山村学園高校の英語|標準レベルの教科書からGMARCH・日東駒専の入試英文へ|川越の予備校が解説

こんにちは、EIMEI予備校の二神です。

この記事は、山村学園高校に通っている高校生と、その保護者の方に向けて書いています。学校で配られている英語の教材を出発点に、GMARCH・日東駒専の入試英文との間に何の差があるのか、そして教材が多いときに何を優先して何を後回しにするかを、学年別の手順まで落として並べました。

1対1で英語を教えていて、いちばん多い相談が「学校の教材はちゃんとやっているのに、模試の長文になると読めない」です。これは能力の問題ではなく、教科書と入試問題では求められている読み方そのものが違うことから起きます。

まず、山村学園高校で配られている英語の教材を確認します

在籍生への聞き取りをもとに、川越とその周辺の高校が使っている英語の教科書を高校別 英語の教科書レベル一覧にまとめました。山村学園高校については、次の教材の名前が挙がっています。

  • 英語コミュニケーション:BLUE MARBLE(数研出版)、Heartening(桐原書店)
  • 論理・表現:MY WAY(三省堂)
  • 英文法・語法問題集600(いいずな書店)
  • Vision Quest(啓林館)

この一覧では、BLUE MARBLE・Heartening・MY WAY を標準レベルに分類しています。ELEMENT や CROWN のような発展レベルほど英文が硬くなく、基礎レベルほどやさしくもない、まん中の教材です。

先に書いておきます。標準レベルの教科書は、決して物足りない教材ではありません。構造がはっきりしていて語彙にも無理がなく、土台を作るには十分です。問題は教材の質ではなく、教科書を完璧にしても入試英文との間に差が残ることです。その差を見ていきます。

標準レベルの教科書と、GMARCH・日東駒専の入試英文の差

1つめ|英文量:「分けて読む英文」と「通しで読む英文」

教科書の本文は、レッスンがいくつかのパートに区切られていて、授業では一度に1パートずつ扱います。しかも予習で1回、授業で1回、テスト前にもう1回と、同じ英文に最低3回は触れたうえでテストを受けます

入試はまったく逆です。初めて見る英文を、最初から最後まで、1回で読み切ります。たとえば日本大学の英語は60分で大問5題という構成で、そのうち長文読解が2本、1本あたり400〜700語あります。GMARCHになると、学部によっては超長文が2本並びます。

教科書1パート分を丁寧に読む力と、600語の初見英文を止まらずに読み切る力は同じものではありません。後者は意識して練習しないと身につきません。

2つめ|語彙:教科書に出てくる単語が「全部」ではない

GMARCHの長文素材は、BBC・Guardian・AP通信・New York Times といった報道記事や、一般向けのノンフィクションを標準的な難度に書き直したものが主流です。日東駒専も、平易から標準の時事・教養記事が中心になります。

つまり入試で出てくる単語は、教科書に載っている順番では出てきません。オーバーツーリズム、少子化、外国人労働者、AIと仕事、心理学の面白い研究、文化史の逸話。こうしたテーマの文章で繰り返し使われる語を、別に用意する必要があります。

だから単語帳は、頻度順に前から機械的に潰すより、テーマごとにまとめて覚えるほうが入試では効きます。この考え方は英単語は「頻度順」より「テーマ順」で詳しく書きました。

3つめ|設問形式:訳す問題から、選ぶ・要約する問題へ

学校のテストで問われる形と、入試で問われる形は違います。入試側の代表的な形を挙げます。

  • 日東駒専:語彙・文法の独立した小問が全体の3〜5割を占めます。全問マークが基本で、記述はほとんどありません。合否を分けるのは難問への対応力ではなく、基礎を速く正確に処理する力と、取りこぼしの少なさです。
  • GMARCHの速読型:青山学院の全学部日程、法政、明治の商・国際日本などは全問マークです。時間内に読み切る訓練が中心になります。
  • GMARCHの記述型:明治の法学部は超長文2本+50字要約、理工は和訳と説明記述。中央の法、青山学院の個別日程、学習院は和訳・要約・英作文を課します。学習院は25字以内の和訳や、「2つ選べ」の内容一致が定型です。

同じ大学でも方式によって形式が変わります。だから志望学部を絞ってから、過去問3年分で形式を確認するのが最短です。大学ごとの傾向は大学別 傾向と対策のまとめにありますので、志望校が決まっている人はそちらを先に見てください。

教材が多い学校で、どれを優先し、どれを後回しにするか

山村学園高校は、英語コミュニケーションの教科書が2種類、文法・表現の側も MY WAY、英文法・語法問題集600、Vision Quest と複数あります。全部を同じ熱量でやろうとすると、どれも中途半端に終わります。優先順位は「目的」で決めます。

判断の基準は、次の3つです。

  1. いま評定が要るかどうか。学校推薦型や総合型選抜を選択肢に残すなら、定期テストの範囲が最優先になります。評定は1年生からの積み上げなので、あとから取り返せません。
  2. その教材が「入力」か「出力」か。教科書本文と単語帳は入力、問題集は出力です。入力が足りないまま出力だけ回しても、答えを覚える作業になってしまいます。
  3. 入試で同じ形が出るかどうか。入試で出ない形式の練習は、定期テスト直前以外では後回しで構いません。

これを踏まえた、テスト期間ではない平常時の優先順位です。

  • 最優先:単語(毎日)/英文法・語法問題集600の該当範囲/教科書本文の音読
  • その次:MY WAY・Vision Quest の解説ページを読む(問題を解くのではなく、説明を読む用途で使う)
  • テスト前に寄せる:学校のワークの穴埋め・並べ替えの書き込み作業
  • 高2の後半から追加:初見の長文演習(週1本で構いません)

「後回し」は「やらない」ではありません。テスト2週間前にまとめてやる、という置き場所を決めるということです。

英文法・語法問題集600を「解いて丸つけ」で終わらせない使い方

いちばんもったいないのは、1周解いて、赤ペンで丸つけをして、次のページに進むやり方です。これだと正解した問題も間違えた問題も同じ扱いになり、2周目でまったく同じところを間違えます。

1対1の授業で実際にやってもらっている手順は、こうです。

  1. 解いた直後、丸つけの前に、問題へ3種類の印をつける。自信あり=◯、迷った=△、分からない=×。丸つけの「前」というのが大事です。
  2. 丸つけをする。ここで注目するのは「◯なのに不正解」。これは知識が間違ったまま固まっている印で、放っておくと入試まで直りません。最優先で潰します。
  3. △と×は、答えではなく「理由」をノートに1行書く。「この後ろは原形」で止めず、なぜ原形になるのかを、文法書の何ページに書いてあるかとセットで書きます。ここで MY WAY や Vision Quest の解説ページが効いてきます。問題集は問題を解く本、文法書は理由を調べる本、と役割を分けてください。
  4. △だった問題だけを、3日後に解き直す。◯をつけて正解した問題は、2周目に入れません。そこに時間を使うのは無駄です。
  5. 4問に1問は、英文を声に出して読む。文法問題の英文は短くて構造がきれいなので、音読の素材として優秀です。文法の知識と読む速度を同時に伸ばせます。

この手順だと1周目は時間がかかります。それでも2周目以降に解く問題数が3分の1以下に減るので、600問を仕上げるまでの合計時間はむしろ短くなります。

学年別|高1・高2・高3でやること

高1|単語と音読の2つだけ

高1でやることは2つに絞って構いません。単語を毎日やることと、教科書本文を音読することです。

音読は、和訳を見なくても意味が浮かぶ状態まで持っていきます。1パートにつき10回が目安で、5回目までは意味を確認しながら、6回目からは英語の語順のまま読みます。この時期の音読が、高3で長文を読む速度を決めます。

もう1つ、評定は1年生から始まっています。年内入試を選択肢に残すなら、定期テストは捨てないでください。

高2|文法を終わらせて、初見の長文を始める

高2は文法を終わらせる学年です。英文法・語法問題集600を、前の章の手順で最低2周します。学校の進度とは別に、自分で最後まで一度通せると強いです。

そして高2の秋からは、初見の長文を週1本。学校の教材ではなく、知らない英文を時間を計って読みます。最初は300語程度で構いません。ここで「教科書は読めるのに初見は読めない」が表に出ますが、それを高2のうちに知ること自体に価値があります。高3の秋に気づくのとは残り時間がまるで違います。

志望校をぼんやりとでも決めるのも高2です。学年ごとの進め方は学年別ロードマップにまとめています。

高3|形式に合わせて演習を切り替える

春から夏は単語と文法の総点検、そして長文を週3本。夏以降に志望校の過去問へ入ります。

秋からは形式に合わせた練習に切り替えます。全問マークで速読が要る学部と、50字要約や和訳が要る学部とでは、同じ時間の使い方をしてはいけません。志望学部を決め、過去問3年分で形式を分析してから演習の中身を決めてください。

EIMEI予備校 川越校舎でできること

EIMEI予備校 川越校舎は2026年6月に開校しました。川越駅から徒歩5分、本川越駅から徒歩8分です。

授業は1対1の個別指導です。だから学校で配られている教材をそのまま持ってきてもらって進められます。BLUE MARBLE でも Heartening でも、英文法・語法問題集600 でも、その本を使って指導します。新しい教材を買い足すことが前提ではありません。

「英文法・語法問題集600の×印のページだけ一緒に潰す」「教科書本文の音読を聞いてチェックする」「今週はワークを止めて初見の長文に回す」といった配分の調整ができます。何をやるかだけでなく、何をやめるかを一緒に決められるのが1対1の強みです。

自習室は朝7時から使えます。学校へ行く前の1時間を単語と音読にあてる生徒がいます。この時間は学校の予定に左右されないので、いちばん崩れにくい勉強時間になります。詳しくは川越で自習室を探している高校生へもどうぞ。

グループ校舎はふじみ野・鶴瀬です。

まとめ

  • 山村学園高校の英語コミュニケーションは BLUE MARBLE と Heartening、論理・表現は MY WAY。いずれも標準レベルで、土台としては十分です
  • 入試との差は英文量・語彙・設問形式の3点に集約されます
  • 教材が多いときは入力(単語・音読)を最優先にし、書き込み作業はテスト前に寄せます
  • 英文法・語法問題集600は印をつけて解き、理由を1行書き、△だけ解き直す

山村学園高校に通っていて、英語の進め方に迷っている方は、EIMEI予備校 川越校舎の無料体験・個別説明会へお越しください。学校で使っている教科書と問題集をそのまま持ってきていただければ、次の定期テストと志望校から逆算して、何を優先し何を後回しにするかを一緒に決めます。

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EIMEI予備校について

EIMEI予備校は川越・ふじみ野・鶴瀬の3校舎で、大学受験の1対1個別指導をしています。中高一貫校の中学生から、高校生・既卒生までが対象です。大学ごとに入試対策読本を自作していて、志望校が決まっている人には、その大学の出題に合わせて何をどの順番で進めるかを一緒に決めていきます。

  • 川越校舎(2026年6月開校)川越駅から徒歩5分、本川越駅から徒歩8分。自習室は朝7時から使えます。
  • ふじみ野校舎 ふじみ野駅東口から徒歩1分。
  • 鶴瀬校舎 鶴瀬駅西口から徒歩3分。

川越校舎の詳細・無料体験のお申し込みはこちら/ふじみ野・鶴瀬校舎のことは公式LINEからお問い合わせください。

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二神大輝