて複数回出願することもできます。経済学部の別学科を受けたいなら、日を分けて出願します。たとえば2月3日に経済学科、2月4日に産業経営学科、といった組み方です。
日ごとに得点を調整する
経済学部の科目資料では、AN第1期は3日間の得点を中央値補正法で調整し、調整後の総合点で合否を判定すると説明されています。第2期は標準化得点に換算して判定します。試験日によって有利・不利が出にくいようにする仕組みです。
日によって選べる科目が違う
ここは見落としやすい点です。第1期では、数学は2月3日・4日のみ、「地理総合,地理探究」は2月3日のみの実施です。2月5日は数学を選べません。第2期(2月20日)も地理は実施されません。
- 数学受験の人:第1期は2月3日か4日を選ぶ
- 地理受験の人:第1期の2月3日だけが受けられる日
- 日本史・世界史・公共,政治・経済の人:3日間どれでも選べる
3. 試験科目と配点
AN方式の経済学部は、第1期・第2期とも次の3科目です。時間割は国語10:00〜11:00、選択科目11:50〜12:50、外国語14:00〜15:00です。
| 教科 | 出題範囲・配点 |
|---|---|
| 国語 | 現代の国語,言語文化(漢文を除く) 100点 |
| 地理歴史・公民・数学 | 地理総合,地理探究/歴史総合,日本史探究/歴史総合,世界史探究/公共,政治・経済/数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A(図形の性質,場合の数と確率),数学B(数列),数学C(ベクトル)から1科目 100点 |
| 外国語 | 英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ,論理・表現Ⅰ〜Ⅲ 100点 |
数学の範囲に数学C(ベクトル)が入っている点に注意してください。数学を選ぶなら、ベクトルまで仕上げる計画が必要です。経済系の学部で数学をどう扱うかは経済・経営・商学部に数学は必要かで整理しています。
英語資格・検定試験のスコアも使える
外部の英語資格・検定試験のスコアを外国語の得点として使えます。経済学部の資料では、4技能の合計スコアを90点・80点・70点に換算し、当日の外国語の得点と比べて高い方を使うと案内されています。例として、英検のCSEスコアでは2,304以上が90点、2,142以上が80点、1,980以上が70点です。
- 2025年1月以降に受験したスコアのみ有効
- TOEFL ITPは利用不可
- TOEFL iBTは実施日によって基準が異なる
スコアの提出方法や他の試験の基準は、募集要項で確認してください。
4. 募集人員(経済・産業経営・金融公共経済学科)
2027年度のAN方式の募集人員は次のとおりです。資料では「AN方式の募集人員は第1期・第2期を合わせた人数とする」と注記されています。
| 学科 | 第1期/第2期 |
|---|---|
| 経済学科(国際コースを含む) | 195名/45名 |
| 産業経営学科 | 75名/20名 |
| 金融公共経済学科 | 40名/10名 |
2026年度のA個別方式は、第1期が経済学科175名・産業経営学科60名・金融公共経済学科35名、第2期が50名・30名・10名でした。第1期の枠は3学科とも増えています。
経済学科国際コースを志望する人は、国際コースへの出願が別に必要です。
5. 2026年度入試の結果(A個別方式)
AN方式は2027年度が初めてなので、前身にあたる2026年度A個別方式の結果を載せます。経済学部の入試結果ページの数字です。合格者最低点は標準化得点です。
A個別方式 第1期(2026年度・300点)
| 学科 | 受験者/合格者/競争率/合格者最低点 |
|---|---|
| 経済学科 | 3,487人/903人/3.9倍/167.67 |
| 産業経営学科 | 826人/219人/3.8倍/163.04 |
| 金融公共経済学科 | 275人/101人/2.7倍/155.12 |
A個別方式 第2期(2026年度・300点)
| 学科 | 受験者/合格者/競争率/合格者最低点 |
|---|---|
| 経済学科 | 743人/227人/3.3倍/165.12 |
| 産業経営学科 | 210人/31人/6.8倍/173.48 |
| 金融公共経済学科 | 94人/24人/3.9倍/160.68 |
第1期の競争率は、2025年度の2.5〜2.6倍から2026年度は経済学科3.9倍、産業経営学科3.8倍に上がりました。第2期の産業経営学科は6.8倍で、第2期は学科によって大きく振れることが分かります。2027年度は方式が変わるので、この数字はあくまで目安として見てください。
6. N全学統一方式との違い
経済学部はAN方式のほかに、N全学統一方式(第1期・第2期)も実施します。N方式の全体像は日本大学N全学統一方式2027で詳しく扱っています。
| 比較項目 | AN方式とN方式の違い |
|---|---|
| 試験日 | AN第1期は2月3日〜5日から選択、第2期2月20日。N第1期は2月1日(月)、N第2期は3月4日(木) |
| 併願の考え方 | ANは試験日が違えば複数学部・学科に出願可(同一試験日は不可)。Nは同一試験日・同一問題で複数の学部・学科を併願できる |
| 科目 | AN第1期・第2期とN第1期は国語・選択1科目・外国語の3科目300点。N第2期は外国語と、国語または数学①の2科目200点 |
| 試験場 | ANは東京・三島。N第1期は全国の会場、N第2期は郡山・千葉・東京・湘南 |
| 入学検定料 | AN1学科目35,000円。Nは18,000円 |
日本大学の案内では、A方式・AN方式とN方式で同じ学部・同じ学科(コース)を同時に出願すると、N方式の入学検定料が0円になるとされています。経済学部が第一志望なら、N第1期(2月1日)とAN第1期をセットで考えるのが自然です。
N第1期の募集人員は、経済学科(国際コースを含む)85名、産業経営学科35名、金融公共経済学科15名です。N第2期の募集人員は、経済学部の入試ページと科目資料で数字が異なって見えるため、ここでは書きません。募集要項で確認してください。
7. 2027年度の受け方と準備スケジュール
AN方式は日を分ければ同じ学部の複数学科も受けられるので、日程の組み方で受験回数が変わります。私立大学の日程の組み方は私立大学の入試日程はどう組むかも参考にしてください。
組み方の例(経済学部第一志望)
- 2月1日(月):N第1期で経済学科
- 2月3日(水):AN第1期で経済学科
- 2月4日(木):AN第1期で産業経営学科または金融公共経済学科
- 2月20日(土):第1期の手応えしだいでAN第2期
数学受験なら2月5日は使えません。地理受験なら第1期は2月3日だけです。選択科目によって使える日が違うことを前提に組んでください。
時期別にやること
- 11月:選択科目を確定。数学なら数学C(ベクトル)までの穴を洗い出す
- 12月:英語資格のスコアを使うかを決め、証明書の準備を確認
- 1月5日〜22日:第1期とN第1期の出願(郵送必着)
- 1月下旬:日本大学の過去問で時間配分を確認(各科目60分)
- 2月10日まで:第2期に出願するか判断
日東駒専は日程や方式によって問題の作りが変わることがあります。日東駒専は日程で問題が変わるもあわせて読んでおくと、過去問の使い方が決めやすくなります。
8. 出願前のチェックリストとよくある質問
チェックリスト
- 受けたい学科ごとに試験日を割り振った(同一試験日の併願は不可)
- 選択科目がその日に実施されるか確認した(数学は2月3日・4日、地理は2月3日のみ)
- 国際コース志望なら国際コースへの出願も済ませた
- 英語資格のスコアが2025年1月以降の受験か確認した
- N方式と同じ学科を同時出願して検定料の扱いを確認した
- 出願書類が締切日までに届くよう発送日を決めた
よくある質問
Q. 経済学部にA個別方式はありますか。
2027年度は実施しません。日本大学の一般選抜ページでも、経済学部はAN共通日程方式・N全学統一方式・C共通テスト利用方式を実施し、A方式は実施しないと示されています。
Q. AN第1期で同じ経済学科を複数日受けられますか。
日本大学のAN共通日程方式の案内では、同一学部・学科に複数回出願できるとされています。合否は試験日ごとに判定されます。検定料は2学科目10,000円、3学科目以降5,000円の割引があります。
Q. 英語資格のスコアがあれば英語の試験は受けなくていいですか。
AN方式の案内では、スコアを提出した場合は外国語の試験を受ける必要はなく、試験も受けた場合は高い方を合否判定に使うとされています。当日も受けておけば、高い方が使われます。
参考にした公式情報
- 一般選抜(日本大学経済学部)
- 一般選抜 経済学部 試験科目(日本大学)
- 一般選抜 実施スケジュール(日本大学)
- AN共通日程方式(日本大学)
- N全学統一方式(日本大学)
- 一般選抜(日本大学)
- 入試結果(日本大学経済学部)
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
あわせて読みたい
- 日本大学 一般選抜2027年度ハブ
- 日本大学N全学統一方式2027
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- 併願校の決め方
- 駒澤大学 経営学部 一般選抜2027
- 日本大学 法学部 一般選抜2027|AN・N・C方式の日程と配点
- 日本大学 商学部 一般選抜2027|AN方式・N方式・C方式の日程と配点
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