【川越の高校生へ】現役でGMARCH・日東駒専に受かる学年別ロードマップ|高1・高2・高3で英語・国語・地歴をどこまで終えるか

こんにちは、EIMEI予備校の二神です。

この記事は、川越とその周辺の高校に通っていて、現役でGMARCHや日東駒専に進みたい高1・高2・高3生と、その保護者の方に向けて書いています。「いつまでに何を終えればいいのか」を、学年ごとに区切ってお伝えします。

EIMEI予備校では、大学ごとの一般選抜を独自に分析し、大学別の「入試対策読本」にまとめて指導に使っています。以下の語数・設問数・得点率は、すべて実際の問題冊子を数えて確かめた数字です。出題の実物から逆算します。

先に「ゴールの形」を知る。GMARCHと日東駒専は、読む量がまるで違う

まず英語の「1回の試験で読む量」を並べます。

  • 東洋大学(前期日程)…長文読解2題で各600〜700語。文法語法・会話文・整序英作文を加えた5題を60分。全問マークです。
  • 法政大学 T日程…2026年度は1本1,000語前後の長文を4本、90分。2025年度に文法の独立大問が消え、2026年度には会話文も消えて長文4本になりました。
  • 中央大学 5学部共通選抜…80分・150点で6大問。総語数2,300語超に文法語彙15問と誤り指摘が乗ります。
  • 明治大学 政治経済学部…長文2題+会話文の空所補充15問を60分。設問は60〜65問あり、1問あたり1分を切ります。
  • 青山学院大学 全学部日程…4年間ずっと40問固定。長文10問、長文の空所補充15問、誤り指摘5問、文法語法5問、会話文5問。読解が25問で全体の62.5%です。

東洋大学は長文2題で1,200〜1,400語。法政のT日程はその3倍近くを読みます。「日東駒専に届いたから、そのままGMARCHも」とはならないのは、この差です。

立教大学だけは事情が違います。立教の一般入試には、英語の試験がほぼありません。英語資格・検定試験のスコアか共通テストの英語の得点を、立教が統計的処理をして得点化します(例外は2月11日の文学部のみ)。つまり出願の時点で英語の点数が決まっている入試です(立教大学の記事)。

逆算の起点は「合格に必要な得点率」

  • 東洋大学…公表される合格最低点は調整後の点数なので、EIMEIでは素点7割(人気学科は7割5分)を目標にしています。
  • 明治大学…2026年度の合格最低得点率は、学部別入試で6割台後半から7割台前半、全学部統一入試で7割台後半から8割台。目標は最低点に1割上乗せです。
  • 法政大学…全科目で得点調整を行い、公表される合格最低点は標準化後の数字。A方式は多くが62〜75%、T日程は59〜76%で、目安は標準化後で7割です。
  • 中央大学…一般方式の理工系3学部は素点で57.7〜66.0%(中央値63%前後)。偏差点で最低点が出る学部では「どの科目も7割」が安全圏です。
  • 青山学院大学…全学部日程の合格最低点は文系がおおむね68〜79%(中心は72〜76%)、理工が67〜77%。目標は志望学科の得点率+5ポイントです。
  • 立教大学…文系はほぼ全学科で共通テスト英語7割以上が合格者の下限。全国平均117.46点に対し、文系の最低点は129〜180点です。

つまりGMARCHでも日東駒専でも「全科目7割前後」が現実の線です。1科目で9割取って他を6割で済ませる設計は成り立ちません(明治大学の記事で詳しく扱っています)。ここから学年ごとに逆算します。

高1|「読める土台」を作る1年

高1でやることは1つです。高2で長文を読み始められる状態を作ること。

英語|単語帳1冊と文法1周。読む単位は200〜300語

青山学院の全学部日程は40問のうち25問が読解、法政のT日程からは文法の独立大問が消えました。入試の重心は知識問題から読解へ移っています。だからこそ、高1のうちに語彙と文法という「読むための道具」を終わらせる価値があります。

  • 単語帳(『英単語ターゲット1900』旺文社、『システム英単語』駿台文庫のどちらか1冊)を7割、見て1秒で意味が出る状態
  • 文法を教科書+『Vintage』(いいずな書店)などで1周。時制・準動詞・仮定法・関係詞・前置詞まで
  • 学校の教科書の英文を音読し、200〜300語を辞書なしで読み切れるように

川越周辺の高校がどの英語教科書を使っているかは高校別の英語教科書一覧の記事にまとめました。自分の教科書のレベルが分かると、今の位置が見えます。

国語|評論に慣れる。小説の比重は思ったより低い

中央大学の国語は、3年分24冊の出典がすべて評論と随筆で、小説は1題も出ていません。法政の現代文は刊行から数年以内の新しい評論が多く出ます。高1の目標は新書を月1冊読み切ること。これだけで高2以降の読む速度が変わります。

地歴・数学|授業をその場で仕上げる

青山学院の全学部日程の日本史は、確認できた4年分すべてが50問で、原始古代から近現代までほぼ均等に出ています。「近現代だけ詰める」は通用しません。習った範囲をその週のうちに固めてください。数学なら、明治大学の文系型(商・情報コミュニケーション・政治経済)で3年とも頻出なのが場合の数・確率と微分積分(数学Ⅱ)です。

高2|ここが勝負。3月までに終えておく3つ

高2の3月に何ができているかで、高3の1年の使い方が決まります。

英語|「600〜700語を20分で」が高2のゴール

東洋大学の英語は、長文2題(各600〜700語)に各18〜20分を充てる配分が目標です。つまり600〜700語の長文1題を、設問込み20分で解ける状態が日東駒専ラインの入口。ここを高2の終わりまでに作ります。

あわせて文法は「4択で選ぶ」段階から一段上げてください。青山学院の全学部日程では2024年度から誤り指摘が3年連続で出ています。狙われるのは可算・不可算と単複、比較級と原級の混同、受動態の形、熟語の前置詞など。文法問題集の正誤問題の章を回せば、この5問は安定します。

英語|立教志望なら、高2の1月までに英検を1回受ける

これは高2のうちに動かないと間に合いません。立教のスコアには有効期間があり、2027年度入試では2025年1月以降に受験したものが有効です。つまり高2の1月に受けたスコアも使えます。読本では「高2の終わりから高3の夏までに4技能の英語資格試験を受けておくのが基本線」としています。何度でも受け直せて、複数提出すれば統計処理後の得点が最も高いものが自動採用されるからです。そして英語が確定すれば、国語と選択科目の2科目に集中できます。

立教は基準点方式ではないので「2級を取れば十分」ということはなく、スコアは高いほど有利です。英米文学専修・異文化コミュニケーション・経営・国際経営などは、合格者のCEFRがB2(英検準1級相当)に近い水準でした。

国語|古文を高2で終わらせる。漢文は志望で分かれる

高2の目標は古文文法と古文単語を3月までに一通り終えることです。中央大学の古文の出典は3年15題のうち13題が平安から鎌倉。日記・物語・説話が中心で、敬語から主語を判定する切り口が定番です。

漢文は、志望で必要かどうかが分かれます。

  • 中央大学…漢文が出るのは文学部だけ(20点固定)。国際経営・国際情報・総合政策は現代文のみ
  • 法政大学…調べた9冊で漢文が出たのは冊子207の文学部志望者とT日程の日本文学科だけ。全員が必ず解く漢文は0冊でした
  • 明治大学…法・商・政治経済は漢文の独立大問が3年とも0。ただし古文の小問に訓点つきの漢文が混じる年があります
  • 東洋大学…漢文と小説は出題されていません

高2の段階では志望が絞りきれないので、返り点と書き下しの初歩だけを押さえ、学部が決まってから深さを判断してください。

地歴・数学|高2の3月までに「近世まで一周」

青山学院の全学部日程の日本史は、2023・2024年度は大問Ⅲが近代止まりでしたが、2025・2026年度は戦後に踏み込むようになりました。世界史も大問Ⅲは必ず19世紀以降です。近現代と戦後に高3の時間を残すために、高2の3月までに近世まで一周させてください。

数学で受ける人に1つ注意を。明治大学の政治経済学部は2027年度入試から出題範囲に数学Bの「統計的な推測」が追加されますが、同学部は2024〜2026年度の3年ともデータの分析も統計的な推測も出題がありません。過去問に前例のない新規分野なので、教科書と傍用問題集で別立てに仕上げてください。

高3|1,000語級へ引き上げ、日程別に過去問を回す

4〜7月|読む量を600〜700語から1,000語級へ

高2で作った「600〜700語を20分」を、GMARCHの分量に合わせて引き上げます。中央大学の長文は1題あたり、理工系3学部で600〜800語、5学部共通選抜で700〜900語、商A・Bで900〜1,100語、総合政策・国際情報で1,000〜1,200語。文学部は1,400語級の1題に70点が集中します。

ここで効くのがテーマの背景知識です。法政の長文は3年分を通して時事・社会(移民、観光、気候変動、AI)と心理・脳科学が全日程で頻出。中央も環境・AI・言語・心理が軸です。知っている話題の1,000語と、知らない話題の1,000語では、かかる時間がまるで違います。

夏〜秋|過去問は「学部別・日程別」に集める

法政大学の問題は、学部ごとではなく試験日ごとに作られています。105冊を突き合わせても、違う番号の冊子で内容が一致した例は1つもありませんでした。東洋大学も同じで、同じ試験日なら学部が違っても問題は同一です(法政大学の記事に日程ごとの対応表を載せています)。一方、中央大学は学部ごとに問題が違い、2026年度だけで11種類の英語が作られました。

回し方は、明治の読本の手順が使えます。

  1. 夏の終わり…いちばん古い年度を時間を計って解き、科目ごとの素点を目標点と比べる
  2. …届いていない科目を優先度の高い分野から潰す。全範囲のやり直しはしない
  3. 11〜12月…2番目に古い年度を解き、大問ごとの持ち時間を決める
  4. 1月後半…いちばん新しい年度を、本番と同じ時間割で解く

形式が固定された入試ほど、この手順が効きます。青山学院の全学部日程は4年間40問のまま、中央の総合政策・商・国際経営・理工系も3年間変わっていません。同じ3年分を3周するほうが、量をこなすより点になります。

12〜1月|共通テストは「併願の主戦場」

立教は共通テストの英語がそのまま換算に使え、青山学院の共通テスト利用は合格最低点が77〜88%でした。法政の英語外部試験利用は得点率68.6〜90.4%で、文系の主要学科でも74〜78%。1科目で8割近くを取らないと届きません。

科目選びにも制約があります。立教は試験日ごとに実施科目が違い、日本史・世界史なら5回受けられるのに、地理と政治・経済は1回だけです。選択科目の決定が、そのまま受験回数を決めてしまいます。

記述の要否も志望次第です。中央で英語の記述が出るのは法・経済・商の3学部だけ、法政の英語17冊と青学の全学部日程は記述ゼロ。地歴も、明治の日本史は商学部なら教科書レベルで8割、法学部は教科書だけでは5〜6割止まりと学部で差があります。

でも、教材と過去問だけでは合格できない

教材を1冊終わらせても、過去問を何年分解いても、それだけで本番に受かるわけではありません。本番で出るのは見たことのない英文です。過去問の答えを覚えている生徒ほど初見で崩れます。必要なのは、どんな問題でも読める・考えられる本質的な学力です。

そして、学年別ロードマップは「全員同じ」では機能しません。立教志望なら高2で英検に動く必要があり、中央の文学部なら漢文が要り、法政の経済学部・社会学部なら現代文だけで済みます。志望が決まった瞬間に、やるべきことの半分が入れ替わります。

英語は、こうやって指導しています

① 数百大学・数千問の分析から「頻出テーマ」を先に入れる

EIMEIでは数百大学・数千問の入試英文を分析し、入試で繰り返し出るテーマを整理しています。法政は時事・社会と心理・脳科学、中央は環境・AI・言語・心理、青学の英米文学科は英米の歴史・文化。出るテーマは大学ごとに偏っています。先に背景を入れておけば、初見の英文でも「この話は知っている」となります。

② 最新の入試の「変化」を、実物で確認する

明治の経営学部は2026年度に文法語法の独立大問が消え、共通テスト型の図表・実用文読解が2大問25問新設されました。東洋大学も2026年度に解答数が51に増えています。古い過去問だけで形式に慣れると、本番で戸惑います。EIMEIでは最新年度の問題冊子を実際に確認し、指導に反映しています。

③ 大学別の英語予想問題を、オリジナルで作っている

過去問は、いつか終わります。そこでEIMEIでは、最新の形式・設問数・時間配分をそのまま再現した大学別の英語予想問題を、英文から設問・解説まですべてオリジナルで作成しています。中央大学の5学部共通選抜、青山学院の全学部日程、東洋大学の前期日程はそれぞれ本番1回分×3セット。明治は商学部の英語を複数回分、法政のT日程も作成を進めています。

④ そして、君だけの予想問題へ

1対1の個別指導なので、答案から「どこで時間を失っているか」「どの設問の型で落としているか」が見えます。その弱点に合わせて、その生徒のためだけの予想問題を作ることもしています。

川越の高校から現役で受かるために、今日決めること

  • 高1…単語帳1冊を7割、文法1周、新書を月1冊。地歴は授業をその週のうちに固める
  • 高2…3月までに「600〜700語を20分」、古文を一通り、地歴は近世まで一周。立教志望なら1月までに英検4技能を1回
  • 高3…夏までに1,000語級へ。夏の終わりに過去問1年目、秋に穴を潰し、1月後半に最新年度を本番と同じ時間割で

どの学年でも共通するのは「いつまでに」を先に決めることです。逆算する材料は、志望校の実際の出題の中にあります。

この記事を読んだ人によく読まれています

無料体験・個別説明会のご案内

EIMEI予備校 川越校舎は、川越駅から徒歩5分、本川越駅から徒歩8分。自習室は朝7時から使えます。

無料体験・個別説明会では、学年と志望校を伺ったうえで今の成績から本番までのロードマップを一緒に作ります。高1・高2の方も歓迎です。模試の結果や過去問の答案があれば、ぜひお持ちください。

EIMEI予備校 川越校舎の詳細・無料体験のお申し込みはこちら

※本記事の傾向分析は、EIMEI予備校が作成した大学別入試対策読本(明治大学・立教大学・法政大学・中央大学・青山学院大学・東洋大学)にもとづきます。入試制度・日程・配点・出題範囲は毎年変わります。出願前に必ず大学の最新の入学者選抜要項をご確認ください。

📩 二神大輝 の更新をメールで受け取る
新しい記事が公開されたらお知らせします(いつでも解除OK) ・ 読者 2
この記事が役に立ったら、いいね!

この記事を書いた人

二神大輝