学習院大学の年内入試2027完全ガイド|公募推薦・AOの日程と倍率

学習院大学の2027年度の年内入試は、学校推薦型選抜(公募制)を6学部で、総合型選抜(AO)を3学部(文学部哲学科・国際社会科学部・国際文化交流学部英語コミュニケーション学科)で実施します。

2027年度はすべての方式の出願が締め切られています(公募制の書類受付は11月5日必着で終了)。これから11月14日(土)の文学部の小論文を皮切りに試験が続き、最後の合格発表は12月16日(水)の国際文化交流学部です。

公募制の多くは合格したら入学を確約する専願型で、評定3.5〜4.2以上が条件です。この記事では、大学の公式サイトで確認できた方式一覧・日程・出願条件・入試結果をまとめ、来年以降に受ける高1・高2生がどの方式を選べばよいかを整理します。

1. 基本情報(2027年度・2027年4月入学)

項目 内容
学校推薦型選抜(公募制) 法学部(政治学科のみ)・経済学部・文学部・理学部・国際社会科学部・国際文化交流学部(日本文化学科・国際コミュニケーション学科)
総合型選抜(AO) 文学部哲学科・国際社会科学部・国際文化交流学部英語コミュニケーション学科
2027年度の出願状況 すべて締め切られています(来年度以降の受験生向けの目安として読んでください)
出願の時期 AO:10月19日〜10月23日/公募制:Web登録10月19日〜11月4日、書類11月1日〜11月5日
試験の時期 11月14日〜12月5日
合格発表 12月4日・12月11日・12月16日(学部による)
併願 公募制:学校推薦型選抜内の併願は不可(1試験区分・1学科のみ)/AO:総合型選抜内の他の試験区分・複数学科と併願可(同じ試験日は不可)
検定料 募集要項で確認してください(2段階選考の学部は第1次・最終選考で別に納付)

日付はすべて2026年です。一般選抜(コア試験・プラス試験・共通テスト利用)については学習院大学 一般選抜2027年度のまとめを参考にしてください。

2. 方式別の日程一覧(2027年度入試)

学校推薦型選抜(公募制)

6学部とも、Web出願登録は10月19日(月)〜11月4日(水)15:00、出願書類の郵送は11月1日(日)〜11月5日(木)必着です。

学部 試験日/合格発表
法学部 政治学科 第1次(書類)発表11月20日/最終選考12月5日(英語・論述・面接)/最終発表12月11日
経済学部 第1次(書類)発表11月20日/最終選考12月5日(小論文・面接)/最終発表12月11日
文学部 小論文11月14日/面接11月14日または15日(学科による)/発表12月4日
理学部 第1次(書類)発表11月18日/最終選考11月29日(筆記・面接)/最終発表12月4日
国際社会科学部 第1次(書類)発表11月24日/最終選考12月5日(英語・口頭試問)/最終発表12月11日
国際文化交流学部 試験11月28日(小論文・口頭試問、戸山キャンパス)/発表12月16日

総合型選抜(AO)

3学部とも、Web出願登録は10月19日(月)〜10月22日(木)15:00、出願書類の郵送は10月19日(月)〜10月23日(金)必着です。

学部・学科 試験日/合格発表
文学部 哲学科 試験11月21日(専門知識・英文読解・面接)/発表12月4日
国際社会科学部 第1次(書類)発表11月24日/最終選考12月5日(英語・口頭試問)/最終発表12月11日
国際文化交流学部 英語コミュニケーション学科 試験11月29日(小論文・口頭試問、戸山キャンパス)/発表12月16日

国際文化交流学部の試験会場は目白キャンパスではなく戸山キャンパスと要項に明記されています。受験する年は会場を必ず確認してください。

3. 入試結果(2026年度入試)

大学が公開している「学部・学科、大学院研究科、専門職大学院の志願者・合格者・入学者数の推移」から、学部・学科と選抜区分の対応がはっきり読み取れた国際社会科学部の数字を載せます。( )内の倍率は、志願者数÷合格者数でこの記事が計算した目安です。

学部・方式 志願者/合格者
国際社会科学部 総合型選抜(AO) 130名/57名(約2.3倍)
国際社会科学部 学校推薦型選抜(公募制) 14名/10名(約1.4倍)

国際社会科学部はAOの募集人員が20名と大きく、志願者も100名を超えています。一方、公募制は2026年度の志願者が14名と少なく、評定4.2以上・数学の履修・英語資格の条件を満たせるかどうかで候補になるか決まる方式です。そのほかの学部・学科の公募制・AOの結果も同じ資料に載っていますので、志望学科の数字は大学の「過去の入学試験データ」のページから確認してください。

4. 学部ごとの出願条件と試験内容

法学部 政治学科(公募制・5名)

公募制は政治学科のみで、法学科では実施しません。政治学科を第一志望とし入学を確約できること、評定3.8以上、英語資格(英検は準1級以上かつCSE2304以上、GTEC 1220以上、IELTS 5.5以上など)が条件です。第1次は書類選考で、志望理由書と活動報告書は各500〜600字。最終選考は英語(60分)・論述(60分)・面接です。詳しくは学習院大学 法学部 公募推薦2027|政治学科5名・評定3.8で解説しています。

経済学部(公募制・各学科若干名)

経済学科は評定3.8以上かつ数学3科目(数学Ⅰ・Ⅱ・A)の平均4.0以上、経営学科は評定4.0以上かつ数学3科目の平均3.8以上です。英語資格は英検2級以上かつCSE1980以上などが必要です。第1次の書類は志望理由書300〜400字・活動報告書600〜800字、最終選考は小論文(90分)と面接(1人10〜15分)です。準備の詳細は学習院大学 経済学部 学校推薦型選抜(公募制)にあります。

文学部(公募制・各学科若干名)

哲学科・史学科・英語英米文化学科・ドイツ語圏文化学科・フランス語圏文化学科・教育学科の6学科で実施します。評定の条件は学科ごとに違います。

  • 哲学科・史学科:全体3.8以上
  • 英語英米文化学科:全体4.2以上かつ英語4.4以上
  • ドイツ語圏文化学科:外国語3.8以上、またはドイツ語技能検定2級以上
  • フランス語圏文化学科:全体3.5以上
  • 教育学科:全体4.1以上、または全体4.0以上かつ数学・理科の全履修科目4.2以上

試験は小論文(60〜120分、学科による)と面接です。教育学科は集団面接(グループディスカッションとプレゼンテーションを含む)と個人面接があります。学科別の対策は学習院大学 文学部 公募推薦・哲学科AO 2027を見てください。

文学部 哲学科(AO)

募集人員は哲学・思想史系が約3名、美術史系が約3名。要項に評定の数値条件はありません。日本語で約1,200字の志望理由書を出し、試験は専門知識(60分)・英文読解(60分、辞書の持ち込み不可)・面接(10分程度)です。

理学部(公募制・各学科若干名)

物理学科・化学科・数学科・生命科学科で実施し、合格したら入学を確約できることが条件です。条件は教科の評定平均で、たとえば数学科は数学・理科・国語・外国語の平均4.0以上かつ数学の平均4.1以上です。最終選考は学科ごとの筆記(物理学科は物理・数学120分、化学科は化学60分、数学科は数学90分、生命科学科は生物60分)と面接です。

国際社会科学部(AO・20名/公募制・若干名)

AOは評定の条件がなく、英語資格(英検は準1級以上かつCSE2304以上、TEAP 310以上など)が条件です。公募制は評定4.2以上で数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bを履修していることに加え、英語資格(英検2級以上かつCSE1980以上など)が必要です。どちらも第1次は志望理由書と「大学4年間の計画表」による書類選考、最終選考は英語(90分)と英語・日本語の口頭試問です。AOの準備は学習院大学 国際社会科学部 総合型選抜(AO)で扱っています。

国際文化交流学部(公募制・各学科10名/AO・若干名)

公募制は日本文化学科と国際コミュニケーション学科で各10名。評定3.5以上で、第一志望であることが条件です。試験は日本語の小論文(60分、600〜800字)と口頭試問です。AOは英語コミュニケーション学科で若干名、指定の英語資格の基準を満たすことが条件で、日本語1,200字程度の志望理由書を出し、英語・日本語の小論文(60分)と口頭試問を受けます。

5. どの方式を選ぶか

学習院大学の年内入試を考えるときは、まず専願かどうかで分けると整理しやすくなります。

  • 第一志望が学習院大学で、評定がある人:公募制が候補です。多くの学部が「第一志望で、合格したら入学を確約できる」ことを出願資格にしています。合格すれば12月中に進路が決まります。
  • 学習院大学の中で複数の学科・区分を受けたい人:AOが候補です。AOは総合型選抜内の他の試験区分や複数学科との併願ができます(同じ試験日を除く)。他大学との併願の扱いは各要項で確認してください。
  • 評定は足りないが英語資格がある人:国際社会科学部のAOは評定の条件がなく、英語資格が中心です。

公募制は高校長の推薦が必要で、学校推薦型選抜の中で併願できるのは1学科だけです。担任の先生には高3の1学期のうちに相談しておきましょう。評定の計算方法は評定平均の計算方法は?で確認できます。

6. 高1・高2からの準備スケジュール

  • 高1〜高2:評定を落とさない。経済学部・国際社会科学部は数学の履修が条件になるので、数学の科目選択に注意する。英語資格を一度受けておく。
  • 高2の冬〜春:志望学科を決め、要項で評定・英語資格の基準を確認する。国際社会科学部を考えるなら「大学4年間の計画表」に書けるテーマを探し始める。
  • 高3の4〜7月:英語資格の最終スコアを取る(法学部・経済学部・国際社会科学部の公募制は2024年11月以降、国際社会科学部のAOは2024年10月以降に取得したスコアが対象)。担任に推薦の相談をする。
  • 高3の8〜9月:志望理由書・活動報告書を書き上げる。出願資格の事前審査が必要な人は、その期間(AOは9月28日〜10月5日、公募制は10月2日〜10月9日、書類必着)に間に合うよう準備する。
  • 高3の10〜12月:出願、小論文・英語・口頭試問の練習。

出願前のチェックリスト

  • 評定(全体・指定教科)が学科の基準を満たしている
  • 英語資格の取得時期が要項の期間に入っている
  • 公募制の場合、合格したら入学することを家族と確認した
  • 推薦書を書いてもらう先生に依頼した
  • 志望理由書の字数(学部によって300〜400字、500〜600字、約1,200字など)を確認した
  • Web登録の締切時刻(15:00)と書類の「必着」を確認した
  • 試験会場(目白キャンパスか戸山キャンパスか)を確認した

7. よくある質問

Q. 2027年度の学習院大学の年内入試で、今からでも出願できる方式はありますか?

ありません。公募制の出願書類の受付が11月5日必着で締め切られ、2027年度の総合型選抜・学校推薦型選抜(公募制)はすべて出願が終わりました。これからは一般選抜の準備に切り替えてください。

Q. 公募制とAOを両方受けられますか?

公募制は「本学の学校推薦型選抜内での併願は不可」とされています。AOは総合型選抜内の他の試験区分や複数学科との併願ができますが、同じ試験日の併願はできません。国際社会科学部はAOと公募制の最終選考がどちらも12月5日です。2027年度に実際に両方へ出願できるかは、要項で確認してください。

Q. 浪人生でも出願できますか?

法学部・経済学部の公募制は、2025年3月以降に高校を卒業した人も対象です。他の学部は要項の卒業時期の条件を確認してください。

Q. 2027年度に変わった点はありますか?

大学の「入試制度の変更点」のページで、法学部政治学科・経済学部・国際社会科学部の公募制、国際社会科学部・国際文化交流学部のAOの出願資格の変更のほか、文学部ドイツ語圏文化学科・フランス語圏文化学科と理学部生命科学科の公募制の出願資格の変更も公表されています。前年の情報をもとに準備していた人は、変更点のページを必ず読んでください。中央大学の年内入試と比べたい人は中央大学の年内入試2027完全ガイドもどうぞ。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

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この記事を書いた人

二神大輝