東洋大学経済学部の2027年度一般入試前期は、2月8日(月)〜11日(木)の4日間に行われ、出願期間は1月4日(月)〜1月28日(木)(消印有効)、合格発表は2月20日(土)です。経済学科・国際経済学科・総合政策学科(第1部)の3学科で、4教科型と3教科型の方式が日ごとに組まれています。
2026年度入試では、経済学科の3教科均等配点(英・国・地公)が3回の合計で受験者1,552人・合格者46人と非常に狭く、同じ経済学科でも英・国・数の方式は受験者916人・合格者125人でした。どの方式で受けるかで倍率が数倍変わるのが、東洋の経済学部の特徴です。
ここでは2027年度の入学試験要項で確認できた日程・方式・配点・募集人員と、要項に載っている2026年度の方式別の結果を整理し、方式の選び方まで考えます。
1. 基本情報(2027年度 東洋大学経済学部 一般入試前期)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学科(第1部) | 経済学科・国際経済学科・総合政策学科(白山キャンパス) |
| 試験日 | 2月8日(月)・9日(火)・10日(水)・11日(木) 学科・方式ごとに実施日が違う(3章) |
| 出願期間(郵送・消印有効) | 1月4日(月)〜1月28日(木) |
| 合格発表 | 2月20日(土)(10:00公開開始の予定) |
| 入学手続締切 | 2月26日(金) |
| 試験会場 | 東京(白山・赤羽台キャンパス)のほか全国最大19会場(日程・方式により異なる) |
| 試験の形式 | 大学独自の学力試験、全問マークシート方式 |
| 入学検定料 | 1出願35,000円。同じ試験日の併願は2出願まで一律35,000円、3出願目からは1出願20,000円 |
| 英語外部試験 | 前期日程で利用可(要項の学部・学科別一覧でEnマークのある方式。スコアを英語の得点に換算。6章) |
出願はインターネット出願登録、入学検定料の支払い、出願書類の郵送で完了します。ネットの登録は最終日の23:59までできますが、支払いと郵送が期間内に終わるよう余裕を持って進めてください。後期(3月5日(金))は前期の合格発表後でも出願できます(出願締切2月25日(木))。東洋大学全体の一般選抜の流れは東洋大学 一般選抜のまとめにまとめています。
2. 方式の種類と配点
経済学部の前期で使われる方式は次のとおりです。すべて各科目の得点を偏差値に換算して合計します。
| 方式 | 科目と配点 |
|---|---|
| 4教科均等配点 | 英語100・国語100・数学100・地歴公民から1科目100=400点 |
| 3教科均等配点(英・国・数)※経済学科 | 英語100・国語100・数学100=300点 |
| 3教科均等配点(英・国・地公)※経済学科 | 英語100・国語100・地歴公民から1科目100=300点 |
| 3教科均等配点 ※国際経済・総合政策 | 英語100・国語100・地歴公民か数学から1科目100=300点 |
| 3教科最高得点重視 | 英語・国語・地歴公民か数学から1科目。偏差値換算点の最も高い科目を2倍=400点 |
| 3教科英語重視 ※国際経済・総合政策 | 英語150(偏差値換算点×1.5)・国語100・地歴公民か数学100=350点 |
| 3教科数学重視 ※総合政策(2月10日) | 英語100・国語100・数学150(×1.5)=350点 |
- 英語は英語コミュニケーションⅠ〜Ⅲ、論理・表現Ⅰ〜Ⅲ(リスニングなし)。
- 国語は現代の国語・言語文化で、漢文は出ません。
- 地歴公民は、歴史総合・世界史探究/歴史総合・日本史探究/地理総合・地理探究/公共,政治・経済から選びます。
- 数学は数学Ⅰ・Ⅱ・Aで、数学Aは「図形の性質」「場合の数と確率」です。数学B・Cは出ません。
- 3教科型の一部は、受験科目数を3科目か4科目から選べます(要項P.45「受験科目数選択について」)。
4教科型の時間割は、10:00からの1時限から4時限まで各60分です。数学が数学Ⅰ・Ⅱ・Aまでなので、文系でも数学を武器にしやすいのが東洋の経済学部です。
3. 試験日ごとの方式と募集人員(2027年度)
| 試験日 | 学科と方式(募集人員) |
|---|---|
| 2月8日(月) | 経済:4教科(10)、英国数(18)、英国地公(13)、最高得点重視(4) 国際経済:4教科(5)、3教科の均等配点・英語重視・最高得点重視(計30) 総合政策:4教科(3)、3教科の均等配点・最高得点重視(計20) |
| 2月9日(火) | 経済:4教科(4)、英国数(7)、英国地公(5)、最高得点重視(4) 国際経済:4教科(5)、3教科均等配点(10) 総合政策:3教科の均等配点・最高得点重視(計15) |
| 2月10日(水) | 経済:4教科(4)、英国数(7)、英国地公(5)、最高得点重視(4) 総合政策:3教科の均等配点・英語重視・数学重視・最高得点重視(計15) |
| 2月11日(木) | 国際経済:3教科の均等配点・英語重視(計20) 総合政策:3教科の均等配点・最高得点重視(計9) |
表の人数を足すと、前期の募集人員は経済学科85名、国際経済学科70名、総合政策学科62名です(要項の表から合算)。経済学科は8日・9日・10日、国際経済学科は8日・9日・11日に受けられ、11日は経済学科の第1部の試験がありません。総合政策学科だけは4日間すべてに試験があります。
イブニングコース(経済学科)にも同じ日に3教科の方式がありますが、この記事では第1部の3学科だけを扱っています。
4. 2026年度の結果(経済学科)
2027年度の要項の「昨年度入試結果」欄(2026年度入試)から、経済学科の前期を方式ごとにまとめました。倍率は大学の発表どおり受験者÷合格者、最低点は偏差値換算後の合計点です。
| 方式・試験日 | 志願者・受験者・合格者・倍率・最低点 |
|---|---|
| 4教科 2/8 | 125・121・27・4.4倍・221.4点 |
| 4教科 2/9 | 45・41・12・3.4倍・219.2点 |
| 4教科 2/10 | 32・30・7・4.2倍・220.8点 |
| 英国数 2/8 | 474・446・60・7.4倍・175.9点 |
| 英国数 2/9 | 231・215・33・6.5倍・172.9点 |
| 英国数 2/10 | 274・255・32・7.9倍・175.1点 |
| 英国地公 2/8 | 726・698・20・34.9倍・188.8点 |
| 英国地公 2/9 | 438・415・13・31.9倍・191.5点 |
| 英国地公 2/10 | 459・439・13・33.7倍・184.1点 |
| 最高得点重視 2/8 | 311・297・16・18.5倍・251.1点 |
| 最高得点重視 2/9 | 217・201・13・15.4倍・251.4点 |
| 最高得点重視 2/10 | 221・208・12・17.3倍・250.4点 |
英・国・地公の方式は、受験者が英・国・数の1.5倍以上いるのに合格者は半分以下で、3日とも30倍を超えました。一方、4教科型は3.4〜4.4倍で、合格最低点も3日とも220点前後(400点満点)でそろっています。
5. 2026年度の結果(学科別の合計)
| 学科(前期・2026年度) | 志願者・受験者・合格者・倍率 |
|---|---|
| 経済学科 | 3,553人・3,366人・258人・約13.0倍 |
| 国際経済学科 | 1,087人・1,031人・119人・約8.7倍 |
| 総合政策学科 | 1,644人・1,556人・210人・約7.4倍 |
| 3学科合計 | 6,284人・5,953人・587人・約10.1倍 |
各方式・各回の数字を足し、受験者÷合格者で計算した目安です。国際経済学科は、3教科均等配点が8.8〜10.3倍、英語重視が10.1倍(2/8)と14.3倍(2/11)、最高得点重視が5.9倍(2/8)、4教科が2.4〜3.4倍でした。総合政策学科は、3教科均等配点が7.2〜8.5倍、最高得点重視が8.0〜9.8倍、4教科(2/8)は1.5倍、英語重視(2/10)は10.0倍、数学重視(2/10)は7.7倍です。
どの学科でも4教科型の倍率が低いのは、受ける人自体が少ないためです。国公立との併願で4教科を勉強している人には、使わない手はない方式です。
6. 英語外部試験の利用
一般入試前期では、英語外部試験のスコアを英語の得点(100点)に換算できます。当日に英語を受けた場合は、高いほうの得点が判定に使われます。
| 英語の得点(みなし) | 英検CSE/GTEC/TEAP/IELTS |
|---|---|
| 100点 | 2,304/1,180/309/6.0 |
| 90点 | 2,150/1,050/253/5.5 |
| 80点 | 1,980/960/225/5.0 |
- 対象は2025年4月以降に受けたスコアです。英検は1級・準1級・2級のいずれかを受験していることが条件です(不合格でも可)。
- 利用の申請は初回の出願で、検定料を払う前にしかできません。初回で申請しなかった場合、あとから追加することはできません。
- 証明書を出願期間内に提出できることが条件です。オンラインの成績画面のコピーは認められません。
英語重視(×1.5)の方式でも、換算した英語の得点が使われます。東洋の英語の出題については東洋大学の英語で詳しく扱っています。
7. 方式の選び方
- 数学ができるなら英国数を軸に。2026年度は経済学科の英国数が6.5〜7.9倍で、英国地公(30倍超)よりはるかに入りやすい結果でした。
- 4教科を勉強しているなら4教科型を必ず入れる。各学科で倍率が最も低い方式です。
- 同じ日に2方式を並べる。同じ試験日なら2出願まで35,000円で、たとえば2月8日に経済学科の4教科と総合政策学科の4教科を一緒に出せます(要項の例)。
- 得意科目が1つ突出しているなら最高得点重視。ただし経済学科では15.4〜18.5倍と高めです。
- 英語に自信がある人は国際経済・総合政策の英語重視。英検CSE2,304以上なら英語の100点が確保できます。
同じ前期日程で東洋の他学部も受けるなら、東洋大学 経営学部 一般入試前期や社会学部 一般入試前期の日程と重ならないかを確認しておきましょう。
8. 出願前のチェックリスト
- 受ける学科が、その試験日に試験をしているか(経済学科は2月11日なし)
- 選択科目が方式の指定に合っているか(経済学科の均等配点は英国数と英国地公で別の方式)
- 英語外部試験を使うなら、初回の出願で申請したか
- 同じ日の出願を2つにまとめて検定料を抑えたか
- 入学手続締切(2月26日)と他大学の発表日の前後を確認したか
9. よくある質問
Q. 年内に東洋の基礎学力テスト型を受けた人も一般入試を受けられますか?
A. 一般入試は試験日が違えばすべての入試と併願できます。英語外部試験を使う場合は、年内入試で出願していても一般選抜の初回出願で改めて申請が必要です。年内入試の全体像は東洋大学の年内入試2027完全ガイドを見てください。
Q. 4教科型と3教科型は同じ日に両方受けられますか?
A. 同じ日でも、受験する科目によっては複数の方式・学科に併願できます。組み合わせの可否は要項P.16〜17とP.45で確認してください。
Q. 合格最低点は何点満点の点数ですか?
A. 偏差値換算後の合計点です。4教科は400点、3教科均等配点は300点、最高得点重視は400点、英語重視・数学重視は350点が満点です。
参考にした公式情報
- 2027年度 一般選抜・大学入学共通テスト利用入試 入学試験要項(東洋大学)
- 入学試験要項 一般選抜(東洋大学 入試情報サイト)
- 過去の入試について(入試結果)(東洋大学 入試情報サイト)
- 2026年度 入試結果表(東洋大学)
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
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