専修大学の公募制推薦・総合型選抜2027年度|商学部とネットワーク情報学部の出願条件と日程

この記事は、専修大学の公募制推薦入試や総合型選抜を考えている高校生と保護者の方に向けて書いています。専修大学の年内入試は学部・学科ごとに実施の有無や中身が違うので、ここでは2027年度の公式の入学試験要項で確認できた商学部とネットワーク情報学部を中心に整理します。

この記事を書いている11月2日は、ちょうど公募制推薦の出願書類の郵送が始まった日です。今年受ける高3生には締切までに確認すること、来年以降に受ける高1・高2生には今から準備できることをお伝えします。

専修大学の年内入試の全体像(2027年度)

専修大学の2027年度の公募制推薦入試は、商学部マーケティング学科・会計学科と、新しく始まったネットワーク情報学部ネットワーク情報学科で実施されます。「専修の公募推薦はどの学部でも受けられる」わけではないので、まず志望学科が対象かどうかを確かめてください。

総合型選抜は、大学の入試トピックスのページで次の学科が紹介されています。

  • 経済学部国際経済学科:英語資格型(英語の資格を活用)、発想力型・探索力型(資格は不要)
  • 経営学部経営学科:簿記・英語・情報処理・数学・統計の5つの領域の資格を、難易度に応じて評価(数学の領域の数学検定と、統計の領域の統計検定は2027年度から追加)
  • 経営学部ビジネスデザイン学科:資格は不要
  • 国際コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科:資格は不要
  • ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科:海外留学チャレンジ型(英語の資格が必要)、探究学習アピール型・自己アピール型(資格は不要)

同じ総合型選抜でも、資格を活用する型と、資格が不要な型があります。英検や簿記をまだ持っていない人でも受けられる型があるのは、専修大学の年内入試の特徴です。必要な級やスコアは、各学科の入学試験要項で確認してください。公募推薦と総合型の違いそのものは指定校・公募推薦・総合型の違いで説明しています。

商学部の公募制推薦入試

募集人員と出願資格

商学部の公募制推薦は、マーケティング学科20名、会計学科15名の募集です。出願資格は、2027年3月に高校を卒業見込みで、最終学年1学期までの全体の学習成績の状況が3.8以上であること、そして要項に挙げられた資格のいずれかを持っていることです。資格は14項目あり、たとえば次のようなものが含まれます。

  • 日商簿記検定2級以上
  • 実用英語技能検定(英検)準2級以上、またはCSE2.0で1728点以上(CSEは準2級以上を受験したときのスコアに限る)
  • 日商リテールマーケティング(販売士)検定2級以上

評定3.8はかなり高めの基準ですが、英語の資格は英検準2級から使えます。商業科の生徒だけでなく、普通科の生徒でも英検で資格の条件を満たせるのは大きな点です。ほかの資格の一覧は要項で確認してください。

併願と日程

商学部の公募制推薦は他大学との併願ができます。ただし、この制度で合格した場合は商学部に入学することが前提とされています。また、マーケティング学科と会計学科の両方に出願することはできません。

項目 2027年度(商学部 公募制推薦)
WEB出願登録 2026年10月26日(月)9時〜11月6日(金)17時
出願書類の郵送 11月2日(月)〜11月6日(金)
選考日 11月14日(土)
合格発表 12月1日(火)11時
入学手続期間 12月1日(火)〜12月8日(火)
試験会場 神田校舎

選考方法

選考は書類審査、小論文、面接です。小論文は新聞の論説などを読んだうえで論述する問題が2題程度とされ、試験時間は9時30分から11時までの枠です。面接は11時20分からで、高校生活や志望理由のほか、社会の動きや時事問題についての基礎知識を聞かれることもあると書かれています。小論文の字数や面接の時間は要項に書かれていないので、気になる人は大学に確認してください。

新聞の論説を読んで書く形式なので、普段から社説や経済面の解説記事を読み、筆者の主張を100字程度で要約し、それに対する自分の考えを書く練習が準備の中心になります。マーケティング学科なら消費や流通、会計学科なら企業の決算や不正会計などの話題に関心をもって読んでおくと、面接で志望理由とつなげて話しやすくなります。資料や文章を読んで書く小論文の練習法は小論文の資料・グラフ読み取り型も参考にしてください。

ネットワーク情報学部の公募制推薦入試

出願資格:評定3.5+英語+数学

ネットワーク情報学部の公募制推薦は2027年度に新しく設けられた入試で、募集人員は10名です。試験会場は生田校舎です。出願資格は、2027年3月卒業見込みの人(調査書と学校長推薦書を出せれば既卒者も可)で、次の条件をすべて満たすことです。

  • 最終学年1学期までの全体の学習成績の状況が3.5以上
  • 英語外部試験で、一般選抜前期で使う基準の「80点換算」以上のスコア(2024年12月1日以降に受けたもの)
  • 数学で、実用数学技能検定2級以上(2024年12月1日以降に受験し、1次・2次とも合格)、または数学の評定が3.3以上(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cをすべて含む)か3.6以上(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cをすべて含む)のいずれか

英語の「80点換算」にあたる具体的なスコアは、要項では大学の入学ガイドの換算表を見るよう案内されています。英検などで何点が必要かは、入学ガイドや大学の要項で確認してください。

数学の条件は、数学Ⅲまで履修していれば評定3.3以上、数学Ⅲを履修していなければ3.6以上と、履修の範囲で基準が変わるのが特徴です。文系寄りのクラスにいて数学Ⅲを取っていない人は、3.6という基準を意識しておく必要があります。

併願と日程

専修大学のほかの学校推薦型選抜とは併願できませんが、専修大学の総合型選抜とは併願できます。他大学との併願もできますが、ネットワーク情報学部を第一志望とし、合格したら入学することが前提です。

項目 2027年度(ネットワーク情報学部 公募制推薦)
WEB出願登録 2026年10月26日(月)9時〜11月6日(金)17時
出願書類の郵送 11月2日(月)〜11月6日(金)消印有効
第1次選考(書類審査)発表 11月13日(金)11時
第2次選考(面接) 11月21日(土)
最終合格発表 12月1日(火)11時
入学手続期限 12月8日(火)

合否の発表はマイページだけで行われ、郵送はされません。

選考方法と出願書類

第1次選考は書類審査、第2次選考は20〜30分程度の個人面接です。大学は、提出書類と面接でこれまでの学習の実績と志を総合的に評価し、面接では質疑応答を通じて論理的な日本語でやりとりできるかも見るとしています。

出願書類の志望理由書は、3つの項目にそれぞれ150字から200字程度で書く形式です。1項目200字ほどしかないので、言いたいことを1つに絞り、具体的な経験や学びたい分野の名前を入れて書く必要があります。学科の学びに関係する資格の証明書を、任意で3点まで出すこともできます。短い字数で書く志望理由のコツは志望理由書を書いたあとの直し方でも紹介しています。

ネットワーク情報学部の総合型選抜

ネットワーク情報学部の総合型選抜は、3つの型を合わせて募集人員10名です。型によって出願条件が違います。

  • 探究学習アピール型:高校の学びで一定程度の成果をあげていること(調査書で確認)
  • 自己アピール型:課外活動やワークショップへの参加、情報技術に関する知識や技能などで、学部の学びにつながる力や経験を示せること
  • 海外留学チャレンジ型:英語外部試験で80点換算相当の英語力があること

選考の流れは3つの型で共通です。第1次選考は書類審査で、出願書類に3分間の自己推薦動画(3分15秒以内、500メガバイト以下)を含めます。第2次選考では、総合問題3題程度の筆記(10時30分〜11時40分)と、20〜30分程度の面接が行われます。

2027年度の日程は、WEB出願が2026年9月1日(火)〜9月11日(金)、第1次合格発表が10月14日(水)、第2次選考が10月31日(土)で、最終合格発表は11月13日(金)11時、入学手続は11月13日(金)〜11月20日(金)です。

総合型と公募推薦の両方を考えている人にとっては、総合型の結果が出る前に公募推薦の出願締切(11月6日)が来るという順番になります。ネットワーク情報学部の公募制推薦は同学部の総合型選抜との併願が認められているので、総合型を受けた人で公募推薦の条件も満たしている人は、出願するかどうかを担任の先生と早めに相談してください。

今年受ける高3生へ

商学部・ネットワーク情報学部の公募制推薦は、WEB出願登録の締切が11月6日(金)17時、書類の郵送も11月6日までです。学校長推薦書は大学所定の用紙なので、まだ学校に頼んでいない場合はすぐに担任の先生に相談してください。資格の証明書の写しや、ネットワーク情報学部の志望理由書(3項目)もこの数日で仕上げる必要があります。

商学部の選考は11月14日(土)で、出願から1週間ほどしかありません。新聞の論説を読んで書く練習を、残りの日数で2〜3本はこなしておきましょう。

高1・高2生へ:いまからの準備

来年以降に専修大学の年内入試を考えるなら、評定・英語・数学(または簿記などの資格)の3つを早めに整えておくことが、受けられる入試の数を増やすことにつながります。

いま〜高2の3月

  • 評定を保つ。2027年度の基準は、商学部の公募制推薦が3.8以上、ネットワーク情報学部が3.5以上で、最終学年1学期までの成績が対象でした(来年度の基準は新しい要項で確認してください)
  • 英検準2級、できれば2級を目指す。商学部では準2級から出願資格になります
  • 情報系に進みたい人は、数学の評定を意識する。数学Ⅲを取らないなら3.6以上が目安になります

高2の春〜高3の夏

  • 簿記や販売士、数学検定など、志望学科に関係する資格を受ける
  • ネットワーク情報学部の総合型を考えるなら、作品づくりや探究の成果をまとめ、3分の自己推薦動画で何を見せるかを考えておく
  • 新聞の社説や解説記事を読んで要約する練習を続ける

評定の上げ方は評定平均の上げ方で具体的に説明しています。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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二神大輝