英検は高2のいつまでに取る?2027年度推薦の出願資格から逆算

総合型選抜・学校推薦型選抜で英検を出願資格にする大学は、出願が高3の9月に集中します。準1級・2級は一次試験から二次の成績表が届くまで約2か月かかるため(第1回は5月31日の一次→7月下旬に二次の成績表)、準1級や2級は「高2の3学期(1月の第3回)」までに取るのが安全な目安です。

この記事では、公式の要項で確認できた大学の例(英検の級・CSEスコア・受験時期の指定)と、2026年度の英検日程から逆算した学年別の受検計画をまとめます。

現高1・高2の人は、今申し込める2026年度第3回(従来型)の個人申込締切が12月14日です。

項目 内容
推薦の出願時期 高3の9月上旬が多い(例:青山学院大学 文学部英米文学科、明治大学 国際日本学部)
求められる級の例 準1級以上(明治 国際日本・政治経済、青学 英米文学)、CSE1728以上(明治 商・全商協会員校対象)
受験時期の指定の例 「2024年9月10日以降に受験」(明治 国際日本、2027年度)
従来型の結果まで 一次のウェブ合否は約3週間後、二次の成績表は二次試験の約2週間後に必着
S-CBT 原則毎週土日に実施、1日で4技能、同じ級を同一検定回に3回まで

1. 英検を出願資格にする大学の例(2027年度)

2027年度(2026年度実施)の要項で確認できたものです。どれも2026年9〜10月に出願済みの方式なので、現高1・高2の人の目安として見てください。

明治大学 国際日本学部 自己推薦特別入試

  • 英検準1級以上(従来型・S-CBT・S-Interview)。ほかにTEAP309以上、IELTS5.5以上など
  • 2024年9月10日以降に受験したもの(出願締切の約2年前から)
  • 評定4.0以上も必要。一次出願は9月7日〜10日

明治大学 政治経済学部 グローバル型特別入試

  • 英検準1級以上、IELTS6.0以上、TEAP285以上など
  • 提出期限から遡って2年以内(2024年9月1日以降)の受験が対象
  • 出願は9月1日〜3日。英語資格は出願条件で、合否の選考には使わない

明治大学 商学部 公募制特別入試(全国商業高等学校長協会会員校対象)

  • 英検CSE総合スコア1728以上(準2級以上の受験結果が対象)
  • 級の合否ではなくCSEスコアで基準を決める例。出願は10月12日〜19日

青山学院大学 文学部英米文学科 自己推薦(英語資格取得者対象)

  • 英検準1級以上。従来型・S-CBTなども有効
  • TOEIC・TOEFL iBT・IELTSは「出願書類提出期間末日より2年以内」、TEAPは「2025年度第1回以降」と時期の指定があるが、英検には時期の指定が書かれていない
  • 出願書類は9月7日〜10日に郵送必着

英検2級以上を「例示」にとどめ、持っていなくても出願できる入試もあります(明治大学 文学部 自己推薦特別入試など)。級とCSEスコアの読み分けは英検CSEスコアと推薦の出願資格の読み方で詳しく説明しています。

2. 2026年度の英検日程(従来型)

英検協会の「2026年度 試験日程(個人でお申し込みの方)」より。第3回の試験は2027年です。

回 申込・試験・結果
第1回 申込3月23日〜5月7日/一次5月31日/一次のウェブ合否6月22日・成績表6月30日必着/二次7月5日(A日程)・7月12日(B日程)/二次の成績表7月21日・7月28日必着
第2回 申込6月30日〜9月7日/一次10月4日/一次のウェブ合否10月26日・成績表11月4日必着/二次11月8日(A)・11月15日(B)/二次の成績表11月24日・12月1日必着
第3回 申込10月30日〜12月14日/一次1月24日/一次のウェブ合否2月15日・成績表2月24日必着/二次2月28日(A)・3月7日(B)/二次の成績表3月16日・3月23日必着

コンビニ・Pay-easy支払いは申込締切より数日早く締め切られます(第3回は12月11日)。二次がA日程かB日程かは協会の区分で決まり、2〜準1級では満20歳以下(2005年4月2日以降生まれ)は原則B日程です。

ポイントは、高3の第2回(10月)は9月出願に間に合わないことです。9月出願の推薦で使えるのは、遅くても高3の第1回(二次の成績表が7月下旬)までです。

3. 英検S-CBTの受け方

  • 原則毎週土日に実施(級や地域によって毎週ではない場合あり、一部エリアは平日も)
  • 4技能を1日で受験。合格すれば従来型と同じ資格
  • 同じ級を同一検定回で3回まで受験可能。従来型との併願もできる
  • 2026年度第3回の1月実施分は、11月5日から申込受付(準1級は日曜のみ)
  • ウェブ合否公開は試験日から約4〜7週間後(2026年度の成績公開予定表より。例:10月31日受験→11月30日公開、12月2日受験→1月18日公開)

S-CBTは回数を重ねやすい反面、結果が出るまでの期間が試験日によって違います。出願の2か月前までに受け終えるくらいの余裕を見てください。

4. 有効期限(受験時期の指定)の読み方

英検協会は、入試などで提出先が証明書の有効期限を定める場合があると案内しています。使えるかどうかは志望校の要項の指定で決まります。

  • 日付で指定:「2024年9月10日以降に受験したもの」(明治 国際日本)
  • 年数で指定:「提出期限から遡って2年以内」(明治 政治経済)
  • 指定なし:英検は時期の記載なし、他の試験だけ2年以内(青学 英米文学)

2027年度の例が「出願の約2年前から」なので、同じ考え方が続けば、高1の秋以降に取ったスコアは高3の出願で使えることが多い計算です。ただし年度ごとに日付は変わるため、受ける年度の要項で必ず確認してください。条件の読み方は募集要項「出願資格」の読み方も参考になります。

5. 学年別の受検スケジュール

英検の日程は2026年度のものを目安にしています。2027年度以降の日程は英検協会の発表で確認してください。

高1

高2

  • 第1回(5〜7月)・第2回(10〜11月)で2級を確実にし、準1級に挑戦
  • 第3回(1月)を「本命の受験」に。二次の成績表は3月に届き、高3の4月には結果がそろう
  • S-CBTを組み合わせると、同じ回の中で受け直しができる
  • 高2の冬からの全体の準備は高2の冬から始める総合型選抜・学校推薦型選抜の準備へ

高3

  • 第1回(5月一次・7月二次)が9月出願に間に合う最後の従来型
  • S-CBTは6月までに受け終えると、7〜8月の書類作成と重ならない
  • 10〜11月出願の方式なら、第2回の結果が使えるかを要項の締切で確認
  • 英語は資格で止めず、小論文・面接の準備に時間を移す

6. 逆算チェックリスト

  • 志望校の要項で、英語資格は出願資格(必須)か、加点・例示か
  • 基準は級かCSEスコアか(準2級以上の受験結果など、対象の級の指定はあるか)
  • 受験時期の指定(〜年〜月以降、〜年以内)に入っているか
  • S-CBTや英検S-Interviewが有効か
  • 証明書の種類(合格証明書・CSEスコア証明書の原本、デジタル証明書の可否)
  • 出願締切の2か月前までに成績がそろう受験日を選んだか

7. よくある質問

Q. 高3の夏に英検を取っても間に合いますか?

9月出願の方式では、従来型の第1回(二次の成績表が7月下旬必着)が実質的な最後です。S-CBTは、8月下旬に受けると結果公開が9月上旬の出願期間に間に合いません(2026年度の予定では8月24日受験→9月29日公開)。

Q. 級とCSEスコア、どちらを目標にすればいいですか?

要項が「準1級以上」なら合格が必要で、「CSE1728以上」ならスコアで判断されます。CSEで基準がある場合はどの級の受験結果が対象か(明治 商学部は準2級以上)も指定されるので、合わせて確認してください。

Q. 何回も受けると不利になりますか?

明治 国際日本・政治経済のように「1種類かつ1回」の結果を提出する指定がある場合は、基準を満たす1回分を出します。受験回数の扱いは志望校の要項で確認してください。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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二神大輝