立教大学 コミュニティ福祉学部 自由選抜入試2027の対策

立教大学コミュニティ福祉学部の2027年度 自由選抜入試は、出願(9月1日〜10日)と第1次選考の合格発表(10月30日)がすでに終わり、第2次選考の面接が11月14日(土)、最終の合格発表が12月7日(月)です。

募集人員は福祉学科8名程度、コミュニティ政策学科15名程度。出願には評定平均3.8以上、英語資格・検定試験のスコア提出、資格Ⅰ〜Ⅲのいずれかが必要で、書類は志望理由書(2,000字程度)、活動報告書D(800字以内)、プレゼンテーション資料(スライド8枚以内)です。

この記事では、大学の入試要項で確認した2027年度の内容をもとに、第2次選考を控えた高3生がやること、そして来年度を目指す高1・高2が今から準備することをまとめます。

1. 2027年度 自由選抜入試(コミュニティ福祉学部)の基本情報

項目 内容
Web出願期間 2026年9月1日(火)〜9月10日(木)(終了)
書類送付締切 2026年9月11日(金)消印有効(終了)
第1次選考(書類選考)合格発表 2026年10月30日(金)(終了)
第2次選考 2026年11月14日(土)面接 10:30〜(池袋キャンパス)
第2次選考合格発表 2026年12月7日(月)11:00
入学手続 第1次:12月7日(月)〜12月14日(月)/第2次:2027年1月18日(月)〜2月4日(木)
募集人員 福祉学科 8名程度、コミュニティ政策学科 15名程度
選考方法 第1次:書類選考/第2次:面接(プレゼンテーション資料を使った口頭発表7分+質疑応答13分)

自由選抜入試は1学科(専修)にしか出願できず、自由選抜入試の中での併願や帰国生入試との併願はできません。一般選抜(一般入試・大学入学共通テスト利用入試)への出願は可能です。

なお、2027年度の要項では、スポーツウエルネス学科はコミュニティ福祉学部ではなくスポーツウエルネス学部として別に募集されていて、試験の形式も異なります(小論文と2日間の面接)。

2. 出願資格:評定3.8、英語スコアの提出、資格Ⅰ〜Ⅲ

次の条件をすべて満たす必要があります。

  • 評定:高校3年1学期までの全体の評定平均値が3.8以上
  • 意欲:コミュニティ福祉学部(福祉学科、コミュニティ政策学科)での勉学に強い意欲を持つ
  • 英語資格・検定試験:ケンブリッジ英検、英検、GTEC、IELTS(Academic)、TEAP、TOEFL iBTのいずれかを受験し、スコアを提出できる(4技能スコアのみ有効、出願期間初日から遡って2年以内の受験)
  • 資格Ⅰ〜Ⅲのいずれかに当てはまる

資格Ⅰ:課外活動

高校在学中に、社会的活動、部活動、クラブ・サークル活動、生徒会活動、起業、まちづくり、国際協力、ボランティア活動などの分野で、主導的・指導的な役割を果たし、優れた成果をあげた人が対象です。

資格Ⅱ:語学

英語なら、英検スコア2,300以上、GTEC 1,180以上、IELTS 5.5以上、TEAP 309以上、ケンブリッジ英検160以上、TOEFL iBT(2026年1月21日より前の受験は72以上、それ以降の受験はOverall Score 4.0以上)のいずれか、または英語関係の全国大会・国際大会で極めて優秀な成績を収めた人が対象です。ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語の検定にも基準があります。

資格Ⅲ:特別支援学校高等部

特別支援学校高等部を卒業する人で、ボランティア活動、障害者スポーツ大会、生徒会などで特筆すべき活動を行った人が対象です。

資格Ⅰ・Ⅲで出願する場合、要項に英語スコアの最低点は書かれていませんが、スコアの提出自体は必要です。英検の級とスコアの読み方は英検CSEと出願資格で整理しています。

3. 2026年度の入試結果

大学が公表している2026年度入試結果(自由選抜入試)の数字です。

学科 2026年度 志願者/書類選考合格者/合格者
コミュニティ政策学科 88名/21名/15名
福祉学科 29名/17名/9名

コミュニティ政策学科は書類選考の段階で大きく絞られています。福祉学科は書類選考合格者の約半数が最終合格です。どちらの学科でも、書類と面接の両方で準備の差が出ると考えてください。

4. 出願書類の中身と構成例

資格Ⅰ・Ⅲの人は、入学志願票、志望理由書、活動報告書D、プレゼンテーション資料、調査書、英語資格・検定試験の証明書を出します。資格Ⅱ(英語以外の言語)の人は言語検定の証明書も必要です。

志望理由書(2,000字程度・手書き)

大学所定の用紙に、本人が日本語で、黒か青のボールペンで書きます。2,000字を手書きするので、下書きを完成させてから清書する時間を見込んでください。

  1. 問題意識(約300字):地域や福祉の現場で自分が気づいた課題を1つ
  2. きっかけと活動(約500字):活動報告書Dの活動と重なる部分。ここで何を考えたか
  3. 調べたこと(約400字):その課題について本や統計、自治体の取り組みで調べた内容
  4. なぜこの学科か(約500字):福祉学科かコミュニティ政策学科か、学科の学びと自分の問いの結びつき
  5. 入学後と将来(約300字):大学で何を学び、どう活かしたいか

活動報告書D(800字以内・手書き)

出願資格に直接関わる、継続的・主体的に取り組んだ活動の実績と、それを大学での学びにどう活かすかを書きます。「活動の記録タイトル」「活動の期間」「活動回数あるいは活動頻度・時間」の欄もあり、高校長や所属団体の長など、活動を証明できる人(3親等以内の親族を除く)の署名捺印が必要です。

  1. 活動の内容と自分の役割(約250字)
  2. 工夫したこと・続けた結果(約300字)
  3. 大学での学びにつなげること(約250字)

団体の活動なら、団体の中での自分の役割と実績を具体的に書くよう求められています。書き方の基本は活動報告書の書き方を参考にしてください。

プレゼンテーション資料(スライド8枚以内)

活動報告書Dの内容に基づいて、第2次選考の面接で使う資料をパソコンで作ります。スライドは8枚以内、1ページに4枚ずつ配置してA4横向き・片面で2ページ以内に印刷し、ページ番号を付けます。右上に志望学科と氏名(フリガナ)を書きます。

  1. タイトル(活動名と自分の役割)
  2. 活動を始めたきっかけ
  3. 活動の内容(写真や図)
  4. 工夫したこと・困ったこと
  5. 成果(数字があれば数字で)
  6. 活動から見えた地域・福祉の課題
  7. 大学で学びたいこと
  8. まとめ(一文で言いたいこと)

5. 11月14日の面接に向けて:第1次選考を通過した人の準備

面接では、提出したプレゼンテーション資料を使って口頭発表7分、質疑応答13分を行います。提出書類のコピーは持ち込めますが、追加の資料は持ち込めません。

  • 7分の原稿:1分あたり300字前後を目安に、2,000字程度の原稿を作り、声に出して時間を計る
  • 質疑応答13分:志望理由書・活動報告書D・スライドの3つから、聞かれそうな質問を20個書き出して答えを用意する
  • 書類のコピー:手元にあるか確認する(提出前にコピーを取るよう要項で指示されています)
  • 当日:会場は池袋キャンパス。面接は10:30からです

質問への答え方は面接でよく聞かれる質問、口頭での説明の練習は口頭試問とはも参考になります。

6. 来年度(2028年度入試)を目指す高1・高2が今から準備すること

2028年度入試の日程や条件は、まだ発表されていません。2027年度は出願が9月上旬だったので、高3の夏休みには書類がほぼ完成している必要がありました。来年度の要項が出たら必ず確認したうえで、今から次のことを進めておくと安心です。

  • 評定:3.8以上を高3の1学期まで保つ。定期テストの準備を早めに
  • 英語資格:資格Ⅰで出す場合もスコア提出が必要です。高2までに4技能の検定を一度受けておく
  • 活動の記録:ボランティア、生徒会、地域の活動などを、日付・回数・時間・自分の役割と一緒に記録する。活動報告書Dにそのまま使えます
  • 写真や資料:プレゼン資料に使えるよう、活動の写真やデータを残しておく
  • 学科の違いを調べる:福祉学科とコミュニティ政策学科のどちらで何を学びたいかを、大学のサイトで比べておく

何から始めればいいか迷う人は高2の冬から始める推薦準備も読んでみてください。

7. よくある質問

Q. 英語のスコアが低くても出願できますか?

A. 資格Ⅰ・Ⅲで出願する場合、要項には英語スコアの最低点は書かれていません。ただし指定の検定を受験してスコアを提出することが条件です。資格Ⅱで出願する場合は基準の点数が必要です。

Q. 志望理由書はパソコンで書いてもいいですか?

A. 志望理由書と活動報告書Dは、本人が手書きで記入します。プレゼンテーション資料はパソコンで作成します。

Q. 自由選抜入試に落ちたら一般選抜を受けられますか?

A. 一般選抜への出願は可能です。それぞれ出願書類の提出が必要です。一般選抜の準備は立教大学 一般選抜の記事を参考にしてください。

Q. 部活動で大きな大会の実績がなくても資格Ⅰに当てはまりますか?

A. 資格Ⅰの分野には、ボランティア活動やまちづくりなども含まれています。主導的・指導的な役割と、優れた成果を示せるかを要項の文言に照らして確認してください。判断に迷う場合は、大学の入学センターへの問い合わせが案内されています。

あわせて読みたい

参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

EMiL個別は、総合型選抜・学校推薦型選抜を専門にした1対1の個別指導塾です。EIMEI予備校の鶴瀬・ふじみ野・川越の校舎とオンラインで受講できます。志望理由書に書くことを見つけるところから、小論文・面接の練習、評定や英検の対策まで、一人ひとりの志望校に合わせて一緒に準備します。

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二神大輝