看護学部の総合型選抜・公募推薦2027|首都圏7大学の日程と評定

首都圏の看護学部・看護学科の年内入試は、2027年度入試でも11月中旬の公募推薦が中心です。ただし12月以降に出願できる方式も残っています。目白大学の公募推薦(後期)は12月1日〜12月8日、西武文理大学の公募制推薦2期と総合型選抜4期は12月1日〜12月11日、東京有明医療大学の総合型選抜は2月・3月にも実施されます。

評定平均値の基準は、この記事で確認できた大学では3.2以上〜3.5以上でした。埼玉県立大学と東京医療保健大学は3.5以上、目白大学・西武文理大学は3.2以上です。

この記事では、大学の公式サイトと2027年度の募集要項で確認できた首都圏の7大学について、方式・評定・日程・試験内容を比べます。出願が締め切られた方式は、来年度以降に受ける高1・高2生向けの目安として読んでください。

1. 基本情報(この記事で扱う範囲)

項目 内容
対象の入試 2027年度(2027年4月入学)の総合型選抜・学校推薦型選抜(公募)
対象の大学 埼玉県立大学、目白大学、西武文理大学、東京家政大学、杏林大学、東京医療保健大学、東京有明医療大学
評定の基準(確認できたもの) 3.2以上(目白・西武文理)/3.5以上(埼玉県立・東京医療保健)
12月以降に出願できる方式 目白 公募後期、西武文理 公募2期・総合型4期・5期、東京有明 総合型第3回・第4回
専願・併願 公募推薦は専願が多い。西武文理の公募1期と総合型4期、東京有明の総合型第3回・第4回は併願できる
入学検定料 各大学の学生募集要項で確認してください

2. 今からでも出願できる看護の年内入試(2026年11月8日時点)

大学・方式 出願期間・試験日・合格発表
目白大学 看護学科 公募推薦(後期) 出願12月1日(火)〜12月8日(火)郵送必着、試験12月12日(土)、発表12月18日(金)
西武文理大学 看護学科 公募制推薦2期【専願】 出願12月1日(火)〜12月11日(金)12:00、試験12月19日(土)、発表12月23日(水)
西武文理大学 看護学科 総合型選抜4期(対話型)【併願】 出願12月1日(火)〜12月11日(金)12:00、試験12月19日(土)、発表12月23日(水)
西武文理大学 看護学科 総合型選抜5期(対話型)【専願】 出願1月4日(月)〜1月15日(金)12:00、試験1月23日(土)、発表1月27日(水)
東京有明医療大学 看護学科 総合型選抜 第3回【併願可】 出願2月3日〜2月15日(当日消印有効)、試験2月21日(日)、発表2月25日(木)
東京有明医療大学 看護学科 総合型選抜 第4回【併願可】 出願3月10日〜3月19日(必着)、試験3月23日(火)、発表3月24日(水)

11月の公募推薦でも、東京医療保健大学(11月10日まで)、杏林大学(11月10日17:00まで)、東京家政大学(11月10日必着)、東京有明医療大学(11月9日消印有効)はまだ締切前です。ただし推薦書・調査書は高校に作ってもらう書類なので、今から新しく準備を始めて間に合わせるのは難しいと考えてください。

12月以降の方式を探している人は、看護以外も含めて12月以降に出願できる総合型・推薦にまとめています。

3. 大学別の方式・評定・日程

下の表は2027年度の募集要項と公式サイトで確認できた内容です。

大学(所在地・学科) 2027年度の主な年内入試
埼玉県立大学(越谷市)保健医療福祉学部 看護学科 学校推薦型選抜:評定3.5以上、埼玉県内の高校在学か県内在住が条件、募集65名。出願書類の郵送は11月2日〜11月6日17時必着(今年度は締切済み)、試験11月22日(日)、発表12月10日(木)。小論文70点+面接・調査書等30点。共通テストは課さない
目白大学(さいたま岩槻キャンパス)看護学部 看護学科 公募推薦 前期・後期:評定3.2以上、他大学と併願不可。前期は試験11月15日(日)(今年度は締切済み)、後期は上の表のとおり。小論文60分(100点)+個別面接10分程度
西武文理大学(狭山市)看護学部 看護学科 公募制推薦:評定3.2以上。1期【併願】は試験11月14日(土)、2期【専願】は12月19日(土)。面接・口頭試問15分(100点)と書類審査。総合型選抜は1期〜5期で、対話型は面接・口頭試問20分と書類審査
東京家政大学 健康科学部 看護学科(女子) 公募推薦入試:本学が第1志望、2027年3月卒業見込み、学校長の推薦。出願11月2日〜11月10日必着、試験11月15日(日)板橋キャンパス、発表12月1日(火)。書類審査50点・小論文60分50点・個人面接10分程度100点
杏林大学(井の頭キャンパス)保健学部 看護学科 学校推薦型選抜(公募制):学校長の推薦・専願。出願11月2日〜11月10日17:00、試験11月22日(日)、発表12月1日(火)。マークシートの適性検査90分(英語・国語・数学・物理・化学・生物の100問から50問を選ぶ)+面接
東京医療保健大学 4学部の看護学科(五反田・東が丘・立川・船橋) 学校推薦型選抜(公募制):専願・評定3.5以上。出願11月1日〜11月10日、試験11月15日(日)、発表12月1日(火)。小論文800字60分+面接10分程度+調査書
東京有明医療大学(江東区)看護学部 看護学科 公募制推薦(現役専願):募集15名程度、出願11月2日〜11月9日(消印有効)、試験11月15日(日)、発表12月1日(火)。基礎学力試験(記述式60分)+個別面接15分程度。総合型選抜は第1回〜第4回

埼玉県立大学の推薦については埼玉県立大学 保健医療福祉学部 学校推薦型選抜、目白大学は目白大学 保健医療学部・看護学部の総合型・公募推薦で詳しく書いています。評定の条件が書かれていない大学(東京家政・杏林・東京有明の公募推薦)も、募集要項の出願資格を必ず自分で確認してください。

4. 試験の中身は3つの型に分かれる

7大学の試験は大きく3つの型に分かれます。

型A:小論文+面接

埼玉県立大学、目白大学、東京家政大学、東京医療保健大学がこの型です。東京医療保健大学の公募推薦は800字・60分、目白大学と東京家政大学は60分の小論文です。埼玉県立大学は小論文が70点で、配点の大部分を占めます。

テーマ別の準備は小論文の頻出テーマを学部系統別にで整理しています。

型B:基礎学力・適性検査+面接

杏林大学の公募推薦はマークシートの適性検査(90分)、東京有明医療大学の公募推薦は記述式の基礎学力試験(60分)を課します。小論文ではなく、高校の教科の基礎がそのまま問われる形です。

型C:面接・口頭試問+書類

西武文理大学の公募制推薦と総合型選抜(対話型)は、筆記試験がなく、面接・口頭試問と書類審査で判定します。口頭試問では看護への興味・関心を尋ねると要項に書かれています。

5. 方式を選ぶときの考え方

  • 評定で絞る:3.5以上なら埼玉県立・東京医療保健も候補。3.2以上なら目白・西武文理の公募推薦が受けられます。
  • 専願か併願かで絞る:第1志望が決まっていないなら、西武文理の公募1期・総合型4期、東京有明の総合型第3回・第4回のような併願できる方式を確認します。
  • 試験の型で絞る:文章を書くのが得意なら型A、教科の基礎に自信があるなら型B、話すことで伝えたいなら型C。

6. そのまま使える:看護の志望理由書の構成例(800字の場合)

  1. きっかけ(150字):家族の入院、地域の医療、ボランティアなど、看護師を目指すようになった具体的な場面。
  2. 考えたこと(200字):その場面で看護師が何をしていたか、自分は何に気づいたか。
  3. 大学で学びたいこと(250字):その大学のカリキュラムや実習、病院との連携など、公式サイトで確かめた特色と結びつける。
  4. 将来像(150字):どんな場で、どんな看護師(保健師・養護教諭なども含む)として働きたいか。
  5. 締め(50字):入学後の決意を1文で。

7. 出願前のチェックリスト

  • □ 自分の評定平均値を計算し、志望校の基準(3.2以上・3.5以上など)を確認した
  • □ 専願か併願かを確認し、家族と話し合った
  • □ 推薦書・調査書を高校に依頼した(公募推薦は学校長の推薦が必要)
  • □ 郵送の締切が「必着」か「消印有効」かを確認した
  • □ 試験の型(小論文・基礎学力・面接)に合わせて練習を始めた
  • □ 不合格だった場合に受ける次の方式(12月・1月・2月)を決めた

8. 高1・高2からの準備スケジュール

  • 高1〜高2の定期テスト:西武文理大学の公募制推薦のように、評定を最終学年の1学期(前期)までの成績で見る大学があります。高1・高2の成績がそのまま基準の判定に入ります。
  • 高2の冬〜高3の春:小論文の練習を始める。生物基礎や英語など、基礎学力型の試験に備えた復習も進める。
  • 高3の夏:9月出願の総合型選抜を受けるか決め、志望理由書を仕上げる。
  • 高3の11月〜12月:公募推薦の本番。不合格でも12月・1月の方式に切り替えられるよう、書類は早めに用意しておく。

9. よくある質問

Q. 評定が3.2に届かない場合、看護の年内入試は受けられませんか?

この記事で調べた中では、西武文理大学の総合型選抜(対話型)の要項本文に評定平均の基準が書かれていませんでした。東京有明医療大学の総合型選抜も、要項に評定の基準が見当たりません。ただし出願資格は細かく決められているので、受ける前に必ず最新の募集要項で確認してください。考え方は評定が出願基準に足りないときの選択肢にまとめています。

Q. 埼玉県外に住んでいても埼玉県立大学の推薦を受けられますか?

2027年度の学校推薦型選抜は、埼玉県内の高校に在学しているか、2026年4月1日以前から本人または配偶者・一親等の直系尊属が埼玉県内に住所を持つことが出願資格です。卒業後に埼玉県内で看護に関連する職業に就く強い意志があることも条件になっています。

Q. 看護の面接ではどんなことを聞かれますか?

看護師を目指す理由、その大学を選んだ理由、志望理由書の内容の深掘りが中心です。埼玉県立大学は入学者受入れ方針に基づく質問をすると要項に書かれており、西武文理大学は口頭試問で看護への興味・関心を尋ねます。1つの質問に30秒〜1分で答える練習をしておきましょう。

あわせて読みたい

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

EMiL個別は、総合型選抜・学校推薦型選抜を専門にした1対1の個別指導塾です。EIMEI予備校の鶴瀬・ふじみ野・川越の校舎とオンラインで受講できます。志望理由書に書くことを見つけるところから、小論文・面接の練習、評定や英検の対策まで、一人ひとりの志望校に合わせて一緒に準備します。

EMiL個別の詳しい内容はこちら/ご相談は各校舎の公式LINEから

📩 二神大輝 の更新をメールで受け取る
新しい記事が公開されたらお知らせします(いつでも解除OK) ・ 読者 2人
この記事が役に立ったら、いいね!

この記事を書いた人

二神大輝