共通テスト2027の持ち物・時間割・当日の流れとトラブル対処

共通テスト2027の本試験は2027年1月16日(土)・17日(日)です。この記事では、大学入試センターの令和9年度「受験案内」にもとづいて、持ち物、時間割、試験室でのルール、遅刻や体調不良のときの動き方、追試験を当日の順番に整理します。受験票は郵送されず、12月4日から自分で印刷して持参する形です。出願したばかりの人は特に確認してください。

先に押さえておくと、机の上に置けるものは決まっていて、携帯電話・スマートウォッチ・耳栓は使えません。遅刻は試験開始後20分以内までで、体調が悪いときは無理に受けず追試験を申請する、というのが公式の案内です。

1. 日程と、いつ何が決まるか

項目 内容
本試験 2027年1月16日(土)・17日(日)
追試験・再試験 2027年1月23日(土)・24日(日)
受験票の取得開始 2026年12月4日(金)10:00(マイページから印刷)
氏名・生年月日の訂正 2026年12月4日10:00〜2027年1月7日(木)17:00
出願後の事故・負傷等の配慮申請 2026年12月10日(木)〜2027年1月12日(火)17:00

受験案内によると、「受験上の注意」は12月上旬に大学入試センターのウェブサイトに掲載される予定です。集合時刻や昼食の扱いは、この記事の根拠にした受験案内には載っていません。試験室への入室終了時刻の具体的な時刻も同様です。公表されたら、必ず自分の試験場の分を読み直してください。

2. 時間割(2日間)

ここでは当日の動きに関わる時間割を載せます。

1日目:1月16日(土)

教科(科目) 試験時間
地理歴史・公民(2科目受験) 9:30〜11:40(130分、うち解答120分)
地理歴史・公民(1科目受験) 10:40〜11:40(60分)
国語 13:00〜14:30(90分)
外国語 英語リーディング 15:20〜16:40(80分)
外国語 英語リスニング 17:20〜18:20(60分)

リスニングの60分には、ICプレーヤーの操作準備・作動確認・音量調節の時間が含まれていて、解答時間は約30分です。ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語の筆記は、リーディングと同じ15:20〜16:40です。

2日目:1月17日(日)

教科(科目) 試験時間
理科(2科目受験) 9:30〜11:40(130分、うち解答120分)
理科(1科目受験) 10:40〜11:40(60分)
数学① 13:00〜14:10(70分)
数学② 15:00〜16:10(70分)
情報 17:00〜18:00(60分)

地理歴史・公民と理科で2科目を登録した人は、130分の枠(うち解答時間120分)で2科目を受けます。1科目の人は10:40開始です。遅刻したときの扱いは「10. 遅刻したとき」を見てください。

3. 受験票は自分で印刷して持っていく

受験票は郵送されません。共通テスト出願サイトのマイページから、2026年12月4日10:00以降に取得して印刷します。公式の案内にある扱い方は次のとおりです。

  • A4サイズの白い紙に、縦向きで、拡大・縮小せずに印刷する。余白や裏面に書き込みがあるものは使えません。
  • スマートフォンの画面表示では入場できません。印刷したものを必ず持参します。
  • 試験時間中は、点線のところで山折りにして、上の部分が見えるように机の上に置きます。

直前に慌てないよう、早めに取得して記載内容を確認しておくと安心です。受験票には出願時に登録した顔写真が表示されます。備考欄には、地理歴史・公民と理科の登録科目数のほか、該当する人には「別冊子配付あり」「上履き持参」「ヘッドホン貸与」が表示されます。

訂正できるのは氏名と生年月日だけで、期限は1月7日17:00です。訂正した場合は、1月8日17:00以降にもう一度受験票を取得して印刷し直します。

4. 本人確認のための身分証明書

受験案内の「試験」の項目では、氏名と生年月日が書かれていて、顔写真があり、試験日に有効なものを持参するよう案内されています。例として、生徒証、学生証、マイナンバーカード、パスポート、運転免許証、在留カードが挙げられています。どんな場面で提示を求められるかは、12月上旬の「受験上の注意」で確認してください。

5. 机の上に置けるもの

受験票のほかに机に置けるものは、次のように決まっています。

  • 黒鉛筆(H、F、HBに限る。和歌や格言が印刷されたものは不可)と鉛筆キャップ
  • シャープペンシル(メモや計算用のみ。黒い芯に限る)
  • プラスチック製の消しゴム
  • 鉛筆削り(電動式、大型のもの、ナイフ類は不可)
  • 時計(次の節の条件を満たすもの)
  • 眼鏡、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋や箱から中身だけ出したもの)

ここで気をつけたいのがマークの筆記具です。解答には黒鉛筆(H、F、HB)とプラスチック製の消しゴムを使い、シャープペンシルなど黒鉛筆以外でマークすると読み取れない場合があると書かれています。シャープペンシルはメモ・計算用と考えて、マークは鉛筆で塗りつぶす練習をしておきましょう。

座布団、クッション、タオル、ひざ掛け、手袋は、試験開始前に監督者に申し出て許可を得てから使います。冬の試験なので、寒さ対策に使いたい人は忘れずに申し出てください。

6. 時計の規定

使える時計は、辞書・電卓・端末などの機能がない時計です。次のものは使えません。

  • スマートウォッチなどのウェアラブル端末
  • 秒針の音がするもの
  • キッチンタイマーや学習タイマー
  • 大型のもの

7. 持ち込めないもの・電子機器の扱い

定規(定規機能つき鉛筆を含む)、コンパス、電卓、そろばん、グラフ用紙などの補助具は使えません。携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、電子辞書、ICレコーダー、音楽プレーヤー、イヤホンなどの電子機器も使えません(リスニング用のICプレーヤー、イヤホン、音声メモリーは除く)。

  • 試験室への受験者入室終了時刻までに、アラームを解除して電源を切ります。開始前に監督者が確認します。
  • 通信機能のある機器は、かばんにしまっていないと、電源が切れていても使用とみなされます。衣類のポケットに入れていた場合も同じです。
  • イヤホンは、耳に付けていれば使用とみなされます。
  • 耳栓は、監督者の指示が聞こえない場合があるので使えません。

試験時間中に補聴器などの使用を希望する場合は、受験上の配慮の申請が必要とされています。

8. 服装

コートなどを着たまま受けることはできます。ただし、英文字や地図などがプリントされた服は着ないでください。着ている場合は、脱ぐよう求められることがあります。試験中は、顔を上げるよう指示されたり、マスク・眼鏡・帽子を一時的に外すよう指示されたりすることがあります。

9. 試験室に入ってからの流れとルール

受験票は机の上に置き、電子機器は電源を切ってかばんにしまいます。「解答はじめ」の合図の前に問題冊子を開いたり解答を始めたりするのは不正行為になり、「解答やめ」の合図で解答をやめないのも同じです。

試験中の注意で、特に見落としやすいものを挙げます。

  • 解答科目や問題の範囲のマークを誤ると、0点になることがあります。
  • 受験番号を正しくマークしていないと、採点できないことがあります。
  • マークは濃く、全体を塗りつぶし、訂正は消し跡が残らないように消す。薄いマークや消し跡は読み取れないことがあります。
  • 受験者入室終了時刻から試験終了まで、試験室から退室できません。やむを得ず退室したいときは、手を挙げて監督者に知らせます。一時退室が認められても、休養室などで受けることはできません。
  • 足音、航空機の音、天候による音、咳、携帯電話や時計の音、イヤホンの音漏れ、チャイムなどの生活騒音には、救済措置がありません。

英語リスニングでは、ICプレーヤーの不具合について虚偽の申し出をしたり、監督者の指示に従わずに操作したりすると不正行為とされることがあります。試験が終わったあとも、問題をSNSなどインターネット上に投稿してはいけません。

10. 遅刻したとき

遅刻は、試験開始後20分以内に限って受験が認められます。リスニングは例外で、17:20までに試験室に入っていないと受験できません。地理歴史・公民と理科で2科目を登録している人は、遅刻して試験室に入れるのは9:50までです。

連絡は、メールと共通テスト出願サイトのマイページの「お知らせ」、大学入試センターのウェブサイトで伝えられます。雪などで不安なときも、まず公式の連絡を確認してください。

11. 体調が悪いとき・事故があったとき

インフルエンザ、ノロウイルス、新型コロナウイルスなどにかかっていて治っていない場合は、受験できません。また、当日に発熱や咳などがあって体調が万全でない場合も、無理に受験せず、追試験を申請するよう案内されています。

出願後にけがをしたり、病気になったりした人は、受験上の配慮を申請できる場合があります。申請期間は2026年12月10日から2027年1月12日17:00までで、申請の理由が出願のあとに生じたものに限られます。試験場の設備の事情や申請の遅れで、希望した配慮ができないこともあるため、早めに動くのが基本です。

12. 追試験と再試験

どちらも2027年1月23日(土)・24日(日)に実施されます。

  • 追試験の対象:病気(風邪などを含む)やけがで受験できない人、試験場へ向かう途中の事故で受験できない人、両親などの危篤・死亡、自宅の火災など、やむを得ない事由で受験できない人。
  • 再試験の対象:災害や試験実施上の事故などで、本試験が決められた日に実施できない、または完了しなかった場合。

追試験や再試験を受けたあとに、さらに追試験・再試験を受けることはできません。追試験の出題教科・科目、出題方法、試験時間などは本試験に準じます。試験場は原則として全国を2地区に分けて設定され、場所は大学入試センターのウェブサイトで公表されます。申請の方法と期限は、12月上旬の「受験上の注意」で示されるため、この記事では書いていません。追試験を申請する可能性がある人は、公表されたらすぐに読んでください。

13. 前日までのチェックリスト

  • 受験票を印刷した(A4・縦・白い紙・拡大縮小なし)。予備に1部余分に印刷しておくのもよい
  • 黒鉛筆(H、F、HB)を数本、プラスチック製の消しゴム、鉛筆削り
  • 規定に合う時計(スマートウォッチ・学習タイマーは不可)
  • 防寒着。英文字や地図のプリントがない服を選ぶ
  • スマートフォンのアラームを解除して電源を切り、かばんにしまう準備

14. よくある質問

Q. シャープペンシルでマークしてもいいですか。

公式の案内では、マークには黒鉛筆(H、F、HB)とプラスチック製の消しゴムを使い、シャープペンシルなど黒鉛筆以外でマークすると読み取れない場合があるとされています。マークは鉛筆で行うのが安全です。

Q. 風邪気味ですが、追試験の対象になりますか。

追試験の対象には、風邪などを含む疾病で受験できない人が入っています。ただし、受験できるかどうかの判断や申請の手順は、「受験上の注意」で確認し、迷うときは学校や大学入試センターに問い合わせてください。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。共通テストの当日の取り決めは、12月上旬に公表される「受験上の注意」と、大学入試センターの最新の発表を必ず確認してください。

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二神大輝