拓殖大学の2027年度の総合型選抜は、Ⅰ期(基礎力評価方式・プレゼン方式・自己推薦方式・工学部女子枠)が10月に実施済みで、Ⅱ期(プレゼン方式・自己推薦方式)が11月3日〜11月11日出願、11月22日(日)試験です。
工学部女子枠をのぞく各方式は、要項で「他大学併願可能方式」とされています。学校推薦型選抜は、大学の選抜日程ページでは指定校のみが掲載されています。
この記事では、商・政経・外国語・国際・工の5学部について、方式ごとの出願条件・選考内容・募集人員と、2026年度入試の志願状況をまとめます。
1. 拓殖大学の総合型選抜の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Ⅰ期(実施済み) | 基礎力評価方式、プレゼン方式、自己推薦方式、工学部女子枠 |
| Ⅱ期(これから) | プレゼン方式、自己推薦方式(全学部) |
| Ⅱ期の出願 | 11月3日(火)〜11月11日(水)。出願登録は11日15時まで、検定料の支払いは11日23時59分まで、書類は11日消印有効 |
| Ⅱ期の試験・発表 | 11月22日(日)文京キャンパス/12月1日(火)発表/入学手続締切12月10日(木) |
| 併願 | 基礎力評価・プレゼン・自己推薦は他大学併願可能。工学部女子枠は本学専願制 |
| 出願資格(共通) | 学科のアドミッション・ポリシーを理解し、何を学ぶか明確な目的意識を持つ者。2027年3月卒業見込みの者および既卒者 |
| 評定の基準 | 各方式のページに出願基準としての評定の記載なし(自己推薦方式は評定を書類審査の点数に使う) |
出典は「2027年度 拓殖大学 入学試験要項」と受験生サイトの各選抜ページです。
2. 日程一覧(11月6日時点)
| 方式 | 出願期間/試験日/発表/手続締切 |
|---|---|
| Ⅰ期 基礎力評価方式(実施済み) | 9月25日〜10月8日/10月24日(土)に試験/11月1日/1次12月17日・2次2月19日 |
| Ⅰ期 プレゼン方式・自己推薦方式(実施済み) | 9月25日〜10月8日/10月25日(日)に試験/11月1日/11月13日 |
| Ⅰ期 工学部女子枠(実施済み) | 9月25日〜10月8日/10月24日(土)に試験/11月1日/11月13日 |
| Ⅱ期 プレゼン方式・自己推薦方式 | 11月3日〜11月11日/11月22日(日)/12月1日/12月10日 |
Ⅱ期は出願登録の締切が11月11日の15時で、日付だけ見ていると間に合わないことがあります。工学部女子枠はⅠ期のみで、Ⅱ期はありません。
年内に決まらなかった場合も、全学部統一全国選抜(2月1日)、2月前期選抜(2月3日〜5日)などの一般選抜があります。他大学の年内入試と組み合わせるときは、年内入試の併願ルール|専願と併願の見分け方で手続の締切を確認してください。
3. 方式ごとの選考内容
基礎力評価方式(Ⅰ期のみ)
- 商・政経・外国語・国際:調査書10点、書類審査10点、基礎国語100点(60分)、基礎英語100点(60分)
- 工学部(機械システム・電子システム・情報工学):調査書10点、書類審査10点、基礎数学100点(60分)、基礎英語100点(60分)
- 工学部デザイン学科:基礎英語に加え、基礎数学・基礎国語・実技(描画表現)から1科目
- 英語外部試験のスコアを出願時に申請すると、基礎英語のみなし得点に換算
英検の場合のみなし得点は、CSEスコア1728以上で70点、1829以上で75点、1980以上で80点、2150以上で90点、2304以上で100点です。級に合格していなくても、CSEスコアが基準に達していればよいとされています(英検CSEスコアと推薦の出願資格の読み方)。
筆記中心の方式なので、勉強法は基礎学力テスト型入試の勉強法も参考になります。
プレゼン方式(Ⅰ期・Ⅱ期)
- 配点:書類審査100点、プレゼンテーション・面接150点
- 発表時間:商・政経・国際は5分、外国語は4〜5分(日本語)、工学部は5分以内
- 資料:商・政経・外国語・国際はA4用紙2枚以内(片面)を3部持参。工学部も3部持参(枚数などは要項で確認)
- 出願書類:調査書、学部別のエントリーシート(様式③)、資格・活動実績記入表(様式②)
自己推薦方式(Ⅰ期・Ⅱ期)
- 配点:書類審査100点、学科ごとの筆記試験100点(60分)、面接150点
- 書類審査の内訳:学業成績点50点(全体の評定平均値×5=25点、学科指定教科の評定平均値×5=25点)と、高校生活等評価点50点(出席、諸活動、資格など)
- 当日の流れ:10時40分に諸説明、11時〜12時に筆記、13時以降に面接
- 面接は出願書類についての質問が中心
たとえば評定平均4.0なら、学業成績点の「全体」部分は4.0×5=20点です。評定と活動・資格の両方が点数になる方式なので、高1・高2からの積み上げがそのまま得点に表れます。
4. 学部別:Ⅱ期の募集人員とポイント
商学部(経営・国際ビジネス・会計)
- Ⅱ期プレゼン方式:経営10人、国際ビジネス5人、会計若干名
- Ⅱ期自己推薦方式:経営10人、国際ビジネス5人、会計5人(筆記は基礎英語・基礎国語・簿記から1科目)
- プレゼンのテーマ:経営学科は持続可能な営利事業などの取組、国際ビジネス学科は本年の新聞記事、会計学科は大学での学習計画と卒業後の進路
- 資格点の英語の基準は英検CSE1728点以上
政経学部(法律政治・経済・社会安全)
- Ⅱ期プレゼン方式:法律政治5人、経済10人、社会安全5人
- Ⅱ期自己推薦方式:法律政治5人、経済10人、社会安全5人(筆記は基礎英語・基礎国語から1科目)
- プレゼンは、報道から選んだテーマの背景・現状・課題を発表し、質疑応答は約5分
外国語学部(英米語・中国語・スペイン語・国際日本語)
- Ⅱ期プレゼン方式:英米語5人、中国語・スペイン語・国際日本語各4人
- Ⅱ期自己推薦方式:英米語10人(筆記は基礎英語)、中国語・スペイン語・国際日本語各4人
- プレゼンのテーマ:英米語は英語の将来への活かし方、中国語は中国語・中国に関する本の紹介、スペイン語は学科での学びと将来、国際日本語は日本語・日本文化
国際学部(国際学科)
- Ⅱ期プレゼン方式:8人/Ⅱ期自己推薦方式:8人
- 自己推薦の筆記は基礎英語・基礎国語・簿記・基礎数学から1科目
- プレゼンはAまたはBのテーマから1つを選ぶ。生成AIで作った文章をそのまま資料に使うことは禁止。質疑応答・面接は5〜10分
工学部(機械システム・電子システム・情報・デザイン)
- Ⅱ期プレゼン方式:機械システム・電子システム・情報工学は若干名、デザイン7人
- Ⅱ期自己推薦方式:機械システム3人、電子システム若干名、情報工学3人(筆記は基礎数学)、デザイン7人
- プレゼンのテーマ:機械・電子はタイプA(高校時代の研究・活動・作品)かタイプB(5年後に身近で使われる機器・技術の予測)、情報は「作ったもの」か「考えたもの」、デザインは高校時代の活動や作品
- エントリーシートは、志望学科を選んだ理由と、アピールポイントや学修計画をそれぞれ400字以内
5. 2026年度入試の結果
大学のニュースによると、2026年度入試で導入された総合型選抜Ⅰ期(基礎力評価方式)の志願者は合計1,086人(募集人数222人)でした。
| 学部 | 志願者数(募集人数) |
|---|---|
| 商学部 | 524人(65人) |
| 政経学部 | 369人(65人) |
| 外国語学部 | 68人(40人) |
| 国際学部 | 52人(15人) |
| 工学部 | 73人(37人) |
商学部は募集人数の約8倍、政経学部は約5.7倍の志願者が集まりました(志願者数÷募集人数で計算。合格者数をもとにした倍率ではありません)。
各方式・学科別の受験者数・合格者数・倍率は、大学の「2025・2026年度入試結果」のページ(総合型選抜・一般選抜のPDF)で確認してください。
6. Ⅱ期に間に合わせるための1週間
- 11月6日〜8日:要項と学部別のエントリーシート・資格・活動実績記入表をダウンロード。調査書を高校に依頼
- 11月9日〜10日:エントリーシートを清書。資格の証明書類のコピーに記入表の番号を書く
- 11月11日:15時までに出願登録、23時59分までに検定料の支払い、書類は簡易書留・速達で当日消印
- 11月12日〜21日:プレゼン資料(商・政経・外国語・国際はA4・2枚以内)の作成と、時間を計った発表練習。自己推薦なら筆記の過去の類題演習
出願書類は郵送のみで、窓口での受付はありません。
7. プレゼン原稿の構成例(5分の場合)
- テーマと結論(30秒):何について話し、何を主張するか
- 背景(1分):なぜその問題が起きているか。報道や資料の出どころを示す
- 現状と課題(1分30秒):数字や具体例を1〜2つ
- 自分の考え・解決の方向(1分30秒):高校での経験と結びつける
- 大学で学びたいこと(30秒):学科の学びとつなげて締める
5分の発表なら、話す原稿はおよそ1,500字が目安です。資料には文章を詰めこまず、図や見出しで要点だけを示しましょう。質疑応答では「なぜそのテーマを選んだのか」がよく聞かれます(総合型・推薦の面接でよく聞かれる質問)。
8. 現高1・高2生の準備スケジュール
- 高1〜高2:定期テストで評定を安定させる(自己推薦方式は評定がそのまま点数)
- 高2の冬まで:英検CSE1728以上(準2級相当)を目標にする。基礎力評価方式の英語みなし得点にも使える
- 高3の春〜夏:基礎国語・基礎英語(工学部は基礎数学)の演習、プレゼンのテーマ探し
- 高3の9月下旬〜10月上旬:Ⅰ期の出願。Ⅱ期は11月上旬
9. 出願前チェックリスト
- 受ける方式は併願可能か(工学部女子枠のみ専願)
- 出願登録の締切時刻(15時)と、検定料の締切(23時59分)を分けて把握したか
- 学部別のエントリーシートの様式を使っているか(A4で出力)
- 資格・活動実績記入表の番号を証明書類の右上に書いたか
- 英語外部試験・簿記・実技を使う場合、出願時の申請をしたか
- 入学手続締切(Ⅱ期は12月10日)と、他大学の発表日の前後関係を確認したか
10. よくある質問
Q. 活動実績がなくても自己推薦方式を受けられますか?
自己推薦方式の高校生活等評価点は、出席や諸活動、資格などを広く評価します。全国大会レベルの実績だけが対象ではありません。考え方は活動実績がなくても総合型選抜は受けられる?を参考にしてください。
Q. プレゼン方式と自己推薦方式は同時に出願できますか?
同じ期での両方式の出願の可否は、入学試験要項で確認してください。
Q. 特待生の対象になりますか?
要項では、プレゼン方式と自己推薦方式(商・政経・外国語・国際)がⅠ期・Ⅱ期とも特待生制度の対象とされています。英語資格の基準(商・国際は日商簿記1級などでも可)を満たすことが条件で、採用は50名です。詳しい基準は要項で確認してください。
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参考にした公式情報
- 2027年度 入学試験要項(拓殖大学)
- 選抜日程(拓殖大学)
- 総合型選抜Ⅰ期(基礎力評価方式)(拓殖大学)
- 総合型選抜Ⅱ期(プレゼン方式)(拓殖大学)
- 総合型選抜Ⅱ期(自己推薦方式)(拓殖大学)
- 総合型選抜Ⅰ期(工学部女子枠)(拓殖大学)
- 総合型選抜Ⅰ期(基礎力評価方式)の志願者数が1,000人を超えました(拓殖大学)
- 2025・2026年度入試結果(拓殖大学)
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
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