東京農業大学の年内入試2027完全ガイド|公募推薦は11/9締切

東京農業大学の2027年度の年内入試は、総合型選抜(全学部・高校で学んだ実践スキル・東京農大ファミリー・生物産業学部〔併願方式〕・生物産業学部)と、学校推薦型選抜(公募制)の6つが、一般の受験生が自分で出願できる方式です。

学校推薦型選抜(公募制)は、Web出願が2026年11月9日(月)15時までです。書類の郵送は消印有効で、試験は11月21日(土)、合格発表は12月2日(水)です。もう1つ、総合型選抜 生物産業学部は11月27日(金)〜12月7日(月)に出願でき、試験は12月12日(土)です。そのほかの総合型選抜は、今年度の出願が締め切られています。

前年度(2026年度入試)の結果は、公募制が志願者491名・合格者235名(約2.1倍)、総合型選抜 全学部が志願者1,104名・最終合格者406名(約2.7倍)でした。公式サイトと2027年度の募集要項で確認した日程・条件・結果を、方式の違いと選び方とあわせてまとめます。

1. 基本情報(2027年度・2027年4月入学)

項目 内容
対象の学部 農学部・応用生物科学部・生命科学部・地域環境科学部・国際食料情報学部・生物産業学部(方式によって対象学科が違う)
今から出願できる方式 学校推薦型選抜(公募制):Web出願は11月9日(月)15時まで/総合型選抜 生物産業学部:11月27日(金)〜12月7日(月)
出願が締め切られた方式 総合型選抜 全学部・高校で学んだ実践スキル・東京農大ファミリー・生物産業学部〔併願方式〕(来年度以降の受験生向けの目安として読んでください)
選考の中心 書類審査と、個別の口頭試問(面接)15分程度
試験会場 農学部は厚木キャンパス、生物産業学部は世田谷または北海道オホーツクキャンパス(出願時に選ぶ)、ほかの4学部は世田谷キャンパス
出願の方法 Web出願+書類の郵送(消印有効)
合否の確認 大学出願ネットでの確認のみ(合格通知書は郵送されない)
専願・併願 生物産業学部〔併願方式〕以外は、合格したら入学することが前提
入学検定料 方式ごとに違います。各方式の募集要項で確認してください

指定校制・併設高校・スポーツ特別などは扱いません。事前課題の書き方や口頭試問の中身は東京農業大学 総合型選抜・公募推薦2027|事前課題と口頭試問で詳しく扱っています。

2. 方式別の日程一覧(2027年度入試)

大学の「主な入学者選抜制度の日程」と各募集要項から作りました。日付は2026年です。

方式 出願期間/試験日/合格発表/入学手続
総合型選抜 全学部(第一次選考) 出願9月4日(金)〜9月15日(火)/書類選考の結果10月1日(木)※今年度は終了
総合型選抜 全学部(第二次選考) 出願10月1日(木)〜10月9日(金)/試験10月24日(土)/発表11月2日(月)/手続11月2日〜11月9日(月)※今年度は終了
総合型選抜 高校で学んだ実践スキル 出願10月1日(木)〜10月9日(金)/試験10月24日(土)/発表11月2日(月)/手続11月9日(月)まで ※今年度は終了
総合型選抜 東京農大ファミリー 出願10月1日(木)〜10月9日(金)/試験10月24日(土)/発表11月2日(月)/手続11月9日(月)まで ※今年度は終了
総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕 出願10月1日(木)〜10月9日(金)/試験10月25日(日)/発表11月2日(月)/手続12月3日(木)まで ※今年度は終了
学校推薦型選抜 公募制 出願11月2日(月)〜11月9日(月)/試験11月21日(土)/発表12月2日(水)/手続12月2日〜12月9日(水)※出願受付中(Web入力は最終日15時まで)
総合型選抜 生物産業学部 出願11月27日(金)〜12月7日(月)/試験12月12日(土)/発表12月16日(水)/手続12月16日〜12月21日(月)※これから出願できます

大きく見ると、9〜10月に出願して11月2日に発表される総合型選抜のグループと、11月以降に出願する公募制・生物産業学部の総合型選抜の2つに分かれます。2つのグループの日程は重なっていません。

3. 入試結果(2026年度入試)

大学の「選抜結果」のページで公開されている、2026年度入試の選考結果PDFから合計を拾いました。( )内の倍率は、志願者数÷合格者数でこの記事が計算した目安です。

方式 志願者/受験者/合格者
総合型選抜 全学部 第一次選考 1,104名/1,092名/640名
総合型選抜 全学部 第二次選考 626名/619名/406名(第一次の志願者から見ると約2.7倍)
総合型選抜 高校で学んだ実践スキル 131名/130名/78名(約1.7倍)
総合型選抜 東京農大ファミリー 151名/150名/100名(約1.5倍)
総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕 75名/72名/63名(約1.2倍)
総合型選抜 生物産業学部 32名/31名/25名(約1.3倍)
学校推薦型選抜 公募制 491名/489名/235名(約2.1倍)

総合型選抜 全学部は、第一次選考(書類)で約6割が残り、第二次選考の口頭試問でさらに約3分の2に絞られる形です。

公募制は学科による差が大きい

公募制の結果を学部ごとに足すと(学科別の数字をこの記事で合計)、次のようになります。

学部(公募制・2026年度) 志願者/合格者
農学部 112名/81名
応用生物科学部 155名/50名
生命科学部 35名/12名
地域環境科学部 98名/49名
国際食料情報学部 80名/33名
生物産業学部 11名/10名

学科で見ると、栄養科学科は志願者55名に対して合格者11名、分子微生物学科は12名に対して1名でした。一方で農学科は40名中32名、生産環境工学科は17名中16名が合格しています。学部の数字ではなく志望学科の行を見てください。表の読み方は総合型選抜の倍率の見方でも説明しています。

4. 方式ごとの違い(出願条件と選考内容)

総合型選抜 全学部

6学部23学科で、募集人員は表の数字を合わせると291名です(農学部70名、応用生物科学部33名、生命科学部17名、地域環境科学部22名、国際食料情報学部69名、生物産業学部80名)。評定の基準はありません(要項に「全体の学習成績の状況は定めない」とあります)。

選考は2段階です。第一次選考は調査書・自己推薦書(800字以内)・事前課題による書類審査、第二次選考は個別の口頭試問(15分程度)で、事前課題の内容も質問されます。事前課題は学科ごとにテーマも字数も違い、たとえば農芸化学科は1,600字以内、造園科学科は600字以内の記述2つと図1枚の3課題です。自己推薦書に学校長の推薦は要りません。

総合型選抜 高校で学んだ実践スキル

全国農業高等学校長協会の会員校に在籍している人が対象で、高校3年の1学期(前期)までの全体の学習成績の状況が4.0以上という条件があります。募集人員は6学部で合計100名。選考は書類(調査書・自己推薦書・事前課題)と口頭試問(15分程度)です。

総合型選抜 東京農大ファミリー

東京農業大学の卒業生・修了生の父母・祖父母・兄弟姉妹、または在学生の兄弟姉妹がいる人が対象です。全体の学習成績の状況3.2以上が条件で、募集人員は合計45名。出願の前に、9月に出願資格の確認の手続があります。

総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕

生物産業学部(北方圏農学科・海洋水産学科・食香粧化学科・自然資源経営学科、各3名)の方式で、他大学と併願できるのが特徴です。評定の基準はなく、事前課題もありません(調査書と自己推薦書、口頭試問)。入学手続の締切は12月3日(木)です。総合型選抜の全学部・実践スキル・ファミリーに先に出願して検定料を払った人は、この方式の検定料が免除されます。

総合型選抜 生物産業学部(12月)

対象の4学科は〔併願方式〕と同じで、募集人員は各3名です。評定の基準はなく、選考は調査書・自己推薦書の書類審査と口頭試問(15分程度)。合格したら入学することが前提で、〔併願方式〕とはこの点が違います。試験は世田谷キャンパスか北海道オホーツクキャンパスを出願時に選べます。

学校推薦型選抜 公募制

6学部23学科で、募集人員は表の数字を合わせると315名です(農学部63名、応用生物科学部54名、生命科学部30名、地域環境科学部88名、国際食料情報学部60名、生物産業学部20名)。出身学校長の推薦が必要で、専願です。2027年3月卒業見込みの人のほか、2026年3月に卒業した人も出願資格の対象に含まれます。

評定(全体の学習成績の状況)の基準は学部によって3.5以上または3.3以上です。どの学部がどちらの基準かは、要項2ページの表で確認してください。毎日農業記録賞(高校生部門)の優秀賞の受賞者などは成績の基準が定められていない例外があり、生物産業学部には日本農業技術検定3級以上の合格者についての例外もあります。

選考は、調査書・推薦書・事前課題(学科ごとに出題)の書類審査と、個別の口頭試問(15分程度)の総合評価です。どの方式でも、生成AIの文章をそのまま提出することは認められていません。評定の数え方に不安がある人は評定平均の計算方法を見ておきましょう。

5. どの方式を選ぶか

来年度以降に受ける人は、次の順に考えると迷いにくくなります。

  1. 対象者が限られる方式を先に確認する:農業高校(全国農業高等学校長協会の会員校)なら「実践スキル」、家族に卒業生・在学生がいれば「ファミリー」が候補です。それ以外は総合型選抜 全学部と公募制が中心です。
  2. 評定で分ける:総合型選抜 全学部は評定の基準がなく、公募制は3.5以上または3.3以上が必要です。
  3. 専願か併願かで分ける:他大学と併願できるのは生物産業学部〔併願方式〕だけです。
  4. 時期の違う2つの方式を考える:総合型選抜 全学部は11月2日発表、公募制は11月上旬出願です。両方を考えるなら、総合型選抜の不合格後に公募制へ出願できるかを要項で確かめておきます。

専願の方式を受けるときの考え方は年内入試の併願ルールにまとめています。

6. 今から公募制・12月の生物産業学部を受ける人のチェックリスト

  • 公募制のWeb入力は11月9日(月)15時まで。書類は同日の消印まで有効
  • 調査書・推薦書は厳封のものを高校から受け取ったか(推薦書は大学指定の様式)
  • 事前課題は志望学科のテーマ・字数どおりか。原稿用紙の使い方を要項で確認したか(原稿用紙は大学のWeb出願ページからダウンロードし、A4で印刷)
  • 評定の基準(学部によって3.5以上または3.3以上)を満たしているか
  • 試験会場(厚木・世田谷・北海道オホーツク)と集合時刻、午前の部か午後の部か(2部制)を確認したか
  • 生物産業学部の総合型選抜(12月)は、11月27日(金)から出願。自己推薦書は大学指定の様式を使う

来年度以降に受ける高1・高2生の準備スケジュール

  • 高1〜高2の冬:評定を保つ。農業・食・環境・生命から関心のあるテーマを1つ決める。
  • 高2の春〜夏:オープンキャンパスで志望学科の研究を知る。800〜1,200字の論述を書く練習を始める。
  • 高3の7月:要項の公開(2027年度は7月中旬から順次)を待ち、事前課題と自己推薦書(800字以内)に取りかかる。
  • 高3の8〜9月:事前課題と自己推薦書を仕上げ、総合型選抜 全学部に出願(2027年度は9月4日〜9月15日)。
  • 高3の10〜11月:口頭試問の練習。公募制(11月上旬出願)も視野に入れる。

7. よくある質問

Q. 今から出願できる東京農業大学の年内入試はありますか?

あります。学校推薦型選抜(公募制)はWeb出願が11月9日(月)15時まで、総合型選抜 生物産業学部は11月27日(金)〜12月7日(月)です。どちらも合格したら入学することが前提です。

Q. 評定が低くても受けられる方式はありますか?

総合型選抜 全学部、生物産業学部〔併願方式〕、生物産業学部(12月)は、要項に「全体の学習成績の状況は定めない」とあり、評定の基準がありません。

Q. 口頭試問ではどんなことを聞かれますか?

個別方式で15分程度で、事前課題の内容も質問されると要項にあります。自分の書いた事前課題を説明し直せるようにしておきましょう。

Q. 東京農業大学の総合型選抜と他大学を併願できますか?

他大学と併願できるのは生物産業学部〔併願方式〕だけです。ほかの方式は、合格したら入学することが前提です。

Q. 公募制で不合格だったら、ほかにどんな入試がありますか?

12月の総合型選抜 生物産業学部のほか、一般選抜(A日程は2027年2月3日〜5日)や共通テスト利用選抜があります。切り替え方は総合型選抜・学校推薦型選抜に落ちたら?にまとめています。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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この記事を書いた人

二神大輝