中央大学文学部の2027年度一般選抜は、学部独自問題の学部別選抜が2月10日(水)、5学部共通の問題で受ける5学部共通選抜が2月9日(火)です。どちらも出願締切は1月25日(月)です。
学部別選抜の一般方式は募集人員407名で、文学部の一般選抜の中心です。2026年度入試では、学部別選抜の一般方式に4,412人が志願し、1,398人が合格しました(倍率3.0倍)。
13専攻と学びのパスポートプログラムで配点や必須科目が変わるので、方式ごとの配点と専攻別の募集人員・結果を整理します。
1. 基本情報(2027年度 中央大学文学部 一般選抜)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学科・専攻 | 人文社会学科(国文学、英語文学文化、ドイツ語文学文化、フランス語文学文化、中国言語文化、日本史学、東洋史学、西洋史学、哲学、社会学、社会情報学、教育学、心理学の13専攻)と学びのパスポートプログラム |
| 受けられる方式 | 学部別選抜(一般方式・英語外部試験利用方式)/5学部共通選抜/共通テスト利用選抜 単独方式(前期4教科型・前期3教科型・後期) 共通テスト併用方式は文学部では実施しません |
| 募集人員(合計) | 一般方式407名/5学部共通44名/英語外部試験利用36名/共テ前期4教科型40名・前期3教科型63名/共テ後期14名 |
| 試験日 | 学部別選抜 2月10日(水) 5学部共通選抜 2月9日(火) 共通テスト 1月16日(土)・17日(日) |
| 出願 | 出願開始 1月6日(水) 学部別・5学部共通の締切 1月25日(月) 共テ前期の締切 1月15日(金) 共テ後期 3月1日(月)〜3月11日(木) |
| 合格発表 | 5学部共通 2月20日(土) 学部別 2月21日(日) 共テ前期 2月12日(金)/共テ後期 3月19日(金) |
| 入学手続期限 | 5学部共通・学部別 3月1日(月) 共テ前期 2月19日(金)/共テ後期 3月25日(木) |
| 入学検定料 | 学部別選抜・5学部共通選抜 35,000円/共通テスト利用 15,000円 このほかWeb出願のシステム利用料1,350円(1回の出願登録ごと) |
出願はWeb出願(UCARO)で、試験会場は東京のほか札幌・仙台・千葉・名古屋・大阪・福岡にもあります。中央大学全体の方式の違いは中央大学 一般選抜2027年度|方式・日程・配点まとめで見られます。
2. 専攻別の募集人員(2027年度)
文学部は学部別選抜の一般方式・英語外部試験利用方式とも1専攻(プログラム)にしか出願できません。専攻ごとの枠を見て、どの方式で受けるかを決めます。
| 専攻・プログラム | 一般方式/5学部共通/英語外部/共テ前期3教科型 |
|---|---|
| 国文学 | 29名/7名/2名/11名 |
| 英語文学文化 | 50名/6名/10名/11名 |
| ドイツ語文学文化 | 11名/3名/5名/4名 |
| フランス語文学文化 | 25名/1名/2名/3名 |
| 中国言語文化 | 20名/2名/2名/2名 |
| 日本史学 | 40名/3名/2名/4名 |
| 東洋史学 | 24名/3名/1名/5名 |
| 西洋史学 | 19名/3名/1名/5名 |
| 哲学 | 35名/3名/2名/4名 |
| 社会学 | 43名/3名/2名/3名 |
| 社会情報学 | 34名/3名/2名/3名 |
| 教育学 | 27名/3名/2名/3名 |
| 心理学 | 39名/2名/2名/3名 |
| 学びのパスポートプログラム | 11名/2名/1名/2名 |
共テ前期4教科型(40名)は出願時に専攻を決めない「専攻フリー」で、合格後の入学手続のときに専攻を選びます。共テ後期は全専攻あわせて14名です。
3. 学部別選抜 一般方式(2月10日)の科目と配点
| 科目(時間) | 配点・範囲 |
|---|---|
| 外国語(80分・10:30〜11:50) | 150点。英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ |
| 国語(60分・13:15〜14:15) | 100点。現代の国語、言語文化 |
| 地理歴史または数学(60分・14:50〜15:50) | 100点。日本史(歴史総合・日本史探究)、世界史(歴史総合・世界史探究)、数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A〈図形の性質、場合の数と確率〉・B〈数列〉・C〈ベクトル〉)から1科目 |
| 合計 | 350点(専攻によって300点・400点) |
専攻によって変わる点
- 日本史学専攻・心理学専攻・学びのパスポートプログラム:外国語を150点から100点に換算し、300点満点。
- 国文学専攻:国語を100点から150点に換算し、400点満点。
- 日本史学専攻は「歴史総合,日本史探究」、東洋史学・西洋史学専攻は「歴史総合,世界史探究」か「歴史総合,日本史探究」の受験が必須です。史学系の3専攻は数学では受けられません。
- 受験科目は出願時に登録します。
英語はマーク式、国語・日本史・世界史はマーク式と記述式、数学は記述式です。国語の範囲に「漢文を除く」という記載がない点は、5学部共通選抜(漢文を除く)との違いです。英語の出題の特徴は中央大学の英語で扱っています。
4. 英語外部試験利用方式(2027年度から得点換算に)
英語外部試験利用方式は、一般方式と同じ2月10日の国語・地理歴史または数学(各100点)に、英語資格・検定試験のスコアを150点満点に換算した得点を加えて、350点満点で判定します。2026年度まではスコアを出願資格にだけ使い、2科目の合計で判定していました。
| 試験 | 出願に必要なスコア(英語文学文化専攻/それ以外) |
|---|---|
| 英検(CSEスコア、2級以上の受験) | 2120以上/1980以上 |
| GTEC(CBT・検定版Advanced) | 1050以上/930以上 |
| TEAP(4技能) | 270以上/225以上 |
| IELTS(アカデミック) | 4.5以上/4.0以上 |
- 出願期間初日からさかのぼって2年以内に受けたスコアが対象です(英検は2次試験の受験日)。
- 換算は5点刻みです。目安として英検CSE2256、GTEC1148、TEAP299が85点に換算されます。換算の詳細は公表されていません。
5. 5学部共通選抜(2月9日)
- 外国語(英語)150点・80分、国語(現代の国語・言語文化〈漢文を除く〉)100点・60分が必須。
- 地理歴史・公民(日本史、世界史、政治・経済から1科目)か数学のどちらかを100点で選択。両方受けた場合は高得点の教科を使います。
- 配点の換算は学部別選抜と同じで、日本史学・心理学・学びのパスポートは300点満点、国文学は400点満点、ほかは350点満点。
- 全科目マークシート。人文社会学科の全専攻が対象で、第2志望まで選べる志望順位制です。
6. 共通テスト利用選抜(単独方式)
- 前期4教科型(専攻フリー):外国語200点・国語200点・地理歴史・公民から1科目100点・数学・理科・情報から1科目100点の600点満点。
- 前期3教科型・後期3教科型:外国語200点・国語200点に、地理歴史・公民・数学・理科・情報から1科目100点を加えた500点満点。1専攻のみ出願できます。
- 英語はリーディング160点・リスニング40点に換算します。
前期の出願締切は1月15日(金)で、共通テストの前です。使い方は共通テスト利用入試の使い方にまとめています。
7. 2026年度入試の結果
学部別選抜 一般方式(専攻別)
| 専攻・プログラム | 志願者・受験者・合格者・倍率・合格最低点 |
|---|---|
| 国文学 | 430人・409人・118人・3.5倍・244.7(400点満点) |
| 英語文学文化 | 526人・500人・207人・2.4倍・200.6(350) |
| ドイツ語文学文化 | 208人・200人・63人・3.2倍・196.1(350) |
| フランス語文学文化 | 378人・358人・91人・3.9倍・206.4(350) |
| 中国言語文化 | 147人・141人・50人・2.8倍・180.4(350) |
| 日本史学 | 498人・471人・154人・3.1倍・182.4(300) |
| 東洋史学 | 242人・229人・78人・2.9倍・204.7(350) |
| 西洋史学 | 300人・288人・75人・3.8倍・224.4(350) |
| 哲学 | 366人・337人・128人・2.6倍・204.9(350) |
| 社会学 | 367人・347人・146人・2.4倍・201.5(350) |
| 社会情報学 | 219人・208人・59人・3.5倍・203.4(350) |
| 教育学 | 274人・266人・111人・2.4倍・194.1(350) |
| 心理学 | 390人・371人・93人・4.0倍・185.8(300) |
| 学びのパスポート | 67人・65人・25人・2.6倍・164.3(300) |
| 合計 | 4,412人・4,190人・1,398人・3.0倍 |
倍率は受験者数÷合格者数、合格最低点は偏差点です。2026年度の募集人員は合計422名で、2027年度は407名です。
そのほかの方式(2026年度)
- 5学部共通選抜:志願者1,970人・受験者1,862人・合格者410人(倍率4.5倍)。志望順位制のため専攻別の倍率は公表されていません。
- 英語外部試験利用方式:志願者1,571人・受験者1,504人・合格者163人(倍率9.2倍)。2026年度は英語の得点を加えない200点満点の判定でした。
- 共通テスト利用:前期4教科型 志願者684人・合格者311人(2.2倍)、前期3教科型 2,295人・723人(3.2倍)、後期 192人・23人(8.3倍)。共テ利用の倍率は志願者数÷合格者数です。
8. 方式の選び方と併願
- 中心は学部別選抜の一般方式。枠が大きく、2026年度の倍率は多くの専攻で2〜4倍台でした。
- 5学部共通選抜で前日にもう1回。2月9日と10日は試験日が違うので併願できます。第2志望の専攻も書けます。
- 英語資格があるなら英語外部試験利用も。文学部は全ての方式の併願ができ、一般方式と英語外部試験利用方式の両方に出すこともできます(各方式とも第1志望の1専攻のみ)。判定の仕組みが変わったので、2026年度の倍率9.2倍はそのまま比べられません。
- 共通テストを受けるなら共テ利用を早めに。前期は1月15日締切です。
同じ学部で同じ日に行う複数の方式に出すと、2出願目以降の検定料が15,000円になる場合があります(大学の入学検定料のページ)。他大学の文学部と比べるときは文学部・人文系の比較も参考になります。
9. 本番までの準備スケジュール
- 11月:志望専攻の満点(300・350・400点)と必須科目を確認し、学部別選抜の過去問を1年分解く。
- 12月:学部別(記述あり)と5学部共通(マーク)の過去問を交互に解く。
- 1月6日〜:出願開始。共テ前期は15日、学部別・5学部共通は25日が締切。
- 2月9日:5学部共通選抜。2月10日:学部別選抜。
- 2月20日・21日:合格発表。手続期限は3月1日。
10. よくある質問
Q. 学部別選抜で2つの専攻に出せますか?
A. 出せません。どちらの方式も1専攻だけです。複数の専攻を書けるのは5学部共通選抜(第2志望まで)です。
Q. 日本史学専攻を数学で受けられますか?
A. 学部別選抜では「歴史総合,日本史探究」の受験が必須です。東洋史学・西洋史学専攻も日本史か世界史が必須です。
参考にした公式情報
- 2027年度 入学試験要項 入試概要(募集人員・日程・時間割)(中央大学)
- 2027年度 入学試験要項 試験詳細(中央大学)
- 2027年度 入学試験要項 出願手続(中央大学)
- 入試プラン設計ガイド(2027年度版)(中央大学)
- 入試の変更点(中央大学)
- 入学検定料(中央大学)
- 2026年度入試データ 一般選抜(中央大学)
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
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