成蹊大学 一般選抜2027年度|方式・日程・配点まとめ

成蹊大学の2027年度一般選抜は、A方式・E方式・C方式・S方式・P方式の5つです。大学独自の試験は、全学部が同じ日に受けるE方式が2月3日(水)、学部ごとに日を分けるA方式が2月10日(水)〜2月14日(日)で、どちらも出願は1月5日(火)から始まります。

出願の締切は方式ごとに違い、C方式が1月15日(金)、E・S・P方式が1月20日(水)、A方式が1月26日(火)(いずれも消印有効)です。以前あったG方式は2026年度入試で廃止されていて、2027年度の募集要項にもありません。

2026年度入試の一般選抜は志願者30,688人で、大学の発表では1949年の開学以来最多でした。ここでは2027年度の入学試験要項で確認できた日程・配点・募集人員と、2026年度の学部別の結果を、学部をまたいで比べられるように整理します。

1. 基本情報(2027年度 成蹊大学 一般選抜)

項目 内容
入試方式 A方式(3教科型学部個別入試)/E方式(2教科型全学部統一入試)/C方式(共通テスト利用3教科型入試)/S方式(共通テスト利用4教科6科目型奨学金付入試)/P方式(共通テスト・独自併用5科目型国公立併願アシスト入試)
大学独自の試験日 E方式・P方式の独自試験 2月3日(水)
A方式 2月10日(水)〜2月14日(日)のうち学部ごとの1日
出願期間(消印有効) A方式 1月5日(火)〜1月26日(火)
E・S・P方式 1月5日(火)〜1月20日(水)
C方式 1月5日(火)〜1月15日(金)
合格発表 E・C・S・P方式 2月9日(火)
A方式 2月19日(金)または2月20日(土)(学部による)
試験会場 A方式 成蹊大学(東京・吉祥寺)のみ
E方式 成蹊大学のほか仙台・さいたま・千葉・横浜・静岡・福岡
入学検定料 A方式・E方式 35,000円/P方式 25,000円/C方式・S方式 15,000円
1回の出願で2つ目以降は1つにつき10,000円割引
別に払込手数料1,300円
一般選抜の募集人員(5方式の合計) 経済145名・経営175名・法291名・文262名・国際共創86名・理工295名(計1,254名)

出願はすべてWeb出願です。受験票はC・S・E・P方式が1月28日(木)午後から、A方式が2月4日(木)午後から順に出願サイトで印刷でき、A4用紙に印刷して持参します(スマートフォンの画面表示は不可)。

2. 5つの方式の違い

A方式(3教科型学部個別入試)

学部ごとの試験日に、その学部の問題で行う3教科の試験です。募集人員が最も多く(全学部で739名)、成蹊大学の一般選抜の中心になります。1学部につき1学科(国際共創学部は1専攻)まで出願でき、理工学部は2専攻まで併願できます。経済学部と国際共創学部は同じ日・同じ問題なので、両方への出願はできません。

E方式(2教科型全学部統一入試)

全学部が2月3日(水)の同じ問題で行う2教科の試験です(募集人員139名)。1回の試験で複数の学部に出願できます。ただし、同じ学部の中で学科・専攻をかけもちすることはできず、国語を課す学科と数学を課す学科・専攻の組み合わせもできません。英語は大学独自の問題のほか、英語外部検定試験のスコアを換算して使えます(6章)。

C方式(共通テスト利用3教科型入試)

共通テスト3教科の合計で判定し、大学での個別試験はありません(募集人員253名)。全学部で実施し、全学科・専攻に併願できます。出願締切が1月15日(金)で、共通テストより前です。理工学部は国語と英語のどちらかを選べます。

S方式(共通テスト利用4教科6科目型奨学金付入試)

理工学部だけの方式で、各専攻4名(計20名)です。数学・理科2科目・地歴公民または情報・国語または英語で判定します。入学者全員が「成蹊大学入学試験特別奨学金」の対象で、1年次に年間授業料の半額相当が給付されます。共通テストを受けたあとに出願できます。

P方式(共通テスト・独自併用5科目型国公立併願アシスト入試)

共通テスト5科目と、2月3日の独自試験(英語。文学部日本文学科は国語)を合わせて判定します。理工学部以外の5学部で実施し、募集人員は103名です。名前のとおり国公立大学を目指す人向けで、共通テストのあとに出願でき、入学手続締切も3月11日(木)と遅めです。独自試験の問題はE方式と共通ですが、英語外部検定試験のスコアは使えません。

3. 学部別の試験日・合格発表(A方式)

A方式は学部ごとに日が違うので、日がずれていれば複数学部を受けられます。ただし経済学部と国際共創学部は同じ日です。

学部(A方式) 試験日/合格発表
理工学部 2月10日(水)/2月19日(金)
経営学部 2月11日(木)/2月19日(金)
文学部 2月12日(金)/2月19日(金)
経済学部 2月13日(土)/2月20日(土)
国際共創学部 2月13日(土)/2月20日(土)
法学部 2月14日(日)/2月20日(土)

入学手続の締切は、A方式が全学部3月1日(月)、E方式が2月26日(金)、C方式が2月16日(火)、S・P方式が3月11日(木)です。どの方式も、締切までに延期手続をすれば入学金だけを納めて手続期間を延ばせます(延期の締切はE・C方式3月16日(火)、A・S・P方式3月24日(水))。

4. 方式別・学部別の募集人員(2027年度)

学部 A/E/C/P(S)
経済学部 経済数理 26/6/13/3
現代経済 58/9/23/7
経営学部 総合経営 125/20/20/10
法学部 法律 110/19/30/26
政治 60/9/20/17
文学部 英語英米文 42/6/12/10
日本文 38/6/8/7
国際文化 43/8/10/7
現代社会 46/6/7/6
国際共創学部 国際日本学 23/5/10/5
環境サステナビリティ学 23/5/10/5
理工学部 データ数理 25/7/16/(S)4
コンピュータ科学 33/9/20/(S)4
機械システム 33/9/20/(S)4
電気電子 25/7/16/(S)4
応用化学 29/8/18/(S)4

どの学科もA方式の枠が大きく、E・C・P方式は1学科あたり数名〜30名です。特にE方式は5〜20名ほどの枠に多くの受験者が集まるので、倍率が高くなりやすい方式です(7章)。

5. 配点(A方式・E方式)

A方式

学部・学科 科目と配点
経済学部 経済数理 国語100・数学200・英語100
経済学部 現代経済 国語100・地歴公民数学から1科目100・英語100
経営学部 国語100・地歴または数学100・英語150=350点
法学部 国語100・地歴公民数学から1科目100・英語120
文学部 国語150・地歴100・英語100〜200(英語英米文200、国際文化・現代社会150、日本文100)
国際共創学部 国語100・地歴公民数学から1科目150・英語200
理工学部 数学120・理科120(物理・化学・生物から1科目)・英語120

A方式の試験時間は、文系の5学部が各科目60分、理工学部は数学90分・理科80分です。選択科目には得点調整が行われる場合があります。経営学部と国際共創学部は英語の比重が大きく、文学部は国語が150点と重くなっています。

E方式

学部・学科 科目と配点
経済学部 経済数理 数学200・外国語300
経済学部 現代経済 国語200・外国語300
経営学部 国語200・外国語400=600点
法学部 国語200・外国語300
文学部 国語と外国語(学科によって200点か300点。要項で確認)
国際共創学部 国際日本学 国語300・外国語400/環境サステナビリティ学 数学300・外国語400
理工学部 数学300・外国語300

E方式の国語は「現代の国語」「言語文化(近代以降の文章)」で、近代以降の文章が範囲です。数学は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)です。試験時間は全学部共通で、外国語90分(12:30〜14:00)、国語または数学75分(14:55〜16:10)です。

各方式の出題の傾向は成蹊大学 一般選抜の全科目の傾向と対策、A方式とE方式の問題の違いは成蹊大学のA方式とE方式で詳しく扱っています。

6. E方式の英語外部検定試験の利用

E方式では、英語外部検定試験のスコアを基礎換算点(最高100点)にし、学部の外国語の配点に合わせて換算します(配点200点なら2倍、経営学部の400点なら4倍)。独自の英語も受けた場合は、高いほうの得点が使われます。

基礎換算点 英検CSEスコア(GTEC/IELTS)
100点 2600以上(GTEC 1350以上/IELTS 7.0以上)
90点 2300〜2599(GTEC 1180〜1349/IELTS 5.5〜6.5)
70点 1950〜2299(GTEC 930〜1179/IELTS 4.0〜5.0)
45点 1825〜1949(GTEC 805〜929/IELTS なし)
  • 対象は2025年1月以降に受けたスコアで、使えるのは1種類の検定の1回分です。
  • 英検は級の合否ではなくCSEスコアで判定します。従来型は一次の3技能だけのスコアは使えません。
  • TEAP、TOEFL iBT、TOEIC(L&RとS&Wの両方)、ケンブリッジ英語検定も使えます。IPテストは使えません。
  • IELTSの成績証明書の提出については、2027年度の要項PDFに注意事項が追記されています。

スコアを持っていても独自の英語は受けられるので、両方受けておくほうが有利です。外部試験の準備の進め方は英検などの外部スコアの使い方も参考にしてください。

7. 2026年度入試の結果

大学の「入試結果」(2026年度)から、学部ごとに全方式の数字を足し合わせました。倍率は受験者数÷合格者数です。

学部 志願者・受験者・合格者・倍率
経済学部 5,080人・4,812人・743人・6.5倍
経営学部 5,153人・4,891人・712人・6.9倍
法学部 6,493人・6,173人・1,281人・4.8倍
文学部 5,635人・5,401人・1,030人・5.2倍
国際共創学部 3,192人・3,031人・492人・6.2倍
理工学部 5,135人・4,816人・1,254人・3.8倍
大学全体 30,688人・29,124人・5,512人・5.3倍

方式ごとに見ると、A方式は志願者12,011人・倍率6.3倍、E方式は7,819人・9.3倍、C方式は9,212人・4.1倍でした。E方式は2026年度に英語外部検定試験の利用を始め、志願者が前年度の約2.2倍になっています。

学科ごとの差も大きく、たとえば経済学部現代経済学科はA方式14.7倍・E方式13.8倍、文学部現代社会学科はE方式16.1倍でした。一方、P方式は1.6〜3.5倍、S方式は1.9〜2.3倍と落ち着いています。

合格最低点・得点率、追加合格者の数は、大学の入試結果のページで方式・学科ごとに公表されています。経営学部の方式別の数字は成蹊大学 経営学部 一般選抜2027にまとめました。

8. 方式の選び方

  1. A方式を軸にする。どの学科も募集人員が最も多く、倍率もE方式より落ち着いています。
  2. E方式は「上乗せの1回」として考える。2月3日の1回で複数学部に出せますが、枠が小さく倍率は高めです。英検CSE2300以上などのスコアがあれば、英語で失敗しにくくなります。
  3. A方式どうしは日付で組む。2月10日〜14日に毎日どこかの学部があるので、たとえば経営(11日)と法(14日)のように組めます。経済と国際共創(13日)は同時に出せません。
  4. C方式は1月15日締切。共通テストを受ける私大専願の人は、自己採点の前に出願を済ませる必要があります。
  5. 国公立志望ならP方式・S方式。共通テストのあとに出願でき、手続締切も3月11日です。

併願の全体の組み立ては私立大学の入試日程はどう組むかと併願校は何校受ける?で整理しています。

9. よくある質問

Q. G方式はなくなったのですか?

A. 2026年度の出願状況の資料に「G方式(今年度廃止)」と書かれていて、2026年度入試から実施されていません。2027年度の一般選抜はA・E・C・S・Pの5方式です。

Q. A方式とE方式は両方受けられますか?

A. 試験日が別なので、両方に出願できます。1回の出願でまとめて申し込めば、2つ目以降の検定料が1つにつき10,000円割引になります。

Q. E方式で、英語外部試験のスコアだけで受けられますか?

A. スコアを提出すれば換算点が使われますが、独自の英語も受けて高いほうを使えます。国語(または数学)の試験は受ける必要があります。

Q. 吉祥寺以外で受けられる方式はありますか?

A. E方式(とP方式の独自試験)は仙台・さいたま・千葉・横浜・静岡・福岡の学外会場があります。定員を超えると成蹊大学の会場になります。A方式は成蹊大学だけです。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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二神大輝