この記事は、志望理由書を書こうとして「自分には書くことがない」と手が止まっている高校生と、その保護者の方に向けて書いています。推薦入試でいちばん多いつまずきは、文章力ではありません。書けるほどの材料が手元にないことです。でも、材料は「探す」ことも「つくる」こともできます。
志望理由書で大学が知りたいこと
総合型選抜は、大学が公表している「どんな学生に来てほしいか(アドミッション・ポリシー)」と、あなたが合っているかを見る入試です。志望理由書では、おおまかに次の3つがつながっているかが読まれます。
- これまで:何に心を動かされ、何をしてきたか
- これから:将来どんなことに取り組みたいか
- なぜこの大学か:その実現のために、この大学で何を学ぶのか
大きな実績がなくても、この3つが一本の線でつながっていれば、説得力のある志望理由書になります。書き方の基本は志望理由書に「志望理由」を書かない人が多すぎるので、書き方の基本について教えますでも解説しています。
ステップ1:自分の中にある材料を掘り起こす
「書くことがない」と言う人も、話を聞いていくと、材料はたいていすでに持っています。まだ言葉になっていないだけです。次の質問に、短くていいので答えを書き出してみてください。
- 時間を忘れて夢中になったことは?
- ニュースや身の回りで「おかしい」「なんとかしたい」と感じたことは?
- 悔しかった経験、うまくいかなかった経験は?
- 人から「ありがとう」と言われてうれしかったことは?
- 家族や友だちと、よく話題になることは?
答えの中に、何度も出てくる言葉やテーマがあれば、それがあなたの志望理由の「芽」です。
ステップ2:足りなければ、行動して材料をつくる
芽が見つかっても、それだけでは志望理由書の厚みが足りないことがあります。そのときは、高校生のうちに行動して材料をつくります。
- 取材・インタビュー:興味のある分野で働く人に、自分でアポイントを取って話を聞きに行く。市役所の担当課、地域のお店、専門職の方など、身近なところから始められます。
- ボランティア・地域活動:関心のある社会課題に関わる活動に、実際に参加してみる。
- 探究・調査:学校の探究の授業や自由研究を、自分のテーマで深掘りする。アンケートを取る、資料を集めて比べるなど。
- 大学を見に行く:オープンキャンパスや模擬授業に参加し、教授の研究や授業の内容を確かめる。
大切なのは「何をしたか」より、なぜそれをやろうと思い、やってみて何を考えたかです。行動したら、その日のうちに気づいたことをメモしておきましょう。
ステップ3:材料と大学を結びつける
材料がそろったら、大学のカリキュラム、授業のシラバス、教授の研究分野を調べ、「この大学でなければいけない理由」を探します。大学の選び方と書き方のつなげ方は大学から「この生徒がほしい」と思わせる志望理由書の書き方にまとめています。
いつから始めればいい?
総合型選抜の出願は高3の9月から始まります。行動して材料をつくるには時間がかかるので、高1・高2のうちから少しずつ始めておくのが理想です。学年ごとの準備は総合型選抜・学校推薦型選抜の基礎ガイドも参考にしてください。
あわせて読みたい
- 高校生が取材・インタビューをする手順|アポの取り方から志望理由書への生かし方まで
- 【川越の高校生へ】総合型選抜・学校推薦型選抜の志望理由書の書き方|通る書類と落ちる書類の違い
- 志望理由書を書いたあと、どう直すか|自分で直す10のチェックリストと添削の頼み方【川越の予備校が解説】
- やりたいことが分からなくて学部が決まらない高校生へ 学部の絞り方と学年別の期限|川越の個別指導塾
- 活動報告書の書き方|総合型選抜・推薦で「ただの一覧」にしない4つの要素と選び方
- 志望理由書のための大学研究|シラバスと先生の研究で「その大学でなければならない理由」を見つける方法
推薦入試の準備は、EMiL個別へ
EIMEI予備校の推薦入試専門ブランド「EMiL個別」では、志望校探しから志望理由書・小論文・面接、そして評定・英検まで、完全1対1で伴走しています。鶴瀬・ふじみ野・川越の3校舎とオンラインの、どこでも受けられます。
EIMEI予備校について
EIMEI予備校は川越・ふじみ野・鶴瀬の3校舎で、大学受験の1対1個別指導をしています。中高一貫校の中学生から、高校生・既卒生までが対象です。大学ごとに入試対策読本を自作していて、志望校が決まっている人には、その大学の出題に合わせて何をどの順番で進めるかを一緒に決めていきます。
- 川越校舎(2026年6月開校)川越駅から徒歩5分、本川越駅から徒歩8分。自習室は朝7時から使えます。
- ふじみ野校舎 ふじみ野駅東口から徒歩1分。
- 鶴瀬校舎 鶴瀬駅西口から徒歩3分。
川越校舎の詳細・無料体験のお申し込みはこちら/ふじみ野・鶴瀬校舎のことは公式LINEからお問い合わせください。
