中央大学の理工学部は、2026年4月に基幹理工学部・社会理工学部・先進理工学部の3学部(10学科)に再編されました。2027年度の一般選抜は、3学部とも同じ問題で行われます。
試験日は一般方式・英語外部試験利用方式が2月15日(月)、共通テスト併用方式が2月8日(月)です。一般方式の募集人員は3学部合わせて543名で、方式の中で最も大きな枠です。
2026年度入試では、3学部の一般方式に10,687人が志願し、1,860人が合格しました。ここでは学科ごとの募集人員、方式ごとの科目・配点、2026年度の結果を整理し、併願の組み方を考えます。
1. 基本情報(2027年度 中央大学 理工系3学部 一般選抜)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学部・学科 | 基幹理工学部(数学科・物理学科・応用化学科・生命科学科) 社会理工学部(都市環境学科・ビジネスデータサイエンス学科・人間総合理工学科) 先進理工学部(精密機械工学科・電気電子情報通信工学科・情報工学科) |
| 受けられる方式 | 学部別選抜(一般方式/英語外部試験利用方式/大学入学共通テスト併用方式) 大学入学共通テスト利用選抜[単独方式]前期選考 |
| 受けられない方式 | 5学部共通選抜、共通テスト利用の後期選考 |
| 試験日 | 一般方式・英語外部試験利用方式 2月15日(月) 共通テスト併用方式 2月8日(月) |
| 出願 | Web出願登録は1月6日(水)から 学部別選抜の出願締切 1月25日(月) 共通テスト利用(単独方式)の出願締切 1月15日(金) |
| 合格発表 | 一般方式・英語外部試験利用方式 2月26日(金) 共通テスト併用方式 2月19日(金) 共通テスト利用(単独方式)2月13日(土) |
| 入学手続期間の締切 | 一般方式・英語外部試験利用方式 3月5日(金) 共通テスト併用方式 3月1日(月) 共通テスト利用(単独方式)2月19日(金) |
| 入学検定料 | 学部別選抜 35,000円/共通テスト利用(単独方式)15,000円(減額のしくみは7で説明) |
2. 学科ごとの募集人員
数字は「一般方式/英語外部試験利用方式/共通テスト併用方式/共通テスト利用(単独・前期)」の順です。
| 学科 | 募集人員 |
|---|---|
| 基幹理工 数学科 | 33/2/13/募集なし |
| 基幹理工 物理学科 | 33/2/10/5 |
| 基幹理工 応用化学科 | 78/2/25/10 |
| 基幹理工 生命科学科 | 42/2/10/5 |
| 社会理工 都市環境学科 | 45/2/9/9 |
| 社会理工 ビジネスデータサイエンス学科 | 65/2/13/13 |
| 社会理工 人間総合理工学科 | 32/5/12/8 |
| 先進理工 精密機械工学科 | 80/2/20/8 |
| 先進理工 電気電子情報通信工学科 | 65/2/20/10 |
| 先進理工 情報工学科 | 70/2/11/5 |
学部ごとの合計は、基幹理工186/8/58/20、社会理工142/9/34/30、先進理工215/6/51/23で、2026年度と同じです。どの学科も一般方式が中心で、英語外部試験利用方式は各学科2〜5名と小さな枠です。
3. 一般方式(2月15日)の科目と配点
| 科目 | 配点・時間 |
|---|---|
| 外国語(英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ) | 100点・80分 |
| 理科(物理・化学・生物から1科目。基幹理工の物理学科は物理・化学から1科目) | 100点・90分 |
| 数学(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B〈数列〉・C〈ベクトル、平面上の曲線と複素数平面〉) | 100点・100分 |
| 合計 | 300点(数学科は数学を200点に換算して400点、ビジネスデータサイエンス学科は数学を150点に換算して350点) |
- 理科の科目は出願時に登録します。試験当日に変えることはできません。
- 出願できるのは10学科から1学科だけです。ただし先進理工学部に限り、同じ学部内で2学科まで出願できます。
- 得点は必要に応じて偏差点が使われる場合があります。
3教科が同じ100点なので、英語・数学・理科のどれかが大きく崩れると取り返しにくい配点です。数学科とビジネスデータサイエンス学科は数学の比重が上がります。理工系の学部の選び方は理工・情報・建築系の比較も参考にしてください。
4. 英語外部試験利用方式(2月15日)
英語の試験は受けず、理科100点・数学100点の200点満点で判定します(数学科300点、ビジネスデータサイエンス学科250点)。理科・数学は一般方式と同じ問題です。
英語のスコアは得点にはならず、出願資格として使います。出願期間初日からさかのぼって2年以内に受けたもので、4技能すべてが基準を満たす必要があります。
| 試験 | 基準(リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング) |
|---|---|
| 英検(S-CBTなどを含む) | 575・575・495・495以上(受験級は準1級・1級に限る。合否は問わない) |
| GTEC(CBT含む) | 280・290・220・260以上 |
| IELTS(アカデミック) | 5.5・5.5・4.0・4.0以上 |
| TEAP(4技能) | 71・82・54・60以上 |
このほかケンブリッジ英語検定、TOEFL iBTも使えます。基準は大学の募集要項で確認してください。英検は準1級以上の受験が必要なので、2級しか受けていない人は使えません。
5. 共通テスト併用方式(2月8日)
- 共通テストの英語 150点(リーディング100点・リスニング100点をそれぞれ75点に換算)
- 個別試験の理科 150点・100分
- 個別試験の数学 150点・100分(範囲は一般方式と同じ)
- 合計450点(数学科は数学300点で600点、ビジネスデータサイエンス学科は数学225点で525点)
理科は大問を選んで解く形式です。基幹理工の数学科・物理学科と社会理工の都市環境学科は物理・化学の計6題から3題、それ以外の学科は物理・化学・生物の計9題から3題を選びます。4題以上解答すると理科すべてが無効になります。
出願は10学科から2学科までできます。ビジネスデータサイエンス学科の数学の配点は、2027年度から150点が225点に変わりました。
6. 共通テスト利用(単独方式・前期選考)
大学での試験はなく、共通テストの成績だけで判定します。基幹理工の数学科は募集がありません。どの学科も英語200点(リーディング・リスニング各100点)、国語100点(近代以降の文章のみ)、数学200点(「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅱ,数学B,数学C」)を使います。
- 物理学科:理科は物理(200点に換算)。合計700点
- 応用化学科・生命科学科・情報工学科:理科2科目(物理・化学・生物・地学から)200点。合計700点
- 精密機械工学科:物理必須+化学・生物・地学から1科目で200点。合計700点
- 電気電子情報通信工学科:物理・化学から1科目(200点に換算)。合計700点
- 社会理工の3学科:理科1科目100点。合計600点
出願締切は1月15日(金)で、共通テストより前です。考え方は共通テスト利用入試の使い方にまとめています。
7. 2026年度入試の結果
一般方式(志願者・受験者・合格者・倍率・合格最低点)
| 学科 | 2026年度の結果 |
|---|---|
| 数学科 | 653人・569人・144人・4.0倍・242点(400点満点) |
| 物理学科 | 925人・766人・142人・5.4倍・198点(300点満点) |
| 応用化学科 | 1,354人・1,127人・225人・5.0倍・189点 |
| 生命科学科 | 620人・515人・138人・3.7倍・176点 |
| 都市環境学科 | 913人・764人・134人・5.7倍・190点 |
| ビジネスデータサイエンス学科 | 833人・711人・206人・3.5倍・202点(350点満点) |
| 人間総合理工学科 | 349人・293人・52人・5.6倍・186点 |
| 精密機械工学科 | 1,646人・1,369人・268人・5.1倍・191点 |
| 電気電子情報通信工学科 | 1,485人・1,227人・262人・4.7倍・189点 |
| 情報工学科 | 1,909人・1,574人・289人・5.4倍・196点 |
倍率は受験者数÷合格者数です。満点の記載がない学科は300点満点です。学部計の倍率は基幹理工4.6倍、社会理工4.5倍、先進理工5.1倍でした。300点満点の学科の合格最低点は176〜198点で、得点率でおよそ59〜66%です。
ほかの方式(学部計の志願者・合格者・倍率)
| 方式 | 基幹理工/社会理工/先進理工 |
|---|---|
| 英語外部試験利用方式 | 144人・36人・3.2倍/106人・28人・2.7倍/136人・32人・3.2倍 |
| 共通テスト併用方式 | 1,528人・314人・4.4倍/903人・132人・6.3倍/1,386人・190人・6.7倍 |
| 共通テスト利用(単独・前期) | 1,326人・250人・5.3倍/865人・147人・5.9倍/1,448人・218人・6.6倍 |
英語外部試験利用方式と併用方式の倍率は受験者数÷合格者数、単独方式は志願者数÷合格者数です。ほかの学部の数字は中央大学 一般選抜2027年度ハブで比べられます。
8. 併願の組み方と検定料
- 中心は2月15日の一般方式。枠が最も大きく、3教科で勝負できます。
- 2月8日の併用方式で「もう1回」。共通テストの英語を使い、理科・数学は150点ずつです。2学科まで出せます。
- 英検準1級レベルのスコアがあれば英語外部試験利用方式も同じ2月15日に出せます。
- 共通テスト利用は1月15日締切。共通テストの前に出願を決めます。
検定料は学部別選抜が1出願35,000円です。同じ日に行う一般方式・英語外部試験利用方式を理工系3学部の中で複数出願すると、2出願目以降は15,000円になります(要項の例では3出願で計65,000円)。併用方式で2学科に出すと、2学科目は15,000円です(計50,000円)。日程の違う一般方式と併用方式の組み合わせでは減額されません。
9. 本番までの準備スケジュール
- 11月:一般方式の過去問を1年分、本番の時間(英語80分・理科90分・数学100分)で解く。理科の受験科目を決める。
- 12月:併用方式の理科(大問選択)を解き、どの大問を選ぶか基準を作る。英語外部試験のスコアの有無を確認する。
- 1月6日〜:Web出願開始。単独方式は1月15日、学部別選抜は1月25日が締切。
- 2月8日:併用方式。2月15日:一般方式・英語外部試験利用方式。
英語の出題の特徴は中央大学の英語で扱っています。
10. よくある質問
Q. 以前の「理工学部」の過去問は使えますか?
A. 2027年度の3学部の学部別選抜は試験問題が共通で、科目は英語・理科・数学の3つです。旧理工学部の過去問も練習に使えますが、出題範囲や配点は2027年度の要項と照らし合わせてから使ってください。
Q. 一般方式で2つの学科に出願できますか?
A. 原則は10学科から1学科です。先進理工学部の学科どうしに限り2学科まで出願できます。
Q. 一般方式と英語外部試験利用方式は両方出せますか?
A. 同じ2月15日の試験ですが、検定料の減額の例に両方を組み合わせた出願が示されています。具体的な組み合わせは要項の併願の注意で確認してください。
参考にした公式情報
- 2027年度 中央大学入学試験要項〈一般選抜〉(中央大学)
- 入学試験概要(中央大学)
- 入学試験における主な変更点(中央大学)
- 2026年度 入試データ(中央大学)
- 2026年4月、理工学部を再編し理工系3学部を新設(中央大学)
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
あわせて読みたい
- 中央大学 一般選抜2027年度|方式・日程・配点まとめ
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