青山学院大学 コミュニティ人間科学部 自己推薦2027|経営学部の状況も

青山学院大学の2027年度 自己推薦入学者選抜は、文学部(英米文学科・史学科・比較芸術学科)、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部の3学部で行われ、経営学部は実施学部に入っていません。

この記事では、経営学部の年内入試の状況を確認したうえで、まだ紹介していないコミュニティ人間科学部の自己推薦(募集人員 約12名)を中心に、出願資格(評定3.5以上・1年以上の社会貢献活動)、提出書類(志望動機1,200字・課題2,000字)、選考、日程、準備の時期をまとめます。

2027年度の試験は10月24日に実施済みで、最終合格発表は11月16日です。現高1・高2がこの方式を目指す場合の準備として読んでください。

1. 基本情報(コミュニティ人間科学部 自己推薦 2027年度)

項目 内容
募集人員 約12名
志望の条件 コミュニティ人間科学部を第一志望とする者
評定(高校卒業見込者等) 全体の学習成績の状況 3.5以上
活動の条件 出願時に1年以上継続したボランティア活動などの社会貢献活動歴
第一次審査 書類審査
第二次審査 筆記試験(小論文)と面接
Web出願登録 2026年8月27日〜9月10日
第二次審査の試験日 2026年10月24日(土)実施済み
最終合格発表 2026年11月16日(月)13:00〜
入学手続書類の提出締切 2026年11月30日(郵送必着)
キャンパス 相模原キャンパス

2. 経営学部の年内入試はどうなっている?

青山学院大学の自己推薦ページ(2027年度)では、実施学部・学科は文学部の3学科、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部のみです。経営学部(経営学科・マーケティング学科)は自己推薦を実施していません。

経営学部が対象に入っている公募の方式としては、全国高等学校キリスト者推薦があります。ただしこれはプロテスタント教会の正会員等を対象とする制度で、誰でも受けられる方式ではありません。

  • 経営学部を第一志望にするなら、主な入口は一般選抜です(方式は大学の入学者選抜要項で確認してください)。
  • 個別学部日程は2027年度から、経営学部の独自問題が「総合問題」(90分・150点、英語長文読解を中心に日本語での思考力・表現力も問う)に変わると公表されています。内容は青山学院大学 経営学部 個別学部日程2027で整理しています。
  • 指定校推薦は高校に枠があるかどうかで決まるため、校内の先生に確認してください。

「地域や人とのつながりをつくる仕事がしたい」「まちづくりや観光、福祉、教育などの現場に関わりたい」という関心があるなら、コミュニティ人間科学部の自己推薦も選択肢になります。

3. 出願資格:評定と「1年以上の社会貢献活動」

出願資格は「社会人等」と「高校卒業者等」の2区分です。高校生が使うのは後者で、次の両方を満たす必要があります。

  • 2027年3月までに日本の高等学校等を卒業(見込み)
  • 出願時に、個人または青少年団体などで1年以上にわたって継続的にボランティア活動などの社会貢献活動歴がある
  • 全体の学習成績の状況が3.5以上

注意したいのは、「総合的な探究の時間」、部活動、学校行事は社会貢献活動に含まれないと要項に書かれている点です。学校の授業や部活の中だけで完結する活動は対象外なので、地域のボランティア団体、子ども食堂、地域の祭りの運営、福祉施設での活動など、学校の外で続けている活動が必要になります。

また、出願時には活動を示す資料(最大10枚)と志願者活動証明書を出します。活動先に証明を書いてもらうことになるので、続けている団体の担当者とは早めに相談しておきましょう。

評定の数え方は評定平均の計算方法で確認できます。

4. 提出書類:手書きで最大3,200字

第一次審査は書類審査のみです。高校生(出願資格(2))が出す主な書類は次のとおりです。

  • 調査書(厳封)
  • 志望動機・理由書:志望理由・入学後の学習計画・目標等を1,200字以内。手書き
  • 入学者選抜課題:2,000字以内。自筆・横書き・黒インクまたは黒ボールペン
  • 出願資格に関する活動の資料(最大10枚)、志願者活動証明書

入学者選抜課題のテーマは、「地域で展開される活動で、実際に自分とかかわりのある具体的な事例を取り上げ、その活動の背景や経緯、今日の社会における意義を説明し、これからの展望を述べる」というものです。参照した文献は、著書・文献名・出版社・刊行年を所定用紙に書きます。

要項には、AIなどによる生成や他者による作成を禁じる記載もあります。鉛筆や消せるボールペンは使えません。下書きを何度も直し、最後に清書する時間を見込んでください。

志望動機・理由書(1,200字)の構成例

  1. きっかけと問い(約200字):続けてきた活動の中で感じた地域の課題
  2. 活動で分かったこと(約300字):具体的な場面、自分の役割、うまくいかなかったこと
  3. なぜコミュニティ人間科学部か(約300字):学部の学びと自分の問いのつながり
  4. 入学後の学習計画(約250字):学びたい分野、取り組みたい地域での実践
  5. 将来の目標(約150字):卒業後に地域とどう関わるか

選抜課題(2,000字)は志望理由書と同じ活動を扱っても構いませんが、課題は「活動の背景・意義・展望」を説明する文章なので、自分の気持ちよりも、活動の歴史、関わる人、社会的な意味を調べて書く比重が大きくなります。資料や統計を調べる時間を取っておきましょう。

志望理由書と自己推薦書の書き分けは自己推薦書と志望理由書の違いも参考になります。

5. 選考:第二次審査は小論文と面接

第一次審査(書類)の合格者だけが第二次審査に進みます。第二次審査は相模原キャンパスで、2027年度は次の時間割でした。

  • 筆記試験(小論文):9:30〜10:30
  • 面接:12:00〜

小論文の字数や面接の形式・時間は要項に書かれていません。大学は前年度の試験問題と出題意図を公表しているので、過去の問題で形式を確かめてください。

面接では、提出した志望動機・理由書と選抜課題の内容をもとに質問されると考えて準備するのが自然です。自分が書いた2つの書類を読み返し、活動の具体的な場面と、学部で何を学びたいかを自分の言葉で説明できるようにしておきます。

6. 2027年度の日程(実施済み)

  • Web出願登録:2026年8月27日(木)〜9月10日(木)23:59
  • 出願書類の提出:9月7日(月)〜9月10日(木)郵送必着
  • 第一次審査 合格発表:10月16日(金)13:00〜
  • 第二次審査 Web出願登録:10月16日(金)13:00〜10月19日(月)23:59
  • 第二次審査 試験日:10月24日(土)
  • 最終合格発表:11月16日(月)13:00〜11月30日(月)23:59
  • 入学手続書類の提出締切:11月30日(月)郵送必着

出願資格の判断に迷う人向けの問合せフォームは、2026年8月21日で受付が終わっていました。出願資格に不安がある人は、夏休み前に問い合わせるつもりで動くと安心です。

検定料は第一次審査15,000円、第二次審査20,000円で、別にWeb出願システム利用料(各出願1,400円)がかかります。

7. 2026年度の入試結果

大学は「過去の入学者選抜試験結果・参考データ」として、2026年度の学校推薦型選抜・総合型選抜の結果をPDFで公表しています。公表資料は画像形式のPDFで、本記事では数字を照合できなかったため載せていません。志願者数・合格者数は大学の公表資料で確認してください。

8. 高1・高2からの準備スケジュール

この方式は「1年以上継続した学校外の社会貢献活動」が出願の条件なので、高3になってから始めたのでは間に合いません。逆算すると次のようになります。

  • 高1〜高2の夏まで:地域のボランティア活動を始め、継続する。活動日・内容・感じたことを記録する
  • 高2の秋〜冬:活動している地域の課題を調べ始める。本や自治体の資料を読み、参照文献リストを作る
  • 高2の3月:オープンキャンパスや学部の資料で学びの内容を確認。志望動機の骨組みを作る
  • 高3の4〜6月:選抜課題(2,000字)の下書き。評定3.5以上を維持する
  • 高3の7〜8月:要項の確認、活動証明書の依頼、志望動機・課題の清書、出願資格の問合せ(8月下旬締切)
  • 高3の9月上旬:Web出願登録と書類の郵送
  • 高3の9〜10月:小論文・面接の練習

準備全体の流れは高2の冬から始める総合型選抜・推薦の準備にもまとめています。

9. 出願前チェックリスト

  • コミュニティ人間科学部が第一志望である
  • 評定(全体の学習成績の状況)が3.5以上
  • 学校外の社会貢献活動を、出願時点で1年以上続けている
  • その活動は探究の時間・部活動・学校行事ではない
  • 活動先に志願者活動証明書を書いてもらえる
  • 活動資料を10枚以内にまとめた
  • 志望動機・理由書(1,200字以内)を手書きで清書した
  • 選抜課題(2,000字以内)を自筆・横書き・黒ペンで清書し、参照文献を書いた
  • 調査書を厳封で受け取った
  • 第二次審査のWeb出願登録の期間(第一次合格発表から数日)を手帳に書いた

10. よくある質問

Q. 部活動の地域貢献は活動に入りますか?

要項では部活動は社会貢献活動から除かれています。判断に迷う場合は、大学の問合せフォーム(受付期間あり)で確認してください。

Q. 英語の資格は必要ですか?

高校卒業者等の出願資格には、英語資格の条件は書かれていません(2027年度要項)。

Q. ほかの大学と併願できますか?

要項に併願の記載はありませんが、出願資格に「第一志望とし」とあります。合格したら入学する前提で受ける方式と考えて計画しましょう。併願の考え方は年内入試の併願ルールで整理しています。

Q. どこのキャンパスで学びますか?

就学キャンパスは相模原キャンパスです。

あわせて読みたい

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

EMiL個別は、総合型選抜・学校推薦型選抜を専門にした1対1の個別指導塾です。EIMEI予備校の鶴瀬・ふじみ野・川越の校舎とオンラインで受講できます。志望理由書に書くことを見つけるところから、小論文・面接の練習、評定や英検の対策まで、一人ひとりの志望校に合わせて一緒に準備します。

EMiL個別の詳しい内容はこちら/ご相談は各校舎の公式LINEから

📩 二神大輝 の更新をメールで受け取る
新しい記事が公開されたらお知らせします(いつでも解除OK) ・ 読者 2人
この記事が役に立ったら、いいね!

この記事を書いた人

二神大輝