芝浦工業大学工学部の2027年度一般選抜は、前期日程(2月1日〜3日)、全学統一日程(2月4日)、後期日程(2月21日)、共通テスト利用方式(前期・後期)で受けられます。前期・全学統一の出願は1月7日(木)〜1月15日(金)です。
大学の試験は数学と理科の2教科だけで、英語は英検のCSEスコアか共通テストの英語の点数を換算して使います(A方式)。英語資格のスコアが基準を超えていれば、数学200点のB方式も選べます。
2026年度入試では、前期日程A方式の競争率が工学部9コースで2.89〜4.09倍でした。ここではコース別の試験日・募集人員・配点と2026年度の結果を整理します。
1. 基本情報(2027年度 芝浦工業大学工学部 一般選抜)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 課程・コース | 機械工学課程(基幹機械・先進機械)、物質化学課程(環境・物質工学、化学・生命工学)、電気電子工学課程(電気・ロボット工学、先端電子工学)、情報・通信工学課程(情報通信、情報工学)、土木工学課程(都市・環境) |
| 方式 | 前期日程A方式・B方式/全学統一日程A方式・B方式/後期日程/共通テスト利用方式(前期・後期、3教科型・6教科型) |
| 試験日 | 前期 2月1日(月)・2日(火)・3日(水)(コースで日が決まっている) 全学統一 2月4日(木) 後期 2月21日(日) 共通テスト 1月16日(土)・17日(日) |
| 出願期間(消印有効) | 前期・全学統一・共テ前期 1月7日(木)〜1月15日(金) 後期・共テ後期 2月5日(金)〜2月15日(月) |
| 合格発表 | 前期・全学統一・共テ前期 2月14日(日) 後期・共テ後期 3月1日(月) |
| 納入金締切 | 第1次:前期・全学統一・共テ前期 2月20日(土)、後期・共テ後期 3月5日(金) 第2次:3月14日(日) |
| 入学検定料 | 前期・全学統一・後期 1区分35,000円、2区分目以降15,000円 共通テスト利用 1区分20,000円、2・3区分目15,000円、4区分目以降無料 (同じ方式内での併願割引。複数の方式にまたがる割引はなし) |
2. 前期日程はコースごとに試験日が違う
前期日程は3日間ありますが、工学部のコースはそれぞれ1日だけです。同じ課程でもコースによって日が分かれます。
| 試験日 | 工学部のコース |
|---|---|
| 2月1日(月) | 機械工学課程 基幹機械、電気電子工学課程 電気・ロボット工学、情報・通信工学課程 情報工学 |
| 2月2日(火) | 機械工学課程 先進機械、物質化学課程 化学・生命工学、情報・通信工学課程 情報通信 |
| 2月3日(水) | 物質化学課程 環境・物質工学、電気電子工学課程 先端電子工学、土木工学課程 都市・環境 |
日が違えば工学部の複数コースを受けられます。たとえば機械系なら2月1日に基幹機械、2月2日に先進機械と続けて出願できます。全学統一日程は2月4日の1日で全コースに出願でき、A方式とB方式の併願もできます。
3. 募集人員(2027年度)
| コース | 前期A・前期B・全学統一A・全学統一B・後期 |
|---|---|
| 基幹機械 | 32・10・10・3・4 |
| 先進機械 | 32・10・10・3・4 |
| 環境・物質工学 | 29・9・9・3・4 |
| 化学・生命工学 | 29・9・9・3・4 |
| 電気・ロボット工学 | 29・9・9・3・4 |
| 先端電子工学 | 29・9・9・3・4 |
| 情報通信 | 29・9・9・3・4 |
| 情報工学 | 32・10・10・3・4 |
| 都市・環境 | 29・9・9・3・4 |
共通テスト利用方式は、前期3教科型が6〜7名、前期6教科型が5〜7名、後期は3教科型・6教科型とも1〜2名です。工学部の一般選抜で最も枠が大きいのは前期日程A方式で、各コースの一般選抜の募集人員の4割ほどを占めます(募集人員表から計算した目安)。
4. A方式・B方式・後期の科目と配点
A方式(前期・全学統一)300点
| 科目 | 配点・時間 |
|---|---|
| 数学(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B〈数列〉・C〈ベクトル、平面上の曲線と複素数平面〉) | 100点・90分 |
| 理科(物理〈物理基礎・物理〉4題・化学〈化学基礎・化学〉4題から4題を任意選択) | 100点・90分 |
| 英語(英検のCSEスコアまたは共通テストの英語を換算) | 100点・試験なし |
- 換算式は、英検が(CSEスコア−1450)÷10、共通テストが英語の得点÷2です。100点を超えれば100点、0点を下回れば0点になります。
- 両方を出せば高いほうが使われます。換算した点はさらに偏差値に換算されて英語の得点になります。
- 理科は物理だけ、化学だけ、物理2題+化学2題などの組み合わせで4題を選べます。
英検CSE2450なら(2450−1450)÷10=100点、CSE2150なら70点です。共通テストの英語で160点なら80点になります。
B方式(前期・全学統一)300点
- 数学 200点・90分、理科 100点・90分(範囲・選び方はA方式と同じ)
- 英語は出願要件。基準:英検(CSE)1980、TOEFL iBT 42、TOEIC L&R+S&W 790、GTEC 930、TEAP R/L+W+S 225、IELTS 4.0、ケンブリッジ英語検定140、TOEIC Bridge L&R+S&W 170
数学が得意で英語が苦手な人向けの方式です。英検ならCSEスコア1980が基準です。
後期日程(2月21日)300点
数学100点・理科100点の大学の試験に、英語100点(A方式と同じ換算)を加えた3教科300点です。試験会場は豊洲キャンパス・大宮キャンパスで、前期・全学統一の合格発表のあと2月15日まで出願できます。
前期・全学統一の試験会場は豊洲・大宮のほか、札幌・仙台・水戸・高崎・千葉・町田・横浜・静岡・名古屋・金沢・岡山・福岡・那覇の13都市にあります。数学・理科の出題の傾向は芝浦工業大学の前期・全学統一でも扱っています。
5. 共通テスト利用方式の配点
- 3教科型 500点:数学Ⅰ・A 100点、数学Ⅱ・B・C 100点、英語200点(リーディング・リスニング各100点)、理科(物理・化学・生物・地学から1科目)100点
- 6教科型 910点:数学200点、英語200点、理科2科目200点、国語(近代以降の文章のみ)110点、情報Ⅰ 100点、地理歴史・公民1科目100点
後期は共通テストを受けたあと、2月5日〜15日に自己採点を見て出願できます。共通テストを使う方式の全体像は共通テスト利用入試の使い方にまとめています。
6. 2026年度入試の結果(工学部)
数字は受験者・合格者・競争率(受験者÷合格者、大学発表)・合格最低点(300点満点)の順です。
| コース | 前期A方式 |
|---|---|
| 基幹機械 | 1,550・379・4.09倍・166.63点 |
| 先進機械 | 962・265・3.63倍・160.03点 |
| 環境・物質工学 | 595・206・2.89倍・160.90点 |
| 化学・生命工学 | 874・293・2.98倍・164.65点 |
| 電気・ロボット工学 | 953・235・4.06倍・163.50点 |
| 先端電子工学 | 631・169・3.73倍・165.07点 |
| 情報通信 | 681・185・3.68倍・158.40点 |
| 情報工学 | 1,280・316・4.05倍・169.26点 |
| 都市・環境 | 506・160・3.16倍・160.91点 |
| コース | 前期B/全学統一A/全学統一B/後期の競争率 |
|---|---|
| 基幹機械 | 4.47倍/6.41倍/5.75倍/4.32倍 |
| 先進機械 | 4.55倍/4.72倍/6.83倍/3.60倍 |
| 環境・物質工学 | 2.43倍/3.15倍/3.00倍/4.42倍 |
| 化学・生命工学 | 3.22倍/3.45倍/3.27倍/6.58倍 |
| 電気・ロボット工学 | 3.73倍/5.52倍/4.60倍/20.22倍 |
| 先端電子工学 | 4.22倍/3.64倍/2.89倍/28.25倍 |
| 情報通信 | 4.24倍/5.83倍/3.42倍/3.42倍 |
| 情報工学 | 5.18倍/7.32倍/6.20倍/3.00倍 |
| 都市・環境 | 2.97倍/5.73倍/4.09倍/3.47倍 |
合格最低点は前期A方式で158〜170点前後(300点の5割台)でした。全学統一A方式は情報工学が181.79点と高く、環境・物質工学は157.07点です。後期は電気・ロボット工学(受験者182人・合格者9人)と先端電子工学(113人・4人)が20倍を超えました。
共通テスト利用方式の前期3教科型(500点満点)は、基幹機械が受験者769人・合格者76人(10.12倍)、情報工学が722人・71人(10.17倍)、都市・環境が449人・65人(6.91倍)でした。共通テスト利用は一般方式より倍率が高いコースがほとんどです。
7. 方式の選び方
- 前期A方式を軸にする。枠が最も大きく、競争率は3〜4倍台です。志望コースの試験日を先に確認します。
- 英検のスコアを早めに用意する。A方式の英語はCSEか共通テストの換算で決まり、試験当日に挽回できません。CSE2450以上なら満点です。
- 数学に自信があればB方式も。英検CSE1980などの基準スコアがあれば出願でき、数学が200点になります。
- 全学統一(2月4日)で同じコースをもう1回。前期とは別の日なので、前期A・全学統一Aの両方に出せます。検定料の割引は同じ方式内だけなので、前期と全学統一をまたぐ場合の金額は募集要項で確認してください。
- 後期は最後の機会。2月14日の発表を見てから出願できますが、コースによって倍率が大きく変わります。
同じ時期の理工系の日程は、東京理科大学 工学部 B方式2027や東京電機大学 未来科学部 一般選抜2027とも重ねて確認しておくと、併願の組み方を決めやすくなります。
8. 準備スケジュールとチェックリスト
- 11月〜12月:英検の受験日とCSEスコアを確認。前期A方式の過去問で、数学90分・理科90分の時間配分をつかむ。
- 1月7日〜15日:前期・全学統一・共テ前期の出願。試験会場(13都市)を選ぶ。
- 2月1日〜4日:前期(コース指定日)と全学統一。
- 2月14日:合格発表。2月15日まで後期・共テ後期の出願。
- 2月20日:第1次納入金締切。
出願の前に確認すること:志望コースの前期の試験日、英語の換算点(英検CSE・共通テスト)、B方式の基準スコアの有無、理科で選ぶ大問(物理・化学)。
9. よくある質問
Q. A方式で英語の試験は受けますか?
A. 受けません。英検のCSEスコアか共通テストの英語の点数を換算した点が使われます。
Q. 生物で受けられますか?
A. 工学部の理科は物理と化学の大問から4題を選びます。生物を選べるのはシステム理工学部の生命科学課程です。
Q. 前期日程で工学部の複数コースを受けられますか?
A. 前期日程は全募集区分で併願ができ、コースごとに試験日が決まっています。たとえば2月1日の情報工学と2月2日の情報通信のように、日が違うコースを組み合わせて受けられます。
Q. 検定料はどれくらいかかりますか?
A. 前期・全学統一・後期は1区分35,000円、同じ方式内の2区分目以降は15,000円です。複数の方式にまたがる割引はないと案内されています。共通テスト利用方式は1区分20,000円です。
参考にした公式情報
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
あわせて読みたい
EIMEI予備校について
EIMEI予備校は川越・ふじみ野・鶴瀬の3校舎で、大学受験の1対1個別指導をしています。中高一貫校の中学生から、高校生・既卒生までが対象です。大学ごとに入試対策読本を自作していて、志望校が決まっている人には、その大学の出題に合わせて何をどの順番で進めるかを一緒に決めていきます。
- 川越校舎(2026年6月開校)川越駅から徒歩5分、本川越駅から徒歩8分。自習室は朝7時から使えます。
- ふじみ野校舎 ふじみ野駅東口から徒歩1分。
- 鶴瀬校舎 鶴瀬駅西口から徒歩3分。
川越校舎の詳細・無料体験のお申し込みはこちら/ふじみ野・鶴瀬校舎のことは公式LINEからお問い合わせください。
