二松学舎大学の2027年度総合型選抜は、Ⅱ期の出願が2026年11月1日(日)〜11月12日(木)の締切日消印有効で受付中、試験は11月22日(日)です。文学部は専願の「テーマ型小論文」、国際政治経済学部は併願できる「基礎学力評価型」です。
続くⅢ期は11月16日(月)〜12月7日(月)に出願、12月13日(日)に試験で、両学部とも他大学と併願できます。なお、受験生サイトで案内されている学校推薦型選抜は指定校・提携校・附属高校の推薦で、誰でも出願できる公募制の推薦は案内されていません。
この記事では、大学の2027年度総合型選抜入学試験要項と受験生サイトで確認できた日程・出願資格・配点を、文学部と国際政治経済学部に分けて整理します。Ⅰ期と10月の方式は出願が締め切られているため、その部分は来年度以降の受験生向けの目安として読んでください。
1. 基本情報(2027年度・これから受けられる方式)
| 方式 | 出願・試験・発表・手続 |
|---|---|
| 文学部 Ⅱ期(テーマ型小論文)専願 | 出願11月1日(日)〜11月12日(木)/試験11月22日(日)/発表12月1日(火)/手続締切12月10日(木) |
| 国際政治経済学部 Ⅱ期(基礎学力評価型)併願可 | 文学部Ⅱ期と同じ日程 |
| 文学部 Ⅲ期(文章読解型小論文)併願可 | 出願11月16日(月)〜12月7日(月)/試験12月13日(日)/発表12月21日(月)/手続締切2027年1月8日(金) |
| 文学部 Ⅲ期(書道実技型)併願可 | 文学部Ⅲ期と同じ日程(国際日本・中国学科のみ) |
| 国際政治経済学部 Ⅲ期(課題解決型)併願可 | 文学部Ⅲ期と同じ日程 |
| 出願方法 | Web出願(出願登録は最終日16:30まで)。書類は簡易書留速達で郵送、締切日消印有効 |
| 試験会場 | 九段キャンパス(文学部は九段1号館、国際政治経済学部は九段3号館) |
| 入学検定料 | 入学試験要項で確認してください |
Ⅱ期は11月12日が消印の締切です。Web出願の登録、検定料の支払い、書類の郵送を締切日当日中に終える必要があるので、調査書は早めに高校へ依頼しておきましょう。
2. 2027年度の総合型選抜 日程一覧
| 学部・方式 | 出願期間/試験日 |
|---|---|
| 文学部 国際日本・中国学科総合型(書道実技型・学科主題別小論文)専願 | 9月9日〜9月24日/10月3日 ※今年度は終了 |
| 文学部 Ⅰ期(文章読解型小論文)専願 | 9月16日〜10月7日/10月18日 ※今年度は終了 |
| 国際政治経済学部 入試奨学生方式(読解力総合型) | 9月9日〜9月24日/10月3日 ※今年度は終了 |
| 国際政治経済学部 Ⅰ期(英語資格型・小論文型) | 9月16日〜10月7日/10月18日 ※今年度は終了 |
| 文学部 Ⅱ期(テーマ型小論文)専願 | 11月1日〜11月12日/11月22日 ※出願受付中 |
| 国際政治経済学部 Ⅱ期(基礎学力評価型) | 11月1日〜11月12日/11月22日 ※出願受付中 |
| 文学部 Ⅲ期(文章読解型小論文・書道実技型) | 11月16日〜12月7日/12月13日 ※これから出願できます |
| 国際政治経済学部 Ⅲ期(課題解決型) | 11月16日〜12月7日/12月13日 ※これから出願できます |
文学部はⅠ期・Ⅱ期が専願、Ⅲ期が併願可です。国際政治経済学部は受験生サイトで5方式すべてが「併願可」と表示されています。
3. 文学部 Ⅱ期(テーマ型小論文)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 文学部(国文学科・国際日本・中国学科・都市文化デザイン学科・歴史文化学科) |
| 募集人員 | 20名 |
| 出願資格 | 2027年3月卒業見込み、または2026年3月卒業の人で、文学部を第一志望とする人(専願) |
| 評定の基準 | 記載なし |
| 選考(150点) | 小論文60分・100点、面接50点(調査書の内容は面接点に含める) |
| 志望理由書 | 500〜800字程度 |
Ⅱ期の小論文は、同じ日に行う学校推薦型選抜と共通の問題です。合格したら入学する前提の専願なので、他大学の結果を待ちたい人はⅢ期を選びます。小論文の練習の始め方は小論文の練習は何から始める?が参考になります。
4. 文学部 Ⅲ期(文章読解型小論文・書道実技型)
- 募集人員:文章読解型と書道実技型を合わせて10名(文章読解型の社会人枠は若干名)
- 文章読解型の出願資格(通常枠):2027年4月1日現在で23歳未満の大学入学資格がある人、または2027年3月卒業見込みの人。評定の基準はなし
- 文章読解型の選考(150点):小論文60分・100点、面接50点
- 書道実技型:国際日本・中国学科のみ。現役または1浪で、調査書の国語の学習成績の状況3.5以上かつ書道4.0以上。書道実技(臨書・自由課題)60分・100点、面接40点、書道に関する活動報告書10点
- Ⅲ期の文章読解型と書道実技型は同じ12月13日のため併願できません
Ⅲ期は文学部で唯一の併願可の方式です。ただし枠は10名と、Ⅰ期の90名やⅡ期の20名より小さくなります。
5. 国際政治経済学部 Ⅱ期(基礎学力評価型)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 国際政治経済学科・国際経営学科 |
| 募集人員 | 10名 |
| 出願資格 | 2027年3月卒業見込み、または2026年3月卒業の人。評定の基準はなし |
| 必須 | 国語(現代の国語・言語文化、古文・漢文は除く。記述)60分・100点 |
| 選択(1つ) | 英語(記述)60分・100点/数学Ⅰ・A(記述)60分・100点/英語外部試験の換算点100点 |
| 面接・加点 | 面接20点、調査書の評定に応じた加点2〜10点 |
| 合計 | 230点 |
| 志望理由書 | 不要 |
外部試験を使う場合は、英検準2級以上またはCEFR A2以上の資格が必要です。組み合わせは「国語+英語」「国語+数学」「国語+英語外部試験」の3通りで、「国語+英語」または「国語+数学」と「国語+英語外部試験」の2つを同時に出願できます(英語と数学の2つは同時に出願できません)。
面接は20点と小さく、国語と選択科目の2科目で200点を占めます。記述式の筆記が中心の方式なので、年内入試というより一般選抜に近い準備になります。勉強の組み立ては基礎学力テスト型入試の勉強法も参考にしてください。
6. 国際政治経済学部 Ⅲ期(課題解決型)
- 募集人員:10名
- 出願資格:2027年3月卒業見込み、または2026年3月卒業の人で、調査書の全体の学習成績の状況3.2以上
- 模擬講義:地歴・公民の範囲の講義を45分受講(10:00〜10:45)
- 確認テスト・課題解決レポート:45分・100点(10:55〜11:40)
- 面接:100点。課題解決レポートの内容についての質問を含む(12:30〜)
- 志望理由書:500字以内
講義を聞き、その内容を使って課題への解決策を書く形式です。要項には、模擬講義中に取ったメモを持ち込めると書かれています。メモの取り方がレポートの出来を左右するので、練習の手順を次の章にまとめました。講義を聞いて書く選考の全体像は講義やレポートを課す総合型選抜とは?でも扱っています。
7. 課題解決レポートの練習手順
- 素材を選ぶ:政治・経済、地理、歴史の解説動画や大学の公開講義を15〜20分分選ぶ。
- メモを3段に分ける:ノートを「問題(何が起きているか)」「原因・データ」「講師が示した視点」に分けて書き取る。
- 確認テストに備える:講義の後に、出てきた用語と数字を何も見ずに5つ書き出す。
- レポートを書く(30分):問題の要約→原因→自分の解決策→解決策の弱点と補い方、の順に書く。
- 面接用に話す:書いた解決策を1分で説明し、「なぜその方法なのか」「費用や反対意見は」と自分に質問する。
これを週2回、12月13日まで続けると、45分の中で読む・書く時間配分が体に入ります。
8. 志望理由書の構成例
文学部(500〜800字程度)
- 関心を持ったきっかけ(約150字):作品・史料・街歩きなど具体的な体験
- 高校で調べたこと・考えたこと(約200字)
- 二松学舎大学のその学科で学びたいこと(約200字):授業・ゼミ・学科の特色と結びつける
- 卒業後にしたいこと(約100字)
国際政治経済学部(500字以内)
- 関心のある社会の課題(約120字)
- その課題に触れた経験や調べたこと(約150字)
- 学部・学科で学びたいこと(約150字)
- 将来の目標(約80字)
Ⅲ期(課題解決型)の面接は100点あるので、志望理由書の内容は深掘りされる前提で書きます。書き分けの考え方は自己推薦書と志望理由書の違いも参考になります。
9. 出願前チェックリスト
- □ 受ける期(Ⅱ期・Ⅲ期)と、専願か併願可かを確認した
- □ 現役・1浪などの出願資格と、評定の条件(国際政治経済学部Ⅲ期は3.2以上)を確認した
- □ 調査書を高校に依頼した
- □ 志望理由書を字数どおりに仕上げた(国際政治経済学部Ⅱ期は不要。代わりに主体性評価のためのチェックリストを入力)
- □ 英語外部試験を使う場合、証明書のコピーを用意した
- □ Web出願の登録を最終日16:30までに終える段取りをした
- □ 簡易書留速達で締切日の消印に間に合わせる日を決めた
- □ 試験会場(九段1号館・九段3号館)と開始時刻を確認した
10. よくある質問
Q. 二松学舎大学に公募推薦はありますか?
受験生サイトの入試情報と要項で案内されている学校推薦型選抜は、指定校推薦・提携校推薦・附属高校推薦(いずれも専願制)で、対象校に個別に通知される形です。高校の推薦を受けて誰でも出願できる公募制の推薦は案内されていません。年内に受けるなら総合型選抜が中心になります。
Q. Ⅱ期で不合格だったら、Ⅲ期を受けられますか?
Ⅱ期の合格発表は12月1日、Ⅲ期の出願締切は12月7日です。発表を見てから出願することもできますが、Ⅲ期で使う調査書や志望理由書はⅡ期の出願と同時に準備しておくと慌てずにすみます。
Q. 他大学と併願したいときは?
文学部はⅢ期、国際政治経済学部はⅡ期・Ⅲ期が併願できます。入学手続締切(Ⅱ期12月10日、Ⅲ期2027年1月8日)と他大学の発表日の関係は年内入試の併願ルールで整理してください。
Q. 倍率は分かりますか?
大学は「2026年度二松学舎大学入学試験結果」を受験生サイトで公開していますが、数字が画像で掲載されており、この記事では方式ごとの数字を確認できなかったため載せていません。受験生サイトの過年度入試結果のページで確認してください。
あわせて読みたい
- 國學院大學 文学部の公募制自己推薦(AO型)|日本文学科・史学科のレポートと試験
- 国士舘大学 総合型選抜・公募推薦2027|AO選抜Ⅱ期以降の日程
- 口頭試問とは?面接との違いと学部別の準備
- 総合型選抜・学校推薦型選抜に落ちたら?12月からの一般選抜への切り替え
- 12月以降に出願できる総合型・推薦は?2027年度 首都圏の大学の例
- 帝京大学 総合型選抜・公募推薦2027|Ⅲ期と公募の日程
参考にした公式情報
- 2027年度 入学試験要項【総合型選抜】|二松学舎大学
- 文学部入試案内(総合型・学校推薦型選抜)|二松学舎大学
- 国際政治経済学部入試案内(総合型・学校推薦型選抜)|二松学舎大学
- 入試情報|二松学舎大学
- 2027年度 文学部 入学試験日程等(速報版)|二松学舎大学
- 2026年度 入学試験結果|二松学舎大学
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
EMiL個別について
EMiL個別は、総合型選抜・学校推薦型選抜を専門にした1対1の個別指導塾です。EIMEI予備校の鶴瀬・ふじみ野・川越の校舎とオンラインで受講できます。志望理由書に書くことを見つけるところから、小論文・面接の練習、評定や英検の対策まで、一人ひとりの志望校に合わせて一緒に準備します。
EMiL個別の詳しい内容はこちら/ご相談は各校舎の公式LINEから
