早稲田大学の年内入試2027完全ガイド|総合型の日程と倍率

早稲田大学の年内入試(指定校推薦・附属校を除く)は、社会科学部の全国自己推薦入試、国際教養学部のAO入試、人間科学部のFACT選抜、6学部の地域探究・貢献入試など、学部ごとの総合型選抜が中心です。公募制の学校推薦型選抜はありません。

2027年度はすべての方式の出願がすでに締め切られています。これから11月14日(土)のスポーツ科学部の2次選考、11月21日(土)の先進理工学部の面接、11月22日(日)の社会科学部の2次選考、11月23日(月)の国際教養学部AOの合格発表が続きます。

前年度(2026年度入試)の結果では、社会科学部の全国自己推薦入試が志望者293名・合格者37名(約7.9倍)、国際教養学部のAO入試(国内選考)が受験者668名・合格者150名(実質4.5倍)でした。公式サイトで確認した方式・日程・条件を、来年以降に受ける高1・高2生にも使える形でまとめます。

1. 基本情報(2027年度・2027年4月入学)

項目 内容
年内入試の中心 学部ごとの総合型選抜(自己推薦・AO・FACT・地域探究・貢献入試など)
公募制の学校推薦型選抜 なし(学校推薦型は指定校推薦・附属/系属校からの進学など)
2027年度の出願状況 すべての方式で出願は締め切られています(来年度以降の受験生向けの目安として読んでください)
出願の時期 9月上旬〜10月上旬(方式によって違う)
試験の時期 10月上旬〜11月下旬
合格発表 11月上旬〜12月中旬。地域探究・貢献入試は共通テストのあと、2027年2月
年内入試がない学部 政治経済学部・商学部・基幹理工学部(一般の高校生が自分で出願できる日本語の方式として。英語学位プログラムや海外就学経験者向けの入試は除く)
検定料・出願書類 各方式の入学試験要項で確認してください

学部別の記事として、早稲田大学 社会科学部 全国自己推薦入試2027と早稲田大学 人間科学部 FACT選抜 2027年度があります。この記事は大学全体の見取り図です。

2. 方式別の日程一覧(2027年度入試)

日付は2026年です(地域探究・貢献入試の最終発表は2027年)。どの方式も2027年度の出願は終わっています。

学部・方式 出願期間/試験日/合格発表
人間科学部 FACT選抜 出願9月1日〜9月8日/1次発表9月25日/論述・面接10月10日/最終発表11月1日
創造理工学部建築学科 早稲田建築AO入試(創成入試) 出願9月1日〜9月8日/1次発表10月6日/2次選考10月17日/最終発表11月3日
国際教養学部 AO入試(4月入学・国内選考) 出願9月1日〜9月8日/筆記審査10月25日/発表11月23日
地域探究・貢献入試(法・教育・文化構想・文・人間科学・スポーツ科学) 出願9月1日〜9月10日/1次発表10月9日/2次選考(総合試験)10月25日/2次発表11月12日〜11月20日(学部による)/共通テスト2027年1月16日・17日/最終発表2027年2月10日〜2月16日(学部による)
スポーツ科学部 スポーツサポート歴入学試験 出願9月7日〜9月11日/口述試験11月14日/最終は共通テストで判定
スポーツ科学部 総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦) 出願9月15日〜9月28日/2次選考(小論文・面接)11月14日
先進理工学部 特別選抜入学試験 出願9月24日〜10月1日/1次発表11月3日/面接11月21日/最終発表12月18日
社会科学部 全国自己推薦入試 出願9月25日〜10月1日/1次発表11月13日/2次選考(小論文・面接)11月22日/最終発表12月11日

9月上旬に出願が集中し、11月中に結果が出る方式が多いのが早稲田の特徴です。社会科学部と先進理工学部は出願が9月下旬〜10月1日で、最終発表は12月です。スポーツ科学部の総合型選抜Ⅰ群(トップアスリート入試)は、事前セミナーと個別面談への参加が出願の条件になっています。

国際教養学部AOの筆記審査と地域探究・貢献入試の2次選考は、どちらも10月25日(日)で、時間も重なります(国際教養は13:00〜16:30、地域探究・貢献入試は12:00〜14:00)。両方を受けることはできないと考えて計画してください。

3. 入試結果(2026年度入試)

学部のサイトで確認できた結果です。倍率は、社会科学部はこの記事が志望者数÷合格者数で計算した目安、国際教養学部は大学が公表している実質倍率(受験者÷合格者)です。

学部・方式 2026年度の結果
社会科学部 全国自己推薦入試 志望者293名/合格者37名(約7.9倍)
社会科学部 全国自己推薦入試(2025年度) 志望者264名/合格者39名(約6.8倍)
国際教養学部 AO入試(4月入学・国内選考) 志願者721名/筆記審査受験者668名/合格者150名(実質4.5倍)
国際教養学部 AO入試(2025年度) 志願者736名/筆記審査受験者690名/合格者147名(実質4.7倍)

社会科学部は募集人員35名に対して、志望者が2年続けて増えています(2024年度222名→2025年度264名→2026年度293名)。国際教養学部は募集人員が95名と大きく、受ける人も多い方式です。

FACT選抜・地域探究・貢献入試・創成入試・スポーツ科学部の各方式の結果は、入学センターが公開している「近年の入試結果」で確認してください。

4. 方式ごとの違い(出願条件と試験内容)

社会科学部 全国自己推薦入試

募集人員35名。評定平均値4.0以上(1年1学期から3年1学期まで)、欠席45日以内、在学中の活動実績が1つ以上、英語4技能テストの基準スコア(英検はCSE1,950以上、IELTS 4.0以上など)が条件です。1次は書類審査、2次は小論文と面接です。地域ブロックや書類の書き方は、冒頭で紹介した社会科学部の記事にまとめています。

人間科学部 FACT選抜

募集人員は3学科合わせて若干名。全体の評定平均値3.9以上、理科と国語の評定平均値4.1以上、学部指定の外国語資格・検定のスコアが必要で、人間科学部を第一志望とすることが条件です。出願時に事前課題の提出が必須で、志望理由書は1,200字以上1,500字以内です。2次は論述試験(120分)と約20分の個人面接です。事前課題の進め方は、冒頭で紹介したFACT選抜の記事で扱っています。

国際教養学部 AO入試(国内選考)

募集人員95名。英語外部検定のスコア提出が必要で、有効なのは2024年9月1日以降に受験した試験だけです。全員が書類審査と筆記審査の対象で、筆記は Critical Writing(120分)と、日本語の志望理由エッセイ(30分)です。面接はなく、推薦書も不要です。要項に「本試験は専願ではありません」とあり、他学部・他大学と併願できます。

地域探究・貢献入試

法・教育(一部の学科・専修)・文化構想・文・人間科学・スポーツ科学の6学部で、募集人員は各若干名です。評定の数値条件は要項に書かれておらず、住んでいる地域や高校の所在地も問われません。書類の中心は課題レポート(所定用紙4枚以内)で、2次選考は論理的思考力を問う総合試験(120分)です。最終は共通テスト(300点満点)で240点以上が合格の条件になります。専願ではなく、他の入試と併願できます。

創造理工学部建築学科 創成入試

募集人員は約25名。建築学科を第一志望とし、数学Ⅰ・Ⅱ・A・Bの履修と理科10単位以上が条件です。2次選考は、テーマに対して鉛筆の描画と文章で提案する筆記試験(120分)と、30分のグループ面接+10分の個人面接。1次合格者は自己PRのポートフォリオを持参します。

先進理工学部 特別選抜入学試験

数学オリンピック・化学グランプリ・情報オリンピック・生物学オリンピック・物理チャレンジなど、科学コンテストの成績を出願資格にした入試で、募集人員は各若干名です。7つの入試すべてで募集があるのは応用化学科と生命医科学科です。1次は志望理由書(2,000字以内)などの書類、2次は学科別の面接です。

スポーツ科学部 総合型選抜Ⅲ群・スポーツサポート歴入学試験

Ⅲ群(スポーツ自己推薦)は募集人員60名で、書類選考のあと小論文と面接。スポーツサポート歴入学試験は若干名で、書類選考・口述試験のあと共通テストで最終判定します。競技実績などの条件は要項で確認してください。

5. どの方式を選ぶか

早稲田の年内入試は、学部ごとに受けられる方式が限られています(スポーツ科学部のように複数ある学部もあります)。次の順に絞ると決めやすくなります。

  1. 志望学部に年内入試があるか確かめる:政治経済・商・基幹理工学部には、一般の高校生が自分で出願できる年内の方式がありません。
  2. 数値条件で消す:評定4.0(社会科学部)、評定3.9と理科・国語4.1(FACT)、英語スコアの有効期間(国際教養)など。条件の読み方は英検CSEスコアと推薦の出願資格の読み方が参考になります。
  3. 試験の形で選ぶ:面接なしで英語の筆記が中心(国際教養)、論述と面接(FACT・社会科学部)、共通テストまで続く(地域探究・貢献入試)。
  4. 日程の重なりを確認する:10月25日は国際教養AOと地域探究・貢献入試の2次が同じ日です。

評定の条件がない方式もありますが、その分、書類と当日の試験で差がつきます。

6. 高1・高2からの準備スケジュール

  • 高1〜高2の秋:評定を落とさない(社会科学部は1年1学期から数えます)。英語の外部検定を一度受けておく。
  • 高2の冬〜春:志望学部の方式を決め、前年の要項で条件と課題を確認する。地域や社会の課題に関わる活動を始める。
  • 高3の4〜6月:英語スコアを確定させる。6月上旬〜7月上旬に方式ごとの新しい要項(FACTは事前課題も)が公開されるので、すぐ読む。
  • 高3の7〜8月:志望理由書・課題レポート・事前課題を仕上げる(多くの方式が9月1日から出願)。
  • 高3の9〜11月:出願、小論文・論述・面接の練習。地域探究・貢献入試を受ける人は共通テストの勉強も続ける。

出願前のチェックリスト

  • 志望学部の方式の要項を、最新年度のもので読んだ
  • 評定(全体・指定教科)と英語スコアの受験日が条件に合っている
  • 第一志望が条件の方式(FACT・創成入試・先進理工)かどうか確認した
  • 締切(消印有効か)と、試験日の重なりを確認した
  • 事前課題・課題レポートの枚数や形式の指定を守っている

7. よくある質問

Q. 2027年度の早稲田大学の年内入試で、今から出願できる方式はありますか?

ありません。最後まで受け付けていた社会科学部の全国自己推薦入試と先進理工学部の特別選抜も、10月1日で出願が締め切られました。一般選抜を考えている人は、要項の公開(11月上旬予定)を待って準備を進めてください。

Q. 早稲田大学に公募推薦はありますか?

公募制の学校推薦型選抜はありません。学校長の推薦が必要な入試は、指定校推薦入試、基幹理工学部の北九州地域連携型推薦入試、附属・系属校からの進学です。社会科学部とスポーツ科学部は指定校推薦がなく、自己推薦の入試を行っています。

Q. 評定が低くても受けられる方式はありますか?

地域探究・貢献入試と国際教養学部のAO入試の要項には、評定平均値の数値条件が見当たりません。ただし地域探究・貢献入試は共通テストで300点中240点以上が必要で、国際教養学部は英語外部検定のスコア提出と筆記審査があります。

Q. 早稲田大学と上智大学の年内入試はどう違いますか?

上智大学は11月出願の公募制推薦が中心で、第一志望・入学確約が条件です。早稲田大学は9月出願の総合型選抜が中心で、国際教養学部AOや地域探究・貢献入試のように併願できる方式もあります。詳しくは上智大学の年内入試2027完全ガイドへ。

Q. 早稲田大学に合格した人は、どう勉強を管理していましたか?

EIMEI予備校の生徒の例として、学年2位から早稲田合格へ進んだ生徒の体験記があります。評定を保ちながら受験勉強を続けるやり方は、年内入試を考える人にも参考になります。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

EMiL個別は、総合型選抜・学校推薦型選抜を専門にした1対1の個別指導塾です。EIMEI予備校の鶴瀬・ふじみ野・川越の校舎とオンラインで受講できます。志望理由書に書くことを見つけるところから、小論文・面接の練習、評定や英検の対策まで、一人ひとりの志望校に合わせて一緒に準備します。

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この記事を書いた人

二神大輝