立教大学 文学部 自由選抜入試2027|学科別の条件と11/14の試験

立教大学文学部の自由選抜入試(2027年度)は、第2次選考が2026年11月14日(土)、合格発表が12月7日(月)です。出願(9月)と第1次選考の合格発表(10月30日)はすでに終わっています。

この記事では、2027年度入試要項で確認できた学科・専修ごとの出願条件、第2次選考の試験内容、2026年度の入試結果をまとめ、11月14日までの準備と、来年度(2028年度入試)を目指す高1・高2が今からできることを整理します。

1. 2027年度 自由選抜入試(文学部)の基本情報

項目 内容
出願期間 Web出願 2026年9月1日(火)〜9月10日(木)/書類送付締切 9月11日(金)(国内は消印有効)※終了
第1次選考(書類選考)合格発表 2026年10月30日(金)11:00 ※終了。ドイツ文学専修・フランス文学専修は第1次選考なし
第2次選考日(筆記・面接) 2026年11月14日(土)池袋キャンパス
合格発表 2026年12月7日(月)11:00
入学手続(第1次) 2026年12月7日(月)〜12月14日(月)
募集人員 英米文学専修 10名程度/史学科 10名程度/キリスト教学科・ドイツ文学専修・フランス文学専修・日本文学専修・文芸・思想専修・教育学科 各若干名(文学科は専修ごとに募集)
選考方法 第1次:書類選考/第2次:筆記試験・面接(学科・専修により面接のみ)
併願 出願は1学科(専修)のみ。自由選抜入試内・帰国生入試との併願は不可。一般選抜への出願は可能

入学時期は2027年4月です。要項には、出願状況や選考結果によって合格者数が募集人員を下回ることがあると書かれています。

2. 学科・専修ごとの出願条件(2027年度)

評定平均値は、高校卒業見込みの人は3年1学期までの全体の評定平均値で見ます。英語資格は4技能のスコアのみ有効で、出願期間の初日から遡って2年以内に受験したものが対象です。下の表は英検CSEスコアで示していますが、GTEC・IELTS・TEAP・TOEFL iBT・ケンブリッジ英語検定でも出願できます(基準は要項で確認してください)。

学科・専修 主な条件
キリスト教学科 評定3.8以上。方式Ⅰ(ボランティア・文化芸術・キリスト教関連活動などの実績+英検CSE1,950以上または指定の他言語検定)か、方式Ⅱ(英検CSE2,125以上など)
英米文学専修 評定4.0以上。英検CSE2,300以上など、または独検4級以上・仏検3級以上など指定の他言語資格
ドイツ文学専修・フランス文学専修 評定・英語資格の条件なし。専修での勉学に強い意欲を持つこと
日本文学専修 評定3.8以上、国語の評定4.0以上。英検CSE1,950以上など、または指定の他言語資格
文芸・思想専修 評定3.8以上、国語4.0以上、地理歴史・公民を合計6単位以上修得(見込)で評定4.0以上。英検CSE1,950以上など、または指定の他言語資格
史学科 2025年4月〜2027年3月の卒業(見込)者。評定3.8以上。資格Ⅰ〜Ⅵのいずれか+英検CSE2,067以上など、または指定の他言語資格
教育学科 評定4.0以上。英語資格・検定試験を受験しスコアを提出できること(基準点の指定なし)、または指定の他言語資格

史学科の資格Ⅰは、高校3年生(2027年3月卒業見込み)の場合、世界史探究・日本史探究・地理探究のいずれかを3単位以上修得見込みで、3年1学期までのその科目の評定平均値が4.5以上という条件です。ほかに歴史能力検定(日本史または世界史)1級、国際地理オリンピック国内予選の第一次選抜通過や学会の高校生向けセッションでの発表、全日本高校模擬国連大会への参加、都道府県の読書感想文コンクール入選以上、海外の高校で継続して2学年以上の課程を修了し特色ある異文化体験を持つことなどの資格があります。

英語の基準の考え方は英検CSEと出願資格、評定の数え方は出願資格の読み方で詳しく説明しています。

3. 出願書類:志望理由書は2,000字程度・手書き

  • 志望理由書:大学所定の書式に、本人が日本語で2,000字程度。黒か青のボールペン(消せるものは不可)で記入します。日本文学専修・文芸・思想専修は専修独自の書式です。
  • 活動報告書A:キリスト教学科・日本文学専修・文芸・思想専修・史学科のみ。本人が手書きし、高校長や所属団体の長など活動を証明できる人の署名捺印を受けます。
  • 調査書、英語または他言語の資格証明書(学科・専修による)。

2,000字の手書きは、清書だけで数時間かかります。来年度受ける人は、下書きを早めに固め、清書の時間を日程に入れておくと慌てずに済みます。活動報告書の書き方は活動報告書の書き方を参考にしてください。

4. 第2次選考(11月14日)の試験内容

学科・専修 試験科目と時間
キリスト教学科 小論文 10:00〜11:15/面接 13:00〜
英米文学専修 英作文 10:00〜11:15/面接 13:00〜
ドイツ文学専修・フランス文学専修 外国語総合(ドイツ語総合・フランス語総合から1科目)10:00〜11:15/面接 13:00〜
日本文学専修・文芸・思想専修・史学科 面接のみ 10:30〜(10:00までに面接者控室へ)
教育学科 小論文 10:00〜11:15/面接 13:00〜

要項に書かれている試験の中身は次のとおりです。

  • キリスト教学科の小論文:キリスト教学の諸領域に基づくテーマで、読解力・論理的構成力・表現力などを評価。
  • 英米文学専修の英作文:英語の問題文を読み、英作文を書く。読解力・文章構成力・表現力などを評価。
  • ドイツ語総合・フランス語総合:語学力(読解・文法・語彙)に加え、外国語の読解力と日本語での論理的構成力・表現力を測る総合問題。
  • 教育学科の小論文:教育や社会などをめぐるテーマで、読解力・論理的構成力・表現力などを評価。

筆記がある学科・専修は9:30までに試験場に入室し、筆記試験のあと12:30までに面接控室に入ります。当日はプリントアウトした受験票が必要で、スマートフォンの画面表示だけでは入室できません。

5. 2026年度の入試結果(文学部)

大学が公表している2026年度入試結果です(志願者数→書類選考合格者数→合格者数)。

学科・専修 志願者→書類選考合格→合格
キリスト教学科 19→6→4
英米文学専修 54→30→21
ドイツ文学専修 21→(第1次選考なし)→10
フランス文学専修 19→(第1次選考なし)→7
日本文学専修 40→15→6
文芸・思想専修 52→10→6
史学科 51→36→32
教育学科 84→13→8
文学部 小計 340→110→94

教育学科や文芸・思想専修は書類選考の段階で大きく絞られ、史学科は書類選考を通った人の多くが最終合格しています。どこで差がつくかが学科ごとに違うので、準備の重点も変わります。

6. 11月14日までの準備(第1次選考を通過した人へ)

第2次選考は11月14日(土)です。この時期は新しいことを広げるより、提出した書類と試験形式に合わせて準備を絞り込みます。

面接の準備

  • 提出した志望理由書・活動報告書のコピーを読み直し、書いた内容を自分の言葉で1分で話せるようにする
  • 「なぜ立教の文学部のこの学科(専修)か」「入学後に何を学びたいか」「最近読んだ本・関心のある問題」を各1分で
  • 書類の中で数字や固有名詞を出した部分は、聞き返されても説明できるか確認する
  • 面接のみの学科・専修(日本文学・文芸・思想・史学)は、志望分野の基本的な知識を問われても答えられるよう、学んできたことを整理しておく

よく聞かれる質問は面接でよく聞かれる質問、知識を問われる形式は口頭試問とはにまとめています。

筆記の準備(75分)

  • 小論文:75分で「読む15分・構成10分・書く45分・見直し5分」を目安に時間配分を決め、2〜3本は時間を計って書く
  • 英作文:英文の要旨を自分の言葉で言い換える練習と、意見を理由つきで書く練習をセットで
  • 過去の問題は大学の公開状況を確認し、形式に慣れるために使う

前日・当日のチェックリスト

  • 受験票をA4の無地用紙に印刷したか
  • 11月14日は8:30から入構可能。筆記は9:30、面接のみの人は10:00までに指定の場所へ
  • 提出書類のコピーを最後にもう一度読んだか
  • やむを得ず第2次選考を欠席する場合の大学への連絡は、要項では11月4日(水)で締め切りとされています(欠席した場合も選考料は返還されません)

7. 来年度(2028年度入試)を目指す高1・高2へ

2028年度入試の日程や条件はまだ発表されていません。ただ、2027年度の要項を見ると、準備に時間がかかる要素がはっきりしています。

  • 評定:3.8〜4.0以上が多く、日本文学・文芸・思想専修は国語4.0以上、史学科の資格Ⅰは歴史・地理の探究科目で4.5以上。高1からの定期テストがそのまま関わります。
  • 英語資格:英検CSE1,950〜2,300程度の基準が並びます。2年以内という有効期限があるため、受験する時期も逆算して決めます。
  • 活動の記録:活動報告書Aでは、活動の時期(期間)と内容、団体での役割を具体的に書きます。いつ・何をしたかをメモに残しておくと、高3の夏に慌てません。
  • 読書と関心の言語化:文学部の面接や志望理由書では、読んだ本や関心のあるテーマを自分の言葉で説明する場面が多くなります。

学年ごとの動き方は高2の冬から始める推薦準備も参考にしてください。

準備スケジュールの例

  • 高2の冬〜春:志望学科・専修を決め、評定と英語資格の基準を確認。英検の受験予定を立てる
  • 高3の4〜6月:志望理由書の下書き(書くことの洗い出し→構成→初稿)
  • 高3の7〜8月:要項公開後に条件を再確認し、志望理由書を仕上げて手書きで清書
  • 高3の9月:出願。その後は小論文・英作文・面接の練習

志望理由書2,000字の構成例

  • きっかけと問題意識(約300字)
  • これまでに学んだこと・取り組んだこと(約500字)
  • なぜ立教大学文学部のこの学科(専修)か(約500字)
  • 入学後に学びたいこと(約500字)
  • 将来の展望とまとめ(約200字)

書き出しと締めの考え方は志望理由書の書き出しと締めで紹介しています。

8. よくある質問

Q. 文学部の中で2つの専修に出願できますか?

できません。出願は1学科(専修)に限られ、自由選抜入試内での併願はできません。一般選抜(一般入試・共通テスト利用入試)には別に出願できます。

Q. ドイツ文学専修・フランス文学専修は語学の資格がないと出願できませんか?

2027年度の要項では、ドイツ文学専修・フランス文学専修に評定や語学資格の条件は書かれていません。その代わり、第2次選考の「外国語総合」でドイツ語またはフランス語の語学力が問われます。

Q. 教育学科の英語資格に基準点はありますか?

2027年度の要項では、教育学科は英語資格・検定試験を受験してスコアを提出できることが条件で、基準点は示されていません(指定の他言語資格でも可)。

Q. 他学部の自由選抜入試とはどう違いますか?

学部ごとに条件も試験も違います。立教の他学部は異文化コミュニケーション学部、観光学部の記事も参考にしてください。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

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この記事を書いた人

二神大輝