国公立大学の後期日程2027|埼玉大・千葉大・横国・都立大

2027年度の国公立大学の後期日程は、埼玉大学・千葉大学・横浜国立大学・東京都立大学のいずれも個別試験が3月12日(金)です(埼玉大学の教育学部の一部は3月13日、千葉大学の医学部は3月12日・13日)。合格発表は埼玉大・千葉大・横浜国立大が3月20日(土)、東京都立大が3月21日(日)です。

出願は4大学とも前期日程と同じ1月25日(月)〜2月3日(水)で、共通テストの自己採点が終わったらすぐに後期の出願先まで決める必要があります。なお、埼玉県立大学は2027年度の一般選抜が前期日程だけで、後期日程はありません。

この記事では、各大学の2027年度の公式資料で確認できた後期の募集人員・試験科目・配点を、首都圏・埼玉から受ける人向けに並べます。私立大学の3月の入試は3月に受けられる私大入試2027にまとめています。

1. 基本情報(2027年度 国公立大学 後期日程)

項目 内容
共通テスト 1月16日(土)・17日(日)
出願期間 1月25日(月)〜2月3日(水)(埼玉大・千葉大・横浜国立大・東京都立大とも前期・後期共通)
横浜国立大はWeb出願登録1月22日(金)〜2月2日(火)17時、書類は2月3日(水)必着
後期の個別試験 3月12日(金)(埼玉大 教育学部の一部は3月13日(土)、千葉大 医学部は3月12日・13日)
合格発表 埼玉大・千葉大・横浜国立大 3月20日(土)
東京都立大 3月21日(日)正午
入学手続 埼玉大 3月26日(金)・27日(土)
千葉大 締切3月27日(土)
横浜国立大 3月21日(日)〜3月27日(土)
後期の募集人員(大学全体) 埼玉大 407名/千葉大 291名/横浜国立大 468名/東京都立大 201名
後期日程がない大学 埼玉県立大学(一般選抜は前期日程のみ。個別試験2月25日(木)、合格発表3月9日(火))

前期日程の個別試験は4大学とも2月25日(木)から始まります(大学・学部により2月26日まで)。後期の試験日まではそこから約2週間です。

2. 埼玉大学の後期日程

埼玉大学は、夜間主コースを除く5学部で後期日程を行います。試験は3月12日(金)で、教育学部(音楽・図画工作美術・技術情報・家庭科の各専修)だけが3月13日(土)です。理学部の生体制御学科は後期に個別試験を課さず、共通テストだけで判定します。

募集人員(後期)

  • 教養学部 25名
  • 経済学部(昼間コース)50名
  • 教育学部 17名(後期を募集する専修は限られます)
  • 理学部 100名(数学科20・物理学科30・基礎化学科30・分子生物学科10・生体制御学科10)
  • 工学部 215名(機械工学・システムデザイン50・電気電子物理工40・情報工35・応用化50・環境社会デザイン40)

配点(後期)

学部・学科 共通テスト+個別試験=合計
教養学部 1,025点+小論文200点=1,225点
経済学部(昼間) 950点+小論文300点=1,250点(共通テストは2つの配点で採点し高い方を採用)
理学部 数学科 1,050点+数学850・理科200=2,100点
理学部 物理学科 950点+数学400・理科400=1,750点
理学部 基礎化学科 950点+数学400・理科1,200=2,550点
理学部 分子生物学科 1,250点+面接200点=1,450点
理学部 生体制御学科 1,550点(個別試験なし)
工学部 機械・電気電子 850点+数学200・理科200=1,250点
工学部 情報工学科 900点+数学300・理科300=1,500点
工学部 応用化学科 1,100点+理科300=1,400点
工学部 環境社会デザイン学科 950点+数学200・理科200=1,350点

経済学部の後期は、共通テストを「数学300点型(方式Ⅰ)」と「国語300点型(方式Ⅱ)」の両方で計算し、高い方を採用します。外国語は英語なら350点に換算します。文系で数学が得意な人も国語が得意な人も受けやすい作りです。前期の内容は埼玉大学 前期日程の記事を見てください。

3. 千葉大学の後期日程

千葉大学は文・法政経・理・工・園芸・医・薬の7学部で後期日程を行います(国際教養・教育・情報データサイエンス・看護の各学部は前期のみ)。試験は3月12日(金)、医学部は3月12日・13日です。後期の第1段階選抜の結果は2月27日(土)に発表されます。

募集人員(後期)

  • 文学部 18名/法政経学部 65名
  • 理学部 50名(数学・情報数理15、物理12、化学8、生物10、地球科学5)
  • 工学部 104名/園芸学部 29名/医学部 15名/薬学部 10名(薬科学科のみ)

配点と試験内容(後期)

千葉大学の後期は、共通テストがどの学科も475点で、個別試験の比重が大きいのが特徴です。

学部・学科 個別試験の内容/合計
文学部 行動科学コース 小論文400点(英文の読解・考察を含む)/875点
文学部 歴史学コース 小論文300点・面接100点/875点
法政経学部 総合テスト400点(社会科学の英文を読み、日本語で論理的に説明)/875点
理学部 数学・情報数理学科 数学300点/775点
理学部 物理学科 総合テスト300点(物理中心)/775点
理学部 化学科/生物学科 理科200点/675点、450点/925点
工学部(各コース) 個別700点/1,175点(コースにより数学・理科の組み合わせが異なる)
園芸学部 個別400点/875点
医学部 医学科 個別1,000点/1,475点

法政経学部の後期は、個別試験が875点中400点(約46%、配点からの計算)を占めます。共通テストで少し届かなかった人でも、英文読解と論述で取り返す余地がある配点です。

4. 横浜国立大学の後期日程

横浜国立大学は教育学部以外の4学部で後期日程を行います。試験は3月12日(金)で、後期日程の2段階選抜は実施しません。

募集人員(後期)

  • 経済学部 90名(一般プログラム75・DSEP10・LBEEP5)
  • 経営学部 82名(一般プログラム78・DSEP4)
  • 理工学部 247名
  • 都市科学部 49名(都市社会共生8・建築19・都市基盤12・環境リスク共生10)

試験科目と時間(後期)

  • 経済学部:出願時に選んだ数学(10:00〜12:00)か外国語(13:30〜15:00)のどちらか1つ(DSEPを志望する場合は数学)。大学は「数学か英語のいずれかに秀でた人」を求めるとしています。
  • 経営学部:数学(10:00〜12:00)と外国語(13:30〜15:00)の両方。
  • 理工学部:数学(9:30〜12:00)と理科(13:30〜15:30)。
  • 都市科学部:都市社会共生学科は面接、建築学科・都市基盤学科は数学と理科、環境リスク共生学科は数学と小論文(13:30〜15:00)。

学科ごとの配点は、横浜国立大学の学生募集要項で確認してください。経済学部(一般プログラム・LBEEP)は「外国語1科目だけ」でも個別試験を受けられるので、私立の文系型で勉強してきた人も選択肢に入れやすい後期です。

5. 東京都立大学の後期日程

東京都立大学は全7学部で後期日程を行い(健康福祉学部の理学療法学科を除く)、試験は3月12日(金)に南大沢キャンパスで行います。共通テストの成績で第1次選抜をし、合格者数は募集人員の約14倍(健康福祉学部は約30倍)です。第1次選抜の結果は2月10日(水)正午に発表されます。

募集人員(後期)

  • 人文社会学部 10名(人間社会学科5・人文学科5)
  • 法学部 15名/経済経営学部 20名
  • 理学部 42名/都市環境学部 42名/システムデザイン学部 60名/健康福祉学部 12名

配点(後期・文系学部)

学部・学科 共通テスト+個別試験=合計
人文社会学部(人間社会・人文) 1,050点+小論文200点=1,250点
法学部 525点+小論文200点=725点
経済経営学部 1,200点+小論文150点=1,350点

文系3学部の個別試験はいずれも小論文(9:30〜11:00)です。理学部は数理科学科が数学、物理学科が物理、生命科学科が小論文で、どれも共通テスト800点+個別400点=1,200点です。経済経営学部は合計1,350点中の個別が150点なので、ほぼ共通テストで決まる配点です。

6. 後期の出願先を決めるときの見方

後期の出願は2月3日(水)に締め切られるので、決めるのは共通テストの自己採点の直後です。前期の結果が出る前に決めることになります。

  • 共通テストの比重を見る:都立大の経済経営学部(個別は1,350点中150点)や埼玉大の教養学部(1,225点中200点)は共通テストの比重が大きい配点です。自己採点がよかった人向けです。
  • 個別試験で逆転できる配点か:千葉大の法政経学部(875点中400点)や埼玉大の理学部基礎化学科(2,550点中1,600点)は個別の比重が大きい配点です。
  • 試験内容が自分の勉強と合うか:小論文型(埼玉大 教養・経済、都立大 文系)、英語や数学の1〜2科目型(横浜国立大 経済・経営)、数学・理科型(理工系)で準備が全く違います。
  • 第1次選抜:都立大は約14倍で第1次選抜をします。横浜国立大は後期の2段階選抜をしません。

自己採点の進め方は共通テストの自己採点、記述・論述の準備は国公立二次の記述も参考にしてください。

7. 前期の試験から後期までの準備スケジュール

  1. 1月18日〜2月3日:自己採点のあと、前期・後期の出願先を決めて出願する。後期の過去問を1年分だけ見て、形式(小論文か英語か数学か)を確かめておく。
  2. 2月上旬〜前期の試験まで:前期と私立の対策を中心にする。後期が小論文型なら、週に1回だけ時間を計って書く。
  3. 前期の試験の翌日〜3月11日:後期の過去問を集中して解く。小論文は3〜4本、英語・数学型は2〜3年分を時間どおりに。
  4. 前期の合格発表後:前期の合否を確認し、後期を受験するかを決める。会場までの経路と持ち物を確認する。

8. よくある質問

Q. 後期の出願は、前期の結果を見てからでも間に合いますか?

間に合いません。この記事の4大学は出願期間が前期・後期とも1月25日(月)〜2月3日(水)なので、前期の試験より前に後期の出願先を決めます。

Q. 後期の試験日は大学ごとにずれていますか?

4大学とも3月12日(金)です。そもそも国公立の後期日程は1つの大学・学部にしか出願できません(千葉大学の要項にも、前期・後期それぞれ1つずつと書かれています)。私立の3月の入試と組み合わせる場合は、試験日が重ならないか確認してください。

Q. 埼玉県立大学に後期はありますか?

2027年度の入学者選抜要項では、一般選抜は前期日程のみです。前期の個別試験は2月25日(木)、合格発表は3月9日(火)です。

Q. 後期の倍率はどこで分かりますか?

各大学が入試結果として公表しています。前年度の数字は、出願前に大学の入試情報ページで確認してください。

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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二神大輝