日本体育大学の2027年度入試で、これから出願できる年内の方式は総合型選抜「全学併願基礎学力方式」です。出願期間は2026年11月27日(金)〜12月2日(水)の消印有効、試験は12月12日(土)、合格発表は12月25日(金)です。
この方式は評定平均値を問わず、事前課題(400字以上500字以内)・国語と英語のマークシート試験(各45分)・集団面接で選考します。全学科・コースから最大10の併願ができます。
公式サイトと2027年度の学生募集要項で確認できた内容を、体育学部(体育学科・健康学科)を中心に整理します。9月出願の方式と11月4日締切のスポーツ推薦は今年度の出願が締め切られているため、その部分は来年度以降に受ける高1・高2生向けの目安として読んでください。
1. 基本情報(2027年度・全学併願基礎学力方式)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入試区分 | 総合型選抜 全学併願基礎学力方式 |
| 対象 | 体育学部・スポーツ文化学部・スポーツマネジメント学部・児童スポーツ教育学部・保健医療学部の全学科・コース |
| 出願期間 | 2026年11月27日(金)〜12月2日(水)※期間内消印有効 |
| 試験日 | 2026年12月12日(土) |
| 合格発表 | 2026年12月25日(金) |
| 入学手続締切 | 2027年1月8日(金) |
| 評定平均値 | 問わない |
| 主な出願要件 | 志望動機が明確で、合格したら入学を確約できること |
| 選考方法 | 書類審査(事前課題)、基礎学力試験(国語・英語)、集団面接。武道教育学科のみ実技試験(動画提出) |
| 併願 | 全学科・コースで最大10併願。出願時に希望順位を決める |
| 試験場 | 東京・世田谷キャンパス |
| 入学検定料 | 単願と併願で金額が違います。学生募集要項で確認してください |
出願はWeb出願のあと、書類を速達・特定記録郵便で郵送する形です。窓口出願はできず、Web登録だけでは完了せず、入学検定料を期限内に納入し、必要書類を出願期間内(消印有効)に郵送して初めて出願完了になる点に注意してください。
2. 2027年度の日程一覧(体育学部が受けられる年内の方式)
| 方式 | 出願・試験・発表 |
|---|---|
| 総合型 学部別選考方式 | 出願9月10日〜9月16日、試験10月18日(体育学部)、合格発表11月2日 ※今年度は終了 |
| 総合型 実技方式(体育学科・健康学科) | 出願9月10日〜9月16日、試験10月11日、合格発表11月2日 ※今年度は終了 |
| 学校推薦型 スポーツ推薦 | 出願11月1日〜11月4日、試験11月14日、合格発表12月1日 ※今年度の出願は締め切られています |
| 総合型 全学併願基礎学力方式 | 出願11月27日〜12月2日、試験12月12日、合格発表12月25日 ※これから出願できます |
このほか総合型選抜「アスリート方式」が10月・12月・2月にありますが、大学はアスリート方式を「公募制ではない」としており、出願前に各クラブとの面談などが必要です(12月区分の事前相談は11月9日まで)。一般の高校生が自分で出願する方式としては、全学併願基礎学力方式が今年度の年内では最後になります。
また、日本体育大学の学校推薦型選抜はスポーツ推薦と指定校推薦(地域教員養成方式を含む)で、評定と小論文・面接だけで誰でも受けられるタイプの公募推薦はありません。スポーツ推薦は全国高校総体などの規模以上の大会への出場などが条件です。
3. 募集人員と2026年度入試の結果(体育学部)
| 学科(入学定員) | 総合型 学部別選考方式/スポーツ推薦/一般選抜A日程 |
|---|---|
| 体育学科(800名) | 550名/200名/50名 |
| 健康学科(195名) | 130名/50名/15名 |
募集人員は大学が「目標数」としているもので、試験結果によって合格者数は増減します。大学の「入学定員及び募集人員」のページで人数が示されているのは上の3つの区分だけで、全学併願基礎学力方式・実技方式などの募集人員は示されていません。
2026年度入試の体育学部の結果表から、数字と競争率の整合が取れたものを載せます。
| 2026年度入試(体育学部) | 志願者/受験者/最終合格者(競争率) |
|---|---|
| 体育学科 学部別選考方式Ⅱ期 | 151名/151名/9名(16.78倍) |
| 健康学科 学部別選考方式Ⅱ期 | 110名/110名/6名(18.33倍) |
| 体育学科 スポーツ推薦 | 374名/374名/357名(1.05倍) |
2026年度は学部別選考方式がⅠ期・Ⅱ期に分かれていて、Ⅱ期は15倍を超える競争率でした。2027年度の要項では、学部別選考方式の日程は9月出願の1回だけで、12月には全学併願基礎学力方式が置かれています。2026年度の体育学部の結果表には全学併願基礎学力方式の行がないため、この方式の倍率はこの記事では載せていません。倍率の数字の読み方は総合型選抜の倍率の見方を参考にしてください。
4. 全学併願基礎学力方式の試験内容
| 選考 | 内容 |
|---|---|
| 書類審査 | 調査書と事前課題(所定用紙、400字以上500字以内) |
| 国語 | 現代文の基礎的な問題。45分・100点・マークシート |
| 英語 | 基礎的な問題。45分・100点・マークシート |
| 集団面接 | 10分が目安、原則5名。併願していても面接は1回 |
数学は課されず、面接は午後(12:00〜17:00)の予定です。書類審査と面接の配点は要項に書かれていません。
事前課題のテーマ
所定用紙(横書き)に書く事前課題は、「スポーツ・運動が社会に与えている価値」について、自分の高校時代の体験をもとに、日本体育大学で学びたいこと・深めたいことを述べるものです。書類審査と面接の参考資料になり、併願している場合は出願学科の欄に第1希望の学科を書きます。
500字の事前課題の構成例
- 体験(150字前後):部活動、地域のスポーツ、体育の授業、応援やサポートなど、自分が実際に関わった場面を1つだけ書く。
- そこで見た「価値」(150字前後):その場面で、スポーツや運動が人や地域に何をもたらしていたかを、健康・つながり・教育などの言葉で説明する。
- 大学で学びたいこと(150字前後):第1希望の学科の学びと結びつけ、何を深めたいかを書く。体育学科なら指導やスポーツ科学、健康学科なら健康づくりや支援の仕事など、学科の特色に合わせる。
- 入学後・将来(50字前後):学んだことをどう生かしたいかで締める。
10学科まで併願できても、事前課題は1枚です。どの学科に合格しても通る内容にしようとすると、ぼやけた文章になりがちです。第1希望の学科に合わせて書き、第2希望以下の理由は面接で答えられるよう準備しておきましょう。
国語・英語45分の準備
出題は「基礎的な問題」とされ、細かい範囲は示されていません。
- 英語:基礎の文法問題集を1冊、間違えた問題だけ2周。単語は毎日。
- 国語:短い評論を時間を計って読み、選択肢の根拠を本文に線で示す。
マーク式の基礎学力試験の勉強の進め方は、基礎学力テスト型入試の勉強法にまとめています。
5. 最大10併願のしくみと注意点
- 出願時に希望学科・コースの順位を決めます。
- 複数の学科・コースに合格しても、入学手続ができるのは合格した中で最も希望順位が高い学科・コースだけです。
- 入学検定料は、併願した場合は併願数にかかわらず一律の金額です(単願とは金額が違います)。
- 出願要件に「合格の際は入学を確約できる者」とあり、要項には総合型選抜の合格者が入学手続をした場合、本学の他の選抜区分や他大学の受験、入学辞退はできないと書かれています。
専願と併願の考え方は年内入試の併願ルールで詳しく説明しています。
6. 来年度以降の人向け:体育学部の学部別選考方式
9月出願の学部別選考方式の、2027年度の内容です。
- 評定平均値:体育学科・健康学科とも原則3.0以上
- 選考:書類審査、小論文(資料分析型)60分、集団面接(10分目安・原則3名)
- エントリーシート:出願学科の志望理由、入学後の計画(学修や正課外活動への意欲・目標)、高校時代に取り組んだ活動(部活動・資格取得・ボランティアなど)の3項目
- 併願:体育学科と健康学科の同一日併願ができる
出願要件には、体育学科は指導者や保健体育の教員など、健康学科は健康運動指導士や養護教諭などを目指す意欲が書かれています。将来の仕事を具体的に言えることが出発点です。資料分析型の小論文は資料の形式や字数が公表されていないので、グラフや表を使った小論文の練習を高2のうちから始めておきましょう。手順は資料・グラフ読み取り型の小論文の解き方で紹介しています。
競技成績より身体能力を見たい人向けには、体育学科・健康学科で受けられる実技方式(評定不問。50m走・メディシンボール投げ・立ち5段跳び・3コーンドリルの4種目と集団面接)もあります。
7. 12月2日の出願までのチェックリスト
- □ 希望順位を決め、合格したら入学することを家族と確認した
- □ 調査書(厳封・出願締切日から3か月以内の発行)を高校に依頼した
- □ 事前課題(400〜500字)を下書きし、先生に1回は読んでもらった
- □ 清書は所定用紙に黒のボールペンで書いた
- □ Web出願と検定料の納入を済ませた
- □ 速達・特定記録郵便で、12月2日の消印に間に合うよう発送した
- □ 国語・英語のマーク問題を45分で解く練習をした
- □ 志望理由と事前課題の内容を1分で話す練習をした
8. 高1・高2からの準備スケジュール
- 高1〜高2:評定3.0以上を安定させる(学部別選考方式・スポーツ推薦の基準)。部活動などで関わった経験をメモに残す。
- 高2の冬〜高3の春:オープンキャンパスで学科の違いを確かめ、資料読み取り型の小論文の練習を始める。
- 高3の7〜8月:学生募集要項(2027年度は7月13日に公開)を読み、エントリーシートを書く。
- 高3の9〜10月:学部別選考方式・実技方式に出願・受験。
- 高3の11〜12月:スポーツ推薦(対象者)、12月の全学併願基礎学力方式に挑戦。
9. よくある質問
Q. 評定が3.0に届きません。日本体育大学は受けられますか?
全学併願基礎学力方式は評定平均値を問いません(体育学部の実技方式も評定不問)。学部別選考方式(体育学科・健康学科)とスポーツ推薦は原則3.0以上が条件です。
Q. 面接は何回ありますか?
複数の学科・コースを併願していても、集団面接は1回です。第1希望の学科を中心に話しつつ、ほかの学科を選んだ理由も短く言えるようにしておきます。集団面接での答え方は面接でよく聞かれる質問と答え方が参考になります。
Q. 不合格だった場合、まだ受けられる入試はありますか?
2027年度の一般選抜(A日程・B日程・大学入学共通テスト利用方式)があります。2027年度の一般選抜の学生募集要項は、大学のサイトで「準備中」(12月上旬に公開予定)とされています。日程と科目は公開後に確認してください。
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参考にした公式情報
- 学生募集要項(願書)|日本体育大学
- 2027年度 総合型選抜 学生募集要項|日本体育大学
- 総合型選抜 全学併願基礎学力方式 書類(事前課題)|日本体育大学
- 総合型選抜 学部別選考方式 体育学部 書類(エントリーシート)|日本体育大学
- 全学併願基礎学力方式|日本体育大学
- 学部別選考方式|日本体育大学
- 入学者選抜方式|日本体育大学
- スポーツ推薦|日本体育大学
- 入学定員及び募集人員|日本体育大学
- 入学者選抜結果データ|日本体育大学
- 令和8年度 体育学部 入学試験結果|日本体育大学
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
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