この記事は、東洋大学の12月13日(日)実施のAO型推薦入試・自己推薦入試を考えている高校3年生・既卒生と保護者の方に向けたものです。出願期間は2026年11月27日(金)〜12月2日(水)で、まだ間に合う専願の年内入試です。
ただし、受けられる学科は限られていて、11月29日の基礎学力テスト型入試とは両立できません。対象学科、選考内容、どちらを選ぶかの考え方を、2027年度の入学試験要項に沿って整理します。記事の最後に、東洋大学の予想問題をお渡しする案内があります。
12月13日の回の日程
AO型推薦入試と自己推薦入試は、どちらも同じ日程です(要項 PDF p.15、p.52)。
| 項目 | 日付 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年11月27日(金)〜12月2日(水)(郵送は消印有効) |
| 受験票の印刷 | 12月8日(火)以降、マイページから各自で印刷 |
| 試験日 | 12月13日(日) |
| 合格発表 | 2027年1月8日(金) |
| 入学手続締切 | 2027年1月14日(木) |
出願はインターネット出願登録・入学検定料の支払い・出願書類の郵送の3つで完了します。ネット登録は最終日の23:59までですが、支払いと郵送(郵便局窓口から簡易書留・速達)も期間内に必要です(p.9、p.15)。
12月13日に受けられる学科
募集人員は要項 p.7 の一覧によります。
AO型推薦入試(4方式)
| 学科・方式 | 募集人員・会場 |
|---|---|
| 国際学部 グローバル・イノベーション学科(2回目) | 6名(同じ学科内の他の方式と合わせた人数)・白山 |
| 情報連携学部 情報連携学科 INIAD MOOCs型(2回目) | 12名・赤羽台 |
| 情報連携学部 情報連携学科 INIAD特別スカラシップ型 | 2名・赤羽台 |
| 福祉社会デザイン学部 人間環境デザイン学科 デザイン基礎力型 | 5名・赤羽台 |
自己推薦入試(6学科)
| 学科 | 募集人員・会場 |
|---|---|
| 環境イノベーション学部 環境イノベーション学科 | 5名・川越 |
| 生命科学部 生命科学科 | 5名・朝霞 |
| 生命科学部 生体医工学科 | 5名・朝霞 |
| 生命科学部 生物資源学科 | 5名・朝霞 |
| 食環境科学部 フードデータサイエンス学科(2回目) | 5名(同じ学科内の他の方式と合わせた人数)・朝霞 |
| 法学部 第2部・イブニングコース 法律学科 | 16名・白山 |
グローバル・イノベーション学科、INIAD MOOCs型、フードデータサイエンス学科は10月と12月の2回実施で、各回ごとに出願できます(p.24、p.37、p.69)。
同じ12月13日には、第2部・イブニングコースの学校推薦入試(総合評価型)もあります。こちらは学校長の推薦と評定の基準があるので、学校推薦入試 総合評価型の記事で別に扱っています。
11月29日の基礎学力テスト型とは両立できない
要項には次の2つが書かれています(推薦要項 p.6、基礎学力テスト型要項 p.7)。
- 専願の入試(12月13日のAO型推薦・自己推薦・学校推薦 総合評価型。11月22日の回なども同じ扱い)に出願した場合、11月29日の基礎学力テスト型入試は出願も受験もできない。
- 基礎学力テスト型入試を受験した場合、12月13日の専願の入試には出願できない。
日付を並べると、基礎学力テスト型の出願は11月4日まで、試験は11月29日、合格発表は12月14日です。一方、12月13日の回の出願は11月27日〜12月2日です。つまり基礎学力テスト型の結果を見てから12月13日の回に出願する、という順番は取れません。どちらにするかは、11月中に決めることになります。
すでに基礎学力テスト型に出願している人が、あとから12月13日の回に出願した場合は、11月29日の試験は受けられません。この場合、基礎学力テスト型の入学検定料は返還の対象になり、2026年12月7日(月)〜2027年1月4日(月)にマイページから申請します(基礎学力テスト型要項 p.33)。
反対に、11月29日に受験してから12月13日の回に出願しても出願は認められず、その場合は12月13日の回の入学検定料が返還の対象になります(推薦要項 p.12)。
選び方の目安は次のとおりです。
- 第一志望が上の10方式のどれかに当てはまり、合格したら入学すると決めているなら、12月13日の回が候補になります。専願なので原則として入学辞退はできません(p.118)。
- 東洋大学の中でも複数の学科を受けたい、他大学の一般選抜も考えているなら、併願ができる基礎学力テスト型のほうが選択肢を残せます。
年内入試どうしの併願の考え方は年内入試の併願ルール、基礎学力テスト型は基礎学力テスト型入試2027の全体像で書いています。
AO型推薦入試の4方式の中身
AO型推薦の出願資格は、どの方式も「大学入学資格を有する者(含見込者)で、当該学科を第一志望とし、合格したら入学を確約できる者」が土台です。学校長の推薦は不要で、評定の基準の記載もありません。卒業年度の限定も書かれていないので、既卒生も文言上は対象です。
グローバル・イノベーション学科(2回目)
英語能力を英検・GTEC・TEAP・IELTSのいずれかで証明できることが追加の条件です。12月実施の回は、英検は2024年12月以降に1級・準1級・2級のいずれかを受験したもの、GTEC・TEAP・IELTSは2024年12月以降に受験したものに限られます(p.24)。最低スコアの記載はありません。
選考は書類選考100点・英語100点・プレゼンテーションと質疑応答100点です(p.15)。英語は提出した外部試験のスコアを大学の基準に換算した点で、英検CSEなら2,304以上で100点、1,980〜2,149で80点、1,799以下で30点などと決まっています(p.26)。
出願書類は、英文500〜600wordsの課題レポート(フォントはTimes New Roman)、自筆の志願理由書(入試情報サイトからダウンロードする「Instruction for Global Innovation Studies (GINOS) Application Essay」の設問に英語で答えるもの)、A4スライド10枚以内のカラーのプレゼンテーション資料などです。課題はグローバリゼーションの課題と自分のキャリアパスを論じるものです(p.24、p.25)。当日は英語で10分以内のプレゼンテーションと、英語で10分程度の質疑応答を、試験官2名に対して1人で行います。使えるのは出願時に出した資料だけで、差し替えはできません(p.26)。
情報連携学科 INIAD MOOCs型(2回目)
出願の前に、INIAD Admissions Office のオンラインの事前適性審査(プログラミング、数学)を受けて、学部の基準を満たすことが条件です。基準を満たすと発行される受験証明書を出願書類として出します(p.37)。審査の受付期限は要項に書かれていないので、INIAD Admissions Office のサイトで確認してください。
選考は書類選考100点・面接100点で、面接には事前適性審査の学習範囲を問う口頭試問が含まれます(p.15、p.37)。
情報連携学科 INIAD特別スカラシップ型
こちらも出願前に事前適性審査(INIAD特別スカラシップ型)が必要です。AIによる総合型テストで学力・思考力・発想力・協働力・学習意欲などを見て、基準を満たした人にはさらに面接による審査があります(p.38)。選考は書類選考100点・面接100点です(p.15)。
人間環境デザイン学科 デザイン基礎力型
12月13日のAO型推薦で追加の出願資格がないのはこの方式だけです(p.39)。志願理由書は自筆で、「あなたはなぜデザインを学びたいのか」を含めて書きます。
選考は書類選考50点・面接50点・実技(平面構成・解説文)100点・実技(立体構成・解説文)100点です(p.15)。時間割は次のとおりです(p.39)。
- 9:20〜10:20 実技(平面構成・解説文)
- 11:00〜12:00 実技(立体構成・解説文)
- 12:30〜 面接(主に実技で作った作品の意図を問う)
持ち物は2B〜4Bの黒鉛筆・シャープペンシルとプラスチック製の消しゴムで、ほかの用具は当日配られます。配点の大半が実技なので、「作って、意図を言葉で説明する」練習をしておきましょう。
自己推薦入試の6学科の中身
自己推薦入試は「学校長の推薦がなくても、自分の意志で受験できる推薦入試」です(p.51)。学校の推薦書の代わりに、本人が書く「自己推薦入試 推薦書」を出します。12月13日の6学科には、評定の基準も英語資格の条件も記載がありません。資格や特別な経験を推薦書に書く場合は、それを証明する客観資料(合格証書のコピーなど)を添えます。書けるのは義務教育修了後に取得したものに限られ、資料がないものは義務教育修了以前に取得したものとみなされます(p.67〜p.69、p.74)。
選考は6学科とも書類選考・小論文・面接の3つで、時間割は9:20〜10:20が小論文(60分)、10:40から面接です。配点は次のとおりです(p.53)。
| 学科 | 書類・小論文・面接の配点 |
|---|---|
| 環境イノベーション | 100・100・100(面接で環境に関する基礎知識の口頭試問) |
| 生命科/生物資源 | 30・100・100(面接で化学・生物の口頭試問) |
| 生体医工 | 50・100・100(面接で理科の口頭試問) |
| フードデータサイエンス(2回目) | 30・100・100 |
| 第2部 法律 | 30・40・30 |
小論文のテーマや字数は要項には書かれていません。
環境イノベーション学科
川越キャンパスで実施し、様式1は「これまでの活動や環境問題意識を踏まえて、卒業後の進路や将来の夢の実現のために学科で学びたいこと」を1,000字以内で書きます(p.67)。この学科の年内入試は10月のAO型推薦や11月の学校推薦もあり、それぞれの違いは東洋大学 環境イノベーション学部の年内入試にまとめています。
生命科学部の3学科とフードデータサイエンス学科
朝霞キャンパスで実施します。様式1は「志願理由を明らかにするとともに、これまでの体験をもとに自分をアピールする」内容で1,000字以内です(p.68、フードデータサイエンス学科も同じ。p.69)。どの学科も小論文と面接で200点あり、当日の比重が大きい入試です。口頭試問は生命科学科・生物資源学科が化学・生物、生体医工学科が理科に関する内容なので(p.68)、教科書の基本事項を自分の言葉で説明できるか確かめておきましょう。
第2部・イブニングコース 法律学科
白山キャンパスで実施します。様式1は法律学科を志望した理由と自己評価を1,000字以内、黒ボールペンの自筆で書きます。推薦書は推薦事項等欄の1〜4を記入します(p.74)。
12月13日までの準備の順番
11月3日の時点から逆算すると、次の順番になります。
- 受ける入試を決める。基礎学力テスト型と両立できないので、ここが最初の分かれ道です。INIADの2方式は、出願前に事前適性審査で基準を満たす必要があるため、受付状況をすぐに確認します。
- 調査書を学校に頼む。出願時点で発行から3カ月以内、出身学校長が作成して厳封したものが必要です(p.11)。
- 英語の証明書を用意する(グローバル・イノベーション学科)。デジタル合格証明書やオンラインの成績照会画面のコピーは受け付けられません。コピーを出す場合は学校長の確認印が必要です(p.25)。
- 志願理由書・様式1・課題レポートなどを書いて直す。自筆の指定がある書類は、下書きを固めてから清書します。書き方は志望理由書の書き方も参考にしてください。
- 11月27日〜12月2日に出願を完了させる。出願後は学科・方式を変更できません(p.8)。
- 12月8日以降に受験票をA4で印刷する。郵送はされません(p.13)。
- 12月13日の当日。学科によって会場が違い、会場を間違えると受験できません。試験開始から20分を過ぎた遅刻は受験できず、教室に時計はないので腕時計を持っていきます(p.15、p.115)。
合格発表のあとと、うまくいかなかった場合
合格発表は2027年1月8日(金)にマイページで行われ、公開は10:00の予定です。合格通知書の郵送はありません(p.117)。入学手続は1月14日(木)までに、納付金の納入とオンライン入学手続の両方を終えます(p.117)。
専願の入試なので、合格したら入学するのが前提です。入学辞退は、病気やけが・経済的困窮などで就学が難しくなった場合など、要項に書かれた場合に限られます(p.118)。
1月8日の発表で不合格だった場合、一般選抜まで時間はあまりありません。書類と面接の準備をしながらも、一般選抜の科目の勉強は止めないでください。切り替えの進め方は総合型・推薦に落ちたらで書いています。
東洋大学の予想問題をお渡しします
EIMEI予備校では、東洋大学の過去の出題を分析して、東洋大学の入試に合わせた予想問題を自作しています。各校舎の公式LINEから個別相談を申し込み、校舎で話を聞きに来てくださった方に、この予想問題をお渡しします。
- 下の公式LINEから、通いやすい校舎を友だち追加します。
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予想問題は過去の出題の傾向から作ったもので、実際の入試問題を予告するものではありません。
参考にした公式情報
- 東洋大学「2027年度 学校推薦型選抜・総合型選抜 入学試験要項」
- 東洋大学「2027年度 総合型選抜(基礎学力テスト型入試)入学試験要項」
- INIAD Admissions Office(事前適性審査の案内)
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
あわせて読みたい
- 東洋大学 基礎学力テスト型入試2027の全体像
- 東洋大学 学校推薦入試 総合評価型(11/22・12/13)
- 東洋大学 環境イノベーション学部の年内入試
- 年内入試の併願ルール
- 総合型・推薦に落ちたら(一般選抜への切り替え)
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