獨協大学 国際教養学部 自己推薦入試2027|A群・B群と語学基準

獨協大学 国際教養学部(言語文化学科)で、一般の高校生が受けられる年内入試は総合型選抜の「自己推薦入試」です。2027年度は募集人員30名(A群・B群の合計)、出願は2026年10月1日〜10月14日で締切済み、試験は11月22日(日)、合格発表は12月3日(木)です。

選考は小論文(60分・100点)と日本語による面接(60点)。出願には英語・スペイン語・中国語・韓国語のどれか1つの資格基準が必要で、A群は実用英語技能検定(英検)ならCSE2050、他大学と併願できるB群はCSE2200が基準です。評定平均の基準は示されていません。

2026年度入試の結果は、A群が志願者87名・合格者46名、B群が志願者58名・合格者18名でした。この記事では、出願済みの人が11月22日までにやることと、来年受ける高1・高2生が今から準備することを整理します。

1. 基本情報(2027年4月入学・自己推薦入試)

項目 内容
学部・学科 国際教養学部 言語文化学科
入試区分 総合型選抜 自己推薦入試(A群・B群)
募集人員 30名(A群・B群の合計)
出願期間 2026年10月1日(木)〜10月14日(水)(郵送は消印有効、Web登録は10月1日10時から)。締切済み
試験日 2026年11月22日(日)
合格発表 2026年12月3日(木)9時
入学手続 12月3日(木)〜12月14日(月)
選考方法 小論文(60分・100点)、日本語による面接(60点)
検定料 35,000円
試験会場 草加キャンパス(埼玉県草加市)
高校の推薦状 不要

2. 国際教養学部で受けられる年内入試

獨協大学の年内入試には複数の方式がありますが、国際教養学部で受けられるものは限られています。

  • 自己推薦入試(総合型選抜):全学部・全学科で実施。国際教養学部の場合はこの記事で扱うA群・B群
  • 卒業生子女・弟妹入試(総合型選抜):対象者の条件が決まっている入試。試験日は自己推薦と同じ11月22日
  • グローバル入試・社会人入試(総合型選抜):外国人留学生、外国にルーツを持つ生徒、帰国生徒、社会人が対象。試験は10月24日で終了
  • 指定校推薦入試:大学が指定した高校の生徒だけが対象。内容は指定校に送られる

外国語学部で実施しているQ(課題探究)入試や、外国語学部の英語学科・交流文化学科と経済学部で実施している課外活動推薦入試は、国際教養学部では実施されていません。外国語学部の方式は獨協大学 外国語学部の総合型選抜・推薦2027、経済学部・法学部は獨協大学 経済学部・法学部 自己推薦・課外活動推薦2027で扱っています。

3. A群とB群の違い

区分 内容
A群 獨協大学が第一志望で、合格したら入学することが条件。出願資格基準の表Aのどれか1つを満たす(表Bの資格でもよい)
B群 他大学との併願が可能。出願資格基準の表Bのどれか1つを満たす。表Bは多くの資格で表Aより基準が高い(スペイン語技能検定・DELE・SIELE Globalは同じ)

出願資格の共通の文言は「本学部の教育目的を十分理解し、2外国語の習得と幅広い国際的教養を身につけることに熱意を持っていること」です。国際教養学部は英語ともう1つの外国語を学ぶ学部なので、面接ではなぜ2つの言語を学びたいのか、どの言語を選びたいのかを聞かれることを想定しておきます。

自己推薦入試は1つの学科にしか出願できません。外国語学部などとあわせて出すことはできないので、学部選びの段階で決めておく必要があります。

4. 出願資格の語学基準

英語・スペイン語・中国語・韓国語の資格のうち、どれか1つを満たせば出願できます。英語の資格がなくても、例えば中国語の資格で出願することができます。主なものを並べます。

資格・検定 A群(表A)/B群(表B)
実用英語技能検定(英検) CSE2050/CSE2200
TOEFL iBT 3.0(48点)/3.5(64点)
IELTS 4.0/4.5
獨協大学ストーリーテリングコンテスト 本選出場(A群・B群とも)
スペイン語技能検定 4級/4級
DELE・SIELE Global A2/A2
中国語検定試験 3級/2級
ハングル能力検定試験 4級/3級
韓国語能力試験 2級/3級

TOEFL iBTは、2026年1月20日以前に受けた場合はかっこ内のスコア、1月21日以降に受けた場合はかっこの外のスコアが基準です。TEAP、TEAP CBT、GTEC、TOEIC、ケンブリッジ英語検定、HSK(漢語水平考試)も表に載っているので、スコアは大学の受験の手引きの表で確認してください。

ほかに次の決まりがあります。

  • 表B(B群)の注記では、資格は2024年4月1日以降かつ出願締切日までに取得したものが有効(ストーリーテリングコンテスト本選出場などは出願締切日から遡って3年以内)。A群で出す場合の取得時期も受験の手引きの注記で確認する
  • 出願者の母語にあたる言語の資格は使えない。母語かどうか分からない場合は入試課に問い合わせる
  • 評定平均の基準は示されていない

英検の基準は級ではなくCSEスコアで決まっています。出願を考えるときは、合格した級ではなく成績表に書かれたCSEスコアを確認してください。CSEスコアの読み方は英検CSEスコアと推薦の出願資格の読み方で説明しています。

5. 2026年度の入試結果

大学の入試データで公表されている、2026年度の国際教養学部 言語文化学科 自己推薦入試の結果です。

区分 志願者/受験者/合格者(倍率)
A群 87/82/46(1.8倍)
B群 58/42/18(2.3倍)

募集人員はA群・B群合わせて30名です。B群は受験者42名に対して合格者18名で、A群より倍率が高くなっています。B群は他大学と併願できる区分なので、獨協大学の国際教養学部が第一志望ならA群、他大学が本命ならB群と、自分の立場に合わせて区分を選びます。

6. 小論文(60分・100点)の準備

配点は小論文100点、面接60点で、小論文のほうが大きくなっています。60分の試験なので、読む・考える・書くの時間配分を決めておきます。

  1. 課題の読み取り(約10分):課題文や設問の条件に線を引き、何を答えるかを1行で書き出す
  2. 構成メモ(約10分):立場、理由2つ、具体例、反論への答えをメモする
  3. 清書(約35分):メモどおりに書く。途中で構成を変えない
  4. 見直し(約5分):誤字、字数、設問の条件を満たしているかを確認

字数は当日の指示に従います。例えば600字で書くなら、次のような配分が使えます。

  • 序論(約100字):課題への自分の立場
  • 本論1(約200字):理由1と具体例
  • 本論2(約200字):理由2、または反対の意見への答え
  • 結論(約100字):立場をまとめ、国際教養学部で学びたいことにつなげる

国際教養学部は言語・文化・社会を幅広く学ぶ学部なので、多文化共生、外国人住民と地域社会、言語と文化の関係、国際協力、メディアと異文化理解などのテーマで練習しておくと対応しやすくなります。出題の形式は年によって変わることがあるので、大学の公式発表で確認してください。

7. 日本語による面接(60点)の準備

面接は日本語で行われます。英語で答える試験ではありませんが、語学への関心を確かめる質問は出ると考えておきます。次の質問に1分程度で答えられるようにします。

  • 外国語学部ではなく、国際教養学部を選んだ理由
  • 英語のほかに学びたい言語と、その言語を選ぶ理由
  • 出願資格に使った資格の勉強で、どんなことに苦労し、どう乗り越えたか
  • 関心のある国・地域の社会問題と、それについて自分で調べたこと
  • 卒業後に、身につけた言語と教養をどう使いたいか

「なぜ国際教養学部か」に答えるには、外国語学部との違いを自分の言葉で説明できることが必要です。大学のサイトで両学部のカリキュラムを読み比べ、国際教養学部でしか取れない授業を1つ以上挙げられるようにしておきます。深掘りへの対応は面接でよく聞かれる質問と、深掘りされたときの答え方で練習できます。

8. 11月22日までの2週間半の練習計画

  • 11月5日〜11日:60分を計って小論文を2本書く。書いたら先生に見てもらい、構成の弱いところを直す。
  • 11月12日〜18日:テーマを変えて小論文を3本。面接の質問を20個書き出し、声に出して答える練習を毎日10分。
  • 11月19日〜21日:模擬面接を1〜2回。草加キャンパスまでの経路と所要時間を確認する。
  • 11月22日:試験当日。

合格発表は12月3日です。不合格だった場合に備えて、一般選抜の勉強は止めないでください。切り替え方は総合型選抜・学校推薦型選抜に落ちたら?で紹介しています。

9. 来年受ける高1・高2の準備スケジュール

  • 高1の冬〜高2の春:英検を受け、CSEスコアを確認する。英語以外の言語に興味があれば、中国語検定やハングル能力検定の下の級から挑戦する。
  • 高2の夏:オープンキャンパスで国際教養学部と外国語学部の違いを確認。A群のCSE2050(B群ならCSE2200)を超えることを目標にする。
  • 高2の冬:小論文の練習を月2本から始める。新聞やニュースで国際・多文化の話題を読み、自分の意見をメモする。
  • 高3の5〜6月:受験の手引き(2026年度は5月に公開)で基準と日程を確認する。資格は出願締切までに取得したものが有効なので、高3の夏までに基準を超えておくと出願書類の準備に集中できる。
  • 高3の9月:入学試験要項(2026年度は9月に公開)と出願書類を確認する。
  • 高3の10月前半:出願。小論文と面接の練習を続ける。

10. よくある質問

Q. 英語の資格がなくても出願できますか?

表に載っているスペイン語・中国語・韓国語の資格のどれか1つを満たせば出願できます。ただし、その言語が母語の場合は使えません。

Q. A群で出して、他大学にも出願できますか?

A群は獨協大学が第一志望で、合格したら入学することが条件です。他大学を本命にする人はB群で出します。

Q. 評定が低くても出願できますか?

国際教養学部の自己推薦入試の出願資格には、評定平均の基準は示されていません。高校の推薦状も不要です。

Q. 小論文は英語で書きますか?

受験の手引きには「小論文」とだけ書かれ、使用言語の記載はありませんでした。面接は日本語と明記されています。出題の形式は大学の公式発表で確認してください。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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二神大輝