高校生が取材・インタビューをする手順|アポの取り方から志望理由書への生かし方まで

この記事は、総合型選抜の準備として、興味のある分野の人に話を聞きに行ってみたい高校生に向けて書いています。取材は、志望理由書に「自分で動いて確かめた経験」を書くための、高校生にもできるいちばん身近な方法です。アポイントの取り方から、志望理由書への生かし方までの手順をまとめました。

なぜ取材が志望理由書の材料になるのか

本やネットで調べたことは、誰でも書けます。でも、現場の人から直接聞いた話と、それを聞いて自分が何を考えたかは、あなたにしか書けません。大学が志望理由書で知りたいのは、知識の量よりも、自分の興味から行動し、そこで何を考えたかです。

取材の手順

1. 聞きたいことを決める

まず「何を知りたいのか」を一文で書きます。たとえば「地元の商店街に、観光客が立ち寄らない理由を知りたい」。テーマがはっきりしているほど、相手も答えやすくなります。

2. 取材先を探す

いきなり有名な企業を狙う必要はありません。市役所の担当課、地域のお店、学校の卒業生、家族の知り合いなど、身近なところから探しましょう。最近は、オンラインで話を聞かせてもらえることもあります。

3. 依頼の連絡をする

メールや問い合わせフォームで、次のことを短く伝えます。

  • 自分が誰か(高校名・学年・名前)
  • 何のために、何を聞きたいか
  • どのくらいの時間がほしいか(30分程度など)
  • 対面かオンラインか、こちらで合わせられる日時の候補

返事が来ないこと、断られることもあります。それは普通のことなので、気にせず次の候補にあたりましょう。

4. 質問リストをつくる

質問は10個ほど用意し、特に聞きたい3つに印をつけておきます。「はい・いいえ」で終わる質問より、「どうして」「どんなとき」と理由や場面を聞く質問のほうが、話が広がります。

5. 当日は、聞いて、メモをとる

録音する場合は、必ず先に許可をとりましょう。予定の時間を守り、最後にお礼を伝えます。後日あらためてお礼のメールを送ると丁寧です。

6. その日のうちに振り返る

取材で一番大事なのはここです。次の3つを書き出しておきます。

  1. 一番印象に残った言葉は何か
  2. 取材の前と後で、考えがどう変わったか
  3. 次に知りたくなったことは何か

この3つが、そのまま志望理由書の材料になります。「次に知りたくなったこと」は、大学で何を学びたいかにつながっていきます。

EMiL個別の生徒の取材の例

EMiL個別では、生徒が自分でアポイントを取り、質問を考え、話を聞きに行きます。観光協会への取材、市役所の担当課へのヒアリング、ホテルへの取材の申し込み、当事者の方へのオンラインインタビューなどに取り組んできました。オンラインで当事者の方に話を聞いたときの様子はzoomでLGBTQ+の取材で紹介しています。

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二神大輝