東京国際大学の総合型選抜(AO入試)・学校推薦型選抜|2027年度の日程と方式の選び方

この記事は、東京国際大学(TIU)を、総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜で受けようと考えている高校生と保護者の方に向けて書いています。要項では修学キャンパスとして川越と池袋が示されていて、東武東上線沿線に住む人には通いやすい大学のひとつです。

東京国際大学の年内入試は方式の数が多く、時期も9月から3月まで分かれています。2027年度入試(2026年度に実施)の日程と方式を大学の公式サイトで確認し、どれを選べばよいか、高1・高2がいまから何をしておくとよいかを順番に説明します。

東京国際大学の年内入試の全体像

東京国際大学には、商学部、経済学部、国際関係学部、人間社会学部、言語コミュニケーション学部、医療健康学部があります。なお、要項によると人間社会学部の福祉心理学科は2027年4月から「心理カウンセリング学科」に名称が変わります。

年内に受けられる主な方式は、次の2系統です。

  • 総合型選抜(AO入試):総合評価型、資格評価型、基礎学力型と、コース別の入試(グローバルコース、グローバルデータサイエンスコース、データサイエンスコース)
  • 学校推薦型選抜:公募制推薦、指定校制推薦、スポーツ推薦、吹奏楽団推薦

このうち、自分で出願を決められる公募の入試は、AO入試の各方式と公募制推薦です。指定校制推薦は、大学が指定した高校の生徒だけが対象なので、まず自分の高校に枠があるかを担任の先生に確認してください。指定校・公募・総合型の違いは指定校・公募推薦・総合型の違いで整理しています。

総合型選抜(AO入試)の3つの型

総合評価型

出願資格は、大学入学資格がある(見込みを含む)ことと、大学や学部への関心があることです。専願でも併願でも、現役でも既卒でも出願できます。

選考は書類(調査書・志望理由書。言語コミュニケーション学部は英文の自己紹介文も)と個人面接です。大学のページで示されている配点は書類50点、面接50点で、医療健康学部だけは小論文100点が加わります。面接は面接官2人で30分程度、口頭試問を含むとされています。

資格評価型

学部ごとに決められた資格やスコアの基準を満たしている人が出願できる型です。基準は大学が公開しているPDFで確認できます。選考と配点の考え方は総合評価型と同じで、書類50点と面接50点(医療健康学部は小論文100点を追加)です。英検などの資格をすでに持っている人は、まずこの型の基準を見てみてください。

基礎学力型

全学部で実施され、併願で出願できる型です。同じ学部の中で2学科まで組み合わせて出願できます。試験は2科目、各60分のマーク式で、選ぶ科目は学部によって違います。

学部 試験科目
商学部・経済学部・人間社会学部 英語・国語・数学から2科目
国際関係学部・言語コミュニケーション学部 英語と国語
医療健康学部 数学と、英語または国語から1科目

配点は書類50点(調査書・志望理由書)、基礎学力テスト100点です。医療健康学部は、試験当日に3〜5人の集団面接もあります。基礎学力型は10月と12月だけの実施です。テスト型の入試の準備の仕方は基礎学力テスト型の公募推薦の勉強法も参考にしてください。

コース別の入試

このほか、グローバルコースやデータサイエンス系のコースを目指す人向けの入試があります。

  • グローバルコース入試(商・経済・国際関係・人間社会):英語のスコアが基準以上であることが条件。たとえば英検なら2級以上。書類50点と面接50点
  • グローバルデータサイエンスコース入試(商):数学I・数学Aの評定平均3.5以上、または実用数学技能検定準2級以上に加えて英語の基準。合格者は全員が特待生になる仕組み
  • データサイエンスコース入試(商):数学の条件は同じで、英語の条件はなし

どれも併願で出願できます。英語や数学の資格が条件になるので、高2までに資格を取っておくと選べる方式が増える入試です。英検の取得時期の考え方は英検はいつまでに、どの水準でで書いています。

AO入試の日程(2027年度)

AO入試は5つの時期に分かれています。会場はいずれも池袋です。学部によって「対象者A」「対象者B」に分かれていて、試験日が違います。

時期 出願・試験・合格発表
9月 出願9月1日〜11日/試験9月26日(A)・27日(B)/発表11月2日
10月 出願9月30日〜10月7日/試験10月17日(Aと基礎学力型)・18日(B)/発表11月2日
11月 出願11月2日〜6日/試験11月15日(A)・22日(B)/発表12月1日
12月 出願11月30日〜12月4日/試験12月12日(全学部)/発表12月18日
3月 出願2027年2月15日〜22日/試験3月3日(全学部)/発表3月10日

対象者Aは商学部のデータサイエンス・グローバルデータサイエンスコース、経済学部、国際関係学部国際関係学科、言語コミュニケーション学部。対象者Bは商学部、国際関係学部国際メディア学科、人間社会学部、医療健康学部です。12月と3月は全学部が同じ日に試験を受けます。

入学手続は、一括または1次・2次に分けて行う形で、2次の締切は3月5日に設定されている時期が多くなっています(3月の時期は一括のみ)。3月の時期は併願では出願できません。詳しい締切は時期と方式ごとに違うので、要項で確認してください。

学校推薦型選抜(公募制推薦):評定3.2以上・併願可

公募制推薦の出願資格は、大学のページに次のように示されています。

  • 高校を2027年3月に卒業見込みの人、または2026年3月に卒業した人(既卒は卒業後1年まで)
  • 調査書の全体の評定平均値が3.2以上
  • 言語コミュニケーション学部は、これに加えて外国語(英語)の評定平均値が3.8以上
  • 高校の校長先生の推薦が必要

公募制推薦は併願で出願できます。選考は書類審査60点(調査書・推薦書・志望理由書)と、個人面接・口頭試問40点です。面接は面接官2人による個人面接で、時間は30分程度とされています。大学のページに示されている選考内容は、この書類審査と面接・口頭試問の二つです。

時期 出願・試験・合格発表
Ⅰ期 出願11月2日〜6日(消印有効)/試験11月15日(A)・22日(B)/発表12月1日
Ⅱ期 出願11月30日〜12月4日/試験12月12日(全学部)/発表12月18日

指定校制推薦、スポーツ推薦、吹奏楽団推薦は専願・現役が対象です。スポーツ推薦と吹奏楽団推薦は全体の評定平均3.0以上などの条件があり、医療健康学部は対象外です。評定の基準と校内選考の関係は学校推薦型選抜の仕組みと校内選考で詳しく書いています。

今年受ける高3の人へ(11月2日時点)

今日はAO入試9月・10月の合格発表日で、同時にAO入試11月と公募制推薦Ⅰ期の出願が今日から11月6日までです。期間は5日間しかありません。公募制推薦は校長先生の推薦書が必要なので、まだ学校に相談していない人はすぐに担任の先生に話してください。

11月の出願に間に合わない場合も、12月(出願11月30日〜12月4日)があります。AOの基礎学力型は12月が今年度最後です。面接まで2〜3週間しかない人は、志望理由書の内容を面接で説明できるように、自分の言葉で何度も声に出して練習しておきましょう。公募制推薦の面接は配点の4割を占めるので、志望理由書と面接の答えがずれないようにすることが大切です。

高1・高2がいまから準備すること

高1の冬〜高2:評定と資格

東京国際大学の年内入試は、方式によって求められるものがはっきり分かれています。

  • 公募制推薦を使いたい:全体の評定平均3.2以上(言語コミュニケーション学部は英語3.8以上も)
  • 資格評価型やグローバルコースを使いたい:英検2級などの英語のスコア
  • データサイエンス系のコースを使いたい:数学I・Aの評定3.5以上か数検準2級

評定は高1の成績から入ります。英語や数学の資格は高2のうちに取っておくと、高3の秋に方式を選ぶときの余裕が違います。

高2の春〜冬:志望理由の材料を作る

どの方式でも志望理由書と面接は共通して重視されます。国際関係や英語に関心がある人は、異文化に触れた経験や、海外のニュースを読んで考えたことを言葉にできるようにしておきましょう。経済や商学、心理、医療系を考えている人も、「なぜその学部なのか」を説明できる具体的なきっかけを探しておきましょう。

オープンキャンパスに参加し、授業の内容や在学生の話をメモしておくと、志望理由書を書くときに大学の具体的な特徴を入れられます。書き方は志望理由書の書き方を参考にしてください。

面接・口頭試問で聞かれることを想定しておく

総合評価型や公募制推薦の面接は、面接官2人で30分程度と、高校生にとっては長めの時間です。志望理由を一度話して終わりではなく、「その経験から何を学んだか」「入学後にどの授業を取りたいか」「卒業後にどうしたいか」と、何段階も深く聞かれると考えておきましょう。

口頭試問が含まれるとされているので、志望する学部の分野について、基本的な用語や最近のニュースを自分の言葉で説明できるようにしておくことも必要です。たとえば経済学部なら物価や賃金の動き、国際関係学部なら関心のある国や地域の状況など、志望理由書に書いたテーマの周辺を調べておくと答えやすくなります。

高3の夏:9月出願を目標にする

AO入試の最初の出願は9月1日からです。9月の時期を受けるなら、志望理由書は8月中に仕上げる必要があります。9月と10月の時期は合格発表が11月2日なので、結果を見てから11月や12月の時期に出し直すことも日程上は考えられます。

どの方式を選ぶか

  • 東京国際大学が第一志望で、早く進路を決めたい:AO入試の9月・10月(総合評価型)。指定校枠があれば指定校制推薦も
  • 他大学と比べてから決めたい:併願できる総合評価型、公募制推薦、基礎学力型
  • 評定が3.2に届かない:出願資格に評定平均の基準が示されていないAO入試の総合評価型など(方式ごとの条件は要項で確認)
  • 面接より筆記のほうが得意:基礎学力型(10月か12月)
  • 英検2級以上を持っている:資格評価型やグローバルコース入試の基準を確認

方式によって同時に受けられないものもあります。「同じ列の入試区分は同時受験できません」と要項にあるので、複数の方式を組み合わせる場合は、要項の一覧表で確認してから計画を立ててください。修学キャンパスも学部・コースによって違うので、要項の募集人員表で確かめておきましょう。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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二神大輝