日本大学商学部の2027年度一般選抜は、AN共通日程方式・N全学統一方式・C共通テスト利用方式の3つで、それぞれ第1期と第2期があります。2026年度まであった商学部のA個別方式はなくなり、2027年度からAN共通日程方式が新しく始まります。
いちばん枠が大きいのはAN共通日程方式第1期で、募集人員は3学科合わせて260名。試験日は2月3日(水)・4日(木)・5日(金)から選べます。N全学統一方式第1期は2月1日(月)で、募集人員は100名です。
2026年度入試では、N全学統一方式第1期に2,814人が志願し、777人が合格しました(競争率3.4倍)。ここでは方式ごとの日程・科目・配点と2026年度の結果を整理し、どう組み合わせて受けるかを考えます。
1. 基本情報(2027年度 日本大学商学部 一般選抜)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学科 | 商業学科・経営学科・会計学科(学科ごとに募集) |
| 受けられる方式 | AN共通日程方式(第1期・第2期)/N全学統一方式(第1期・第2期)/C共通テスト利用方式(第1期・第2期) A個別方式は商学部では実施しません |
| 募集人員(商業・経営・会計) | AN第1期 140・70・50名(計260名) AN第2期 65・30・25名(計120名) N第1期 50・30・20名(計100名) N第2期 10・6・4名(計20名) C第1期 25・15・10名(計50名) C第2期 5・3・2名(計10名) |
| 試験日 | N第1期 2月1日(月) AN第1期 2月3日(水)・4日(木)・5日(金)から選択 AN第2期 2月20日(土) N第2期 3月4日(木) C方式は共通テスト(1月16日・17日)を利用 |
| 出願締切(郵送必着) | C第1期 1月15日(金) AN第1期・N第1期 1月22日(金) AN第2期 2月10日(水) N第2期 2月25日(木) C第2期 3月1日(月) |
| 合格発表 | N第1期・C第1期 2月15日(月) AN第1期 2月17日(水) AN第2期 3月5日(金) N第2期・C第2期 3月15日(月) |
| 入学手続締切 | N第1期・C第1期 2月22日(月) AN第1期 2月24日(水) AN第2期 3月11日(木) N第2期・C第2期 3月19日(金) |
| 入学検定料 | AN方式 35,000円/N方式 18,000円/C方式第1期 18,000円 |
出願書類の郵送は2027年1月5日(火)から受け付けます。AN第1期の募集人員260名は、3日間の試験を合わせた人数です。日大全体の方式の違いは日本大学 一般選抜2027年度ハブにまとめています。
2. AN共通日程方式(2月3日〜5日/2月20日)
AN共通日程方式は、法学部・経済学部・商学部・国際関係学部・危機管理学部・スポーツ科学部と短期大学部ビジネス教養学科が共同で行う、2027年度からの新しい方式です。商学部は「これまでの『A個別方式』が持つ良さを引き継ぎながら、利便性を飛躍的に高めました」と説明しています。
第1期の科目と配点
| 科目 | 配点・時間 |
|---|---|
| 国語 | 100点・60分(10:00〜11:00) |
| 地理歴史・公民・数学から1科目 | 100点・60分(11:50〜12:50) |
| 外国語 | 100点・60分(14:00〜15:00) |
| 合計 | 300点 |
- 日本史探究・世界史探究と公民(公共、政治・経済)は3日とも実施。地理総合・地理探究は2月3日だけ、数学は2月3日・4日だけで、2月5日は数学がありません。
- 試験場は東京と三島(三島は2月3日のみ)です。
- 試験日ごとに中央値補正法で得点を調整し、日ごとに合否を判定します。複数日受けた場合も、日ごとの判定です。
- 原則として、同じ試験日に複数の学部・学科を併願することはできません。
地理や数学で受ける人は、選べる日が限られる点に注意してください。数学選択なら2月3日・4日、地理選択なら2月3日が受験日になります。
第2期(2月20日)
時間割は第1期と同じで、国語・外国語・選択1科目(各100点、計300点)です。選択科目は日本史探究・世界史探究・公民・数学から選び、地理は選べません。合否は標準化得点で判定し、試験場は東京・三島です。
検定料の割引
- 第1期で複数日程に同時出願すると、1学科目35,000円、2学科目10,000円、3学科目以降は1学科につき5,000円です。
- AN方式とN方式を同じ学部・学科で同時に出願すると、N方式の検定料が0円になります(大学の例では、商業学科のAN第1期・N第1期・N第2期をまとめて35,000円)。
3. N全学統一方式(2月1日/3月4日)
N全学統一方式は、同じ試験日・同じ問題で日大の複数の学部・学科を併願できる方式です。商学部の3学科を同時に出願することもできます。方式の全体像は日大のN全学統一方式で詳しく扱っています。
- 第1期(2月1日):国語・外国語・地理歴史/公民/数学から1科目(各100点、計300点)。試験場は札幌から宮崎まで全国20か所の予定です。
- 第2期(3月4日):外国語と、国語・地理歴史・公民・数学から1科目の2教科(各100点、計200点)。試験場は郡山・千葉・東京・湘南です。
- どちらも標準化得点で合否を判定します。外国語の試験時間は12:50〜13:50(60分)です。
英語外部試験のスコア利用(N方式・AN方式)
N方式とAN方式では、英語の資格・検定試験のスコアを外国語の得点として使えます。スコアを出せば外国語の試験を受けなくてもよく、受けた場合は高いほうが使われます。
- 90点:英検CSE2304以上、GTEC1180以上、TEAP309以上、IELTS5.5以上
- 80点:英検CSE2142以上、GTEC1055以上、TEAP267以上、IELTS5.0以上
- 70点:英検CSE1980以上、GTEC930以上、TEAP225以上、IELTS4.5以上
英検は2級以上で4技能すべてのスコアがあること、2025年1月以降に受けたスコアであることが条件です。換算した得点は、N方式では標準化得点、AN第1期では中央値補正法の得点に換算されます。
4. C共通テスト利用方式
- 第1期(3教科):国語(漢文を除く)155点、地理歴史・公民・数学・理科・情報から1科目100点、英語(リーディング150点・リスニング100点)。2026年度の総点は505点です。
- 第2期(2教科):国語・地理歴史・公民・数学・理科・情報から1科目100点、英語(リーディング100点・リスニング100点)。
- 共通テストの得点を上の配点に換算して判定します。大学独自の試験はありません。地歴・公民や理科を2科目受けた場合は第1解答科目を使います。
第1期の出願締切は1月15日(金)で、共通テストの前です。第2期は3月1日(月)締切なので、共通テストの結果を見てから出せます。使い方は共通テスト利用入試の使い方も参考にしてください。
5. 2026年度入試の結果(商学部)
2026年度は、AN方式の代わりにA個別方式が行われていました。2027年度のAN方式とは問題も満点も違うので、A個別方式の数字は参考として見てください。
| 方式(2026年度) | 志願者・受験者・合格者・競争率 |
|---|---|
| A個別方式 第1期(350点満点) | 2,472人・2,333人・659人・3.5倍 |
| A個別方式 第2期(300点満点) | 1,285人・836人・196人・4.3倍 |
| N全学統一方式 第1期 | 2,814人・2,650人・777人・3.4倍 |
| N全学統一方式 第2期 | 963人・602人・20人・30.1倍 |
| C共通テスト利用 第1期 | 1,697人・1,689人・448人・3.8倍 |
| C共通テスト利用 第2期 | 131人・131人・10人・13.1倍 |
競争率は受験者数÷合格者数です。N全学統一方式第1期を学科別に見ると、次のとおりでした。
| 学科(N第1期) | 受験者・合格者・競争率・合格者最低点 |
|---|---|
| 商業学科 | 1,058人・345人・3.1倍・163.62点 |
| 経営学科 | 1,016人・272人・3.7倍・166.87点 |
| 会計学科 | 576人・160人・3.6倍・163.24点 |
N第1期の総点は300点です。第1期はどの方式も3〜4倍台なのに対し、N第2期は30.1倍、C第2期は13.1倍と、第2期は募集人員が小さく一気に狭き門になります。会計学科はA個別第1期が2025年度2.0倍から2026年度3.9倍に、N第1期も2.0倍から3.6倍に上がりました。
6. 方式の組み合わせ方
- AN第1期を中心に考える。募集人員260名で枠が最も大きく、3日間から日を選べます。
- N第1期(2月1日)を前に置く。AN第1期と同じ学科で同時出願すれば、N方式の検定料は0円です。
- AN第1期は2日以上受けることもできる。2学科目10,000円、3学科目以降5,000円の割引があり、日ごとに判定されます。
- 第2期は「最後の受け皿」と考えない。2026年度のN第2期は30倍を超えました。第1期で決めるつもりで準備します。
- 共通テストを受けるならC第1期も。ただし締切は1月15日です。
同じ日程帯の他大学と比べるときは、経済・経営・商学部の比較で学部系統の違いも見ておくと選びやすくなります。
7. 本番までの準備スケジュール
- 11月:選択科目を決める。数学なら2月3日・4日、地理なら2月3日にAN第1期を受けることになるので、受験日の候補をここで絞る。
- 12月:日大の過去問で国語・外国語・選択科目を各60分で解く練習。英検などのスコアがあれば、換算点(70〜90点)と自分の得点力を比べておく。
- 1月5日〜:出願書類の郵送受付開始。C第1期は15日、AN第1期・N第1期は22日に必着。
- 2月1日:N第1期。2月3日〜5日:AN第1期(選んだ日)。
- 2月15日・17日:合格発表。手続締切と次の出願締切(AN第2期は2月10日)を照らし合わせる。
8. よくある質問
Q. 2027年度、商学部にA個別方式はありますか?
A. ありません。商学部はAN共通日程方式・N全学統一方式・C共通テスト利用方式の3つです。
Q. AN第1期で同じ日に商学部と経済学部を両方受けられますか?
A. 原則として、同じ試験日に複数の学部・学科は併願できません。別の日を選べば出願できます。
Q. 英検のスコアだけで外国語の得点になりますか?
A. N方式とAN方式ではなります。英検CSE1980以上で70点、2142以上で80点、2304以上で90点に換算され、当日の外国語を受ければ高いほうが使われます。
Q. 入学手続を延ばすことはできますか?
A. AN第1期・N第1期・C第1期は、手続締切までに二段階手続の登録と入学申込金(入学金相当額)の納入をすれば、3月11日(木)まで延期できます。AN第2期・N第2期・C第2期は対象外です。入学申込金の額は大学の募集要項で確認してください。
参考にした公式情報
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
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