東洋大学法学部の一般入試前期日程は、2027年2月8日(月)〜2月11日(木)の4日間です。出願期間は1月4日(月)〜1月28日(木)(郵送は消印有効)、合格発表は2月20日(土)です。
法律学科・企業法学科とも、3教科均等配点(300点満点)を4日間すべてで受けられ、日によって国語重視・英語重視・最高得点重視(400点満点)や4教科型が加わります。2026年度入試の一般前期では、法律学科に3,645人が志願し570人が合格、企業法学科に2,396人が志願し395人が合格しました。
以下、2027年度入学試験要項で確認できた日程・方式・配点・募集人員と、前年度の結果、後期日程や共通テスト利用入試との違いを順に整理します。
1. 基本情報(2027年度 一般入試 前期日程)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 2027年2月8日(月)・9日(火)・10日(水)・11日(木) |
| 試験会場 | 全国19会場 |
| 出願期間 | 1月4日(月)〜1月28日(木)郵送・消印有効 |
| 合格発表 | 2月20日(土) |
| 入学手続締切 | 2月26日(金) |
| 入学検定料 | 同一試験日の併願は2出願まで一律35,000円、3出願目以降は1出願につき20,000円 |
| 合否判定 | 偏差値換算点で判定 |
| 英語外部試験 | 英検・GTEC・TEAP・IELTSのスコアを英語の得点として利用可能 |
東洋大学の要項では、この区分は「一般入試」と表記されています。出願はインターネットで登録し、検定料を支払ったうえで書類を郵送します。登録だけで終わらせず、郵送まで1月28日の消印に間に合わせることが必要です。
検定料の割引は同じ試験日に複数の方式を併願する場合に限られます。たとえば2月8日に法律学科の3教科均等配点と国語重視を並べて出す、といった組み方で割引が使えます。
2. 法学部で選べる方式と実施日
前期日程の4日間は、要項では「1回目(2/8)〜4回目(2/11)」として並んでいます。2027年度の表に載っている方式を、学科・日付ごとに整理すると次のとおりです。
法律学科
- 2月8日(1回目):3教科均等配点/3教科国語重視/3教科最高得点重視
- 2月9日(2回目):3教科均等配点/3教科最高得点重視/4教科均等配点
- 2月10日(3回目):3教科均等配点/3教科最高得点重視
- 2月11日(4回目):3教科均等配点/3教科英語重視/3教科最高得点重視
企業法学科
- 2月8日(1回目):4教科均等配点/3教科均等配点/3教科最高得点重視
- 2月9日(2回目):3教科均等配点/3教科英語重視/3教科最高得点重視
- 2月10日(3回目):3教科均等配点/3教科国語重視/3教科最高得点重視
- 2月11日(4回目):3教科均等配点/3教科最高得点重視
国語重視と英語重視は、学科によって実施日が違います。法律学科の国語重視は2月8日、企業法学科の国語重視は2月10日です。英語重視は法律学科が2月11日、企業法学科が2月9日です。得意科目を生かせる方式がどの日にあるかを見て、受ける日を組み立ててください。
同じ学科を何日も受けられるのが東洋大学の前期日程の特徴です。日程ごとに問題が変わることへの考え方は日東駒専は日程で問題が変わるで整理しています。
要項の法学部の表には第2部(イブニングコース)法律学科の行もありますが、この記事では第1部の2学科を扱います。
3. 科目と配点の扱い
方式ごとの満点
- 3教科均等配点:英語・国語・選択科目の3教科で300点満点
- 3教科国語重視:国語の偏差値換算点を2倍にして400点満点
- 3教科英語重視:外国語の偏差値換算点を2倍にして400点満点
- 3教科最高得点重視:受験科目のうち偏差値換算点が最も高い科目を2倍にして400点満点
- 4教科均等配点:4教科で400点満点
同じ東洋大学でも、経営学部の英語重視は外国語を1.5倍にした350点満点です(東洋大学 経営学部 一般入試前期2027参照)。法学部の重視型は2倍・400点満点なので、学部をまたいで出願する場合は計算を混同しないよう注意してください。
偏差値換算点とは
法学部の前期は、各行の合否判定方法が「偏差値」となっています。素点をそのまま足すのではなく、科目ごとの得点を偏差値換算点に置き換えたうえで合計します。
そのため、合格最低点は「素点で何点取ればよいか」とは一致しません。過去問の自己採点はあくまで目安として使い、苦手科目で大きく崩れないことを優先して準備するのが現実的です。
受験科目と出題範囲
- 3教科型:英語と国語が必須で、選択科目1科目を加えます。選べる科目の一覧は要項の法学部のページで確認してください
- 4科目受験の選択:受験科目数を選べ、4科目を選んだ場合は選択科目から数学とその他1科目を受験し、高得点の1科目を判定に使います
- 英語:英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ、論理・表現Ⅰ〜Ⅲ(リスニングは除く)
- 国語:漢文は除く
- 数学:数学Aは「図形の性質」「場合の数と確率」を指定
国語で漢文が出ないのは準備の負担を減らせる点です。各科目の出題傾向は東洋大学 一般選抜 全科目の傾向にまとめています。
英語外部試験のスコア利用
一般前期では、英検・GTEC・TEAP・IELTSのスコアを英語の得点に換算して使えます。要項では英検(CSEスコア)2,304、GTEC 1,180、TEAP 309、IELTS 6.0で100点、英検2,150・GTEC 1,050・TEAP 253・IELTS 5.5で90点、英検1,980・GTEC 960・TEAP 225・IELTS 5.0で80点に換算されます。
申請は初回の出願時、検定料を支払う前にしかできません。使うかどうかは出願を始める前に決めておきましょう。
4. 募集人員(2027年度・前期日程)
| 学科・方式 | 募集人員 |
|---|---|
| 法律学科 3教科(各回) | 1回目〜4回目 各30名 |
| 法律学科 4教科均等配点(2/9) | 5名 |
| 企業法学科 3教科(各回) | 1回目〜4回目 各25名 |
| 企業法学科 4教科均等配点(2/8) | 5名 |
要項の表では、3教科の募集人員は各回の均等配点の行に記載されており、国語重視・英語重視・最高得点重視の行には別の数字が書かれていません。重視型だけの枠が何名かは、要項からは読み取れません。気になる場合は要項の法学部のページで確認してください。
5. 2026年度入試の結果
大学公表の2026年度入試結果では、一般入試の志願者数と合格者数は次のとおりです(第1部)。
| 学科・日程 | 2026年度の結果 |
|---|---|
| 法律学科 一般前期 | 志願者3,645人・合格者570人 |
| 企業法学科 一般前期 | 志願者2,396人・合格者395人 |
| 法律学科 一般後期 | 志願者643人・合格者17人 |
| 企業法学科 一般後期 | 志願者187人・合格者12人 |
2027年度要項には、方式・回ごとの前年度結果も載っています。3教科均等配点の数字を抜き出すと次のとおりです。
| 3教科均等配点 | 2026年度(受験倍率/合格最低点・300点満点) |
|---|---|
| 法律学科 1回目(2/8) | 受験839人・合格142人(5.9倍/176.7) |
| 法律学科 2回目(2/9) | 受験397人・合格69人(5.7倍/176.7) |
| 法律学科 3回目(2/10) | 受験375人・合格64人(5.8倍/171.9) |
| 法律学科 4回目(2/11) | 受験603人・合格104人(5.7倍/172.7) |
| 企業法学科 1回目(2/8) | 受験562人・合格95人(5.9倍/168.9) |
| 企業法学科 2回目(2/9) | 受験344人・合格59人(5.8倍/171.8) |
| 企業法学科 3回目(2/10) | 受験339人・合格57人(5.9倍/171.0) |
| 企業法学科 4回目(2/11) | 受験448人・合格77人(5.8倍/170.5) |
重視型の例も挙げておきます。法律学科の国語重視(2/8)は受験241人・合格27人で受験倍率8.9倍、合格最低点230.6(400点満点)。法律学科の英語重視(2/11)は受験85人・合格15人で5.6倍、243.3でした。4教科均等配点は法律学科・企業法学科とも2.1倍です。
3教科均等配点は、どの回も受験倍率がおよそ6倍、合格最低点が300点満点の170点前後に並んでいます。回による差は小さいので、日付を選ぶときは倍率よりも、他大学の試験日との重なりや移動の負担を優先して考えてかまいません。
6. 後期日程・共通テスト利用との違い
後期日程
- 試験日:3月5日(金)、全国11会場
- 出願期間:1月4日(月)〜2月25日(木)
- 合格発表:3月15日(月)、入学手続締切:3月23日(火)
- 法学部は3教科型(均等配点・最高得点重視)。募集人員は法律学科8名、企業法学科10名
2026年度の後期は、法律学科の3教科均等配点が受験337人に対し合格10人(33.7倍)でした。前期と比べて募集人員がかなり少なく、倍率も大きく上がります。後期は前期の結果を見てから出願できますが、後期を本命の受け皿として当てにする計画は立てにくい、と考えておいた方が安全です。
大学入学共通テスト利用入試(前期)
- 出願期間:1月4日(月)〜1月15日(金)
- 共通テスト:1月16日(土)・17日(日)
- 合格発表:2月16日(火)
共通テスト利用の前期は、共通テスト本番より前に出願が締め切られます。自己採点を見てから出すことはできないので、12月中に出すかどうかを決めておく必要があります。2027年度の一般入試要項に中期日程はなく、本学独自の試験は前期と後期の2つです。
年内入試と一般前期をどう組み合わせるかは、東洋大学の年内入試2027完全ガイドで確認できます。
7. 出願までのチェックリスト
- 受ける日(2/8〜2/11)と方式を決めたか。国語重視・英語重視は学科で日付が違う
- 同じ日に複数の方式を並べて、検定料の併願割引を使えるか確認したか
- 英語外部試験を使うなら、初回出願の支払い前に申請したか
- 選択科目と、4科目受験にするかどうかを決めたか
- インターネット登録・検定料の支払い・書類の郵送を1月28日の消印までに終えられるか
- 共通テスト利用前期を出すなら、1月15日の締切を予定に入れたか
- 後期(3/5)を出すかどうか、前期の発表日(2/20)とあわせて考えたか
法学部・政治学系の学部を他大学とあわせて受ける場合の考え方は法学部・政治学系を受けるならで整理しています。
8. よくある質問
Q. 法律学科と企業法学科は同じ日に両方出願できますか?
どちらも4日間すべてで3教科均等配点を実施しています。同じ試験日に複数の方式を併願すると検定料の割引が適用されます。
Q. 国語重視は何倍ですか?
国語の偏差値換算点を2倍にして、400点満点で判定します。英語重視も外国語を2倍にした400点満点です。
Q. 素点で何点取れば合格できますか?
法学部の前期は偏差値換算点で判定するため、素点の目標点は示されていません。2026年度の3教科均等配点の合格最低点は、換算後の300点満点で168.9〜176.7でした。
参考にした公式情報
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
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