英検S-CBTは、2026年度の第3回検定(12〜3月)の受付が進んでいます。12月実施分の最後の申込締切は11月11日(水)10:00、1月実施分は11月5日(木)18:00に受付が始まりました。この記事は、2027年度入試で英検の成績を使いたい高3と、その先に備えたい高1・高2に向けて、受けるタイミングを日本英語検定協会の公式情報で整理したものです(2026年11月6日時点)。
入試の年度と学年の対応は次のとおりです。2027年度入試は今の高3、2028年度入試は高2、2029年度入試は高1が対象になります。
1. 英検S-CBTの基本情報(2026年度)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 検定期間 | 第2回は8〜11月、第3回は12〜3月 |
| 実施級 | 準1級、2級、準2級プラス、準2級、3級 |
| 実施日 | 毎週実施(級ごとの曜日・時間帯は会場別の日程検索で確認) |
| 検定料(税込) | 準1級 10,500円/2級 9,600円/準2級プラス 9,200円/準2級 9,000円/3級 7,700円 |
| 結果 | ウェブでの合否公開と、紙の成績表。受験者全員が4技能の英検CSEスコアを取得できる |
2026年度の検定料は、2025年度より一律100円引き下げられています。受けたい級の枠が自分の通える会場にあるかどうかは、申込の前に公式の会場検索で確認してください。
2. いま申し込める日程(2026年度第3回)
12月実施分
12月実施分の受付は10月6日(火)18:00に始まっています。試験日は12月2日〜7日、9日〜14日、16日〜20日の3つのまとまりです。公式の表は列の対応が確認できなかったため、ここでは試験日と締切・公開予定を並べて載せます。どの締切がどの試験日に当たるかは、公式の日程表で確認してください。
- 試験日:12月2日(水)〜7日(月)、9日(水)〜14日(月)、16日(水)〜20日(日)
- 申込締切(カード払い):10月27日、11月4日、11月11日(いずれも10:00まで)
- 申込締切(コンビニ払い):10月23日、10月31日、11月7日(いずれも23:59まで)
- ウェブ合否公開(予定):1月18日、1月25日、2月1日(いずれも17:00)
11月6日時点で締切が過ぎていないのは、カード払い11月11日(水)10:00、コンビニ払い11月7日(土)23:59の締切だけです。申込は先着順です。成績表の必着日は、公式の案内で確認してください。
1月実施分
- 試験日:1月8日(金)〜1月31日(日)
- 申込受付:11月5日(木)18:00から
- 申込締切:カード払いは11月27日、12月3日、12月9日、12月16日(いずれも10:00まで)。コンビニ払いは11月23日、11月29日、12月5日、12月12日(いずれも23:59まで)。どの締切がどの試験日に当たるかは、公式の日程表で確認してください
- ウェブ合否公開(予定):2月5日、2月12日、2月19日、3月1日
- 成績表必着日(予定):2月19日、2月26日、3月5日、3月12日
申込は先着順で、締切は試験日ごとに違います。希望の日時が埋まっていることもあるので、決めたら早めに押さえるのが基本です。
2月・3月実施分と2027年度の日程
11月6日時点の公式の日程ページには、2026年度のうち12月実施分と1月実施分までの申込開始日しか載っていません。2月・3月実施分の申込開始日、2027年度(2027年4月以降)の日程は、確認できませんでした。発表されたら公式ページで確認してください。
3. S-CBTのしくみと、申込前の注意
- 1日で4技能:リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングを1日で受けます。公式サイトにはライティングを手書きで受けられるとあります。
- 合否の判定:一次試験の合否は、リーディング、リスニング、ライティングの3技能の合計CSEスコアで決まります。二次試験の合否はスピーキングのCSEスコアです。合否に関係なく、4技能すべてのCSEスコアが出ます。
- 従来型との関係:問題形式、難易度、級認定、合格証明書、CSEスコアの取得は従来型の英検と同じです。S-CBTと従来型は併願の申込もできます。
- 一次試験免除:従来型の一次免除の資格を使ってS-CBTを申し込むこともできます。免除の申請を申込期間内にしなかった場合は、4技能すべてを受験することになります。
- 身分証明書:試験当日、協会が定める有効期限内の顔写真付き身分証明書の原本の提示が必要です(コピー、撮影した画像、スマートフォン等のデジタル証明書は不可)。S-CBTでは2026年12月実施分まで後日提出が認められ、2027年1月実施分から後日提出が終了します。当日出せないと受験できず、検定料も返金されません。
- 申込に必要なもの:生涯学習アカウントの登録とログイン、協会の規格に合う顔写真(受験票と成績表に載ります)。
- 当日:受験票は試験日の約5日前から印刷できます。
4. 大学入試でどう使われるか
S-CBTの結果は、従来型と同じように多くの大学・短大の入試で使われています。ただし、どの級を、どのスコアで、どんな形で使えるかは大学ごとに違います。出願資格にする大学、一定のスコアを得点とみなす大学、加点する大学など、使い方がさまざまなので、志望校の募集要項で確認します。
出願で出す書類
提出書類は学校によって異なります。英検、S-CBT、S-Interviewのどれも、次の3種類があります。
- 合格証明書(和文・英文):合格者のみ
- 英検CSEスコア証明書:有料。合否に関係なく、受験した人なら使えます
- 個人成績表:受験者全員に発行。公式の証明書ではないため、出願書類として認められないことが多いとされています
不合格でも、CSEスコアが大学の基準を満たしていれば出願できる学校があります。その場合の証明にはCSEスコア証明書が必要です。
級によって、出るCEFRが違う
大学がCEFRのレベルで基準を決めている場合は、その級で受験しないと必要なレベルが出ないことがあります。級ごとのCEFR算出範囲は次のとおりです。範囲の下限に届かないと「CEFR算出外」になり、証明書には「−」と書かれます。
| 級 | CSEスコアの算出範囲(CEFR) |
|---|---|
| 3級 | 1400〜1699(A1) |
| 準2級 | 1400〜1949(A1〜A2) |
| 2級 | 1728〜2299(A1〜B2) |
| 準1級 | 1980〜2599(B1〜B2) |
証明書の発行には日数がかかる
合格証明書の発行は、通常1週間〜10営業日です。11〜1月と大型連休は時間がかかると公式のQ&Aにあります。出願に証明書が必要な大学を受けるなら、試験日だけでなく、証明書が手元に届く日から逆算してください。氏名(カナ)と生年月日の登録に誤りがあると、学校が成績を確認できないことがあります。S-CBTの場合、訂正が学校側のデータに反映されるのは2営業日後の18:30です。
志望校でどの外部試験が使えるかは、英検などの外部スコアの使われ方の記事もあわせて見てください。
5. 学年別:いつ受けるか
ここからは公式情報をもとにした考え方で、受験時期の正解を決めるものではありません。大学ごとの提出期限が最優先です。
高3(2027年度入試)
- 最初にやるのは、志望校の募集要項で成績の提出期限と提出方法を確認することです。成績の確認方法が証明書の提出か、スコアの入力かによっても、必要な日数が変わります。
- 12月実施分に今から申し込めるのは、カード払い11月11日10:00、コンビニ払い11月7日23:59の締切のものだけです。12月実施分のウェブ合否公開は1月18日〜2月1日(予定)の範囲で、試験日ごとに違います。
- 1月実施分はウェブ合否公開が2月5日〜3月1日(予定)です。出願や成績提出の締切がそれより前の大学では、間に合わない可能性があります。受ける前に、大学ごとの締切と照らしてください。
- すでに持っている級やスコアで足りるのか、もう一段上の級が必要なのかも先に確認します。CEFRで基準が決まっている大学は、上の表の算出範囲に注意してください。
- 1月は共通テストや出願の準備と重なる時期です。直前期の勉強時間を英検に取られすぎないよう、12月から本番までの流れと合わせて計画を立てます。
高2(2028年度入試)
- 外部試験を使う予定なら、高3の春〜夏までに目標の級を取り終えておくのが安全な設計です。高3の秋以降は過去問や模試に時間を使いたいからです。
- まず今年度に公開されている志望校(候補を含む)の募集要項で、使える級とスコアの目安を調べ、逆算して目標級を決めます。
- 今の力を知るために、一度受けてみるのも手です。不合格でも4技能のCSEスコアが出るので、どの技能が足りないかが分かります。
- S-CBTは原則毎週実施なので、定期テスト、部活の大会、学校行事の週を避けて日を選べます。2027年度の日程はまだ公表されていないので、公表後に公式ページで確認します。
高1(2029年度入試)
- 志望校が決まっていなくても、準2級〜2級を目標にして4技能の現在地を知っておくと、高2以降の計画が立てやすくなります。
- 入試で何級が必要かは、志望校が決まってから調べます。早い時期は、級を取ること自体より、4技能を日常的に使う習慣をつけることを優先してください。
級の選び方や、英検の勉強と入試英語の勉強の違いは、英検はいつまでに受けるかと英検の勉強と入試英語の違いで詳しく書いています。
6. 申込前のチェックリスト
- 志望校の募集要項で、使える級、スコア、提出期限、提出書類を確認した
- 生涯学習アカウントを登録し、顔写真を用意した
- 有効期限内の顔写真付き身分証明書の原本を用意した(2027年1月実施分からは後日提出ができません)
- 氏名(カナ)と生年月日の登録に誤りがないか、マイページで確認した
- 希望の日時と会場の枠、支払い方法ごとの締切を確認した
- 定期テスト、部活の大会、他の試験と重なっていない
- 証明書が必要な場合、発行にかかる日数を見込んだ
7. よくある質問
Q. S-CBTと従来型の英検は、入試で扱いが違いますか?
公式サイトでは、問題形式、難易度、級認定、合格証明書の発行、英検CSEスコアの取得は従来型と同じとされています。ただし、大学によっては提出できる書類や条件が定められているので、募集要項で確認してください。
Q. 不合格だったら、受けた意味はなくなりますか?
CSEスコアは合否に関係なく出ます。CSEスコアの基準を満たせば出願できる学校もあり、その場合はCSEスコア証明書を使います。
Q. 成績に有効期限はありますか?
今回確認した公式ページには、有効期限の記載はありませんでした。大学によって「いつ以降に受けた成績か」の条件が決まっていることがあるので、募集要項で確認してください。
Q. 結果はいつ分かりますか?
検定回と試験日ごとに違います。この記事の表のとおり、12月実施分は1月18日〜2月1日(予定)、1月実施分は2月5日〜3月1日(予定)がウェブ合否公開の予定です。日程は変更されることがあるので、申込時に公式の案内で確認してください。
Q. 個人成績表だけで出願できますか?
公式のQ&Aでは、個人成績表は公式の証明書ではないため、出願書類として認められない場合が多いとされています。合格証明書かCSEスコア証明書が必要になることが多いので、早めに募集要項を見てください。
参考にした公式情報
- 試験日程・申込締切|英検S-CBT(日本英語検定協会)
- 検定料|英検S-CBT
- 英検S-CBT(日本英語検定協会)
- お申し込み|英検S-CBT
- 試験結果|英検S-CBT
- 英検S-CBT 2026年度第3回検定 12月実施分のお知らせ(2026年10月1日)
- 英検S-CBT 2026年度第3回検定 1月実施分のお知らせ(2026年10月30日)
- 英検成績を入試で利用される際の確認事項
- よくあるご質問と回答(入試利用)
入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。
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