獨協大学の年内入試2027完全ガイド|自己推薦・Q入試の日程と倍率

獨協大学の2027年度の年内入試で、一般の高校生が自分で出願できるのはQ(課題探究)入試・自己推薦入試・課外活動推薦入試の3つです。自己推薦入試は全学部全学科で行われ、試験は11月22日(日)、合格発表は12月3日(木)です。

2027年度の出願は3つとも締め切られています(最後まで受け付けていた課外活動推薦入試も11月6日で終了)。Q入試はすでに最終合格発表まで終わり、これから11月22日の試験と12月3日の発表が残っています。

前年度(2026年度入試)の自己推薦入試は、全学科の合計で志願者484名・受験者421名・合格者244名でした。学科とグループで倍率がかなり違い、経営学科Aグループは受験者27名に対し合格者6名でした。公式サイトで確認した日程・条件・結果を、来年以降に受ける高1・高2生向けにまとめます。

1. 基本情報(2027年度・2027年4月入学)

項目 内容
主な方式 Q(課題探究)入試(総合型)、自己推薦入試(総合型)、課外活動推薦入試(学校推薦型)
2027年度の出願状況 3つとも出願は締め切られています(来年度以降の受験生向けの目安として読んでください)
出願の時期 9月下旬〜11月上旬(方式によって違う)
試験の時期 10月24日(土)〜11月22日(日)
試験会場 すべて獨協大学(埼玉県草加市)
出願できる学科の数 自己推薦入試は1学科のみ
評定の条件 学科・グループによってある(英語学科3.5以上、法学部3.9以上など)。Q入試には評定の基準なし
検定料・出願書類の詳細 各方式の『受験の手引き』と入学試験要項で確認してください

このほかに卒業生子女・弟妹入試、グローバル入試、社会人入試、指定校推薦入試、全商協会特別推薦入試がありますが、この記事では一般の高校生が自分で出願できる3つの方式を扱います。

2. 方式別の日程一覧(2027年度入試)

日付はすべて2026年です。

方式 出願期間/試験日/合格発表
Q(課題探究)入試
ドイツ語学科・フランス語学科
出願9月24日(木)〜10月2日(金)/1次(書類)発表10月13日(火)/2次試験10月24日(土)/最終発表10月30日(金)9時/入学手続10月30日〜11月9日(月)
自己推薦入試
全学部全学科
出願10月1日(木)〜10月14日(水)/試験11月22日(日)/発表12月3日(木)9時/入学手続12月3日〜12月14日(月)
課外活動推薦入試
英語・交流文化・経済・経営・国際環境経済学科
Web登録10月1日(木)〜11月6日(金)、郵送11月1日(日)〜11月6日(金)消印有効/試験11月22日(日)/発表12月3日(木)9時/入学手続12月3日〜12月14日(月)

流れは2つに分かれます。Q入試は9月に出願して10月中に決まる早い方式、自己推薦と課外活動推薦は10〜11月に出願して12月3日に発表されます。自己推薦と課外活動推薦は試験日が同じ11月22日です。

3. 入試結果(2026年度入試)

大学の「入試データ(過去3年分)」にある2026年度の総合型・学校推薦型選抜の数字です。倍率は大学の表に載っている値で、数字を見ると受験者数÷合格者数で出されています。

自己推薦入試

学科・グループ 志願者/受験者/合格者(倍率)
ドイツ語学科 A/B/C A 10/10/7(1.4)、B 19/18/10(1.8)、C 7/6/4(1.5)
英語学科 A/B A 22/20/15(1.3)、B 49/38/25(1.5)
フランス語学科 A/B/C A 1/1/1(1.0)、B 11/8/7(1.1)、C 3/3/2(1.5)
交流文化学科 A/B A 19/16/13(1.2)、B 19/16/15(1.1)
国際教養学部 言語文化学科 A/B A 87/82/46(1.8)、B 58/42/18(2.3)
経済学科 A 12/12/5(2.4)
経営学科 A 29/27/6(4.5)
国際環境経済学科 A 17/15/3(5.0)
法律学科 90/81/47(1.7)
国際関係法学科 19/18/13(1.4)
総合政策学科 5/3/3(1.0)
自己推薦入試 合計 484/421/244(1.7)

経済学部のBグループ(簿記・情報処理・全商・数検・科学コンテストの資格で出願する枠)は、2026年度は経済学科で志願者1名、経営学科で6名でした。国際環境経済学科のBグループは志願者0名です。

Q(課題探究)入試・課外活動推薦入試

方式・学科 志願者/受験者/合格者(倍率)
Q入試 ドイツ語学科 19/19/12(1.6)
Q入試 フランス語学科 23/23/15(1.5)
課外活動推薦 英語学科 12/12/10(1.2)
課外活動推薦 交流文化学科 6/6/6(1.0)
課外活動推薦 経済学科・経営学科・国際環境経済学科 経済7/6/1、経営5/5/1、国際環境経済6/5/1

数字から読み取れることは3つあります。1つめは、外国語学部の多くのグループは倍率1倍台で、条件を満たして準備した人の多くが合格していることです。2つめは、経済学部(経営学科A 4.5倍、国際環境経済学科A 5.0倍)は年内入試の中で狭き門になっていることです。3つめは、志願者がいちばん多いのは国際教養学部言語文化学科のAグループ(87名)で、英語学科と言語文化学科では専願のAグループのほうが、他大学と併願できるBグループより倍率が低かったことです。

倍率は1年ごとに大きく動きます。特に志願者が数名〜20名ほどの枠は、数人の増減で倍率が変わるので、「低いから受かりやすい」と決めつけないでください。

4. 方式ごとの違い(出願条件と試験内容)

Q(課題探究)入試

外国語学部のドイツ語学科とフランス語学科で行われます。2027年度の募集人員はドイツ語学科5名、フランス語学科Aグループ(既習者)若干名・Bグループ(未習者)5名です。獨協大学を第一志望とし、合格したら入学することが条件です。

  • 1次選考(書類):日本語で3,000字程度の課題を出願書類と一緒に提出します。ドイツ語学科はドイツ語圏の事柄を日本と比べて論じる課題、フランス語学科はフランス語圏に関する事柄を自分の経験をふまえて説明する課題です。参考文献のリストを付け、情報源は脚注で示します。
  • 2次選考:提出した課題のプレゼンテーションと質疑応答で、合わせて30分程度です。フランス語学科Aグループはフランス語での簡単なやりとりも含まれます。
  • 語学の条件:ドイツ語学科はドイツ語の資格(技能検定3級など)のいずれか1つが必要で、大学の「高校生のためのドイツ語入門講座」の修了も資格になります。フランス語学科Aグループは仏検4級程度以上の力が目安で、Bグループは語学の条件がありません。

評定の基準はなく、推薦状も要りません。同じ学科に限り、自己推薦入試と併願できます。

自己推薦入試

全学部全学科で行われ、出願できるのは1学科だけです。学科によってAグループ・Bグループ(ドイツ語・フランス語学科はCも)に分かれます。

  • Aグループは専願です。手引きには「獨協大学を入学第一志望校とし、入学試験に合格した場合には、入学する者」とあり、〈他大学との併願可〉と書かれたグループだけが例外です。
  • 他大学と併願できるのは、ドイツ語学科C、英語学科B、フランス語学科C、交流文化学科B、国際教養学部言語文化学科Bです。経済学部と法学部の自己推薦には併願可のグループがありません。
  • 試験の形:外国語学部・国際教養学部は小論文(100点・60分)と面接(60点)、経済学部は英語(100点・60分)と日本語の面接(60点)、法学部は英語・小論文(各100点・60分)と日本語の面接(60点)です。ドイツ語学科C・フランス語学科Cは、その言語の試験(100点・60分)と面接になります。

2027年度の募集人員は、英語学科50名、言語文化学科30名、交流文化学科20名、法律学科20名、経済学科・経営学科各15名、ドイツ語・フランス語・国際環境経済・国際関係法・総合政策学科各10名です。

学部ごとの詳しい出願基準と準備は、外国語学部の総合型選抜・推薦2027、国際教養学部 自己推薦入試2027、経済学部・法学部 自己推薦・課外活動推薦2027にまとめています。

課外活動推薦入試

高校在学中に部活動などと学業を両立してきた人のための学校推薦型選抜です。高校の校長と、所属クラブの指導教員(または指導者)の推薦が必要です。募集人員はどの学科も若干名です。

  • 英語学科・交流文化学科:評定3.5以上(交流文化学科は英語と国語がそれぞれ4.0以上でも可)と、出願資格の別表の基準。小論文(100点・60分)と日本語の面接(60点)。
  • 経済・経営・国際環境経済学科:評定3.5以上(国際環境経済学科は外国語も3.5以上)と、大会成績(個人競技は都道府県レベル以上でベスト8以上、団体競技は正選手としてベスト4以上)。英語(100点・60分)と日本語の面接(60点)。この3学科は他大学と併願できます。

入学後は、原則4年間、高校時代と同じ種目・活動内容の学友会団体で活動することが求められます。

5. どの方式を選ぶか

獨協大学の年内入試は、志望学科と「専願にできるかどうか」でほぼ決まります。次の順に考えると迷いません。

  1. 志望学科を1つに決める:自己推薦入試は1学科しか出願できません。外国語学部の中で迷っている場合も、ここで決めます。
  2. 専願にできるか考える:獨協大学が第一志望ならAグループ、他大学も受けたいなら併願可のグループがある学科かどうかを確かめます。専願と併願の見分け方は年内入試の併願ルールで説明しています。
  3. 条件を今の数字と比べる:評定(英語学科・交流文化学科Bは3.5以上、法学部は3.9以上か出願資格の別表Aの資格)と、英語などの資格の基準です。資格は原則として2024年4月1日以降に取ったものが有効です(例外は手引きで確認)。条件の読み方は募集要項「出願資格」の読み方が参考になります。
  4. ドイツ語・フランス語学科ならQ入試も検討する:評定の基準がなく、3,000字の課題と30分のプレゼンで評価されます。同じ学科の自己推薦入試とも併願できるので、2回の機会になります。
  5. 部活で大会成績がある人は課外活動推薦:経済学部3学科は他大学と併願でき、出願も11月上旬までと遅めです。

6. 高1・高2からの準備スケジュール

  • 高1〜高2の秋:評定を落とさない(評定は高校入学から出願日までの成績で見られます)。英語資格を一度受けておく。
  • 高2の冬〜春:志望学科とグループを決め、前年度の手引きで基準を確認する。ドイツ語・フランス語学科志望なら、課題研究のテーマ探しと語学の学習を始める。
  • 高3の4〜6月:資格の最終スコアを取る。新しい年度の『受験の手引き』が公開されたら(2027年度は5〜6月)、条件の変更を確認する。
  • 高3の7〜9月:Q入試の課題(3,000字)を書き上げる。自己推薦の出願書類と小論文の練習を進める。
  • 高3の10〜11月:出願、小論文・英語・面接の練習。結果が出るまで一般選抜の勉強も続ける。

出願前のチェックリスト

  • 『受験の手引き』と入学試験要項の両方を読んだ
  • 出願する学科とグループ(専願か併願可か)を決めた
  • 評定と資格の取得日が条件に合っている
  • 郵送の締切(消印有効か)を確認した
  • 小論文か英語か、自分の学科の試験科目を確認した

7. よくある質問

Q. 2027年度の獨協大学の年内入試で、今からでも出願できる方式はありますか?

ありません。課外活動推薦入試の出願が11月6日で締め切られ、2027年度の3つの方式の出願はすべて終わりました。自己推薦・課外活動推薦を受ける人は、11月22日の試験に向けて仕上げてください。

Q. 自己推薦入試は他の大学と併願できますか?

グループによります。Aグループと、経済学部・法学部の自己推薦は専願です。英語学科B・交流文化学科B・言語文化学科B・ドイツ語学科C・フランス語学科Cは他大学と併願できます。

Q. Q入試と自己推薦入試の両方を受けられますか?

同じ学科なら併願できます。ただし自己推薦入試の出願締切(10月14日)はQ入試の最終発表(10月30日)より前なので、Q入試の結果を見てから自己推薦に出願することはできません。両方を受けるなら、どちらも期間内に出願します。大学のページでは、併願を希望する場合は事前に入試課へ連絡するよう案内されています。

Q. 自己推薦の書類は何を書けばいいですか?

提出書類の様式は手引きで確認してください。どの学科でも、学科の学びと自分の関心がどうつながるかを具体的に書くことが基本です。面接では書類の内容を深く聞かれるので、書いたことを自分の言葉で説明できるようにしておきます。

Q. 獨協大学と國學院大學の年内入試はどう違いますか?

國學院大學の公募制自己推薦(AO型)は評定が出願要件に含まれず、他大学と併願でき、出願は9月下旬〜10月上旬です。獨協大学は専願のグループが多く、学科によって評定の条件があります。國學院大學の方式と結果は、下の「あわせて読みたい」にある國學院大學の年内入試ガイドにまとめています。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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この記事を書いた人

二神大輝