東洋大学理工学部の2027年度一般入試前期は、2月9日(火)・10日(水)・11日(木)の3日間で行われます。科目は英語・数学・理科の3教科で、どの日も均等配点(300点)と、数学・理科・最高得点のいずれかを2倍にする方式(400点)を同じ問題で併願できます。
前期の募集人員は5学科あわせて253名。2026年度入試では前期に5,555人が志願し、1,239人が合格しました(受験者5,238人をもとにした倍率の目安は4.2倍)。
ここでは、学科ごと・試験日ごとに違う科目の組み合わせ、配点、2026年度の結果を整理し、3日間をどう使うかを考えます。
1. 基本情報(2027年度 東洋大学理工学部 一般入試前期)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学科 | 機械工学科/電気電子情報工学科/応用化学科/都市環境デザイン学科/建築学科 |
| 試験日 | 2月9日(火)・2月10日(水)・2月11日(木) (一般入試前期は2月8日からですが、理工学部の試験は9日〜11日) |
| 出願期間 | 1月4日(月)〜1月28日(木)郵送・消印有効 |
| 合格発表 | 2月20日(土)10時公開予定 |
| 入学手続締切 | 2月26日(金) |
| 科目 | 英語・数学・理科の3教科(各100点) |
| 満点 | 均等配点 300点/数学重視・理科重視・最高得点重視 400点 |
| 判定 | 偏差値換算した得点で判定 |
| 入学検定料 | 35,000円(同じ試験日の出願は2つまで一律35,000円、3つ目からは1出願につき20,000円) |
| 試験会場 | 全国19会場 |
| 英語外部試験 | 利用できる(英検2,304以上で英語100点とみなすなど) |
後期(3月5日)もありますが、この記事では前期を扱います。東洋大学の一般選抜全体の日程や他学部との違いは東洋大学 一般選抜の全体像にまとめています。
2. 学科・試験日ごとの方式と募集人員
理工学部の前期は「3教科」の1型だけですが、学科と試験日によって2つ目の方式(何を2倍にするか)が違います。
| 学科 | 方式と募集人員 |
|---|---|
| 機械工 | 2/9 均等配点・数学重視・理科重視(27名) 2/10 均等配点・理科重視(20名) 2/11 均等配点・数学重視(17名) |
| 電気電子情報工 | 2/9・2/10・2/11 均等配点・最高得点重視(20名・15名・15名) |
| 応用化 | 2/9・2/10・2/11 均等配点・理科重視(17名・13名・13名) |
| 都市環境デザイン | 2/9・2/10・2/11 均等配点・最高得点重視(17名・13名・13名) |
| 建築 | 2/9・2/10・2/11 均等配点・最高得点重視(23名・15名・15名) |
- 数学重視:数学の偏差値換算点を2倍(400点満点)
- 理科重視:理科の偏差値換算点を2倍(400点満点)
- 最高得点重視:受験した3科目のうち、偏差値換算点が最も高い科目を2倍(400点満点)
募集人員は均等配点と重視型を合わせた、その日の学科の人数です。
3. 科目の組み合わせ(日によって違うので要注意)
英語は全学科・全日程で必須です。数学と理科の選び方が学科と日で変わります。
機械工・都市環境デザイン(3日とも)、応用化(2/9・2/11)
- 英語 100点
- 数学 100点:「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C」または「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C」から選択
- 理科 100点:「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」から選択
建築(3日とも)
- 英語 100点・数学 100点(上と同じ2つから選択)
- 理科 100点:「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から選択
応用化(2/10だけ)
- 英語 100点・化学基礎・化学 100点(必須)
- 数学 100点(「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C」または「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C」)
- 理科重視では化学が200点になります
電気電子情報工(2/9・2/11)
- 英語 100点・数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C 100点(必須)
- 理科 100点:「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」から選択
電気電子情報工(2/10だけ)
- 英語 100点
- 数学 100点:「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C」または「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C」から選択
- 理科 100点:「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」から選択
数学の範囲は、数学Aが「図形の性質」「場合の数と確率」、数学Bが「数列」、数学Cが「ベクトル」です。「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C」では数学Cに「平面上の曲線と複素数平面」が加わります。数学Ⅲを学んでいない人は、電気電子情報工の2/9・2/11は受けられないので、出願前に確認してください。
4. 試験時間割(理工学部に関係する部分)
| 試験日 | 時間割 |
|---|---|
| 2月9日(火) | 1時限 11:20〜12:20 理科 2時限 13:50〜14:50 数学 3時限 15:20〜16:20 英語 |
| 2月10日(水)・11日(木) | 1時限 11:20〜12:20 数学 2時限 13:50〜14:50 理科 3時限 15:20〜16:20 英語 |
集合は11:00です。9日だけ理科と数学の順番が逆になります。
5. 英語外部試験の利用
理工学部の前期は全方式で英語外部試験を使えます。スコアは本学の英語の得点(みなし得点)に置き換えられます。
| みなし得点 | 必要なスコア |
|---|---|
| 100点 | 英検CSE 2,304/GTEC 1,180/TEAP 309/IELTS 6.0 |
| 90点 | 英検CSE 2,150/GTEC 1,050/TEAP 253/IELTS 5.5 |
| 80点 | 英検CSE 1,980/GTEC 960/TEAP 225/IELTS 5.0 |
- 対象は2025年4月以降に受験したスコアです。英検は1級・準1級・2級のいずれかを受験したものに限ります。
- 外部試験を使う場合でも当日の英語を受けられ、高いほうが採用されます。
- 利用の申請は初回の出願時に行い、検定料を払う前に確定させます。あとから変更はできません。
当日の英語の出題の特徴は東洋大学の英語で詳しく扱っています。
6. 2026年度入試の結果(前期)
数字は「志願者・受験者・合格者・倍率・合格最低点」の順です。倍率は受験者÷合格者、合格最低点は偏差値換算後の点(均等配点は300点満点、重視型は400点満点)です。
機械工学科
| 試験日・方式 | 結果 |
|---|---|
| 2/9 均等配点 | 449・433・122・3.5倍・163.2 |
| 2/9 数学重視 | 207・200・60・3.3倍・213.7 |
| 2/9 理科重視 | 96・93・27・3.4倍・214.0 |
| 2/10 均等配点 | 205・198・54・3.6倍・160.5 |
| 2/10 理科重視 | 79・77・23・3.3倍・217.4 |
| 2/11 均等配点 | 162・151・38・3.9倍・157.0 |
| 2/11 数学重視 | 77・72・19・3.7倍・210.1 |
電気電子情報工学科
| 試験日・方式 | 結果 |
|---|---|
| 2/9 均等配点 | 318・301・54・5.5倍・169.9 |
| 2/9 最高得点重視 | 202・198・44・4.5倍・227.7 |
| 2/10 均等配点 | 157・144・32・4.5倍・165.4 |
| 2/10 最高得点重視 | 111・106・21・5.0倍・227.5 |
| 2/11 均等配点 | 148・136・29・4.6倍・164.7 |
| 2/11 最高得点重視 | 91・83・17・4.8倍・226.0 |
応用化学科
| 試験日・方式 | 結果 |
|---|---|
| 2/9 均等配点 | 394・362・110・3.2倍・162.1 |
| 2/9 理科重視 | 194・178・61・2.9倍・217.3 |
| 2/10 均等配点 | 132・126・40・3.1倍・163.7 |
| 2/10 理科重視 | 68・65・22・2.9倍・224.2 |
| 2/11 均等配点 | 203・180・57・3.1倍・164.5 |
| 2/11 理科重視 | 105・92・29・3.1倍・223.8 |
都市環境デザイン学科
| 試験日・方式 | 結果 |
|---|---|
| 2/9 均等配点 | 352・341・70・4.8倍・165.2 |
| 2/9 最高得点重視 | 178・170・39・4.3倍・222.8 |
| 2/10 均等配点 | 139・129・27・4.7倍・162.3 |
| 2/10 最高得点重視 | 96・89・21・4.2倍・224.8 |
| 2/11 均等配点 | 102・97・21・4.6倍・163.7 |
| 2/11 最高得点重視 | 66・61・10・6.1倍・226.2 |
建築学科
| 試験日・方式 | 結果 |
|---|---|
| 2/9 均等配点 | 359・347・53・6.5倍・172.0 |
| 2/9 最高得点重視 | 241・231・37・6.2倍・231.0 |
| 2/10 均等配点 | 227・213・36・5.9倍・167.5 |
| 2/10 最高得点重視 | 161・150・26・5.7倍・231.3 |
| 2/11 均等配点 | 139・127・23・5.5倍・166.5 |
| 2/11 最高得点重視 | 97・88・17・5.1倍・223.6 |
学科ごとに前期の全方式を合計すると(志願者・合格者、受験者÷合格者で計算した目安)、機械工1,275人・343人(3.6倍)、電気電子情報工1,027人・197人(4.9倍)、応用化1,096人・319人(3.1倍)、都市環境デザイン933人・188人(4.7倍)、建築1,224人・192人(6.0倍)でした。建築が最も厳しく、応用化と機械工は3倍台です。
7. 3日間の使い方
- 同じ日の均等配点と重視型はセットで出す。問題は同じで、検定料も2出願まで35,000円で変わりません。
- 2月9日は志願者が最も多い日。2026年度はどの学科も9日の志願者が10日・11日より多く、募集人員も9日が最大です。
- 得意科目で重視型を選ぶ。数学が強いなら機械工の数学重視、化学が強いなら応用化の理科重視、1科目突出しているなら最高得点重視が向きます。
- 応用化の2/10は化学必須。物理で受けたい人は9日・11日を選びます。
- 同じ学科を複数日受けてチャンスを増やす。試験日が違えばすべて併願できます。
他大学の理工系学部とあわせて考える人は、日本大学 理工学部 一般選抜2027や理工・情報・建築系の比較も参考にしてください。
8. 本番までの準備スケジュール
- 11月:受ける学科と日程を決め、数学Ⅲ・理科の科目が条件に合うか確認する。
- 12月:過去問で60分×3科目の時間配分を確認。9日を受けるなら理科→数学→英語の順でも解いてみる。
- 1月4日〜28日:出願期間(消印有効)。英語外部試験の利用は最初の出願で申請する。
- 2月9日〜11日:試験。2月20日:合格発表。2月26日:入学手続締切。
9. 年内入試との関係
東洋大学は、一般入試のほかに総合型選抜・学校推薦型選抜(年内入試)も実施しています。年内に合格を狙う人や、年内入試の結果を待ちながら一般入試前期の準備を続ける人は、東洋大学の年内入試2027完全ガイドで日程と方式を確認しておくと、出願の計画を立てやすくなります。
10. よくある質問
Q. 均等配点と最高得点重視を両方出すと、試験を2回受けるのですか?
A. いいえ。同じ日の均等配点と重視型は科目も時間割も同じなので、試験は1回です。検定料は同じ試験日の2出願まで35,000円です。
Q. 生物で受けられる学科はありますか?
A. 2027年度の前期では建築学科だけが「生物基礎・生物」を選べます。
Q. 数学Ⅲを使わずに受けられますか?
A. 多くの方式で「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C」を選べます。ただし電気電子情報工の2/9・2/11は数学Ⅲを含む数学が必須です。
参考にした公式情報
- 2027年度 入学試験要項 大学入学共通テスト利用入試・一般入試・多面的評価入試(東洋大学)
- 一般選抜 入学試験要項(東洋大学 入試情報サイト)
- 2026年度 入試結果表(東洋大学)
- 過去の入試について(東洋大学 入試情報サイト)
- 理工学部(東洋大学 入試情報サイト)
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
あわせて読みたい
- 東洋大学 一般選抜の全体像
- 東洋大学の年内入試2027完全ガイド
- 東洋大学 日程別の入試の違い
- 東洋大学の英語
- 日本大学 理工学部 一般選抜2027
- 理工・情報・建築系学部の比較
- 東洋大学 総合情報学部 一般入試前期2027年度|日程・配点・倍率
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