東京家政大学 総合型・公募推薦2027|初等教育学科と子ども支援学科

東京家政大学の年内入試のうち、総合型選抜の「自主自律探究入試」2期は、エントリー受付が2026年11月16日〜12月2日(必着)、対面審査が12月6日です。公募推薦入試は出願が11月2日〜11月10日(必着)、試験が11月15日で、小論文60分と個人面接10分程度で選考します。

この記事では、子どもや教育に関わる仕事を目指す人に向けて、児童学部 初等教育学科と子ども支援学部 子ども支援学科にしぼり、2027年度の募集要項で確認できた日程・審査内容・配点と、2026年度の入試結果をまとめます。自主自律探究入試1期は、合格発表(11月2日)まで終わっています。

1. 基本情報(2027年度)

自主自律探究入試(総合型選抜・専願制)

項目 内容
1期(終了) エントリー 2026年9月1日〜9月16日/対面審査 9月27日/合否発表 11月2日
2期 エントリー 2026年11月16日〜12月2日(書類必着。Web入力は12月2日12時まで)
2期 対面審査 2026年12月6日 10時(板橋キャンパス)
2期 対面審査結果 2026年12月10日 10時(Web発表)
2期 出願(通過者のみ) 2026年12月10日〜12月16日(郵送必着)
2期 合否発表 2026年12月25日 10時(Web発表)
2期 入学時納入金の締切 2027年1月8日
募集人員 初等教育学科 1期30名・2期若干名/子ども支援学科 1期45名・2期若干名
選考方法 書類審査(課題設定シート・調査書)と、学科ごとの対面審査

公募推薦入試(学校推薦型選抜・専願制)

項目 内容
出願期間 2026年11月2日〜11月10日(必着。Web入力は11月10日12時まで)
試験日 2026年11月15日(板橋キャンパス、9時30分集合)
合格発表 2026年12月1日 10時(Web発表)
入学時納入金の締切 2026年12月11日
募集人員 初等教育学科 若干名/子ども支援学科 3名
選考方法 書類審査50点・小論文50点(60分)・個人面接100点(10分程度)

「若干名」は、基準を満たす人を合格とするため事前に人数を決めていない、と募集要項に書かれています。

2. 2026年度の入試結果(大学公表)

大学が公表している「2026年度入学試験結果」から、2学科の数字を抜き出しました。

区分 2026年度の結果
初等教育学科 自主自律探究入試1期 募集30/エントリー23/志願者21/合格者21
初等教育学科 自主自律探究入試2期 募集若干名/エントリー2/志願者2/合格者2
初等教育学科 公募推薦入試 募集若干名/志願者1/受験者1/合格者1
子ども支援学科 自主自律探究入試1期 募集40/エントリー28/志願者24/合格者24
子ども支援学科 自主自律探究入試2期 募集若干名/エントリー0/志願者0/合格者0
子ども支援学科 公募推薦入試 募集3/志願者0/合格者0

自主自律探究入試は、エントリーして対面審査を通過した人だけが正式に出願する仕組みです。そのため表では、エントリー数と志願者数が分かれています。1期のエントリー数には、指定校推薦入試の辞退者が含まれると注記があります。2期と公募推薦は人数が少ないため、前年の数字だけで判断せず、自分の準備状況で受けるかどうかを決めましょう。

3. 自主自律探究入試の流れ

自主自律探究入試は、受験生が設定した「入学後に本学で取り組みたい課題」をもとに審査する入試です。流れは次のとおりです。

  1. エントリー:Web出願サイトで入力し、課題設定シートと調査書などを「特定記録・速達」で郵送
  2. 対面審査:学科・学環ごとに実施(エントリー数によっては書類による一次審査あり)
  3. 結果通知:Webで発表
  4. 出願:対面審査を通過した人だけがWeb出願と書類郵送を行う
  5. 合否発表
  6. 入学手続

出願資格は、2027年3月に高校を卒業見込み、または卒業後5年以内の女子などで、本学と志望学科を第1志望(専願)とする人です。評定の基準は書かれていません。2期で提出する調査書は、高校3年1学期(2期制の高校は前期)までの成績が記載されたものです。

4. 初等教育学科:集団面接と集団討論

募集要項に載っている1期の対面審査は、集団面接(志望理由の確認など)と集団討論(学校行事の運営、教育現場での対応などを討論)です。学科・学環別の情報では、5人程度のグループで集団面接が約15分、教育に関する話題での集団討論が約20分と案内されています。

なお、募集要項には2期の審査内容は変更になる可能性があると書かれています。2期を受ける人は、大学の2027年度入試情報ページで最新の内容を確認してください。

集団討論で見られやすい力

  • 自分の意見を短く、理由とともに言えるか
  • 他の人の意見を受けて、つなげたり整理したりできるか
  • 学校現場の具体的な場面(行事、学級、保護者対応など)を想像して話せるか

学科別情報では、教育に関するニュースや文献に目を通して考えをまとめておくこと、志望理由をはっきり言えるようにしておくことが準備として挙げられています。

5. 子ども支援学科:自己アピール付きの個人面接

子ども支援学科の1期の対面審査は、個人面接15分(自己アピール5分程度+面接10分程度)です。課題設定シートの内容をふまえて自己アピールをします。

学科別情報では、課題設定シートのテーマを次の2つから選ぶよう案内されています。

  • 高校時代の探究学習の成果
  • 本学科のオープンキャンパスで興味を持ち、今後学びたいこと

「すべての子どもを支援する保育者」を目指す学科として、自分の学びたいことと学科のアドミッション・ポリシーが合っていることを示すよう書かれています。2期の審査内容は、初等教育学科と同じく大学の最新情報で確認してください。

5分の自己アピールの配分例

  • 設定した課題(テーマ):30秒
  • そのテーマを選んだ経験:1分30秒
  • 大学で取り組みたいこと:2分
  • 将来どんな保育者・支援者になりたいか:1分

6. 課題設定シートの書き方(2期)

課題設定シートは、PDFを印刷して消えない黒ボールペンで手書きするか、Wordデータに入力するかを選べます。卒業見込みの人は、担任または進路指導部の先生の署名・捺印が必要です。2期のシートの設問は次の3つです。

  • 設問1:大学のパーパス、アドミッション・ポリシー、学科の学びの特色をふまえ、自分の経験をもとに課題(テーマ)を設定する
  • 設問2:課題を設定した背景・経緯と、解決のための仮説(400字程度)
  • 設問3:課題を解決する過程として、大学で取り組みたいこと(400字程度)

設問2(400字程度)の構成例

  1. きっかけになった経験(約120字)
  2. その経験から見えた問題点(約120字)
  3. 自分なりの仮説「〜すれば〜になるのではないか」(約160字)

設問3(400字程度)の構成例

  1. 学科で学びたい分野・授業(約150字)
  2. 実習や学外の活動でどう試したいか(約150字)
  3. 卒業後にどう生かすか(約100字)

手書きかパソコンかで迷う人は志望理由書は手書きとパソコン、どちらで書く?も参考にしてください。テーマ設定の考え方は探究テーマの決め方にまとめています。

7. 公募推薦入試の小論文と面接

公募推薦入試の出願資格は、2027年3月に高校を卒業見込みの女子で、本学を第1志望とし、出身学校長の推薦を受けた人などです。評定の基準は書かれていませんが、書類審査50点のうち10点が調査書の「全体の学習成績の状況」です。

小論文は60分・800字以内で、テーマの分野は大学が事前に公表しています。

  • 初等教育学科:教育現場における問題や課題についての分野。意見と具体的な対応を述べる
  • 子ども支援学科:現代社会におけるさまざまな子どもの支援に関する分野

800字の構成例

  1. 問題の確認と自分の立場(約120字)
  2. 問題が起きている理由(約220字)
  3. 具体的な対応策。学校・園・家庭・地域など誰が何をするか(約320字)
  4. 対応策の限界と、それでも大切にしたいこと(約140字)

面接は個人面接で10分程度、配点は100点と最も大きくなっています。自己申告書は手書き(消えない黒色ボールペンなど)またはWord入力で、担任の署名・押印が必要です。小論文の練習には教育・心理・社会・福祉系の小論文が役立ちます。

8. これからの準備スケジュールとチェックリスト

公募推薦(試験11月15日)

  • 11月10日12時まで:Web入力。書類は11月10日必着
  • 試験までの数日:800字を60分で書く練習を2〜3本、面接で志望理由を1分で話す練習

自主自律探究入試2期(対面審査12月6日)

  • 11月16日〜12月2日:エントリー入力と書類郵送(12月2日必着)
  • 12月3日頃:受付完了メール(一次審査の有無や集合時間の変更もここで知らされます)
  • 12月6日:対面審査。エントリー確認票を印刷して持参
  • 12月10日〜16日:通過したら出願

出願前チェックリスト

  • 課題設定シートの設問1〜3がすべて埋まっているか
  • 先生の署名・捺印をもらったか
  • 調査書は発行から3か月以内で、厳封されたものか
  • 写真(縦4cm×横3cm、3か月以内撮影)を全面糊付けしたか
  • 2期の対面審査内容を、大学の最新の案内で確認したか

9. 2028年度入試を目指す高1・高2へ

来年度(2028年度入試)の日程はまだ発表されていません。今年度の内容を見ると、次の準備は学年に関係なく早めに始められます。

  • オープンキャンパスに参加する:子ども支援学科は課題設定シートのテーマに「オープンキャンパスで興味を持ったこと」を選べます。参加の記録を残しておきましょう
  • 探究学習を教育・子どもにつなげる:問い、調べたこと、結果を記録しておく
  • 話し合いの経験を積む:授業や委員会で、意見をまとめる役を引き受けてみる
  • 評定を保つ:公募推薦では学習成績の状況が書類点に入ります

高1の今からできることは高1の冬の推薦準備で紹介しています。

10. よくある質問

Q. 自主自律探究入試と公募推薦入試は両方受けられますか?

A. どちらも本学を第1志望とする専願制です。併願の可否や手続の重なりは、出願前に募集要項と大学への確認で判断してください。

Q. 評定の基準はありますか?

A. 2027年度の募集要項では、どちらの入試にも評定の基準は書かれていません。公募推薦では書類審査の一部に学習成績の状況が使われます。

Q. 対面審査で落ちたら出願できませんか?

A. 自主自律探究入試は、対面審査を通過した人だけが出願します。通過しなかった場合は、ほかの入試区分を検討します。一度不合格になった人が自主自律探究入試・知識・技能総合入試・造形表現 体験授業入試のいずれかに出願する場合、検定料の割引があると募集要項に書かれています。

Q. 試験会場はどこですか?

A. 自主自律探究入試の対面審査も、公募推薦入試も板橋キャンパスです。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

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この記事を書いた人

二神大輝