この記事は、総合型選抜や学校推薦型選抜(推薦入試)を考えている高校1・2年生と、その保護者の方に向けて書いています。「推薦は高3になってから考えればいい」と思っていると、評定や英検、志望理由書の材料が足りずに慌てることになります。出願から逆算して、学年ごとにやっておきたいことを整理しました。
まず押さえたい「出願の時期」
文部科学省の大学入学者選抜実施要項では、総合型選抜は9月1日以降に出願、11月1日以降に合格発表、学校推薦型選抜は11月1日以降に出願、12月1日以降に合格発表と決められています。つまり、高3の夏休みが終わる頃には、志望理由書や活動報告書が仕上がっている必要があります。
そこから逆算すると、志望理由書を書き始めるのは高3の春から夏。その材料になる経験や、評定・英検は、高1・高2のうちに積み上げておくことになります。仕組みの全体像は総合型選抜・学校推薦型選抜の基礎ガイドにまとめています。
高校1年生でやること
- 定期テストを大事にする:指定校推薦や公募推薦では、高1からの評定平均が出願の条件になることが多いです。評定は、高1の1学期から積み上がっていきます。
- 英検に挑戦し始める:英語の資格を出願条件や加点に使う大学があります。早く取り始めるほど、高3までに上の級を狙えます。
- 好きなこと・気になることをメモしておく:志望理由書の出発点は「自分が何に心を動かされてきたか」です。日々の小さな関心を書き留めておくと、あとで大きな材料になります。
- 部活や学校行事に打ち込む:大きな実績でなくても、そこで何を考え、どう動いたかが語れれば立派な材料です。
高校2年生でやること
- 大学・学部を調べる:知名度ではなく、カリキュラムや授業、教授の研究分野まで調べてみましょう。オープンキャンパスにも足を運んでください。
- 行動して材料をつくる:興味のあるテーマについて、取材、ボランティア、探究活動などに取り組みます。「やってみた」経験が、志望理由書に書ける自分だけの材料になります。
- 英検の上の級を目指す:高2のうちに一段上の級に挑戦しておくと、高3で受けられる大学・方式の選択肢が広がります。
- 評定を落とさない:高2の成績も、もちろん評定平均に含まれます。
高校3年生でやること
- 春〜夏:志望校を決め、志望理由書・活動報告書・大学から出される課題に取り組みます。
- 9月〜:総合型選抜の出願。小論文や面接・プレゼンの本番です。
- 11月〜:学校推薦型選抜の出願・試験。
- 一般選抜との併願:推薦の結果が出るまで、一般選抜の勉強も止めずに計画しておくと安心です。
志望理由書の書き方については大学から「この生徒がほしい」と思わせる志望理由書の書き方、面接については総合型選抜の面接試験で、落ちる人と受かる人も参考にしてください。
高3から始める人へ
高3からのスタートでも、できることはあります。いま持っている経験を一緒に掘り起こし、出願日程から逆算して、やることを絞り込みます。迷っているなら、早めに相談するほど選べる手が増えます。
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