東海大学の2027年度入試では、公募制学校推薦型選抜の出願(Web登録)が11月9日(月)23:59まで受け付けられています。出願条件は評定平均値3.5以上・東海大学が第一志望で、試験は11月22日(日)の小論文(60分・800字以内)と面接です。
この記事では、総合型選抜(学科課題型・適性面接型など)と公募制推薦の全体像を整理したうえで、政治経済学部・経営学部・観光学部の出願条件、課題の中身、日程、2026年度入試の結果をまとめます。
総合型選抜(学科課題型)は2027年度分が実施済みのため、現高1・高2がこれから準備する場合の進め方もあわせて書きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| この記事で扱う学部 | 政治経済学部(政治学科・経済学科)、経営学部(経営学科)、観光学部(観光学科) |
| いま出願できる方式 | 公募制学校推薦型選抜(Web登録 11月1日〜11月9日 23:59、書類 11月11日必着) |
| 公募制推薦の出願条件 | 2027年3月卒業見込み、評定平均値3.5以上、学校長の推薦、東海大学が第一志望 |
| 公募制推薦の試験 | 11月22日(日)湘南キャンパス:小論文(60分・800字以内)と面接(10分程度、口述試験を含む) |
| 学科課題型(総合型) | 2027年度は実施済み(第二次選考 10月18日、合格発表 11月1日) |
| キャンパス | 湘南キャンパス(3つの学部は3年次以降の科目を品川キャンパスで実施) |
1. 東海大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の全体像
東海大学の年内入試は、方式ごとに別の入学試験要項が出ています。文系の学部で受けられる主な方式と、2027年度の日程は次のとおりです。
- 総合型選抜(学科課題型):第一次(書類)→第二次(課題発表と面接)。2027年度は実施済みで、第二次選考は10月18日、合格発表は11月1日でした。
- 総合型選抜(スポーツ・音楽自己推薦型):対象学部が限られます。今回の3学部は募集がありません。
- 公募制学校推薦型選抜:書類+小論文+面接。出願受付中(Web登録は11月9日23:59まで)。
- 総合型選抜(適性面接型):出願は12月4日〜12月14日(必着)、試験は12月24日。ただし募集する学部・学科が限られ、政治経済学部・経営学部・観光学部は募集の表に入っていません(国際学部は「若干名」の募集があります)。
つまり、この3学部を年内入試で目指す場合、2027年度に残っているのは公募制推薦の1回です。それ以外は一般選抜に切り替えることになります。一般選抜の日程は東海大学 一般選抜2027にまとめています。
2. 公募制学校推薦型選抜(出願受付中)
日程
| 項目 | 日程(湘南キャンパスの学部) |
|---|---|
| 出願(Web登録) | 2026年11月1日(日)〜11月9日(月)23:59 |
| 出願書類の郵送 | 11月11日(水)必着 |
| 試験日 | 11月22日(日)湘南キャンパス |
| 合格発表 | 12月1日(火) |
| 入学手続 | 12月1日(火)〜12月11日(金)17:00 |
| 入学検定料 | 32,000円 |
Web登録と書類の郵送の両方が締切までに終わってはじめて出願になります。学校長の推薦書が必要なので、高校の先生への依頼は今日・明日のうちに済ませてください。
出願条件
- 高等学校などを2027年3月に卒業見込みの人など
- 学習成績概評がB段階以上(全体の評定平均値3.5以上)。全学部共通の基準です
- 出身学校長の推薦を受けていること
- 東海大学を第一志望とすること。志望できるのは1つの学部・学科のみです
「第一志望」の条件がある方式は、合格したら入学する前提で出願します。他大学との組み合わせ方は年内入試の併願ルールで確認しておくと安心です。
選考内容
- 書類:調査書・推薦書・志望理由書(600字以内。入学後に学びたいこと・取り組みたいことを含めて書く)
- 小論文:60分・800字以内
- 面接:原則10分程度。志望動機などの一般的な質問と、学科に関係する基礎学力の口述試験があります
口述試験の内容は学科ごとに決まっています。
| 学科 | 口述試験で問われる内容 |
|---|---|
| 政治学科 | 英語(読解・文法)、政治・経済の基礎知識、政治の時事問題 |
| 経済学科 | 英語(読解・文法)、数学(関数・グラフ)の基礎知識、経済の時事問題 |
| 経営学科 | 英語の基礎学力(短文の音読・和訳)、経営に関する基礎知識、時事問題 |
| 観光学科 | 英語の基礎学力(音読・和訳)、観光に関する基礎知識、時事問題 |
面接の中で英語の音読・和訳があるのが東海大学の特徴です。残り2週間で、教科書レベルの英文を声に出して読み、その場で訳す練習をしておきましょう。経済学科は関数・グラフの基礎も確認しておきます。
募集人員と2026年度入試の結果
| 学科(2027年度 募集人員) | 2026年度の結果(志願者/受験者/合格者・倍率) |
|---|---|
| 政治学科(12名) | 8/8/7・1.1倍 |
| 経済学科(12名) | 8/8/4・2.0倍 |
| 経営学科(10名) | 13/13/8・1.6倍 |
| 観光学科(15名) | 21/21/8・2.6倍 |
志願者が募集人員より少なくても、全員が合格しているわけではありません。要項にも「合格基準に達しない場合は、合格者数が募集人員に達しないこともある」と書かれています。人数の少なさより、小論文と口述試験の準備が結果を分けると考えてください。
3. 総合型選抜(学科課題型):2027年度は実施済み
学科課題型は、出願時に学科が出した課題(レポート)を提出し、第二次選考でその内容を発表する方式です。2027年度は次の日程で行われました。
- 第一次選考の出願:9月1日〜9月7日(書類は9月9日必着)、第一次合格発表 9月29日
- 第二次選考の出願:9月29日〜10月6日、試験 10月18日、合格発表 11月1日
- 検定料:第一次 9,000円、第二次 23,000円
- 出願条件:高校卒業(見込み)など。東海大学が第一志望。評定の基準は書かれていません
第一次は書類審査(志望理由書600字以内・活動報告書・調査書・課題)、第二次は課題発表と面接(合計約25分)です。
学科ごとの課題(2027年度の例)
- 政治学科:グローバル社会で現在生じている問題から1つをテーマに選び、背景を調べたうえで、市民・地方・国・国際組織が果たすべき役割について意見を述べる。約4,000字。発表10分・質疑5分・面接10分(ポスターと配付資料)
- 経済学科:新型コロナウイルスの世界的流行が経済活動に与えた影響の中から、経済学科で学びたい関心のある事柄を選び、重要な理由・現状・異なる主張の比較・自分の主張を論じる。基本書1冊と見解の異なる本2冊以上を読む。約4,000字。発表10分・質疑5分・面接10分
- 経営学科:戦略・組織/マーケティング/会計・財務の3分野から1つを選び、企業を1社取り上げて沿革と現状を調べる。約4,000字。発表はパソコンとプロジェクター(または配付資料)、発表原稿は見られません
- 観光学科:空き家や使われなくなった観光施設を改修して活用する地域の観光事業を1つ取り上げる探究課題、または高校での探究活動の報告から1つを選ぶ。約2,000字。発表12分・質疑5分・面接8分
課題は年度ごとに変わる可能性があります。高1・高2の人は、翌年度の要項が出たら最初に課題を確認してください。
2026年度入試の結果(学科課題型)
| 学科(募集人員) | 第一次 志願者→合格者/第二次 受験者→合格者 |
|---|---|
| 政治学科(15名) | 17→16/16→16 |
| 経済学科(15名) | 33→30/29→29 |
| 経営学科(20名) | 54→29/27→25 |
| 観光学科(20名) | 87→40/38→24 |
観光学科と経営学科は、第一次の書類審査で半分ほどに絞られています。課題レポートの質で第一次が決まると考えて準備しましょう。
4. 学部ごとの準備のポイント
政治経済学部
- 公募制推薦では、政治・経済の基礎知識と時事問題が口述試験で問われます。公共・政治経済の教科書と、ここ1か月のニュースを結びつけて説明できるようにします
- 経済学科は数学(関数・グラフ)の基礎も対象です。需要と供給のグラフを自分で描いて説明できると安心です
経営学部
- 学科課題型では1社の企業研究が課題です。高1・高2のうちに、気になる企業の公式サイトや決算資料を読む習慣をつけておくと、課題に取りかかるときに迷いません
観光学部
- 2026年度は学科課題型・公募制推薦とも倍率が高めでした。地域の観光を「自分の住む地域」の例で語れると、志望理由に具体性が出ます
5. 公募制推薦 志望理由書(600字以内)の構成例
- 関心のきっかけ(約120字):高校生活やニュースで、その分野に関心を持った具体的な出来事
- 考えたこと・調べたこと(約150字):本や授業で調べて分かったこと、疑問として残ったこと
- 東海大学のその学科を選ぶ理由(約150字):カリキュラムや学び方のどこが自分の疑問に合うか
- 入学後に学びたいこと・取り組みたいこと(約130字):要項で書くよう指定されている部分。具体的な科目や活動で書く
- 将来とのつながり(約50字):卒業後にどう生かしたいか
面接では志望理由書の内容から質問されることが多いため、書いたことは一つずつ「なぜ?」と聞かれても答えられるようにしておきます。面接の準備は総合型・推薦の面接でよく聞かれる質問も参考にしてください。
6. 出願前チェックリスト(公募制推薦)
- 評定平均値が3.5以上か(全体の評定で確認)
- 担任の先生に推薦書と調査書を依頼したか
- Web登録を11月9日23:59までに済ませたか
- 検定料32,000円の支払いを済ませたか
- 志望理由書(600字以内)を書き、先生に読んでもらったか
- 書類一式を11月11日必着で、要項で指定された方法で発送したか
- 口述試験の対策(英語の音読・和訳、学科の基礎知識、時事)を始めたか
- 小論文を60分・800字で書く練習を、最低3回はしたか
7. 高1・高2の準備スケジュール(学科課題型を目指す場合)
- 高2の冬〜春:志望学科の分野の本を読み始める。気になるテーマをノートに書きためる
- 高3の4〜6月:要項と課題を確認。課題のテーマに沿って調べ始める(政治・経済・経営は約4,000字なので早めに)
- 高3の7〜8月:課題レポートを書き上げ、志望理由書(600字以内)と活動報告書を仕上げる
- 高3の9月上旬:第一次選考の出願(2027年度は9月1日〜7日)
- 高3の9月下旬〜10月:発表資料(ポスター・スライド・配付資料)を作り、発表と質疑の練習
学科課題型は要項に評定の基準が書かれていないため、評定が3.5に届かない人の選択肢にもなります。活動実績に自信がない場合は活動実績がなくても総合型選抜は受けられる?も読んでみてください。
8. よくある質問
Q. 公募制推薦は他の大学と併願できますか?
出願資格に「東海大学を第一志望とする者」とあります。合格したら入学することを前提に考えてください。
Q. 公募制推薦が不合格だったら?
この3学部は適性面接型の募集がないため、一般選抜・共通テスト利用選抜へ切り替えます。考え方は総合型選抜・学校推薦型選抜に落ちたら?にまとめています。
あわせて読みたい
- 東海大学 一般選抜2027
- 年内入試の併願ルール|専願と併願の見分け方
- 募集要項「出願資格」の読み方
- 総合型・推薦の面接でよく聞かれる質問と答え方
- 活動実績がなくても総合型選抜は受けられる?
- 小論文の頻出テーマを学部系統別に
- 国士舘大学 総合型選抜・公募推薦2027|AO選抜Ⅱ期以降の日程
- 順天堂大学 スポーツ健康科学部 総合型・推薦2027|11/13締切
- 日本体育大学 総合型選抜2027|12月の全学併願基礎学力方式
参考にした公式情報
- 2027年度 公募制学校推薦型選抜 入学試験要項(東海大学)
- 2027年度 総合型選抜 学科課題型 入学試験要項(東海大学)
- 2027年度 総合型選抜 適性面接型 入学試験要項(東海大学)
- 2027年度 総合型選抜 スポーツ・音楽自己推薦型 入学試験要項(東海大学)
- 2026年度 公募制学校推薦型選抜 結果(東海大学)
- 2026年度 総合型選抜 学科課題型 結果(東海大学)
- 学部入学試験 入試結果(東海大学)
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
EMiL個別について
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