聖心女子大学 総合型選抜2027|公募推薦なし・探究と英語方式

聖心女子大学の2027年度入試で、これから出願できる総合型選抜は2つです。探究プレゼンテーション方式は11月13日(金)消印有効まで、英語外部試験利用方式は11月1日(日)〜12月3日(木)消印有効で受け付けています。

聖心女子大学には公募制の学校推薦型選抜がありません(学校推薦型は指定校推薦と姉妹校推薦のみ)。一般の受験生が年内に受けられるのは総合型選抜の3方式です。

この記事では、大学の公式サイトと2027年度の総合型選抜募集要項で確認できた3方式の日程・選考内容・配点の比重を整理します。アドミッション・オフィス方式は今年度の出願が締め切られています(10月13日消印有効)。その部分は来年度以降に受ける高1・高2生向けの目安として読んでください。

1. 基本情報(2027年度 総合型選抜)

項目 内容
募集する学部 現代教養学部(一括募集。学科・専攻は2年次進級時に決定)
年内に一般の受験生が受けられる方式 総合型選抜(アドミッション・オフィス方式/探究プレゼンテーション方式/英語外部試験利用方式)
公募制の学校推薦型選抜 実施なし(指定校推薦・姉妹校推薦のみ)
出願資格の基本 女子で、高等学校を卒業した人または2027年3月卒業見込みの人など
評定平均値の基準 募集要項に出願基準の記載なし(AO方式は入学Q&Aで「基準点はない」と説明)
専願・併願 AO方式・探究プレゼンテーション方式は専願/英語外部試験利用方式は他大学と併願可
試験会場 聖心女子大学のキャンパス
出願方法 WEB出願システムで登録(締切日20時まで)し、書類を速達簡易書留で郵送
入学検定料 学生募集要項で確認してください

学科を決めずに入学し、1年次に幅広く学んでから2年次に学科・専攻を選ぶしくみです。選べるのは英語文化コミュニケーション学科、日本語日本文学科、哲学科、史学科、人間関係学科、国際交流学科、心理学科、教育学科(教育学専攻・初等教育学専攻)です。志望理由では「どの学科に入りたいか」より、入学後にどんなことを学びたいかを具体的に書けるようにしておきます。

2. 2027年度の日程一覧

方式 出願・審査・発表・手続
アドミッション・オフィス方式(専願) 出願2026年9月1日(火)〜10月13日(火)消印有効、審査10月25日(日)、合格発表11月2日(月)、入学手続締切11月13日(金)※今年度の出願は締め切られています
探究プレゼンテーション方式(専願) 出願10月1日(木)〜11月13日(金)消印有効(11月13日は大学窓口でも受付)、審査11月28日(土)、合格発表12月10日(木)、入学手続締切12月18日(金)消印有効 ※これから出願できます
英語外部試験利用方式(併願可) 出願2026年11月1日(日)〜12月3日(木)消印有効(12月4日(金)は大学窓口受付)、審査12月13日(日)、合格発表12月17日(木)、入学手続締切2027年1月22日(金)消印有効 ※これから出願できます

探究プレゼンテーション方式は締切まで1週間を切っています。探究報告書・プレゼン資料・調査書がそろわないと出願できないので、調査書の発行を今すぐ高校に確認してください。

英語外部試験利用方式は、成績証明書の原本が必要です。12月以降に出願できる他大学の方式は12月以降に出願できる総合型・推薦にまとめています。

3. 募集人員と2026年度入試の結果

方式 募集人員(2027年度)
アドミッション・オフィス方式 100名
探究プレゼンテーション方式 50名
英語外部試験利用方式 20名

英語外部試験利用方式は2026年度入試から始まった方式で、2026年度入試の結果は志願者94名、受験者77名、合格者37名でした。受験者数を合格者数で割ると約2.1倍です(目安)。

アドミッション・オフィス方式と探究プレゼンテーション方式も、大学の「入学者選抜結果情報」に結果のPDFが公開されています。ただ、PDFの表から年度と数字の対応が読み取れなかったため、この記事には載せていません。倍率の読み方は総合型選抜の倍率の見方で説明しています。

4. 3つの方式の選考内容と比重

方式 審査の内容(比重)
アドミッション・オフィス方式 小論文80分(30%)、面接15分程度(40%)、高等学校調査書(30%)
探究プレゼンテーション方式 プレゼンテーション10分と質疑応答15分(80%)、探究報告書(10%)、高等学校調査書(10%)
英語外部試験利用方式 小論文80分(40%)、英語外部試験の換算点(50%)、高等学校調査書(10%)

探究プレゼンテーション方式は当日のプレゼンと質疑応答が8割、英語外部試験利用方式は出願時点のスコアが5割を占めます。

英語資格の扱い

  • 英語外部試験利用方式:出願にCEFR A2以上のスコアが必要。換算点はC1以上100点、B2が90点、B1が80点、A2が40点
  • アドミッション・オフィス方式:英語資格は任意。提出すると小論文の得点にB1は1.1倍、B2は1.2倍、C1以上は1.3倍をかける(仏検は準2級1.1倍、2級以上1.2倍)
  • 使えるのは英検(S-CBTを含む)、GTEC、IELTS、TEAP、TOEFL iBT、TOEIC、ケンブリッジ英検など。出願日から4年以内に取得したスコアが対象

英語外部試験利用方式では、A2(40点)とB1(80点)の差が大きいのが特徴です。各試験のスコアとCEFRの対応は、大学が公開している対照表で確認してください。英検のスコアの読み方は英検CSEスコアと推薦の出願資格の読み方が参考になります。

5. 探究プレゼンテーション方式の準備

高校の「総合的な探究の時間」や、個人で取り組んだ探究の成果を発表する方式です。大学の手引きでは、テーマの設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現という流れが示されていますが、この順番どおりでなくてもかまいません。一方で、努力したことを述べるだけの内容は探究に当たらないとされています。

出願書類

  • 探究報告書(所定様式):A「本学を志望する理由」400字、B「どのような場・方法で探究したか」(選択式)、C「探究の経験を大学入学後にどういかしたいか」400字
  • プレゼンテーション資料:PowerPointで作成し、データと印刷したものを提出(2つは同じものにする)
  • 学歴記入用紙、高等学校調査書、志願票・写真票

当日の注意点(手引きより)

  • 試験室への台本の持ち込み、PowerPointのノート機能の利用はできない(控室では台本を見てよい)
  • プレゼンが10分より大幅に短い、または長いと減点の対象

評価では、課題設定の意図、方法と分析の適切さ、結論の導き方、大学での学びへのいかし方を自分の言葉で話せているかが見られます。身近な出来事の探究でも十分に評価されると手引きにあります。

10分のプレゼンの構成例

  1. 問いと、その問いを立てた理由(1分30秒)
  2. 仮説と調べ方(2分):なぜその方法を選んだか
  3. 集めた資料・データと分析(3分30秒):グラフは1枚に1つの主張
  4. 結論と、分からなかったこと(2分)
  5. 大学で続けたい学び(1分)

質疑応答は15分とプレゼンより長いので、「なぜその方法にしたのか」「データの数は足りているか」への答えを事前に書き出しておきましょう。探究テーマの深め方は探究テーマの決め方と出願書類への生かし方にまとめています。

6. 英語外部試験利用方式の準備

3方式の中で唯一、他大学との併願ができる方式です。試験当日は80分の小論文があり、英語のスコアと合わせて審査されます。小論文の字数やテーマの形式は、出願前に大学の公開資料で確かめてください。

  • まず手持ちのスコアがCEFRのどの段階に当たるかを対照表で確かめる
  • 過去問の小論文を80分で書き、時間内に書き切れるかを試す(序論で立場、本論で理由と具体例、結論で問いへの答え)
  • 学歴記入用紙(所定様式)と、成績証明書の原本をそろえる(原本の返却を希望する場合は返却願と返信用封筒を同封)

7. 来年度以降の人向け:アドミッション・オフィス方式

募集人員100名で、3方式の中で最も大きな枠です。専願で、9月1日から出願が始まります。面接が40%、調査書が30%と、高校での学びと書類の内容が重く見られます。

  • エントリーシート:A「本学を志望する理由」400字、B「中学・高校で力を入れた学習や活動」800字、C「アピールポイント」400字
  • 活動実績一覧表(任意):資格・表彰・継続した取り組みを書き、証明書の写しを付ける(写しがないものは評価されない)
  • 面接15分程度:提出書類についての質疑応答が中心

評定に基準点はありませんが、大学のQ&Aでは学業成績を重視するため評定が高いほうが有利だと説明されています。高1・高2のうちから定期テストで評定を安定させ、英語資格でCEFR B1以上を目指しておくと、小論文の加点にもつながります。

8. 出願前のチェックリスト

  • □ 受ける方式が専願(AO・探究)か併願可(英語外部)かを家族と確認した
  • □ 調査書の発行を高校に依頼した
  • □ 探究報告書のA・Cを400字で書き、Bの選択肢を確認した
  • □ プレゼン資料のデータと印刷物を同じ内容でそろえた
  • □ 英語資格の成績証明書(原本)を用意した

9. 高1・高2からの準備スケジュール

  • 高1〜高2の冬:探究の時間のテーマを、自分で問いを立てて調べる形に育てる。
  • 高2の3月まで:英検などでCEFR B1以上を目指して受検する。
  • 高3の4〜9月:オープンキャンパスで学びを知り、受ける方式を決める。AO方式は9月から出願。
  • 高3の10〜11月:探究プレゼンテーション方式の資料を作り、プレゼンと質疑応答の練習を重ねる。
  • 高3の11〜12月:英語外部試験利用方式に出願し、80分の小論文を仕上げる。

10. よくある質問

Q. AO方式と探究プレゼンテーション方式は両方受けられますか?

受けられます。大学の入学Q&Aで、両方式の併願を認めると説明されています。どちらも専願なので、合格した場合はその方式で入学することが条件です。

Q. 総合型選抜で不合格になったら、もう受けられませんか?

不合格でも、ほかの総合型選抜や一般選抜など、別の入試方式で受け直すことができます。ただし、探究プレゼンテーション方式の合格発表(12月10日)は、英語外部試験利用方式の出願締切(12月3日)より後です。両方を考えている人は、結果を待たずに出願を決める必要があるので、同時に出願できるかを含めて募集要項で確認しておきましょう。専願と併願の組み合わせ方は年内入試の併願ルールも参考にしてください。

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参考にした公式情報

入試の内容は変更されることがあります。出願前に必ず大学の公式発表を確認してください。

EMiL個別について

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二神大輝