十文字学園女子大学 総合型選抜2027|心理学科・幼児教育学科の方式と日程

十文字学園女子大学(埼玉県新座市)の2027年度総合型選抜は、Ⅰ期〜Ⅳ期の4回に分かれています。Ⅰ期はすでに合格発表(2026年11月2日)まで終わりましたが、Ⅱ期は2026年11月2日〜11月13日が出願期間、試験日は11月22日です。その後もⅢ期(試験12月13日)、Ⅳ期(試験2027年2月26日)があります。

この記事では、2027年度の学生募集要項と学科別の選抜方式の資料をもとに、心理学科と幼児教育学科にしぼって、方式・試験内容・配点・志望理由書の書き方をまとめます。なお、学校推薦型選抜は指定校制と十文字ファミリー入試の案内で、公募制の案内は公式ページで確認できませんでした。

1. 基本情報(2027年度 総合型選抜)

項目 内容
実施回 Ⅰ期・Ⅲ期は専願制、Ⅱ期は専願制と併願制、Ⅳ期は併願制
Ⅰ期(終了) 出願 2026年9月16日〜10月9日/試験 10月18日/合格発表 11月2日
Ⅱ期 出願 2026年11月2日〜11月13日(郵送必着)/試験 11月22日/合格発表 12月1日
Ⅲ期 出願 2026年11月17日〜12月5日(郵送必着)/試験 12月13日/合格発表 12月21日
Ⅳ期 出願 2027年2月1日〜2月19日(郵送必着)/試験 2月26日/合格発表 3月3日
募集人員(Ⅰ〜Ⅳ期合計) 心理学科 30名/幼児教育学科 26名(ほかの学科は募集要項で確認してください)
選考方法 学科・期ごとに、探究学習アピール方式・まなび活動方式・アドミッション・オフィス方式のいずれか(体験会成績利用方式はⅠ期のみ)
出願資格の主なもの 女性であること、志望学科の学びに強い関心と目的意識があること、専願制では本学が第一志望であること

インターネットでの登録は、書類の郵送開始の前日から始まります(例:Ⅱ期は11月1日10時〜11月13日14時)。登録と書類の郵送の両方が必要なので、締切日の時刻まで確認しておきましょう。

2026年度の総合型選抜の結果(大学公表)

大学の「入試ガイドブック2027」に、前年度の「2026年度 入試結果」が載っています。2学科の総合型選抜の数字は次のとおりです。

学科 2026年度 総合型選抜
心理学科 志願者42/受験者42/合格者42
幼児教育学科 志願者32/受験者32/合格者32

数字は第一志望で集計したもので、合格者に補欠合格者は含まれないと注記されています。期ごとの内訳は載っていません。前年は受験者全員が合格していますが、2027年度も同じになるとは限らないため、志望理由書や面接の準備は手を抜かずに進めましょう。

2. 2027年度の総合型選抜の全体像

2027年4月に教育学部・心理学部・文学部が開設予定(届出済)で、幼児教育学科は教育学部、心理学科は心理学部の学科になる予定です。総合型選抜には次の方式があります。

  • A 探究学習アピール方式:高校の「総合的な探究の時間」などで取り組んだ探究の成果を発表し、個別面接を受けます。
  • B まなび活動方式:学科ごとの課題(事前レポート、体験講座のシート、自己PRの発表など)と個別面接で評価します。
  • C アドミッション・オフィス方式:当日の小論文または作文と、個別面接で評価します。
  • 総合型選抜体験会成績利用方式:Ⅰ期のみ。体験会の成績と調査書で判定する方式です。

募集要項に評定平均の基準は書かれていません。ただし、どの方式でも「志望理由書・調査書」に配点があります。調査書は出身学校長が証明したもので、発行から3か月以内のものが必要です。

面接はどの方式も個別面接(教員2名と受験生1名)です。試験は大学で行い、午前は9時集合、午後は12時20分集合です(志願者数により午前・午後に分ける場合があります)。

3. 心理学科:Ⅱ期〜Ⅳ期は探究学習アピール方式

心理学科は、Ⅰ期がアドミッション・オフィス方式、Ⅱ期〜Ⅳ期が探究学習アピール方式です。Ⅰ期は終わっているため、これから受けるなら探究学習アピール方式の準備をします。

探究学習アピール方式(Ⅱ〜Ⅳ期)

  • 発表と個別面接で20分程度(大学の案内では、発表5分、面接15分)
  • 発表資料には「何を知りたかったのか」「そのために何をしたか」「どんな結果が得られたか」「結果から何が分かったか」の4点を入れる
  • 探究の内容は心理学と関係がなくてもよいとされています
  • 面接ではメモの持ち込みが可能。質問は発表内容、志望理由書、大学での学びと卒業後の進路のつながりなど
  • 配点:発表40点/個別面接40点/志望理由書・調査書20点

参考:Ⅰ期のアドミッション・オフィス方式

Ⅰ期は、心理学の基本的な内容の映像(20分)を見たあとに小論文(60分、800字以内)を書き、個別面接では3つの題材から1つを選んで5分間発表する形でした。来年度以降に受ける人は、方式が同じとは限らないため、翌年度の要項で確認してください。

4. 幼児教育学科:Ⅱ期以降は2方式から選択

幼児教育学科は、Ⅰ期がアドミッション・オフィス方式のみ、Ⅱ期〜Ⅳ期はまなび活動方式とアドミッション・オフィス方式から選択です。

まなび活動方式(Ⅱ〜Ⅳ期)

  • 事前レポート:800字以上1000字以内。原稿用紙(縦書き・400字詰め)に手書きし、出願書類に同封
  • 課題は2つから1つを選ぶ(子ども時代に望まれる経験について/子どもにとっての保育者の存在について)
  • 個別面接:20分程度。事前レポート、高校までの学習、子どもへの関心、課外活動、協力して成し遂げた経験などを聞かれます
  • 配点:事前レポート30点/個別面接50点/志望理由書・調査書20点

アドミッション・オフィス方式(Ⅰ〜Ⅳ期)

  • 作文:60分、800字以内。短い文章や絵本、写真などを読んだり見たりしたあとに考えを書く
  • 個別面接:20分程度
  • 配点:作文30点/個別面接50点/志望理由書・調査書20点

どちらも面接が50点で最も大きい配点です。事前に書けるレポートを選ぶか、当日の作文で勝負するかは、文章を書くのにかかる時間と、子どもに関わった経験をどれだけ具体的に話せるかで決めるとよいでしょう。

5. 志望理由書の書き方と字数配分

志望理由書は大学指定の様式(A4両面)で、黒インクまたは黒ボールペンで書きます(消せるボールペンは不可)。主な欄は次のとおりです。

  • (1)志望理由:本学への志望理由、大学生活の目標、将来の希望(600字以内)
  • (2)高校生活での取り組み:活動期間と活動内容
  • (3)特に力を入れた取り組みと、そこで得たもの(300字以内)
  • (4)資格・検定など(ある場合のみ)

(1)600字の構成例

  1. 学びたいことを一文で(約60字)
  2. そう考えたきっかけの経験(約180字)
  3. その学科で何を学びたいか。授業や実習、資格など具体的に(約200字)
  4. 卒業後の進路と、大学生活で成し遂げたい目標(約160字)

心理学科なら探究の発表と、幼児教育学科ならレポートや作文の内容と、志望理由書の話がつながっているかを面接で確かめられると考えて準備しましょう。手書きの書き方は志望理由書は手書きとパソコン、どちらで書く?も参考にしてください。

6. 探究学習アピール方式の発表資料の作り方

発表資料はPowerPointやPDFなどの電子データで作り、A4に印刷して出願書類に同封します(カラー・白黒どちらでも可)。当日は、出願時に提出した資料をスクリーンに映して発表します。資料はUSBメモリに保存して持参します(Macやタブレットを使う場合は、その機器と変換コネクタを持参)。出願時に「事前準備希望」を回答すると、当日控室で投影の動作確認ができます。

5分の発表なら、4点を次のように配分すると話しやすくなります。

  • 知りたかったこと:40秒
  • そのためにしたこと:1分30秒
  • 得られた結果:1分30秒
  • 分かったことと、大学で続けたいこと:1分20秒

テーマの決め方に迷う場合は探究テーマの決め方を読んでおくと整理しやすくなります。

7. 学校推薦型選抜(公募)はある?

2027年度の学校推薦型選抜のページに載っているのは、指定校制と十文字ファミリー入試です。公募制の案内は確認できませんでした。十文字ファミリー入試は、本学または十文字中学・高等学校の卒業生・在学生の3親等以内の親族がいる人が対象で、学科ごとの学習成績の基準があります(心理学科・幼児教育学科は3.2以上)。指定校制の基準は在籍する高校で確認します。

総合型選抜と指定校制は、同じ学科に限って併願できます。指定校の推薦者に決まった場合は、総合型選抜の出願を取り下げることができます。併願の考え方は年内入試の併願ルールも参考にしてください。

8. これから受ける人の準備スケジュールとチェックリスト

Ⅱ期(試験11月22日)を受ける場合

  • 11月13日14時まで:インターネット登録
  • 11月13日必着:志望理由書、調査書、(心理)発表資料のA4印刷、(幼児・まなび活動)手書きの事前レポート
  • 11月14日〜21日:発表や面接の練習。志望理由書を読み直し、聞かれそうな質問に答えを用意

Ⅲ期(試験12月13日)・Ⅳ期(試験2月26日)を受ける場合

  • Ⅲ期は専願制、Ⅳ期は併願制です。自分の併願状況に合う期を選びます
  • Ⅳ期は一般選抜B日程(英語外部試験利用)と同時に出願できます

出願前チェックリスト

  • 志望理由書は黒ボールペン(消せるものは不可)で書いたか
  • 600字・300字の上限を超えていないか
  • 調査書は発行から3か月以内で、開封していないか
  • 発表資料に「知りたかったこと・したこと・結果・分かったこと」の4点が入っているか
  • 事前レポートは縦書き400字詰め原稿用紙に、800〜1000字で書いたか。冒頭に課題名・高校名・氏名を書いたか

面接でよく聞かれる内容は面接でよく聞かれる質問にまとめています。

9. 2028年度入試を目指す高1・高2が今からできること

来年度(2028年度入試)の日程や方式はまだ発表されていません。ただ、今年度の内容から、早めに始めておくと準備が楽になることは分かります。

  • 探究の記録を残す:問い、調べ方、結果、分かったことをノートやスライドに残しておく
  • 子どもや人と関わる経験:ボランティアや職場体験など、面接で具体的に話せる経験を作る
  • 800字を書く練習:作文・小論文・事前レポートはいずれも800字前後。月に1本書いてみる
  • 評定:総合型選抜では評定の基準は書かれていませんが、調査書には配点があります。指定校制も考えるなら、毎回の定期試験が大切です

高2の冬からの進め方は高2の冬から始める推薦準備で紹介しています。

10. よくある質問

Q. 評定がいくつあれば出願できますか?

A. 総合型選抜の募集要項には評定の基準は書かれていません。調査書は「志望理由書・調査書」として点数に含まれます。

Q. 探究のテーマが心理学と関係ないのですが、大丈夫ですか?

A. 心理学科の資料には、探究学習の内容が心理学と関連している必要はないと書かれています。そのうえで、探究から心理学科で学びたいことへどうつながるかを説明できるようにしておきましょう。

Q. 併願で受けられる期はありますか?

A. Ⅱ期は専願制と併願制があり、Ⅳ期は併願制です。Ⅰ期・Ⅲ期は専願制です。

Q. 合格発表はどこで見ますか?

A. インターネットの合否照会と、合格通知の郵送です。電話での問い合わせや掲示での発表は行わないとされています。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

EMiL個別は、総合型選抜・学校推薦型選抜を専門にした1対1の個別指導塾です。EIMEI予備校の鶴瀬・ふじみ野・川越の校舎とオンラインで受講できます。志望理由書に書くことを見つけるところから、小論文・面接の練習、評定や英検の対策まで、一人ひとりの志望校に合わせて一緒に準備します。

EMiL個別の詳しい内容はこちら/ご相談は各校舎の公式LINEから

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この記事を書いた人

二神大輝