駒澤大学 一般選抜2027|全学部統一・T方式・S方式の違いと併願

駒澤大学の2027年度一般選抜は、2月4日(木)の全学部統一日程選抜、学科ごとに試験日があるT方式(同一配点型)、特定の科目の配点が2倍になるS方式(特定科目重視型)の3つが中心です。どの方式も出願は2027年1月5日(火)〜1月22日(金)15時(T方式3月実施を除く)で、試験は3科目・各100点が基本です。

この記事では、駒澤大学の公式入試サイトで確認した日程・科目・配点・検定料と、大学入学共通テスト利用選抜(前期・中期・後期)の概要をまとめ、方式の選び方と併願の組み方を整理します。

1. 駒澤大学 一般選抜2027の基本情報

項目 内容
全学部統一日程選抜 試験日 2月4日(木)/合格発表 2月12日(金)
医療健康科学部は実施なし
T方式(2月実施) 2月4日〜2月8日のうち学科ごとに指定された日
T方式(3月実施) 出願 2月8日(月)〜2月19日(金)15時
仏教学部は試験3月7日(日)・発表3月13日(土)
S方式 仏教学部、文学部(国文・英米文・歴史)、医療健康科学部、GMS学部で実施
出願期間(2月の試験) 1月5日(火)〜1月22日(金)15時(ネット入力)、書類は1月22日消印有効
科目 国語・選択科目・外国語の3科目、各100点(医療健康科学部は数学・理科・外国語)
検定料 全学部統一:35,000円、2学科目以降17,000円
T方式・S方式:35,000円、2学科目(2日目)以降30,000円
試験会場 全学部統一:駒沢キャンパスを含む全国15会場
T方式・S方式:駒沢キャンパス(医療健康科学部のT方式は全国15会場)

「全学部統一日程選抜」「T方式」「S方式」という方式名は、2027年度も公式サイトにそのまま載っています。2027年度の変更は、GMS(グローバル・メディア・スタディーズ)学部のT方式・S方式で国語の科目名が「GMS国語総合」に変わることなどで、大学は出題の傾向が大きく変わることはないとしています。

2. 3つの方式の違い

全学部統一日程選抜

  • 1日で最大3学科(専攻)まで併願できる(医療健康科学部を除く)。
  • 地方会場があり、首都圏では駒沢キャンパスのほか千葉(幕張)、高崎、宇都宮、つくばなどで受けられる。
  • 2学科目以降の検定料が17,000円と安い。
  • 成績上位200名には、年間300,000円の奨学金(2年次以降は成績で継続)が第1志望の学科で給付されると案内されています。

T方式(同一配点型)

  • 学科ごとに試験日が決まっていて、試験日が違えば何学科でも受けられる。
  • 3科目とも100点で合計300点。
  • 2月実施と3月実施がある。3月実施は仏教学部・文学部・経済学部・法学部・経営学部の各学科で行われ、医療健康科学部とGMS学部はありません。

S方式(特定科目重視型)

  • 学科が指定した1科目の配点が2倍(200点)になる。
  • 実施は仏教学部、文学部の国文学科・英米文学科・歴史学科、医療健康科学部、GMS学部に限られる。
  • 得意科目と学科の指定科目が合えば、T方式より有利に戦える。

3方式は試験日が違えば併願できます。同じ学科をT方式とS方式で別の日に受け、チャンスを2回にすることもできます。

3. 試験科目と配点

全学部統一日程選抜・T方式(医療健康科学部以外)

時限・時間 科目(各100点)
1時限 10:30〜11:30 国語(現代の国語,言語文化。漢文を除く)
2時限 12:50〜13:50 地理歴史・公民・数学・情報から1科目
3時限 14:40〜15:40 外国語(英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ,論理・表現Ⅰ)
  • 地理歴史は地理総合・地理探究、歴史総合・日本史探究、歴史総合・世界史探究から、公民は公共・政治・経済、数学は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列)です。
  • 大学の案内では、2027年度の国語は漢字・現代文・古文を出題し、漢文は出題しないとされています。
  • T方式で「情報Ⅰ」を選べるのは、仏教学部、文学部心理学科、経済学部経済学科・商学科で、2月実施のみです。
  • 経済学部と法学部は、各科目の得点を偏差値に換算して合計します。そのほかの学部は素点です。

GMS学部と医療健康科学部

  • GMS学部(T方式):国語は「GMS国語総合」(古文・漢文を除く)。国語と外国語には基準点が設けられ、2月T方式の国語と外国語は学部独自の問題です。
  • 医療健康科学部(T方式):数学(必須)、理科(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目)、外国語の3科目・各100点。試験日は2月4日で、全学部統一日程選抜とは併願できません。

S方式で2倍になる科目

学部・学科 200点になる科目
仏教学部 選択科目(地歴・公民・数学・情報から1科目)
文学部 国文学科 国語
文学部 英米文学科 外国語
文学部 歴史学科 地理歴史
GMS学部 外国語

医療健康科学部(診療放射線技術科学科)のS方式は、数学と理科のうち得点の高い科目が200点になります。英米文学科やGMS学部のように英語が200点になる学科は、英語が得意な人には大きな差になります。英語の出題傾向は日東駒専の英語の比較でまとめています。

4. 英語外部試験利用制度(全学部統一日程選抜)

全学部統一日程選抜では、基準を満たす英語資格のスコアがあれば、外国語の得点を75点とみなす制度があります。当日の英語で75点以上を取れば当日の得点が使われ、75点未満なら75点が使われます。

資格・試験 基準
実用英語技能検定(4技能) CSEスコア1950以上
TEAP(4技能) 225以上
GTEC(CBTタイプ・検定版Advanced) 930以上

対象は2025年1月以降に受けた試験とされています。提出期限や書類の決まりがあるので、要項で必ず確認してください。T方式・S方式で外部試験が使えるかどうかは、要項で確認してください。外部スコアの準備の考え方は英検などの外部スコアの使い方も参考にしてください。

5. 大学入学共通テスト利用選抜(前期・中期・後期)

  • 前期:出願1月5日(火)〜1月15日(金)15時、合格発表2月15日(月)。仏教・文・経済・法(フレックスBを除く)は3科目500点(国語200点・外国語200点・選択1科目100点。文学部地理学科は選択200点で600点)。経営学部は3科目350点、GMS学部は3科目450点、医療健康科学部は4科目600点です。
  • 中期:出願2月8日(月)〜2月16日(火)15時、合格発表3月3日。仏教学部、経済学部、法学部(法律学科フレックスA・政治学科)、医療健康科学部で実施。
  • 後期:出願2月8日(月)〜2月19日(金)15時。法学部法律学科フレックスBのみで、合格発表は3月13日(土)。

検定料は、前期は1学科でも2学科でも18,000円、3学科目以降は1学科9,000円です。前期は共通テストより前に締め切るので、自己採点を見てからは出せません。共通テストを受ける人は年内に出願校を決めておきましょう。自己採点の進め方は共通テストの自己採点で説明しています。

6. 併願の組み方

パターン1:駒澤が第一志望

  1. 2月4日:全学部統一日程選抜で第一志望を含む3学科まで出願。
  2. 2月5日〜8日:第一志望学科のT方式(S方式がある学科ならS方式も別日に)。
  3. 2月の結果を見て、T方式3月実施や共通テスト利用(中期・後期)を検討。

同じ学科を複数回受けると、試験の形に慣れた状態で2回目を迎えられます。

パターン2:日大・専修と並べる

日本大学のN全学統一方式第1期は2月1日(月)、AN共通日程方式第1期は2月3日〜5日から選べます。駒澤の全学部統一日程(2月4日)を軸にするなら、日大のAN方式は2月3日か5日を選ぶと重なりません。日大の方式は日本大学N全学統一方式2027、3大学の比較は日大・駒澤・専修の入試にまとめています。

パターン3:GMARCHが第一志望

2月4日の全学部統一日程は、2月前半に1日で3学科分の合否を得られる日です。上位校の試験が続く時期に駒澤の受験日を増やしすぎないよう、全学部統一+T方式1日くらいに絞るのが現実的です。日程の並べ方は日東駒専の日程選びを参考にしてください。

検定料の注意

  • T方式・S方式の割引(2学科目以降30,000円)は、大学の併願割引のページでは「2月と3月をまたいだ併願は割引対象外」とされています(2026年度選抜時点の記載)。
  • 割引は1回で入力した選抜方式の中に限られる、とも書かれています。まとめて出願するほうが得です。

7. 入試結果の調べ方と出願前チェック

大学の「入学者選抜データ」のページで、2026年度までの倍率・合格最低点・科目別平均点がPDFで公開されています。学科ごとの数字は、このページのPDFで確認してください。

  • 志望学科のT方式の試験日を要項の表で確認した
  • S方式がある学科か、2倍になる科目は何かを確認した
  • 全学部統一で併願する3学科を決めた
  • 1月22日(金)15時の出願締切をカレンダーに入れた
  • 英語外部試験を使う場合、スコアの基準と提出期限を確認した
  • 国語は漢文なし・古文ありの範囲で準備している(GMSは古文もなし)

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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二神大輝