日本大学 危機管理・スポーツ科学部 総合型選抜2027|公募推薦なし

日本大学の危機管理学部とスポーツ科学部(三軒茶屋キャンパス)は、2027年度の学校推薦型選抜に公募制がなく指定校制だけです。高校の指定校枠がない人が年内に受けられるのは総合型選抜になります。

2027年度の総合型選抜は、両学部とも出願9月1日〜9月11日、第二次選考10月24日(土)、合格発表11月10日(火)12時の日程で、今年度の出願は締め切られています(来年度以降の受験生向けの目安)。2026年度入試の結果は、危機管理学部が倍率1.3〜2.9倍、スポーツ科学部が1.9倍・3.2倍でした。

両学部の2027年度募集要項と入試結果で確認できた内容を、高1・高2生の準備に役立つ形で整理します。日本大学の年内入試全体の日程と倍率は日本大学の年内入試2027完全ガイドを見てください。

1. 基本情報(2027年度・総合型選抜)

項目 内容
危機管理学部の方式 探究型15名/資格型10名/キャリア型25名/キャリア型(併願可)5名(危機管理学科)
スポーツ科学部の方式 アスリート型53名/自己アピール型20名(競技スポーツ学科)
インターネット出願登録 2026年8月1日(土)から
出願期間 9月1日(火)〜9月11日(金)簡易書留・必着
第一次選考(書類審査) 9月29日(火)、結果は10月7日(水)に郵送
第二次選考 10月24日(土)(人数によっては予備日の10月25日(日)にも実施)
合格発表 11月10日(火)12時(マイページ)
入学手続期間 11月10日(火)〜11月20日(金)
試験会場 三軒茶屋キャンパス
学校推薦型選抜 両学部とも指定校制のみ(公募制はなし)
入学検定料 募集要項で確認してください

どちらの学部も、合格者には入学までの課題が出されます。要項には「合格者が募集人員に満たない場合がある」とも書かれています。

2. 2026年度入試の結果

方式(2026年度の募集人員) 志願者→合格者(倍率)
危機管理 探究型(15名) 17名→13名(1.3倍)
危機管理 資格型(5名) 36名→22名(1.6倍)
危機管理 キャリア型(25名) 70名→28名(2.5倍)
危機管理 キャリア型・併願可(5名) 29名→10名(2.9倍)
スポーツ科学 アスリート型(53名) 117名→63名(1.9倍)
スポーツ科学 自己アピール型(20名) 127名→40名(3.2倍)

倍率は各学部が公表している競争率(受験者数÷合格者数)で、どの方式も志願者数と受験者数は同じでした。

目立つのは、危機管理学部の資格型の募集人員が2026年度の5名から2027年度は10名に増えたことです。2026年度は志願者36名に対して22名が合格しており、募集人員より多く合格者が出ています。一方、スポーツ科学部の自己アピール型は3.2倍と、競技実績を求めるアスリート型より倍率が高くなっています。

3. 危機管理学部の4つの方式

方式 出願の条件と書類
探究型 高校で「総合的な探究の時間」や「探究」科目、「理数探究」などを受講し、探究型授業受講報告書(指定用紙5枚・担当教員の署名捺印)と成果物(A4以内の印刷物)を出せる人。志望理由書は1,000字以内
資格型 指定の資格・スコアを持つ人(2026年9月1日から遡って2年以内に実施された試験)。志望理由書は1,000字以内
キャリア型 危機管理に関連するキャリアを目指し、キャリア計画書(指定用紙3枚)を出せる人
キャリア型(併願可) キャリア型と同じ書類。合格したら入学を強く希望する人

探究型・資格型・キャリア型は第一志望で、合格したら入学を確約できることが出願の条件です。キャリア型(併願可)だけは、他大学や日本大学の他学部と併願できます(危機管理学部の総合型選抜の中での併願は不可)。併願可の方式は、二段階目の最終入学手続締切が2027年2月26日(金)とされています。

資格型で使える資格

  • 英語:実用英語技能検定準2級プラス以上、TOEIC L&R 520以上、TOEIC Bridge L&R 84以上、TEAP(4技能)225以上、GTEC 930以上
  • 情報:ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験のいずれかに合格
  • 防災:防災士資格取得試験に合格

英語だけでなくITパスポートや防災士でも出願できます。英検以外の資格の考え方は英検以外で推薦・総合型に使える資格・検定は?にまとめています。

第二次選考:総合問題試験と口頭試問・面接

第二次選考は全方式とも、総合問題試験(読解と論述を含む)と口頭試問・面接です。面接の中で、探究型は報告書と成果物、資格型は資格取得、キャリア型はキャリア計画書についてプレゼンテーションをします。試験時間とプレゼンの時間は要項に書かれていません。

大学が公開している2026年度の総合問題試験は大問3つで、地図や統計グラフ、人口ピラミッド、防災に関する政府の資料などを読み取り、選択式・語句記入・短い記述(50字以上75字以内)・300字以内の論述に答える形でした。テーマは東南アジアの地理・歴史・政治経済、少子高齢化と危機管理、防災対策と被災者への配慮などです。地理・歴史・公民の基礎知識と、グラフを読んで短く説明する力が求められています。資料読み取り型の練習法は小論文、資料・グラフ読み取り型の解き方と練習手順が参考になります。

4. スポーツ科学部の2つの方式

方式 出願の条件と書類
アスリート型 第一志望・入学確約に加え、スポーツ活動で顕著な活躍が認められる人。志望理由書(600字)とスポーツ活動歴記入票(大会名を正式名称で、成績の高い順に記入。学校長等の署名捺印、表彰状などの写しを貼付)
自己アピール型 第一志望・入学確約。志望理由書(600字)、活動報告書(学校内外で主体的に取り組んだ活動の結果や経験)、自己アピール書

出願書類は、学部サイトの申請フォームから申し込んで入手する形でした(2027年度の申請は9月4日まで)。競技実績の大会レベルなどの具体的な基準は、要項には書かれていません。

第二次選考:課題レポート・プレゼン・面接

第一次選考の通過者には課題レポートが届き、10月16日(金)必着で郵送します。第二次選考では、課題レポートの審査、レポートについてのプレゼンテーションと口頭試問、面接が行われます。

大学が公開している2026年度の課題は、両方式とも自分の住む地域の課題を1つ挙げ、スポーツで解決を図る実例を示したうえで、独自の解決策を計画するもので、800字以内・黒のボールペンで記入する形でした。通知から提出まで10日ほどしかないので、地域の課題とスポーツの事例を前もって集めておくことが準備になります。

5. どの方式を選ぶか

  • 探究学習でまとまった成果がある:危機管理学部の探究型。先生の署名が要るので早めに相談します。
  • 英語・IT・防災の資格を2年以内に取った:危機管理学部の資格型。2027年度は募集人員が10名に増えています。
  • 防災や安全、情報セキュリティに関わる仕事を考えている:キャリア型。他大学も受けたいなら、5名の枠のキャリア型(併願可)です。
  • 競技で実績がある:スポーツ科学部のアスリート型。
  • 競技実績は目立たないが、部活動の運営や地域の活動に力を入れてきた:スポーツ科学部の自己アピール型。

どの方式も第二次選考で口頭試問があります。面接との違いと練習の仕方は口頭試問とは?で説明しています。

6. キャリア計画書・志望理由書の構成例

危機管理学部のキャリア計画書は、描いているキャリア像、志望の背景、キャリア実現のための計画を説明するものです(各設問の字数は用紙の指定に従います)。次の順で材料を集めておきます。

  1. キャリア像:どんな職業で、どんな危機に向き合いたいか(例:地域の防災、サイバー攻撃への対応)
  2. 背景:そう考えたきっかけ(災害のニュース、避難訓練、家族の仕事など)を具体的な場面で
  3. 計画:大学4年間で学ぶこと、取りたい資格、卒業後までの道すじ

スポーツ科学部の600字の志望理由書は、入学後の抱負や将来の目標と結びつけて書くよう指定されています。たとえば「きっかけ(150字)→学部で学びたいこと(250字)→将来の目標(200字)」の配分にすると、まとまりやすくなります。危機管理学部の書類は黒のボールペンで自筆、生成AIの使用不可とされています。

7. 高1・高2からの準備スケジュール

  • 高1〜高2:資格型を考えるなら、英検準2級プラス、ITパスポート、防災士などを計画的に受ける(2年以内の取得という条件に注意)。探究の授業の記録と成果物を残す。
  • 高2の冬〜高3の春:志望する仕事や地域の課題のニュースと統計を集める。大会の記録と表彰状の写しも整理。
  • 高3の夏:説明会に参加し、8月1日からのネット登録に備えて書類を仕上げる。
  • 高3の9〜10月:9月11日必着で出願。第一次選考の通過後に、課題レポートと第二次選考の準備。

出願前のチェックリスト

  • □ 第一志望で受けるのか、併願可の方式で受けるのかを家族と確認した
  • □ 資格のスコアが出願要件を満たし、2年以内の試験か確認した
  • □ 探究型の報告書に担当の先生の署名と捺印をもらった
  • □ 提出書類のコピーを取った(第二次選考で内容を聞かれる)

8. よくある質問

Q. 今から(11月)この2学部を受ける方法はありますか?

2027年度の総合型選抜は出願が締め切られ、学校推薦型選抜は指定校制だけなので、年内入試で今から出願できる方式はありません。今の高3生は一般選抜が中心になります。日本大学の一般選抜の考え方は日大・駒澤・専修の入試も参考にしてください。

Q. 危機管理学部とスポーツ科学部の総合型は併願できますか?

危機管理学部の探究型・資格型・キャリア型と、スポーツ科学部の2方式は、その学部が第一志望で、合格したら入学を確約できることが出願の条件です。要項で他大学・他学部との併願ができると書かれているのは、危機管理学部のキャリア型(併願可)だけです。なお、日本大学のサイトにあるスポーツ科学部の総合型選抜の資料には、アスリート型と自己アピール型の併願は可と書かれています。

Q. 評定平均値の基準はありますか?

両学部の総合型選抜の要項に評定の基準はありませんが、調査書は第一次選考で審査されます。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

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二神大輝